| 【発明の名称】 |
流体加熱装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松橋 出
【氏名】下田 裕
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| 【要約】 |
【課題】チューブの接続、ヒーターのリードの接続を装置の片側で行なうことができる省スペースで液溜りの少ない流体加熱装置を提供することにある。
【解決手段】流体加熱装置は、流体の流入口43及び流出口44を有する石英ガラス製の筒体A1、該筒体A1の内部に挿入されている2本の石英ガラス製の第2の管体46,47、該各筒体内に挿入されているハロゲンランプ48,49を備えている。上記流体の流入口43及び流出口44は筒体A1の一方の端に設けられ、一端に流入口43を、他端に開口50を形成した第2の管体45が筒体A1内の他の端部41に向かって所定位置まで延長されている。またハロゲンランプ48,49は筒体A1の流体の流入口43、流出口44と同じ側の管口のみに電極リード48a,48b,49a,49bを有している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 流体の流入口及び流出口を有する石英ガラス製の筒体と、上記筒体の内部に挿入されている少なくとも1本の石英ガラス製の第1の管体と、上記管体内に挿入されているハロゲンランプと、を備え、前記流体の流入口及び流出口は前記筒体の一方の端部に設けられ、石英ガラス製の第2の管体が前記筒体内の上記一方の端部から他の端部に向かって挿入固定され、上記流入口を形成し、前記ハロゲンランプは前記管体の上記流体の流入口、流出口と同じ側の管口のみに電極リードを有することを特徴とする流体加熱装置。 【請求項2】 前記第2の管体の上記筒体内の上記開口近傍の先端部が曲げられていることを特徴とする請求項1記載の流体加熱装置。 【請求項3】 前記第1の管体の一方の管口は閉塞され、その閉塞された管口端部で、第1の管体が前記筒体の長手方向に該筒体の一方の端部とは対向する端面板を貫通していることを特徴とする請求項1又は2記載の流体加熱装置。 【請求項4】 前記第1の管体の一方の管口は閉塞され、その閉塞された管口端部が前記筒体内部にあることを特徴とする請求項1又は2記載の流体加熱装置。 【請求項5】 前記第1の管体の一方の管口は前記筒体の長手方向に対向する端面板によって閉塞されていることを特徴とする請求項1又は2記載の流体加熱装置。 【請求項6】 前記第1の管体の一方の管口が前記筒体の長手方向に該筒体の一方の端部とは対向する端面板を貫通していることを特徴とする請求項1又は2記載の流体加熱装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造設備等における純水等の洗浄液、エッチング液、フォトレジストの剥離液等の流体を加熱するのに好適な流体加熱装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の流体加熱装置として、図6〜図7に示す流体加熱装置が知られている。図6〜図7において、Aは石英ガラス製の筒体であり、この筒体Aは円筒形筒部1と、その両端面板部2,3と、一方の端面板部2の下側部位に開口した流体流入口4と、他方の端面板部3の上側部位に開口した流体流出口5とで形成し、筒体Aの内部に両端面板部2,3を貫通する2本の石英ガラス製の管体6,6が設けられ、各管体6内にハロゲンランプ7をそれぞれ挿入配置して構成したものである。 【0003】上記構成の流体加熱装置によれば、筒体Aの流入口4から流入して流出口5に向けて流れる液体流路にハロゲンランプ7を配設しているので、ハロゲンランプの輻射光により液体を連続的に加熱処理することができる。また、光源であるハロゲンランプの交換も可能である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の流体加熱装置には、下記の問題点がある。 1)上記流体加熱装置を半導体製造設備に組み込む場合、筒体の流体流入口と流出口は、例えば、設備の処理槽にチューブ、継手等でそれぞれ接続する必要があるが、流体流入口と流出口が筒体の対向する両端側に分かれて配置されているので、流体加熱装置を設置する場合、筒体の対向位置にある流入口と流出口とでチューブ接続作業をする必要があることから、作業性が悪い。 2)また、前記接続作業を行なうために加熱装置の両端部に作業スペースを要し、省スペースという点から問題がある。 3)また、石英ガラス製管体内のハロゲンランプも、筒体の対向する両端側で電極リードの接続作業を行なわなければならないので、それなりの作業スペースを必要とする。 4)流体の流入口と流出口が筒体の対角線上の両端部位にあることから、流出口の反対部分(イ)に液溜り(液体滞留部分)が発生する傾向があり、この滞留部分では薬液の温度が上昇し、対流が発生し、リン酸等の石英ガラスに対して腐食性の流体の場合には、石英ガラスの筒体及び管体の部分的な腐食が起こる。 5)ハロゲンランプを挿入配置するための管体は両端が開いており、いずれの方向からも挿入可能であるが、その反面、ハロゲンランプの挿入位置を正確に定めにくく、また挿入後に位置ズレを生じやすい。 【0005】本発明の目的は、上述した従来の流体加熱装置のもつ欠点を解消し、流体流入口及び流出口へのチューブ、継手等の接続作業が容易にでき、しかも接続作業の省スペース化を可能とし、ハロゲンランプの接続作業の省スペース化を可能とし、かつ筒体の流体流路に滞留部分の発生がなく、流体の円滑な流れを確保でき、ハロゲンランプの挿入位置を正確に定めることができるコンパクトな構成の流体加熱装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明の流体加熱装置は、流体の流入口及び流出口を有する石英ガラス製の筒体と、上記筒体の内部に挿入されている少なくとも1本の石英ガラス製の第1の管体と、上記管体内に挿入されているハロゲンランプと、を備え、前記流体の流入口及び流出口は前記筒体の一方の端部に設けられ、石英ガラス製の第2の管体が前記筒体内の上記一方の端部から他の端部に向かって挿入固定され、上記流入口を形成し前記ハロゲンランプは前記管体の上記流体の流入口、流出口と同じ側の管口のみに電極リードを有することを要旨とする。 【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2の管体の上記開口近傍の上記筒体内の先端部が曲げられていることを要旨とする。 【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1の管体の一方の管口は閉塞され、その閉塞された管口端部で、第1の管体が前記筒体の長手方向に該筒体の一方の端部とは対向する端面板を貫通していることを要旨とする。 【0009】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1の管体の一方の管口は閉塞され、その閉塞された管口端部が前記筒体内部にあることを要旨とする。 【0010】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1の管体の一方の管口は前記筒体の長手方向に対向する端面板によって閉塞されていることを要旨とする。 【0011】請求項6の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1の管体の一方の管口が前記筒体の長手方向に該筒体の一方の端部とは対向する端面板を貫通していることを要旨とする。 【0012】 【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明の好ましい実施の形態を示す。同図の流体加熱装置は、流体の流入口43及び流出口44を有する石英ガラス製の筒体A1、該筒体A1の内部に挿入されている2本の石英ガラス製の第1の管体46,47、該各筒体内に挿入されているハロゲンランプ48,49を備えている。上記流体の流入口43及び流出口44は筒体A1の一方の端部に設けられ、流入口43を一端に、他端に開口50を形成した石英ガラス製の第2の管体45が筒体A1内の上記一方の端部から他の端部41に向かって所定位置まで延長されている。またハロゲンランプ48,49は筒体A1の流体の流入口43、流出口44と同じ側の管口のみに電極リード48a,48b,49a,49bを有している。 【0013】 【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1,図2は本発明の流体加熱装置の一実施例である。同図において、A1は石英ガラス製の筒体、40は筒体を形成している円筒形筒部、41,42は筒部の長手方向の両端を閉成している端面板部である。筒体A1には端面板部42側で、流体流入口43、流体流出口44がそれぞれ設けられている。そして流体流入口43は石英ガラス製の第2の管体45の一端に形成され、第2の管体45が筒部40内で所定位置まで延長されている。 【0014】筒部40内のほぼ中央には石英ガラス製の第1の管体46,47が並設され、各管体内にハロゲンランプ48,49が挿入されている。48a,48b,49a,49bはハロゲンランプの前記流体流入口、流出口側のみに設けた電極リードである。第1の管体46,47の一方の管口は閉塞され、端面板部41において支持されている。なお、第2の管体45の筒体内の先端部45aを図3に示すように曲げて構成してもよい。かかる構成とすれば、流入口43からの流体の旋回流が筒体内で発生するので、液溜りを少なくすることができる。なお、管体46の閉塞された管口端部46aが筒体A1の端面板部41を貫通するか、或いは該端面板部41で閉塞されていても、端面板部41より引っ込んでいて前記筒体内部にあってもよい。 【0015】図4は、筒体A1(図1に示したもの)を外装箱体21に組み込んだ状態を示している。その場合に断熱材、過昇温センサー、漏液センサー等を取り付け、外装箱体内に固定する。また外装箱体の板面には、流体流入口43、流出口44、管体47を夫々外部に露出させるための貫通穴を設けるが、これに対向する側の板面には、貫通穴の加工は不要である。 【0016】図5は外装箱体21を半導体製造設備に組み込んだ状態を示したもので、22はポンプ、23はフィルター、24は処理槽、25,26は接続チューブ(またはパイプ)である。 【0017】 【発明の効果】上述した本発明の流体加熱装置の使用によれば、下記する効果が得られる。 1)流体の流入口及び流出口が筒体の一端側に集められているので、チューブの接続作業を装置の片側で行なえばよく、作業性が良い。 2)ハロゲンランプの電極リードの接続作業も、流体の流入口・流出口へのチューブ接続側で行なうことができる。 3)筒体の一端側でのチューブ接続作業及び電極リード接続作業のためのスペースは不要となるので、省スペース化が図れる。また、図5に示すように、流体加熱装置を例えば半導体製造設備に組み込む場合、流体の流入口・流出口と反対側でのチューブ接続作業、ハロゲンランプ接続作業を行なうためのスペースを確保する必要がなく、作業スペースは片側だけでよいから、その点で前記流体加熱装置は設備への組み込みに有用である。 4)例えば、流体加熱装置を、図4に示すように、外装箱体に組み込む場合、筒体の流体の流入口・流出口の反対側には、流体流入口・流出口、ハロゲンランプの電極リード等がないので、流体の流入口及び流出口の反対側は貫通穴のない平板状の外装材で閉密することができる。 5)加えて前記流体加熱装置では、第2の管体を設けて筒体内での流体の流路面積を小さくし、流体の流速を速くする構成としているので、液溜りが従来品に比較し少なくなり、筒体や管体を形成している石英ガラスの侵食の発生が抑制される。 6)更に第1の石英ガラス製の筒体の一方の管口を閉塞させたものにあってはハロゲンランプの挿入位置を正確に定めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000110804 【氏名又は名称】ニチアス株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】永田 武三郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−118249 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−304883 |
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