| 【発明の名称】 |
給気口体およびダクト用換気扇 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 義政
【氏名】牛田 泰道
【氏名】五十川 康博
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| 【要約】 |
【課題】外風の侵入を抑えることができる給気口体、ならびに、その給気口体を備えることによって、使い勝手に優れたダクト用換気扇を提供する。
【解決手段】給気用接続筒体22の内部にシャッタ板33を回動可能に設け、遮風板36によって給気用接続筒体22にあって吸入側の開口面積がシャッタ板33の側面33aの面積よりも小さくなるように構成した。給気用接続筒体22の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板33に及ぼす力は小さくなるので、シャッタ板33が図1中、矢印C方向へ回動することがなく、不必要な外風の侵入を抑えることができる。これに対して、送風ファンが回転駆動され、給気用接続筒体22の吐出側が負圧になると、その負圧によって、シャッタ板33が図1中、矢印C方向へ回動し、通気路39が開放され、屋外の空気が浴室へ供給されるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板とを備え、前記筒体は、その吸入側の開口面積が前記シャッタ板の一面の面積よりも小さく構成されていることを特徴とする給気口体。 【請求項2】 前記筒体に、その筒体の吸入側の開口面積が前記シャッタ板の一面の面積よりも小さくなるように遮風板が設けられていることを特徴とする請求項1記載の給気口体。 【請求項3】 前記枢軸は、その中心線が前記筒体の中心線を含む面に平行で、且つ、その面よりずれた位置となるように設けられ、前記遮風板は、前記面に対して前記枢軸とは反対側に位置して設けられていることを特徴とする請求項2記載の給気口体。 【請求項4】 前記遮風板は、外風を前記シャッタ板の枢軸側に案内するように前記筒体の内方へ傾斜して設けられていることを特徴とする請求項3記載の給気口体。 【請求項5】 通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板とを備え、前記枢軸は、その中心線が前記筒体の中心線を含む面に平行で、且つ、その面よりずれた位置となるように設けられ、前記シャッタ板に、前記枢軸より前記面とは反対側に位置し、且つ、前記筒体の吸入側から吐出側に向かって窪んだ凹部が設けられていることを特徴とする給気口体。 【請求項6】 通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板と、前記筒体の吸入側に該筒体の軸方向に移動可能に設けられ、外風を受ける受圧部を有して、常には、前記シャッタ板の回動を許容する許容位置に位置し、前記受圧部が所定以上の外風を受けたときには、吐出側へ移動することによって前記シャッタ板の回動を抑制する抑制位置に位置する移動部材とを備えたことを特徴とする給気口体。 【請求項7】 前記移動部材は筒状をなし、その通気口にフィルタが設けられていることを特徴とする請求項6記載の給気口体。 【請求項8】 給気口を備えた本体と、この本体の内部に配設され、部屋の内部の空気を外部へ排出する送風ファンと、 前記給気口に請求項1ないし7のいずれかに記載の給気口体とを備え、前記給気口体は、前記部屋の内部に連通していることを特徴とするダクト用換気扇。 【請求項9】 前記給気口体のシャッタ板は、自然給気により開放回動することを特徴とする請求項8記載のダクト用換気扇。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、筒体の内部にシャッタ板が回動可能に設けられてなる給気口体、ならびに、その給気口体を備えたダクト用換気扇に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】図9は、例えば浴室の天井用(ダクト用)換気扇に設けられる給気口体の従来構成を示している。図9において、給気口体1の給気用接続筒体2は、ダクト用換気扇の本体(図示せず)側(図9中、左側)から外方(図9中、右側)へ向かって径が段階的に小さくなる形状となっており、その給気用接続筒体2の内部には、シャッタ板3が、その軸が軸孔4に挿通されることによって、回動可能に収容されている。この場合、シャッタ板3における軸は、給気用接続筒体2の中心線(図9中、二点鎖線Pにて示す)より上方に位置しており、つまり、シャッタ板3の重心は、その軸よりも下方とされている。また、この給気用接続筒体2には、屋外へ通じる給気ダクト5が接続されている。 【0003】上記シャッタ板3は、その重心が軸よりも下方とされていることによって、常には、給気用接続筒体2の中心線に垂直となるように静止しており、つまり、空気の流路である通気路6は閉じられている。これによって、浴室内の温かい空気が屋外へ排出されることを防止している。 【0004】この構成においては、ダクト用換気扇の本体側の送風ファン(図示せず)が回転駆動されると、浴室の密閉度が高い場合には、本体側において負圧となり、その負圧によって、シャッタ板3が図9中、矢印Q方向に回動するようになる。これによって、通気路6が開放されるようになるので、屋外の空気が通気路6を通って本体側に供給され、さらに、浴室内に供給されるようになる。 【0005】しかしながら、このような従来のものでは、屋外において風が吹いている場合には、送風ファンが回転駆動されていなくても、その外風がシャッタ板3に当たることによって、シャッタ板3が図9中、矢印Q方向に回動するようになる。そうなると、外風がダクト用換気扇の本体を通じて浴室内に流れ込むようになるので、特に、冬場などの外気温が低いときには、ダクト用換気扇を使用していないにもかかわらず、不必要に外風が侵入し、それによって、浴室内の入浴者は、寒感を感じることがあった。 【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不必要な外風の侵入を抑えることができる給気口体、ならびに、その給気口体を備えることによって、使い勝手に優れたダクト用換気扇を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の給気口体は、通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板とを備え、前記筒体は、その吸入側の開口面積が前記シャッタ板の一面の面積よりも小さく構成したところに特徴を有する(請求項1)。 【0008】上記構成の給気口体によれば、筒体の吸入側の開口面積を、シャッタ板の一面の面積よりも小さく構成したので、筒体の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板に及ぼす力は小さくなる。したがって、外風によって、シャッタ板が回動することはなく、これによって、不必要な外風の侵入を抑えることができる。 【0009】この場合、上記給気口体において、前記筒体に、その筒体の吸入側の開口面積が前記シャッタ板の一面の面積よりも小さくなるように遮風板を設けても良い(請求項2)。 【0010】また、上記給気口体において、前記枢軸を、その中心線が前記筒体の中心線を含む面に平行で、且つ、その面よりずれた位置となるように設け、前記遮風板を、前記面に対して前記枢軸とは反対側に位置して設けても良い(請求項3)。 【0011】さらに、上記給気口体において、前記遮風板を、外風を前記シャッタ板の枢軸側に案内するように前記筒体の内方へ傾斜して設けても良い(請求項4)。 【0012】また、本発明の給気口体は、通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板とを備え、前記枢軸は、その中心線が前記筒体の中心線を含む面に平行で、且つ、その面よりずれた位置となるように設けられ、前記シャッタ板に、前記枢軸より前記面とは反対側に位置し、且つ、前記筒体の吸入側から吐出側に向かって窪んだ凹部が設けたところに特徴を有する(請求項5)。 【0013】上記構成の給気口体によれば、シャッタ板にあって、筒体の中心線を含む面を挟んで枢軸とは反対側に、その筒体の吸入側から吐出側に向かって窪んだ凹部を設けたので、筒体の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板に及ぼす力は、シャッタ板にあって枢軸の一方の側と他方の側とで略等しくなる。これによって、外風によって、シャッタ板が回動することはなく、請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。 【0014】また、本発明の給気口体は、通気路を構成する筒体と、この筒体の内部に枢軸を介して回動可能に設けられ、その回動により前記通気路を開閉するシャッタ板と、前記筒体の吸入側に該筒体の軸方向に移動可能に設けられ、外風を受ける受圧部を有して、常には、前記シャッタ板の回動を許容する許容位置に位置し、前記受圧部が所定以上の外風を受けたときには、吐出側へ移動することによって前記シャッタ板の回動を抑制する抑制位置に位置する移動部材とを備えて構成したところに特徴を有する(請求項6)。 【0015】上記構成の給気口体によれば、筒体の吸入側に、常には、シャッタ板の回動を許容する許容位置に位置し、受圧部が所定以上の外風を受けたときには、吐出側へ移動してシャッタ板の回動を抑制する抑制位置に位置する移動部材を設けたので、筒体の吸入側に向かって外風が流れ、それに応じて、受圧部が所定以上の外風を受けた場合には、移動部材が抑制位置に移動して、シャッタ板の回動が抑制されるようになる。これによって、外風によって、シャッタ板の回動が抑制され、請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。 【0016】この場合、上記給気口体において、前記移動部材を筒状に形成し、その通気口にフィルタを設けても良い(請求項7)。 【0017】また、本発明のダクト用換気扇は、給気口を備えた本体と、この本体の内部に配設され、部屋の内部の空気を外部へ排出する送風ファンと、 前記給気口に請求項1ないし7のいずれかに記載の給気口体とを備え、前記給気口体は、前記部屋の内部に連通するように構成したところに特徴を有する(請求項8)。 【0018】上記構成のダクト用換気扇によれば、給気口体によって外風の侵入を抑えることができる。また、送風ファンが回転駆動されると、給気口体にあって筒体の吐出側が負圧になるので、その負圧によって、シャッタ板が開放回動し、空気が筒体の通気路を流れるようになる。これによって、部屋の内部に対して給気することができる。 【0019】すなわち、屋外において風が吹いている場合には、通気路を閉じることによって、外風の侵入を抑えることができると共に、送風ファンを回転駆動させた場合には、通気路を開けることによって、部屋の内部に対して給気することができるので、使い勝手を良好にすることができる。 【0020】この場合、上記ダクト用換気扇において、前記給気口体のシャッタ板を、自然給気により開放回動するようにしても良い(請求項9)。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例について図1ないし図3を参照して説明する。まず、ダクト用換気扇の全体構成について、図3を参照して説明する。浴室11の天井12には、開口部12aが形成されている。本体13は、本体上部14、本体下部15ならびに外枠体16が一体に組合されて構成されており、浴室11側から天井12の開口部12aに挿入されることによって天井12の裏側(図3中、上側)に配設されている。 【0022】上記本体上部14ならびに本体下部15は、ファンケーシングを兼ねており、その内部には送風ファン17が配設され、その送風ファン17の上方には、送風ファン17を回転駆動させるためのモータ18が配設されている。また、本体下部15には、図3中、下方へ開口する吸入口19が形成されている。そして、本体13にあって図3中、左側方には、本体上部14と本体下部15とによって、側方へ開口する吐出口20が形成されている。 【0023】また、上記本体13の図3中、左側方には、排気用接続筒体21が配設されている。この排気用接続筒体21の下部には、外方へ張出す鍔部21aが一体に形成されており、右側方には、上記本体上部14の上側に突設された嵌合部14a、14bに嵌合する被嵌合部21b、21cが一体に設けられている。 【0024】この排気用接続筒体21は、その鍔部21aが天井12の下面に宛てがわれ、開口部12aの図3中、上側(天井12の裏側)周縁部に設けられた取付枠(図示せず)にねじ固定され、且つ、その被嵌合部21b、21cが本体上部14の嵌合部14a、14bに嵌合された状態で、天井12の裏側に配設されている。尚、この排気用接続筒体21の図3中、左側方には、屋外へ通じる排気ダクト(図示せず)が接続されている。 【0025】また、上記本体13の図3中、右側方には、給気用接続筒体22が配設されている。この給気用接続筒体22の下部には、外方へ張出す鍔部22aが一体に形成されており、この給気用接続筒体22は、その鍔部22aが天井12の下面に宛てがわれ、上記した取付枠にねじ固定された状態で、天井12の裏側に配設されている。尚、この給気用接続筒体22の図3中、右側方には、屋外へ通じる給気ダクト23(図1参照)が接続されている。 【0026】しかして、本体13は、上記排気用接続筒体21ならびに給気用接続筒体22が天井12の裏側に配設された状態で、これを天井12の開口部12aから天井12の裏側に挿入し、且つ、上記外枠体16の下方に一体に形成された鍔部16aを排気用接続筒体21の鍔部21aならびに給気用接続筒体22の鍔部22aに宛てがい、上記した取付枠にねじ固定することによって、天井12の裏側に配設されている。 【0027】天井12の開口部12aの下方には、矩形状のパネル24が配設されている。このパネル24の上面部には、脚部25に支持された断面が凹状をなす矩形枠状の取付部26が設けられており、その取付部26が外枠体16の鍔部16a、排気用接続筒体21の鍔部21aならびに給気用接続筒体22の鍔部22aを覆うようになっている。 【0028】また、このパネル24の上面部の所定部位には、フック27が設けられており、パネル24は、上記本体下部15に設けられたねじりコイルばね(図示せず)がそのフック27に引掛けられることによって、上方へ付勢されて保持されている。 【0029】また、上記本体下部15には、仕切板28が一体に形成されており、上記パネル24上方の空間部は、この仕切板28によって、排気用接続筒体21側と給気用接続筒体22側とに仕切られている。そして、この場合、排気用接続筒体21側におけるパネル24と天井12との間の間隙部は、側方へ開口する排気口29とされ、その排気口29から上記吸入口19、吐出口20ならびに排気用接続筒体21の内部にかけての部位が排気通路30とされている。 【0030】また、給気用接続筒体22側におけるパネル24と天井12との間の間隙部は、側方へ開口する給気口31とされ、給気用接続筒体22の内部から給気口31にかけての部位は、給気通路32とされている。尚、図面と垂直方向の側におけるパネル24と天井12との間隙部も、上記排気口29ならびに排気通路30とされている。尚、仕切板28の下部28aは、給気に際して空気が流れ易いように、湾曲状をなしている。 【0031】さて、上記給気用接続筒体22を含む給気口体について、図1ならびに図2を参照して詳述する。給気用接続筒体22は、本体13側から屋外へ向かって径が段階的に小さくなる円筒形状となっている。この給気用接続筒体22の内部には、円板の一部が切欠かれた形状をなすシャッタ板33が、その枢軸としての支持棒34が給気用接続筒体22側に設けられた舌片35の孔部35aに挿通されることによって回動可能に配設されている。この場合、支持棒34の中心線(図2中、二点鎖線Aにて示す)は、給気用接続筒体22の中心線(図1中、二点鎖線Bにて示す)を含んだ面に平行で、且つ、その面よりも図1中、上方にずれて位置している。これによって、シャッタ板33の重心は、支持棒34の直下に位置している。 【0032】上記給気用接続筒体22にあって吸入側の下方端部には、遮風板36が上記シャッタ板33の側面33aの一部を覆うように略垂直方向に立設されている。つまり、この遮風板36によって、給気用接続筒体22にあって吸入側の開口面積は、シャッタ板33の側面33aの面積よりも小さくなっている。 【0033】また、給気用接続筒体22の内周側の所定部位には、ストッパ部材37が支持部材38により取付けられて配設されている。この場合、シャッタ板33は、上述したように、重心が回動軸の直下に位置しているので、常には、給気用接続筒体22の軸方向に垂直方向に静止しており、その状態では、シャッタ板33の上部は上記ストッパ部材37に当接している。 【0034】これによって、シャッタ板33が図1中、反矢印C方向へ回動することが禁止されている。尚、給気用接続筒体22の内部は、空気が流れる通気路39とされており、その通気路39は、シャッタ板33の回動に応じて開閉されるようになっている。尚、図3においては、上記シャッタ板33などは省略している。 【0035】次に、上記構成の作用について説明する。上記構成において、送風ファン17がモータ18により回転駆動されると、浴室11内の空気は、天井12に沿った方向から排気口29ならびに吸入口19を通じて本体13内へ吸入され、そして、吐出口20、排気用接続筒体21ならびに排気ダクトの内部を通じて屋外へ排出される(図3中、矢印D参照)。また、この排気に応じて、浴室11内が負圧となるので、その負圧によって、給気用接続筒体22にあってシャッタ板33は、図1中、矢印C方向へ回動するようになり、つまり、通気路39が開放されるようになる。これによって、屋外の空気は、給気ダクト23の内部ならびに通気路39を通じて給気通路32内へ吸入され、給気口31を通じて浴室11内へ供給される(図3中、矢印E参照)。 【0036】さて、ここで、屋外において、風が吹いている場合を考える。いま、送風ファン17が回転駆動されておらず、シャッタ板33が給気用接続筒体22の軸方向に垂直方向に静止しているとき、外風が給気ダクト23の内部に流れ込むと、その外風は、シャッタ板33の上部側ならびに遮風板36に当たるようになる。このとき、外風が遮風板36に当たることによって、その外風がシャッタ板33の下部に及ぼす力が小さくなるので、シャッタ板33が外風によって図1中、矢印C方向へ回動することはなく、給気用接続筒体22の通気路39が開放されることはない。 【0037】また、この場合、上述したように、シャッタ板33は、その重心が支持棒34の直下にあり、さらに、その上部がストッパ部材37に当接しているので、これによって、シャッタ板33が外風によって図1中、反矢印C方向へ回動するはなく、これによっても、給気用接続筒体22の通気路39が開放されることが禁止されている。 【0038】このように第1実施例によれば、給気用接続筒体22の内部にシャッタ板33を回動可能に設け、遮風板36によって給気用接続筒体22にあって吸入側の開口面積が上記シャッタ板33の側面33aの面積よりも小さくなるように構成したので、給気用接続筒体22の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板33に及ぼす力は小さくなる。これによって、シャッタ板33が外風によって回動することを禁止することができ、不必要な外風の侵入を抑えることができる。 【0039】また、送風ファン17が回転駆動されると、給気用接続筒体22の吐出側が負圧となり、その負圧によって、シャッタ板33が図1中、矢印C方向へ回動し、通気路39が開放されて、屋外の空気が浴室11内へ供給されるようになる。これによって、浴室11の内部に対して給気することができる。 【0040】すなわち、屋外において風が吹いている場合には、通気路39を閉じることによって、外風の侵入を抑えることができると共に、送風ファン17を回転駆動させた場合には、通気路39を開けることによって、浴室11に給気することができるので、使い勝手を良好にすることができる。 【0041】特に、この第1実施例では、給気用接続筒体22にあって吸入側の開口面積がシャッタ板33の側面33aの面積よりも小さくなる構成とするのに、遮風板36を採用したので、構成を簡単にすることができる。 【0042】また、シャッタ板33を支持する支持棒34の中心線が給気用接続筒体22の中心線を含んだ面に平行で、且つ、その面よりも図1中、上方に位置するように構成したので、シャッタ板33の重心が支持棒34の直下となり、例えば重りなどを設けなくても、シャッタ板33を垂直方向に静止させることができ、その分、構成を簡単にすることができる。 【0043】さらに、シャッタ板33を負圧による外風によって、つまり、自然給気により開放するように構成したので、シャッタ板33を開放させるために、別途、送風ファンを設ける必要がなく、その分、構成を簡単にすることができる。また、通常は、シャッタ板33が閉じられた状態であるので、浴室11の熱気が給気口を通して外部に流れることがなく、浴室11の保温性が良い。 【0044】次に、本発明の第2実施例について、図4を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。この第2実施例においては、第1実施例で説明した遮風板36の代わりに、垂直線Lに対して給気用接続筒体22の内方へ傾斜する遮風板36´が立設されている。 【0045】この第2実施例によれば、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この第2実施例では、遮風板36´を給気用接続筒体22の内方へ傾斜して立設したので、遮風板36´に当たった外風は上方へ案内され、その案内された外風によってシャッタ板33の上部がストッパ部材37に作用する力が大きくなる。これによって、シャッタ板33が図1中、矢印C方向へ回動することをより確実に抑えることができ、また、図1中、矢印C方向へ回動することも抑えることができる。 【0046】次に、本発明の第3実施例について、図5を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。この第3実施例においては、第1実施例で説明したシャッタ板33に代えて、シャッタ板41が採用されている。シャッタ板41にあって、支持棒の上方には、吸入側から吐出側に向かって窪んだ球状の凹部42が形成されている。また、第1実施例で説明した遮風板36は取除かれている。 【0047】ここで、屋外において、風が吹いている場合を考える。いま、シャッタ板41が軸方向に垂直方向に静止しているとき、外風が給気ダクト23の内部に流れ込むと、その外風は、シャッタ板41に当たるようになる。この場合、上述したように、シャッタ板41にあって支持棒の上方には、凹部42が形成されており、それによって、外風がシャッタ板41に及ぼす力は、シャッタ板41にあって支持棒の上方と下方とで略等しくなるので、シャッタ板41が外風によって図5中、矢印F方向へ回動することはなく、給気用接続筒体22の通気路39が開放されることはない。また、この場合、第1実施例と同様にして、シャッタ板41の上部がストッパ部材37に当接しているので、シャッタ板41が図5中、反矢印F方向へ回動することをも禁止されている。 【0048】このように第3実施例によれば、給気用接続筒体22の内部にシャッタ板41を回動可能に設け、そのシャッタ板41に凹部42を設けたので、給気用接続筒体22の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板41に及ぼす力は、シャッタ板41にあって支持棒の上方と下方とで略等しくなる。これによって、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。 【0049】次に、本発明の第4実施例について、図6および図7を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。この第4実施例においては、給気用接続筒体22の吸入側端部の外周部には、断面が「U」字状の二重筒体52が配設されており、その二重筒体52の外筒部53と内筒部54との間にはコイルばね55が配設されている。 【0050】移動部材56は、給気用接続筒体21の中心線に垂直となる円環状の受圧部57を備え、その受圧部57に一体に設けられた外筒部58が上記二重筒体52の外筒部53内に軸方向に移動可能に嵌合されている。この場合、上記コイルばね55の一端部55aは、二重筒体52の内側底部52aに接する共に、他端部55bは、受圧部57に接しており、しかして、移動部材56は、コイルばね55のばね力によって、給気用接続筒体22の軸方向に移動可能となっている。 【0051】尚、移動部材56にあって外筒部58の端部の所定部位には、複数の爪部59が形成されると共に、二重筒体52の外筒部53には、それら爪部59に対応する穴部60が形成されている。しかして、移動部材56の爪部59が二重筒体の穴部60に係止されることによって、図6中、右方向に付勢されている。 【0052】また、移動部材56にあって外筒部58の内周側には、内筒部61が一体に設けられている。この内筒部61は、移動部材56が給気用接続筒体22の吐出側に移動したときに、その吐出側の先端部61aが上記シャッタ板33の近傍に位置するようになっている(図6中、二点鎖線にて示す)。 【0053】このような構成によって、シャッタ板33は、移動部材56の爪部59が二重筒体の穴部60に係止しているとき(本発明でいう許容位置のとき)には、図9中、矢印G方向への回動が許容され、移動部材56が給気用接続筒体22の吐出側に移動し、内筒部61の先端部61aが上記シャッタ板33の近傍に位置したとき(本発明でいう抑制位置のとき)には、その回動角が小さくなるようになっている。尚、移動部材56にあって内筒部61の内周側は、通気口62とされている。 【0054】さて、ここで、屋外において、風が吹いていると、その外風が移動部材56の受圧部57に当たり、その外風によって受圧部57が所定以上の圧力を受けると、移動部材56がコイルばね55のばね力に抗して給気用接続筒体22の吐出側に移動するようになる。そして、移動部材56の移動に応じて、内筒部61の先端部61aがシャッタ板33の近傍に位置するようになり、シャッタ板33の回動角度が小さくされる。つまり、屋外から浴室11内に流れ込む風の量が低減される。 【0055】このように第4実施例によれば、給気用接続筒体22の内部にシャッタ板33を回動可能に設けると共に、外風によって移動する移動部材56を設け、常には、シャッタ板33の回動を許容すると共に、外風が吹いて所定以上の圧力をうけたときには、移動部材56が移動してシャッタ33の回動を小さくするようにしたので、屋外から浴室11内に流れ込む風の量を低減することができ、これによって、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。 【0056】また、移動部材56が給気用接続筒体22の吐出側に移動したときに、シャッタ板33の回動を禁止するのではなく、その回動角度を小さくするように構成したので、外風が吹いていることに応じて、移動部材56が給気用接続筒体22の吐出側に移動した際にも、送風ファン17を回転駆動させることによって、給気を行うことができる。 【0057】次に、本発明の第5実施例について、図8を参照して説明する。尚、第4実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。この第5実施例においては、第4実施例で説明した移動部材56にあって内筒部61の先端部61aに、通気口62を覆うようにフィルタ71が取付けられている。 【0058】この第5実施例によれば、上述した第4実施例と同様の作用効果を得ることができる。特に、この第5実施例では、移動部材56にあって内筒部61の通気口62にフィルタ71を設けたので、屋外から浴室11内へ虫が侵入することを防止することができる。また、フィルタ71を設けたことによって、移動部材56が吸入側から吐出側へ移動する際の抵抗分が増えることになるので、送風ファン17を駆動させた場合に、移動部材56が吐出側へ移動することを防止することができる。 【0059】本発明は、上記実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形または拡張することができる。換気扇は、浴室の側壁に設けるものでも良く、また、浴室に限らず、他の部屋に適用しても良い。シャッタ板を、重り、スプリングなどによって通気路を閉じる位置に保持しても良い。給気ダクトの途中部位に給気用の送風ファンを配設しても良い。 【0060】 【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請求項1記載の給気口体によれば、筒体の吸入側の開口面積を、シャッタ板の一面の面積よりも小さく構成したので、筒体の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板に及ぼす力は小さくなり、これによって、シャッタ板が外風により回動することを防止でき、不必要な外風の侵入を抑えることができる。 【0061】請求項2記載の給気口体によれば、筒体の吸入側の開口面積をシャッタ板の一面の面積よりも小さくするのに、遮風板を採用したので、構成を簡単にすることができる。 【0062】請求項3記載の給気口体によれば、枢軸の中心線を、筒体の中心線を含む面に平行で、且つ、その面よりずれた位置に設け、遮風板を、その面に対して反対側に設けたので、シャッタ板の重心が遮風板側となり、例えば重りなどを設けなくても、シャッタ板を垂直方向に静止させることができ、その分、構成を簡単にすることができる。 【0063】請求項4記載の給気口体によれば、遮風板を、外風を前記シャッタ板の枢軸側に案内するように前記筒体の内方へ傾斜して設けたので、遮風板に当たった外風が枢軸側へ案内されるようになる。 【0064】請求項5記載の給気口体によれば、シャッタ板にあって、筒体の中心線を含む面を挟んで枢軸とは反対側に、その筒体の吸入側から吐出側に向かって窪んだ凹部を設けたので、筒体の吸入側に向かって外風が流れた場合には、その外風がシャッタ板に及ぼす力は、シャッタ板にあって枢軸の一方の側と他方の側とで略等しくなり、これによって、請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。 【0065】請求項6記載の給気口体によれば、筒体の吸入側に、常には、シャッタ板の回動を許容する許容位置に位置し、受圧部が所定以上の外風を受けたときには、吐出側へ移動してシャッタ板の回動を抑制する抑制位置に位置する移動部材を設けたので、筒体の吸入側に向かって外風が流れ、それに応じて、受圧部が所定以上の外風を受けた場合には、移動部材が抑制位置に移動して、シャッタ板の回動が抑制されるようになり、これによって、請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。 【0066】請求項7記載の給気口体によれば、移動部材を筒状に形成し、その通気口にフィルタを設けたので、吸入側から吐出側へ虫が侵入することを防止できる。また、移動部材が吸入側から吐出側へ移動する際の抵抗分が増えるので、吐出側が負圧となった場合に、移動部材が吐出側へ移動することを防止することができる。 【0067】請求項8記載のダクト用換気扇によれば、給気口体によって外風の侵入を抑えることができる。また、送風ファンが回転駆動されると、給気口体にあって筒体の吐出側が負圧になるので、その負圧によって、シャッタ板が開放回動し、空気が筒体の通気路を流れ、部屋の内部に対して給気することができる。これによって、屋外において風が吹いている場合には、通気路を閉じることによって、不必要な外風の侵入を抑えることができると共に、送風ファンを駆動させた場合には、通気路を開けることによって、部屋の内部に対して給気することができるので、使い勝手を良好にすることができる。 【0068】請求項9記載のダクト用換気扇によれば、シャッタ板を自然給気により開放回動するように構成したので、シャッタ板を開放回動させるのに、別途、送風ファンを設ける必要がなく、その分、構成を簡単にすることができると共に、部屋内の空気が給気口を介して外部に自由に流れていくことがない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】000221029 【氏名又は名称】東芝エー・ブイ・イー株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 強
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| 【公開番号】 |
特開平11−108431 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−277609 |
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