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【発明の名称】 空気清浄装置
【発明者】 【氏名】田中 利夫

【要約】 【課題】電源交換を不要にすることができるリモコンを有する空気清浄装置を提供する。

【解決手段】空気清浄機1と取り外し可能なリモコン2とを有し、空気清浄機1は、電源回路11とマイコンと充電部13と放電部14と切換えスイッチ15とを有し、リモコン2は、切換えスイッチ15を介して充電部13、または放電部14に接続される二次電池21を有している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気清浄機(1)と、空気清浄機(1)の運転を空気清浄機から離れた位置から制御するリモコン(2)(4)(5)とを有する空気清浄装置において、前記リモコン(2)(4)(5)は、空気の汚れを検出する汚れセンサ(23)(4d)(5d)と、空気清浄機(1)の運転を指示する運転指示信号を出力する運転指示信号出力手段(24)(27)(4e)(4i)(5e)(5i)と、汚れセンサ(23)(4d)(5d)および運転指示信号出力手段(24)(27)(4e)(4i)(5e)(5i)に対する電源供給を行う電源手段(21)(22)とを含み、電源手段(21)(22)(4b)(4c)(5b)(5c)(5j)は、交換の必要がないものであることを特徴とする空気清浄装置。
【請求項2】 商用交流電源からの電源供給を行う電源供給手段(3b)(3c)をさらに含み、前記電源手段(21)(22)(4c)(5c)(5j)は、電源供給手段(3b)(3c)に対して電気的に接続可能なものである請求項1に記載の空気清浄装置。
【請求項3】 前記電源手段(21)(22)(4b)(4c)(5b)(5c)(5j)は、充電可能な電源手段(21)(5j)を含むものである請求項1または請求項2に記載の空気清浄装置。
【請求項4】 前記空気清浄機(1)は充電手段(13)をさらに含み、前記リモコン(2)(5)は空気清浄機(1)の所定位置に、充電手段(13)による充電可能な電源手段(21)(5j)の充電を許容する状態で装着可能なものである請求項3に記載の空気清浄装置。
【請求項5】 前記充電手段(13)は、リモコン(2)(5)が空気清浄機(1)の所定位置に装着されたことを条件として常時充電可能な電源手段(21)(5j)の充電を行うものである請求項4に記載の空気清浄装置。
【請求項6】 前記電源手段(21)(5j)は、取換え可能な電源手段(4b)(5b)および切換え手段(4f)(5f)をさらに含み、切換え手段(4f)(5f)は、電源供給手段(4c)または充電可能な電源手段(5j)からの動作用電源供給が行われないことを条件として取換え可能な電源手段(4b)(5b)からの動作用電源供給を行わせるものである請求項2から請求項5の何れかに記載の空気清浄装置。
【請求項7】 前記電源手段(21)(5j)は、取換え可能な電源手段(5b)をさらに含み、電源供給手段(4c)または充電可能な電源手段(5j)は汚れセンサ(5d)に対する電源供給を行うものであり、取換え可能な電源手段(5b)は運転指示信号出力手段(4e)(4i)に対する電源供給を行うものである請求項2から請求項5の何れかに記載の空気清浄装置。
【請求項8】 前記リモコン(2)(4)(5)は、汚れセンサ(23)(4d)(5d)により検出された空気の汚れを表示する表示手段(25)(4h)(5h)をさらに含むものである請求項1から請求項7の何れかに記載の空気清浄装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気清浄装置に関し、さらに詳細にいえば、空気清浄機と、空気清浄機の運転を空気清浄機から離れた位置から制御するリモコンとを有する空気清浄装置に関する。なお、この発明において、空気清浄機は、室内の空気を吸入して浄化し、再び室内に吐出するものだけでなく、室内の空気を室外に吐出する換気装置をも含む概念として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気清浄機と、空気清浄機の運転を空気清浄機から離れた位置から制御するリモコンとを有する空気清浄装置が提案されている。そして、このような空気清浄装置として、リモコンに汚れ検出用のセンサを設けたもの(特開平3−56115号公報参照)、およびリモコンにガスセンサおよびガスセンサの出力に基づいてフィルタの汚れ度合いを表示する表示灯を設けたもの(特開昭63−147513号公報、実開平5−36211号公報参照)が提案されている。
【0003】このようなリモコンを有する空気清浄装置を採用すれば、空気清浄装置の使用者の近傍における空気質(例えば、室内の空気の汚れの有無、汚れの程度など)を検出することができる。特に、後者の空気清浄装置を採用した場合には、空気質を使用者に知らせることができる。さらに、使用者が空気質からの判断に基づいてリモコンを操作することにより、直ちに空気清浄機の運転を制御することができ、また、空気質に基づいて空気清浄機の運転を自動的に制御することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−56115号公報、特開昭63−147513号公報、実開平5−36211号公報に示された空気清浄装置においては、空気質を検出するためのセンサをリモコンに設けているのであるが、このようなセンサとしては、ガスセンサ、塵埃センサなどが例示される。
【0005】そして、このようなセンサは、一般的に消費電力が大きいのであるから、従来のリモコンのように乾電池を電源として採用する場合には、電源の寿命が著しく短くなり、この結果、乾電池の交換の頻度が著しく高くなるので、乾電池の交換に伴う操作の煩雑化を招くとともに、著しいランニングコストの上昇を招いてしまう。
【0006】また、使用者が乾電池の寿命が尽きたことに気付かない場合もあり、このような場合には、空気質の検出ができなくなってしまう。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電源交換を不要にすることができるリモコンを有する空気清浄装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気清浄装置は、空気清浄機と、空気清浄機の運転を空気清浄機から離れた位置から制御するリモコンとを有するものであって、前記リモコンとして、空気の汚れを検出する汚れセンサと、空気清浄機の運転を指示する運転指示信号を出力する運転指示信号出力手段と、汚れセンサおよび運転指示信号出力手段に対する電源供給を行う電源手段とを含み、電源手段として交換の必要がないものを採用するものである。
【0009】請求項2の空気清浄装置は、商用交流電源からの電源供給を行う電源供給手段をさらに含み、前記電源手段として、電源供給手段に対して電気的に接続可能なものを採用するものである。請求項3の空気清浄装置は、前記電源手段として、充電可能な電源手段を含むものを採用するものである。
【0010】請求項4の空気清浄装置は、前記空気清浄機として充電手段をさらに含むものを採用し、前記リモコンとして、空気清浄機の所定位置に、充電手段による充電可能な電源手段の充電を許容する状態で装着可能なものを採用するものである。請求項5の空気清浄装置は、前記充電手段として、リモコンが空気清浄機の所定位置に装着されたことを条件として常時充電可能な電源手段の充電を行うものを採用するものである。
【0011】請求項6の空気清浄装置は、前記電源手段として、取換え可能な電源手段および切換え手段をさらに含むものを採用し、切換え手段として、電源供給手段または充電可能な電源手段からの動作用電源供給が行われないことを条件として取換え可能な電源手段からの動作用電源供給を行わせるものを採用するものである。請求項7の空気清浄装置は、前記電源手段として、取換え可能な電源手段をさらに含むものを採用し、電源供給手段または充電可能な電源手段から汚れセンサに対する電源供給を行い、取換え可能な電源手段から運転指示信号出力手段に対する電源供給を行うものである。
【0012】請求項8の空気清浄装置は、前記リモコンとして、汚れセンサにより検出された空気の汚れを表示する表示手段をさらに含むものを採用するものである。
【0013】
【作用】請求項1の空気清浄装置であれば、空気清浄機の運転を空気清浄機から離れた位置から制御するリモコンとして、空気の汚れを検出する汚れセンサと、空気清浄機の運転を指示する運転指示信号を出力する運転指示信号出力手段と、汚れセンサおよび運転指示信号出力手段に対する電源供給を行う電源手段とを含み、電源手段として交換の必要がないものを採用するのであるから、リモコン本来の作用に加え、乾電池の交換に伴う不都合の発生を未然に防止し、しかも、常に空気質の検出を行うことができる。
【0014】請求項2の空気清浄装置であれば、商用交流電源からの電源供給を行う電源供給手段をさらに含み、前記電源手段として、電源供給手段に対して電気的に接続可能なものを採用するのであるから、請求項1の作用に加え、リモコンの電源手段を電源供給手段に対して電気的に接続することにより、商用交流電源から電源手段への電源供給を行うことができる。
【0015】請求項3の空気清浄装置であれば、前記電源手段として、充電可能な電源手段を含むものを採用するのであるから、請求項1または請求項2の作用に加え、充電可能な電源手段を充電することにより、電源手段からの電源供給を行うことができる。請求項4の空気清浄装置であれば、前記空気清浄機として充電手段をさらに含むものを採用し、前記リモコンとして、空気清浄機の所定位置に、充電手段による充電可能な電源手段の充電を許容する状態で装着可能なものを採用するのであるから、請求項3の作用に加え、不使用時にリモコンを空気清浄機の所定位置に装着して充電可能な電源手段に充電することにより、使用時には電源手段からの電源供給を行うことができる。
【0016】請求項5の空気清浄装置であれば、前記充電手段として、リモコンが空気清浄機の所定位置に装着されたことを条件として常時充電可能な電源手段の充電を行うものを採用するのであるから、請求項4と同様の作用を達成することができる。請求項6の空気清浄装置であれば、前記電源手段として、取換え可能な電源手段および切換え手段をさらに含むものを採用し、切換え手段として、電源供給手段または充電可能な電源手段からの動作用電源供給が行われないことを条件として取換え可能な電源手段からの動作用電源供給を行わせるものを採用するのであるから、請求項2から請求項5の何れかの作用に加え、電源供給手段または充電可能な電源手段からの動作用電源供給が行われない場合であっても、リモコンとしての最低限の作用を達成することができる。
【0017】請求項7の空気清浄装置であれば、前記電源手段として、取換え可能な電源手段をさらに含むものを採用し、電源供給手段または充電可能な電源手段から汚れセンサに対する電源供給を行い、取換え可能な電源手段から運転指示信号出力手段に対する電源供給を行うのであるから、請求項2から請求項5の何れかの作用に加え、切換え手段を用いない簡単な構成で、汚れセンサに対する電源供給、運転指示信号出力手段に対する電源供給をそれぞれ行うことができる。また、消費電力が大きい汚れセンサに対する電源供給を行うことができなくなった場合であっても、運転指示信号出力手段に対する電源供給を行うことができ、リモコンとしての最低限の作用を達成することができる。
【0018】請求項8の空気清浄装置であれば、前記リモコンとして、汚れセンサにより検出された空気の汚れを表示する表示手段をさらに含むものを採用するのであるから、請求項1から請求項7の何れかの作用に加え、使用者に空気質を知らせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この発明の空気清浄装置の実施の態様を詳細に説明する。図1はこの発明の空気清浄装置の一実施態様を示す部分斜視図である。この空気清浄装置は、空気清浄機1とリモコン2とを有している。
【0020】空気清浄機1は、ケーシング1aの上面所定位置に清浄空気を吹き出す吹出し口1bを有しているとともに、前面の所定位置に清浄化されるべき空気を吸い込む吸込み口1cを有している。そして、吸込み口1cの上方に操作・表示部1dを有している。また、吹出し口1bに近接する所定位置に凹所1eを有している。
【0021】この凹所1eはリモコン2を取り出し可能に収容するものであり、所定位置に凹所1eと連続するリモコン取出し用凹部1fを有しているとともに、底部所定位置に充放電用端子1gを有している。前記リモコン2は、充放電用端子1gに対する電気的接続を達成するための充放電用端子2aを有しているとともに、複数個の操作ボタン2b、表示部2c、および空気質センサのための空気導入口2dを有している。
【0022】図2は図1の空気清浄装置の電気的構成を示す図である。空気清浄機1は、商用電源からの電源供給を受けて所定の電圧を出力する電源回路11と、空気清浄機1の各部の制御を行うマイコン12と、充電部13と、放電部14と、マイコン12により制御されて充電部13と、放電部14と、浮遊端子とを選択的に充放電用端子1gに接続する切換えスイッチ15と、マイコン12からの出力信号に基づいて空気清浄機1の動作状態などを可視的に表示する表示部16と、空気清浄機1の運転状態などを指示する信号をマイコン12に供給する操作部17と、リモコン2からの運転指示信号を受信してマイコン12に供給する受信部18とを有している。なお、充放電用端子1gにおける電圧を電源判定のための信号としてマイコン12に供給している。
【0023】リモコン2は、充放電用端子2aに接続された二次電池(充電可能な電源手段)21と、二次電池21の出力電圧を入力として所定の電圧を出力する電源回路22と、電源回路22からの出力電圧が印加されるセンサ(ガスセンサ、塵埃センサなどからなる空気質センサ)23と、二次電池21の出力電圧、電源回路22の出力電圧が印加され、所定の処理を行うとともに、センサ23との間で信号授受を行って空気質の検出を行うマイコン24と、マイコン24からの出力信号に基づいて空気質の検出結果などを可視的に表示する表示部25と、空気清浄機1の運転状態などを指示する信号をマイコン24に供給する操作部26と、マイコン24からの運転指示信号などを送信する送信部27とを有している。
【0024】前記充電部13は、電源回路11の充電用出力端子間に互いに直列接続されたダイオード13a、コンデンサ13bと、ダイオード13aとコンデンサ13bの接続点電圧を入力とする電圧レギュレーション回路13cと、電圧レギュレーション回路13cの出力端子に互いに直列接続された抵抗13d、ダイオード13eとを有し、抵抗13dとダイオード13eの接続点電圧を電圧レギュレーション回路13cにフィードバックさせている。
【0025】前記放電部14は、切換えスイッチ15を介して二次電池21の正電圧端子に対して反転入力端子が接続される第1のコンパレータ14aと、切換えスイッチ15を介して二次電池21の正電圧端子に対して非反転入力端子が接続される第2のコンパレータ14bと、切換えスイッチ15を介して二次電池21の両電圧端子間に互いに直列接続される抵抗14c、第1のトランジスタ14d、第2のトランジスタ14eと、電源回路11の動作用出力端子間に互いに直列接続された3個の抵抗14f、14g、14hと、第1のコンパレータ14aの出力端子と第1のトランジスタ14dのベース端子との間に接続された抵抗14iと、第2のコンパレータ14bの出力端子と第2のトランジスタ14eのベース端子との間に接続された抵抗14jとを有し、抵抗14f、14gの接続点を第1のコンパレータ14aの非反転入力端子に接続しているとともに、抵抗14g、14hの接続点を第2のコンパレータ14bの反転入力端子に接続している。
【0026】上記の構成の空気清浄装置の作用は次のとおりである。空気清浄機1の凹所1eにリモコン2が収容されている場合には、充放電用端子1gと充放電用端子2aとが電気的に接続されているので、所定の条件下において、リモコン2の二次電池21に対する充電が行われる。さらに詳細に説明する。
【0027】なお、以下の説明において、抵抗14f、14gの接続点電位をV1とし、抵抗14g、14hの接続点電位をV2、二次電池21の電圧をVBで表す。二次電池21の電圧をマイコン12により検出し、VBと、V1、V2との大小関係を判定する。そして、V1≦VBであれば、二次電池21の電圧が十分に高いので、切換えスイッチ15を制御して浮遊端子を選択する。すなわち、二次電池21の充電も放電も行わない。また、VB<V2であれば、二次電池21の電圧が十分に低いので、切換えスイッチ15を制御して充電部13側の端子を選択する。すなわち、充電部13を通して二次電池21の充電を行う。さらに、V2≦VB<V1であれば、二次電池21の電圧が十分には高くないとともに、十分には低くないので、切換えスイッチ15を制御して先ず放電部14側の端子を選択する。すなわち、二次電池21の電圧が第1のコンパレータ14aの反転入力端子と第2のコンパレータ14bの非反転入力端子とに印加され、両コンパレータの出力信号により第1のトランジスタ14d、第2のトランジスタ14eが共にオン状態になり、二次電池21を放電させる。そして、二次電池21の電圧VBがV2を下回れば、切換えスイッチ15を制御して充電部13側の端子を選択し、充電部13を通して二次電池21の充電を行う。
【0028】この結果、必要な場合にのみ二次電池21を充電することができ、しかも、特定の条件下においては二次電池21を放電させた後に充電するので、メモリ効果による二次電池21の容量低下を大幅に抑制することができる。そして、以上のようにリモコン2が空気清浄機1に装着されている状態においては、操作・表示部1dを操作することにより、空気清浄機1の運転を制御することができる。もちろん、リモコン2を操作して空気清浄機1の運転を制御することもできる。また、センサ23を動作させ、マイコン24との間で信号授受を行うことにより空気質の検出を行い、空気質検出結果を表示部25により可視的に表示することができる。
【0029】また、リモコン2を空気清浄機1から取り外した場合には、リモコン2の二次電池21が既に十分に充電されているのであるから、リモコン2を操作して空気清浄機1の運転を制御することができる。また、センサ23を動作させ、マイコン24との間で信号授受を行うことにより空気質の検出を行い、空気質検出結果を表示部25により可視的に表示することができる。
【0030】したがって、リモコン2を空気清浄機1に装着している時間を、例えば定期的に確保することにより、二次電池21の電圧を高く維持することができ、リモコン2のセンサ23を確実に動作させることができる。また、リモコン2を空気清浄機1に装着している時間を定期的には確保できない場合であっても、不定期な充電によって二次電池21の残容量を極力多く維持することができ、長時間の使用に耐えることができる。さらに、二次電池21の残容量が下限に接近する可能性が低く、この結果、低電流で充電可能であるから、充電回路の設計が容易になるとともに、充電回路の安全性が高くなる。
【0031】図3は上記の構成の空気清浄装置の処理のうち、二次電池21の充電を行う処理の他の例を説明するフローチャートである。ステップSP1において、リモコン2が空気清浄機1の凹所1fに装着され、ステップSP2において、切換えスイッチ15を制御して放電部14側の端子を選択することにより、リモコン2の二次電池21を放電部14に接続し、ステップSP3において、そのまま所定時間放置する。この処理を行えば、二次電池21の電圧VBが抵抗14f、14gの接続点電位V1よりも低い場合に、二次電池21の電圧VBが抵抗14g、14hの接続点電位V2になるまで自動的に二次電池21の放電を行う。したがって、所定時間は、上記の放電を確実に達成できる時間に設定する。
【0032】次いで、ステップSP4において、二次電池21の電圧VBが抵抗14g、14hの接続点電位V2よりも低いか否かを判定する。そして、二次電池21の電圧VBが抵抗14g、14hの接続点電位V2よりも低いと判定された場合には、ステップSP5において、切換えスイッチ15を制御して充電部13側の端子を選択することにより、リモコン2の二次電池21を充電部13に接続し、ステップSP6において、二次電池21の電圧VBが満充電電圧Vf未満か否かを判定し、満充電電圧Vf未満であると判定された場合には、再びステップSP6の判定を行う。
【0033】ステップSP4において二次電池21の電圧VBが抵抗14g、14hの接続点電位V2よりも低くないと判定された場合、またはステップSP6において二次電池21の電圧VBが満充電電圧Vf未満でないと判定された場合には、ステップSP7において、切換えスイッチ15を制御して二次電池21を充電部13、放電部14の何れからも切り離し、そのまま一連の処理を終了する。
【0034】図4は二次電池21の充電を行う処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて、電圧V1、V2は、それぞれ図3のフローチャートにおける電位V1、V2と等しく設定されている。ステップSP1において、リモコン2が空気清浄機1の凹所1fに装着され、ステップSP2において、二次電池21の電圧VBが満充電電圧Vf未満であるか否かを判定し、二次電池21の電圧VBが満充電電圧Vf未満である場合には、ステップSP3において、二次電池21の電圧VBが電圧V1よりも低いか否かを判定し、二次電池21の電圧VBが電圧V1よりも低い場合には、ステップSP4において、二次電池21の電圧VBが電圧V2以上か否かを判定する。
【0035】そして、ステップSP3において二次電池21の電圧VBが電圧V1未満でないと判定された場合には、ステップSP5において、充電動作中か否か(二次電池が充電部に接続されているか否か)を判定し、充電動作中である場合には、再びステップSP2の判定を行う。また、ステップSP4において二次電池21の電圧VBが電圧V2以上であると判定された場合には、ステップSP6において、二次電池21を放電部側に接続し、再びステップSP4の判定を行う。逆に、ステップSP4において二次電池21の電圧VBが電圧V2以上でないと判定された場合には、ステップSP7において、二次電池21を充電部側に接続し、再びステップSP3の判定を行う。
【0036】ステップSP2において二次電池21の電圧VBが満充電電圧Vf未満でないと判定された場合、またはステップSP5において充電動作中でないと判定された場合には、ステップSP8において、二次電池21を充電部、放電部の何れからも切り離し、そのまま一連の処理を行う。図5は空気清浄装置の他の実施態様の要部を示す斜視図である。
【0037】この空気清浄装置が図1の空気清浄装置と異なる点は、リモコン2を空気清浄機の凹所に装着する代わりに、リモコン2を装着するためのスタンド3を設けた点のみである。このスタンド3は、リモコン2を収容するための筒状部3aを有しているとともに、筒状部3aの底部に1対の電源供給用端子3bを有している。そして、1対の電源供給用端子3bに接続される電源供給線3cを有している。なお、筒状部3aは、リモコン2の取り出しを容易にするための段部を有している 。
【0038】また、この実施態様に適用されるリモコン2は、縦置き式のものであり、上方から順に、空気質センサのための空気導入口2d、表示部2c、複数個の操作ボタン2b、電源供給用端子3bに接続される端子2aを有している。なお、このリモコン2は、二次電池を有していてもよいが、二次電池を有していないものであってもよい。ただし、リモコン2が二次電池を有している場合には、スタンド3の所定位置に充電回路を設けておけばよい。
【0039】したがって、リモコン2が二次電池を有している場合には、リモコン2をスタンド3から取り外した状態で空気質の検出、リモコン操作を行うことができ、リモコン2が二次電池を有していない場合には、リモコン2をスタンド3と共に運搬することにより、空気質の検出、リモコン操作を行うことができる。図6は空気清浄装置のさらに他の実施態様に適用されるリモコンの電気的構成を示すブロック図である。
【0040】このリモコン4は、外部から電源の供給を受ける端子4aと、乾電池(取換え可能な電源手段)4bと、外部から電源の供給を受けて所定の動作を行って動作用電圧を出力する電源回路4cと、電源回路4cからの動作用電圧を受けて空気質検出動作を行うセンサ4dと、センサ4dとの間で信号授受を行うとともに、各構成部分に対して制御信号を供給するマイコン4eと、マイコン4eに対して乾電池4bからの出力電圧、電源回路4cからの動作用電圧を選択的に印加する切換えスイッチ4fと、マイコン4eに対して空気清浄機1の制御のための指示信号を供給する操作部4gと、マイコン4eからの出力信号を入力として、空気質検出結果などを可視的に表示する表示部4hと、マイコン4eからの出力信号を入力として、空気清浄機制御信号などを送信する送信部4iとを有している。なお、前記端子4aにおける電圧をマイコン4eの入力端子に印加することにより、外部からの電源の供給の有無をマイコン4eにおいて判定し、この判定結果に応答して切換えスイッチ4fを制御するようにしている。
【0041】上記の構成のリモコン4の作用は次のとおりである。このリモコン4が図2に示すリモコン2と大きく異なる点は、乾電池4bを設けた点、切換えスイッチ4fを設けた点であるから、これらの点に伴う作用について説明し、図2に示すリモコン2と同様な部分の作用は省略する。端子4aにおける電圧をマイコン4eの入力端子に印加することにより、外部からの電源の供給の有無をマイコン4eにおいて判定しているので、外部からの電源の供給がある場合には、切換えスイッチ4fを電源回路4c側に切り換えておくことにより、電源回路4cからマイコン4eに動作用電源を供給することができる。もちろん、この場合には、センサ4dにも動作用電源を供給し、空気質の検出を行うことができる。
【0042】逆に、外部からの電源の供給がない場合には、切換えスイッチ4fを乾電池4b側に切り換えることにより、乾電池4bからマイコン4eに動作用電源を供給することができる。そして、乾電池4bからの動作用電源はセンサ4dには供給されない。したがって、乾電池4bの寿命を著しく短縮することになるセンサ4dの動作を停止させ、リモコン4としての他の機能を実現することができる。もちろん、センサ4dが動作しているとの誤認識を是正するために、表示部4hにその旨を表示することが好ましい。
【0043】図7は空気清浄装置のさらに他の実施態様に適用されるリモコンの電気的構成を示すブロック図である。このリモコン5は、外部から電源の供給を受ける端子5aと、乾電池5bと、外部から電源の供給を受けて充電される二次電池5jと、所定の動作を行って動作用電圧を出力する電源回路5cと、電源回路5cからの動作用電圧を受けて空気質検出動作を行うセンサ5dと、センサ5dとの間で信号授受を行うとともに、各構成部分に対して制御信号を供給するマイコン5eと、マイコン5eに対して乾電池5bからの出力電圧、電源回路5cからの動作用電圧を選択的に印加する切換えスイッチ5fと、マイコン5eに対して空気清浄機1の制御のための指示信号を供給する操作部5gと、マイコン5eからの出力信号を入力として、空気質検出結果などを可視的に表示する表示部5hと、マイコン5eからの出力信号を入力として、空気清浄機制御信号などを送信する送信部5iとを有している。なお、前記二次電池5jの出力電圧をマイコン5eの入力端子に印加することにより、二次電池5jからの電源の供給の可否をマイコン5eにおいて判定し、この判定結果に応答して切換えスイッチ5fを制御するようにしている。
【0044】上記の構成のリモコン5の作用は次のとおりである。このリモコン5が図6に示すリモコン4と大きく異なる点は、二次電池5jを設けた点のみである。二次電池5jの出力電圧をマイコン5eの入力端子に印加することにより、二次電池5jからの電源の供給の可否をマイコン5eにおいて判定しているので、二次電池5jからの電源の供給が可能ある場合には、切換えスイッチ5fを電源回路5c側に切り換えておくことにより、電源回路5cからマイコン5eに動作用電源を供給することができる。もちろん、この場合には、センサ5dにも動作用電源を供給し、空気質の検出を行うことができる。
【0045】逆に、二次電池5jからの電源の供給が可能でない場合には、切換えスイッチ5fを乾電池5b側に切り換えることにより、乾電池5bからマイコン5eに動作用電源を供給することができる。そして、乾電池5bからの動作用電源はセンサ5dには供給されない。したがって、乾電池5bの寿命を著しく短縮することになるセンサ5dの動作を停止させ、リモコン5としての他の機能を実現することができる。もちろん、センサ5dが動作しているとの誤認識を是正するために、表示部5hにその旨を表示することが好ましい。
【0046】図8は空気清浄装置のさらに他の実施態様に適用されるリモコンの電気的構成を示すブロック図である。このリモコンが図6のリモコンと異なる点は、切換えスイッチ4fを省略し、電源回路4cからの出力信号をマイコン4eに供給するとともに、乾電池4bからの動作用電源をマイコン4eに供給し、しかも、前記端子4aにおける電圧のマイコン4eの入力端子への印加を省略した点のみである。
【0047】したがって、マイコン4eに対して乾電池4bから常時動作用電源を供給し続けることができる。また、電源回路4cからの出力信号をマイコン4eに供給することにより、外部からの電源供給の有無を判定し、外部からの電源供給があると判定された場合には、センサ4dからの出力信号をマイコン4eに取り込んで所定の処理を行い、逆に、外部からの電源供給がないと判定された場合には、センサ4dからの出力信号をマイコン4eにおいて無視する。
【0048】なお、図8の実施態様において、電源供給端子4aと電源回路4cとの間に二次電池を設けることが可能である。この結果、切換えスイッチ4fを省略して構成を簡単化することができ、しかも、センサ4dに対する電源供給、マイコン4eに対する電源供給をそれぞれ達成することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、リモコン本来の作用に加え、乾電池の交換に伴う不都合の発生を未然に防止し、しかも、常に空気質の検出を行うことができるという特有の効果を奏する。請求項2の発明は、請求項1の効果に加え、リモコンの電源手段を電源供給手段に対して電気的に接続することにより、商用交流電源から電源手段への電源供給を行うことができるという特有の効果を奏する。
【0050】請求項3の発明は、請求項1または請求項2の効果に加え、充電可能な電源手段を充電することにより、電源手段からの電源供給を行うことができるという特有の効果を奏する。請求項4の発明は、請求項3の効果に加え、不使用時にリモコンを空気清浄機の所定位置に装着して充電可能な電源手段に充電することにより、使用時には電源手段からの電源供給を行うことができるという特有の効果を奏する。
【0051】請求項5の発明は、請求項4と同様の効果を奏する。請求項6の発明は、請求項2から請求項5の何れかの効果に加え、電源供給手段または充電可能な電源手段からの動作用電源供給が行われない場合であっても、リモコンとしての最低限の作用を達成することができるという特有の効果を奏する。
【0052】請求項7の発明は、請求項2から請求項5の何れかの効果に加え、切換え手段を用いない簡単な構成で、汚れセンサに対する電源供給、運転指示信号出力手段に対する電源供給をそれぞれ行うことができ、また、消費電力が大きい汚れセンサに対する電源供給を行うことができなくなった場合であっても、運転指示信号出力手段に対する電源供給を行うことができ、リモコンとしての最低限の作用を達成することができるという特有の効果を奏する。
【0053】請求項8の発明は、請求項1から請求項7の何れかの効果に加え、使用者に空気質を知らせることができるという特有の効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月15日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】津川 友士
【公開番号】 特開平11−173610
【公開日】 平成11年(1999)7月2日
【出願番号】 特願平9−345514