| 【発明の名称】 |
換気扇取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上原 京正
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建造物の壁に形成された貫通孔に換気扇を取り付けるための換気扇取付装置であって、内部に換気扇を収容するL字形の筒体を備え、この筒体は前記壁に取り付けたとき前記壁の内側に位置する内側開口部と前記壁の外側に位置する下向きの外側開口部とを有し、前記内部開口部および外側開口部にフィルタを着脱自在に取り付け、前記フィルタは、取付枠と、この取付枠に交換自在に取り付けられるフィルタ部材とから成り、前記内側開口部および外側開口部に枠受を設け、前記枠受に、前記取付枠が挿入され、吸気および排気両用の換気扇を備え、排気時においては、前記内側開口部にフィルタ部材を取り付けるとともに、外側開口部ではフィルタ部材を取り外して取付枠のみ前記枠受に挿入し、吸気時においては、前記内側開口部のフィルタ部材を取り外して取付枠のみ前記枠受に挿入し、外側開口部ではフィルタ部材を取り付けることを特徴とする換気扇取付装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建造物の壁に形成された貫通孔に換気扇を取り付けるための換気扇取付装置に関する。 【0002】 【従来の技術】本発明者は、先に、防犯、防災効果の高い換気扇取付装置を提案した(特開平6−323585号)。この装置は、建造物の壁に形成された貫通孔に換気扇を取り付けるための装置であって、換気扇を収容する筒体と、その筒体の建造物側の開口部を蓋により開閉自在に覆う、というものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、その後の検討の結果、この装置は様々な環境下で使用されることが予想され、それが使用される場所によっては、建物の外のほこり、大気汚染物質(窒素酸化物等)、有害ガス等が換気扇を通して室内に侵入してくる可能性があることが判った(たとえば道路沿い、工場地帯、危険地域など)。 【0004】そこで、本発明の目的は、先に発明した換気扇取付装置をさらに改良し、防塵、防ガス等の対策を施した装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、本発明においては、建造物の壁に形成された貫通孔に換気扇を取り付けるための換気扇取付装置であって、内部に換気扇を収容するL字形の筒体を備え、この筒体は前記壁に取り付けたとき前記壁の内側に位置する内側開口部と前記壁の外側に位置する下向きの外側開口部とを有し、前記内部開口部および外側開口部にフィルタを着脱自在に取り付け、前記フィルタは、取付枠と、この取付枠に交換自在に取り付けられるフィルタ部材とから成り、前記内側開口部および外側開口部に枠受を設け、前記枠受に、前記取付枠が挿入され、吸気および排気両用の換気扇を備え、排気時においては、前記内側開口部にフィルタ部材を取り付けるとともに、外側開口部ではフィルタ部材を取り外して取付枠のみ前記枠受に挿入し、吸気時においては、前記内側開口部のフィルタ部材を取り外して取付枠のみ前記枠受に挿入し、外側開口部ではフィルタ部材を取り付けるように構成した。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図を参照して説明する。図1は本発明による換気扇取付装置1をコンクリート壁Wに取り付けた状態で示した断面図、図2は換気扇取付装置1の全体斜視図である。図に示すように、換気扇取付装置1は、換気扇3を収容するL字形の金属製筒体5を備え、筒体5には、壁Wの内側(図1の左側)に内側開口部7が形成され、壁Wの外側(図1の右側)に下向きの外側開口部9が形成されている。換気扇3は市販されているごく普通のもので、ファンF、シャッタS、スイッチ(図示せず)等を備えている。 【0007】内側開口部7には、排気用フィルタ11が縦方向(図1の上下方向)に出し入れ自由に取り付けられ、さらに内側開口部7は金属製蓋13により開閉自在に覆われている。外側開口部9の近くには吸気用フィルタ15が横方向(図1の左右方向)に出し入れ自由に取り付けられ、外側開口部9には金網17が取り付けられている。換気扇3は正逆回転可能であって、吸気時には吸気用フィルタ15を装着し、排気時には排気用フィルタ11を装着する。 【0008】筒体5の下板5aは、図1に示すように、雨水などが外へ排水され易いように建物の内側から外側へ向って低くなるように傾斜している。 【0009】蓋13は蝶番19によって筒体5に取り付けられている。蓋13の周辺部には2重の立上り部13a,13aによって溝が形成され、その溝は蓋13の下辺を除く3辺に形成され、溝の底にはゴムパッキン13bが取り付けられている。蓋13の下辺には折曲げ部13cが形成され、この折曲げ部13cは直角の位置より少し外側に開くように曲げられており、折曲げ部13cの外面にはゴムパッキン13dが貼り付けられている。蓋13を閉じると、筒体5の上板および側板の縁は蓋13の周辺部の溝に嵌合しゴムパッキン13bと密着する。一方、蓋13の折曲げ部13cは、蓋13と筒体5との結合部(蝶番19など)を覆い、ゴムパッキン13dを介して筒体5の内側に密着する。 【0010】蓋5の上部には金具13e(図2)が取り付けられ、一方、筒体5の側板には金具13eを係止する締付け金具21が取り付けられている。この締付け金具21によって、女性や子供でも簡単に蓋13をロックすることができる。 【0011】図1に示すように、筒体5には取付金具23がボルト25によって取り付けられ、取付金具23はボルト,アンカーボルト等を用いて壁Wに固定される。また筒体5と壁Wとの間にはゴムパッキン27を配置する。 【0012】図3は吸気用フィルタ15の詳細を示す分解図である。フィルタ15は、カセット式になっていて、取っ手部15a、開口部分を有するフィルタ取付枠15b、カセット式フィルタ15c、取付枠15bの開口部分に張られた網15dによって構成されている。フィルタ取付枠15bの開口側には4個のフィルタ押え爪15eが設けられている。カセット式フィルタ15cを取付枠15bの開口部にはめると爪15eによってカセット式フィルタ15cの表面が押えられ、フィルタ15cは開口部内にしっかりと固定される。 【0013】カセット式フィルタ15cは、用途に応じて取り替えることができる。たとえば、ほこり専用、大気汚染物質に適したもの、有害ガスを遮断するもの、等々のように換気扇取付装置1を設置する環境に応じてフィルタを決定する。 【0014】フィルタ取付枠15bは、図3に示すように、筒体5の下方に設けられたコの字形の枠受29に挿入される。フィルタ15を横方向に押して枠受29に挿入し切ると、取っ手部15aの両端に形成された押えバネ15fが筒体5の側板に設けられた受部(図示せず)に係合して、フィルタ15が固定される。取付枠15bの出し入れ口31は壁Wの内側に位置しているので、建物の中から簡単に外側開口部9を覆うフィルタ15の取り付け、取り外し、フィルタ交換等ができる。 【0015】排気用フィルタ11の構成は、吸気用フィルタ15と基本的に同じある。但し、排気用フィルタ11の取っ手部11a(図2)の両端にはフック11fが取り付けられている。筒体5の側面には締付け金具33が取り付けられており、締付け金具33でフック11fを締め付け、フィルタ11が落下しないように固定する。 【0016】さて、以上のような構成で、排気の際は、蓋13を開き、排気用フィルタ11を装着する。フィルタ11は締付け金具33によって固定する。そのとき、吸気用フィルタ15は、カセット式フィルタ15cを取り外し、フィルタ取付枠15bだけを枠受29に挿入しておく。これにより排気された空気の流通を良くし、かつ枠受29の溝部分にほこり等がたまることを防止する。こうして換気扇3を回転させると、室内の空気は、カセット式フィルタ11cを通過して、外側開口部9から室外へ排出される。このとき仮に外部の空気が筒体5内を経て室内に浸入しても、フィルタ11cによりほこりや汚染物質は遮断される。もちろん、室内の空気が汚れている場合は、室内の空気中のほこり、汚染物質等はフィルタ11cで遮断され、浄化されて排気される。 【0017】一方、吸気の際は吸気用フィルタ15を装着し、吸気用フィルタ11は、カセット式フィルタ11cを取り外し、フィルタ取付枠だけを挿入しておく。これにより、外気中のほこり、汚染物質、有害ガスは遮断される。 【0018】以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、様々な変形、応用が考えられる。たとえば、上記説明では建物の換気扇として説明したが、本発明の装置は建物だけでなく、船、飛行機、車両など、一般に換気が必要とされるすべての建造物に使用することができる。また、上記説明では、筒体3を四角状の筒体としたが、筒体の形状はそれに限らず、たとえば円筒状のものを用いてもよい。 【0019】なお、上記実施例で説明したカセット式フィルタは、換気装置に限らず、ルームエアコン等の他の空気調和装置および吸気や排気を行う装置一般においても使用することができる。従来の換気扇や空調装置等においては、フィルタは付いていても、フィルタとその枠体は固着され、または一体になっていた。そのため、フィルタ自体を用途に応じて交換することは不可能であり、またそうした考え方自体も存在しなかった。上記実施例のようなカセット式フィルタにすれば、用途に応じてフィルタを取り替えることができる。たとえば、ほこり専用、大気汚染物質に適したもの、有害ガスを遮断するもの、等々のように換気扇や空気調和装置を設置する環境に応じてフィルタを交換することが容易になる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、防塵、防ガス効果の高い換気扇取付装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593108912 【氏名又は名称】上原 京正
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)4月6日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小橋川 洋二
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| 【公開番号】 |
特開平11−118219 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−229028 |
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