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【発明の名称】 空気調和機
【発明者】 【氏名】西川 理

【要約】 【課題】空気調和機の設置場所に応じた運転制御を行うことが出来る空気調和機を提供する。

【解決手段】空気調和機が設置された部屋の大きさ、窓の大きさ、空気調和機と窓の位置関係の3つのデータが、空気調和機に搭載されているマイクロコンピュータに入力され、予め設定された、吹出風速、上下及び左右方向の吹出風向に関する運転パターン情報から最適な運転パターンが選択され、該運転パターンに従って、運転が行われる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気調和機が壁面に設置された部屋の大きさ、窓の大きさ、空気調和機と窓の位置関係の3つのデータが、空気調和機に搭載されているマイクロコンピュータに入力され、予め設定された、吹出風速、上下及び左右方向の吹出風向に関する運転パターン情報から最適な運転パターンが選択され、該運転パターンに従って、運転が行われることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】 部屋の床面中心から左右及び奥行方向に 0.5m、上下方向に1.6mの直方体内の平均風速が 0.2m/秒以下となるように運転パターンが設定されている請求項1に記載の空気調和機
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、居住者に気流感を感じさせず、頭寒足熱の暖房を可能にする為に、吹出空気の方向、速度、温度を限定した暖房装置は、特開昭59−208329号公報に示されているように、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような空気調和機は、空気調和機が壁面に設置された部屋の大きさ、窓の大きさ、空気調和機と窓の位置関係を考慮することなく、運転されるので、空気調和機が狭い部屋に設置された場合には、部屋内に於ける風速が高くなって、居住者に与える気流感が増大するという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、空気調和機の設置場所に応じた運転制御を行うことが出来る空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の空気調和機は、空気調和機が壁面に設置された部屋の大きさ、窓の大きさ、空気調和機と窓の位置関係の3つのデータが、空気調和機に搭載されているマイクロコンピュータに入力され、予め設定された、吹出風速、上下及び左右方向の吹出風向に関する運転パターン情報から最適な運転パターンが選択され、該運転パターンに従って、運転が行われることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の空気調和機は、更に、部屋の床面中心から左右及び奥行方向に 0.5m、上下方向に 1.6mの直方体内の平均風速が 0.2m/秒以下となるように運転パターンが設定されていることを特徴とする。
【0007】請求項1乃至2の発明の空気調和機に於いて、空気調和機が設置された部屋の大きさのデータ入力は、予め設定された、日本の伝統的な部屋の大きさの表示方法に従った四畳半、六畳、八畳、十畳等の表示項目から1つが選択されることによってなされるようにするのが好ましい。
【0008】請求項1乃至2の発明の空気調和機に於いて、窓の大きさのデータ入力は、予め設定された、一般住宅に於いて、採用されることの多い窓の大きさである1800×1200、1200× 600、 600× 600(mm)等の表示項目から1つが選択されることによってなされるようにするのが好ましい。
【0009】請求項1乃至2の発明の空気調和機に於いて、空気調和機と窓の位置関係のデータ入力は、予め不連続的に設定された、空気調和機の中心と窓の中心とを結ぶ線と空気調和機が設置された壁面とがなす角度を示す30度、60度、90度、 120度、 150度等の表示項目から1つが選択されることによってなされるようにするのが好ましい。
【0010】請求項1乃至2の発明の空気調和機は、上下方向の吹出風向を変更する為に、略偏平口字状の空気吹出口が、水平から垂直下方迄90度回動可能となされており、左右方向の吹出風向を変更する為に、空気吹出口内に並設された複数の整流板が、空気調和機が設置された壁面と平行な0度〜 180度迄無段階的に回動可能となされているのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下請求項2の発明の空気調和機の実施例を図面に基いて説明する。図1は請求項2の発明の空気調和機の運転手順を示す説明図である。
【0012】請求項2の発明の空気調和機は、6畳の広さの居室の壁面に設置されており、空気調和機が設置された壁面に相対向する壁面に、1800×1200(mm)の大きさの窓が設けられている。
【0013】この空気調和機の運転開始に当たっては、先ず、図1に示されているように、空気調和機が壁面に設置された部屋の大きさ(6畳)、窓の大きさ(1800×1200)、空気調和機と窓の位置関係(90度)の3つのデータが、予め設定された表示項目から1つが選択されることによって、空気調和機に搭載されているマイクロコンピュータに入力される。
【0014】マイクロコンピュータに於いては、予め設定された、吹出風速、上下及び左右方向の吹出風向に関する運転パターン情報中から、部屋の床面中心から左右及び奥行方向に 0.5m、上下方向に 1.6mの直方体内の平均風速が 0.2m/秒以下となるように、前記3つのデータによって与えられた条件に対する最適な運転パターンが選択され、選択された運転パターン情報が空気調和機に出力される。
【0015】空気調和機に於いては、マイクロコンピュータから指示された、吹出風速 1.5m/秒、左右方向の吹出風向角度は90度、上下方向の吹出風向は水平から垂直下方迄の回動を1時間に2度反復との運転パターン情報に従って、制御運転が開始される。
【0016】前記した制御運転は、立ち上がり運転終了時等の定常運転時のものであって、操作者が別途優先的な運転条件を指示した場合には、指示された運転パターンに従って運転が行われるのは勿論である。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明の空気調和機は、叙上の通り構成されているので、空気調和機の設置場所に応じた運転制御を行うことが出来る。請求項2の発明の空気調和機は、叙上の通り構成されているので、空気調和機の設置場所に応じた運転制御を行うことが出来、居住者にとって最適な空調空間を実現される。
【出願人】 【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)10月24日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−132540
【公開日】 平成11年(1999)5月21日
【出願番号】 特願平9−292737