| 【発明の名称】 |
空気吹出口ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】梶野 文則
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| 【要約】 |
【課題】吹出口チャンバーと吹出グリルとを備えた空気調和機等の空気吹出口ユニットにおいて、吹出グリル本体を取り外すことなく風量調節ダンパーの調節や吹出口チャンバーの高さ調整を行う。
【解決手段】吹出グリル2の桟7をグリル本体2aから着脱自在として、この桟7を取り外すことにより手をチャンバー1内に挿入可能となし、かつ上記桟7とグリル本体2aの固定を、これら桟7とグリル本体2aの何れか一方に相手側に突出するよう形成された係合突起9と、桟7またはグリル本体2aに上記係合突起9と対向するように形成され、かつ上記係合突起9を嵌合保持する嵌合凹部10とにより行わしめる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 送風ダクトとつながるダクト接続口、およびダクト接続口からの空気を放出する下部開口部を備えて天井から吊り下げられる吹出口チャンバーと、このチャンバーの下部開口部に固定され、チャンバー内の空気を室内に吹き出す吹出グリルとを備えた空気吹出口ユニットにおいて、上記吹出グリルの桟をグリル本体から着脱自在として、この桟を取り外すことにより手をチャンバー内に挿入可能となし、かつ上記桟とグリル本体の固定を、これら桟とグリル本体の何れか一方に相手側に突出するよう形成された係合突起と、桟またはグリル本体に上記係合突起と対向するように形成され、かつ上記係合突起を嵌合保持する嵌合凹部とにより行わしめたことを特徴とする空気吹出口ユニット。 【請求項2】 上記グリル本体の上部に、チャンバーの下部開口部に挿入され、かつこの下部開口部の縁部に当接することによりグリル本体のチャンバーに対する位置決めをなす位置決め用突部を突設した請求項1記載の空気吹出口ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気調和機や換気装置の空気吹出口ユニットに係り、詳しくは天井に据付けられる空気吹出口ユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】上記空気調和機等の空気吹出口ユニットは、図10に示すように、機械本体と送風ダクトによってつながれるダクト接続口22やこのダクト接続口22から入った空気を放出する下部開口部23を備えた吹出口チャンバー24と、このチャンバー24の下部開口部23に固定され、チャンバー24内の空気を室内に吹き出す吹出グリルとを備えている。 【0003】上記空気吹出口ユニットは、例えば1台の空気調和機本体から分岐して複数台設置されることが多く、このことからチャンバー24に入る空気の量を調節するために上記ダクト接続口22にフラップ状の風量調節ダンパー26を備えている。 【0004】すなわち、上記空気調和機では、上記複数個の室内ユニットを取り付けた後に、各チャンバーの風量調節をダンパーにて行う必要があるが、その場合、一度チャンバーにねじ27等により取付け終えた吹出グリル25を図示の如く取り外して風量調節した後、再度この吹出グリル25を取付ける必要がある。さらに、複数個のチャンバーの風量バランスを取る場合、上記吹出グリル25の着脱を数回繰り返さねばならず、施行性が悪いという問題がある。 【0005】また、吹出グリルを取り付けたときに、天井板と吹出グリルの間に上下に隙間ができる場合や、チャンバーと吹出グリルの間に隙間ができる場合も、上記と同様に吹出グリルを外し、チャンバーを吊り下げているボルトのナットを回してチャンバーの高さ調整を図る必要があり、やはり施行性に問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の如く実状に対処し、吹出グリルの一部に新規な構成を見出すことにより、吹出グリルの取付け後もこの吹出グリルを取り外すことなく、前記グンパーの調節やチャンバーの高さ調整を行わしめることを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的に適合する本発明の空気吹出口ユニットは、送風ダクトとつながるダクト接続口、およびダクト接続口からの空気を放出する下部開口部を備えて天井から吊り下げられる吹出口チャンバーと、このチャンバーの下部開口部に固定され、チャンバー内の空気を室内に吹き出す吹出グリルとを備えた空気吹出口ユニットにおいて、上記吹出グリルの桟をグリル本体から着脱自在として、この桟を取り外すことにより手をチャンバー内に挿入可能となし、かつ上記桟とグリル本体の固定を、これら桟とグリル本体の何れか一方に相手側に突出するよう形成された係合突起と、桟またはグリル本体に上記係合突起と対向するように形成され、かつ上記係合突起を嵌合保持する嵌合凹部とにより行わしめたことを特徴とする。 【0008】そして、この吹出口ユニットにおいて、上記グリル本体の上部に、チャンバーの下部開口部に挿入され、かつこの下部開口部の縁部に当接することによりグリル本体のチャンバーに対する位置決めをなす位置決め用突部を突設することも可能である。 【0009】 【作用】上記本発明の空気吹出口ユニットにおいては、吹出グリルの桟を取り外すことにより、チャンバー内に手を挿入してダンパーを調整しうることから、チャンバーの風量調節時に一々吹出グリルを取り外す必要がなくなり、空気吹出口ユニット取付時の施行性を大きく向上させることが可能である。 【0010】そして、上記桟を脱着するに際しても、桟とグリル本体に形成した上記係合突起と嵌合凹部とを嵌合させるだけで済み、桟の位置決めも自動的になされる。また、吹出グリルをチャンバーに取付ける際には、チャンバーが取付軸を中心に回転したり揺れたりして作業性がよくない場合があるが、請求項2のように位置決め用突部をグリル本体に形成することにより、チャンバーに対するグリル本体の位置決めがなされると共にずれが防止され、これにより安定した状態で取付作業を行うことが可能となる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下さらに添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。 【0012】図1は本発明実施形態の空気吹出口ユニットを示す分解斜視図、図2は同空気吹出口ユニットの吹出グリルを示す分解斜視図、図3は同吹出グリルの斜視図、図4は同吹出グリルの中央の桟を示す斜視図である。 【0013】上記実施形態の空気吹出口ユニットに、図1に示すように、天井板(図示せず)上方のコンクリート壁等から吊り下げられる箱状の吹出口チャンバー1と、このチャンバー1の下部開口部3にねじ等により固定され、チャンバー1内の空気を室内に吹き出す吹出グリルとを備えている。 【0014】上記チャンバー1は例えば空気調和機本体(図示せず)とつながるダクト接続口4を備え、このダクト接続口4からの空気を上記下部開口部3から放出するようになっている。また、チャンバー1の上記ダクト接続口4には半円フラップ状の2枚のダンパー5が開閉自在に形成されている。これらのダンパー5には、夫々図示の如く指を掛け、あるいは挿入しうるように切欠部6が形成されている。 【0015】そして、本発明のこの実施形態においては、上記吹出グリル2中央部の長板状の桟7をグリル本体2aから着脱自在となし、図1に示す如く、この桟7を取り外すことにより手をチャンバー1内に挿入しうる空隙8を形成している。 【0016】一方、図4〜図6に示すように、上記桟7とグリル本体2aとの固定は、桟7の幅方向略中央から上方に突出形成された係合突起9と、グリル本体2aにこの係合突起9と対向するように形成された嵌合凹部10との弾性的な嵌合によって行われている。すなわち、上記係合突起9は先端部に大径または幅広の頭部9aを有し、嵌合凹部10はこの係合突起の頭部9aを弾性変形することによって強制嵌合し、この係合突起頭部9aを嵌合保持するようになっている。この係合突起9は上記桟7の長手方向に沿って桟7のほぼ全長に亘り連続して形成されており、この上に断熱材14が嵌合されている。その結果、この係合突起9は上記桟7の長手方向両端付近に1つずつ形成された格好となっている。この桟7は、上記係合突起9と共に押出成形によって作成される。また嵌合凹部10はその対向位置でグリル本体2aに形成されているが、係合突起9をグリル本体2aに、嵌合凹部10を桟7にそれぞれ形成することも可能である。 【0017】他方、図6〜図9に示すように、上記グリル本体2aの上部には、チャンバー1の下部開口部3に挿入され、かつこの下部開口部3の縁部3aに内側から当接することにより、グリル本体2aのチャンバー1に対する位置決めとなる4個の位置決め用突部11が突設されている。この位置決め用突起11は、チャンバー1の下部開口部縁部3aの4辺に当接しうるように形成することが好適であるが、対向する2辺に当接する位置に形成するだけでも効果は出る。 【0018】しかして、上記本発明実施形態の空気吹出口ユニットにおいては、図1に示す如く、吹出グリル2の中央の桟7を取り外すことにより、チャンバー1内に手を挿入してダンパー5を調整しうることから、チャンバー1の風量調節時に一々吹出グリル2を取り外す必要がなくなり、空気吹出口ユニット取付時の施行性を大きく向上させることが可能であり、この場合、ダンパー5に切欠部6を形成することにより、指を挿入しやすくしてダンパー調節をさらに容易にすることも可能である。なお、チャンバー1の高さ調節をする場合は、図7に示す如く、チャンバー1の吊り下げボルト12をチャンバー1内にナット13がくるように設け、前記桟7を取り外してこのナット13を回すことにより、吹出グリル2を挿着したままでチャンバー1の高さを容易に調整することが可能である。 【0019】そして、上記桟7を脱着するに際しても、桟7をグリル本体2aに形成した前記係合突起9と嵌合凹部10とを嵌合または離脱させるだけで済み、桟7の位置決めも自動的に行うことが可能である。また、吹出グリル2をチャンバー1に取付ける際には、チャンバー1が取付軸を中心に回転したり揺れたりして作業性がよくない場合があるが、前記したように位置決め用突部11をグリル本体2aに形成することにより、チャンバー1に対するグリル本体2aの位置決めがなされると共に両者のずれが防止され、これにより安定した状態で吹出グリル2の取付作業を行うことが可能となる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気吹出口ユニットは、吹出グリルの桟をグリル本体から着脱自在として、この桟を取り外すことにより手をチャンバーに挿入可能となし、かつ上記桟とグリル本体の固定を、これら桟とグリル本体の何れか一方に相手側に突出するよう形成された係合突起と、桟またはグリル本体に上記係合突起と対向するように形成され、かつ上記係合突起を嵌合保持する嵌合凹部とにより行わしめたものであり、吹出グリルの一部を取り外すことにより、チャンバー内に手を挿入してダンパーを調整しうることから、チャンバーの風量調節時に一々吹出グリルを取り外し、また取り付ける必要がなくなり、これにより室内ユニット取付時の施工性を大きく向上させるとの顕著な効果を奏するものである。 【0021】そして、上記桟を脱着するに際しても、桟とグリル本体に形成した上記係合突起と嵌合凹部とを嵌合・離脱させるだけで済み、また桟の位置決めも自動的に行うことができ、さらに請求項2のように位置決め用突部をグリル本体に形成することにより、チャンバーに対するグリル本体の位置決めがなされると共に両者のずれが防止され、これにより安定した状態で吹出グリルの取付作業を行うことが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】393024717 【氏名又は名称】オーケー器材株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】宮本 泰一
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| 【公開番号】 |
特開平11−201540 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−14891 |
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