| 【発明の名称】 |
離脱機構、空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 博克
【氏名】野崎 克彦
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| 【要約】 |
【課題】キャビネットとタンク等を装着した基台とを簡単に分離できるようにする。
【解決手段】タンク3を装着してキャビネット21と離脱可能になされる本体基板100を備え、この本体基板100にはタンク3を保持するタンク保持部82A,82Bが設けられ、キャビネット21には脱着用の固定レバー81A,81Bが設けられ、この固定レバー81A,81Bには、タンク保持部82A,82Bを係止する係止爪部85A〜85Dと、タンク保持部82A,82Bを押圧する押圧部88A,88Bとが設けられ、この係止爪部85A〜85Dと押圧部88A,88Bとの間には軸89A,89Bが設けられ、この軸89A,89Bによって固定レバー81A,81Bが回動自在になされ、この固定レバー81A,81Bの回動操作によって本体基板100の係止状態が解除されると共に、タンク保持部82A,82Bへの付勢力Fによってタンク3の保持力が強められるものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筐体と、該筐体の付属装置を載置する基台とが分離可能になされる離脱機構であって、前記基台には被押圧部を有して前記付属装置を保持する保持部が設けられ、前記筐体には前記筐体と前記基台とを脱着する取っ手が設けられ、前記取っ手には、前記基台の保持部を係止する係止部と、前記被押圧部を押圧する押圧部とが設けられ、前記係止部と押圧部との間には軸が設けられ、前記軸によって前記取っ手が回動自在になされ、前記取っ手の回動操作によって前記基台の係止状態が解除されると共に、前記保持部への付勢力によって前記付属装置の保持力が強められるようにしたことを特徴とする離脱機構。 【請求項2】 空気清浄用の液体を汲み上げる液体供給装置を有した筐体と、前記液体を貯留する液体貯留装置と、前記液体貯留装置を載置して前記筐体と離脱可能になされる基台とを備え、前記基台には被押圧部を有して前記液体貯留装置を保持する保持部が設けられ、前記筐体には前記筐体と前記基台とを脱着する取っ手が設けられ、前記取っ手には、前記基台の保持部を係止する係止部と、前記被押圧部を押圧する押圧部とが設けられ、前記係止部と押圧部との間には軸が設けられ、前記軸によって前記取っ手が回動自在になされ、前記取っ手の回動操作によって前記基台の保持部の係止状態が解除されると共に、前記保持部への付勢力によって前記液体貯留装置の保持力が強められるようにしたことを特徴とする空気清浄装置。 【請求項3】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられ、前記収納部には前記取っ手を係止するラチェット機構を有した取手用の係止部が設けられ、前記取っ手を前記筐体に対して反復して繰り返し押すと、前記筐体に前記取っ手を係止する状態と前記筐体から前記取っ手を解除する状態とが繰り返すようになされたことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄装置。 【請求項4】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられる場合であって、前記取っ手に非収納面が設けられ、前記取っ手が前記筐体の収納部に入り込んだときには、その非収納面が該筐体の周面に一致するように前記取っ手が前記筐体に係止されると共に、前記取っ手が押されたときには、前記筐体の外側に前記取っ手が突出するようになされたことを特徴とする請求項2記載の空気清浄装置。 【請求項5】 前記筐体内に回転源が取り付けられる場合であって、前記筐体と前記液体貯留装置との間にスイッチが設けられ、前記液体貯留装置が前記筐体から離脱されたときは、前記スイッチによって前記回転源の電源がオフされるようになされたことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄装置。 【請求項6】 マイナスイオン発生用の液体を汲み上げる液体供給装置を有した筐体と、前記液体を貯留する液体貯留装置と、前記液体貯留装置を載置して前記筐体と離脱可能になされる基台と、前記基台には被押圧部を有して前記液体貯留装置を保持する保持部が設けられ、前記筐体には前記筐体と前記基台とを脱着する取っ手が設けられ、前記取っ手は、前記基台の保持部を係止する係止部と、前記被押圧部を押圧する押圧部とを有し、前記係止部と押圧部との間には軸が設けられ、前記軸によって前記取っ手が回動自在になされ、前記取っ手の回動操作によって前記基台の保持部の係止状態が解除されると共に、前記保持部への付勢力によって前記液体貯留装置の保持力が強められるようにしたことを特徴とするマイナスイオン発生装置。 【請求項7】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられ、前記収納部には前記取っ手を係止するラチェット機構を有した取手用の係止部が設けられ、前記取っ手を前記筐体に対して反復して繰り返し押すと、前記筐体に前記取っ手を係止する状態と前記筐体から前記取っ手を解除する状態とが繰り返されるようになされたことを特徴とする請求項6に記載のマイナスイオン発生装置。 【請求項8】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられる場合であって、前記取っ手は非収納面を有し、前記取っ手が前記筐体の収納部に入り込んだときには、その非収納面が該筐体の周面に一致するように前記取っ手が前記筐体に係止されると共に、前記取っ手が押されたときには、前記筐体の外側に前記取っ手が突出するようになされたことを特徴とする請求項6記載のマイナスイオン発生装置。 【請求項9】 加湿器用の液体を汲み上げる液体供給装置を有した筐体と、前記液体を貯留する液体貯留装置と、前記液体貯留装置を載置して前記筐体と離脱可能になされる基台と、前記基台には被押圧部を有して前記液体貯留装置を保持する保持部が設けられ、前記筐体には前記筐体と前記基台とを脱着する取っ手が設けられ、前記取っ手は、前記基台の保持部を係止する係止部と、前記被押圧部を押圧する押圧部とを有し、前記係止部と押圧部との間には軸が設けられ、前記軸によって前記取っ手が回動自在になされ、前記取っ手の回動操作によって前記基台の保持部の係止状態が解除されると共に、前記保持部への付勢力によって前記液体貯留装置の保持力が強められるようにしたことを特徴とする加湿器。 【請求項10】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられ、前記収納部には前記取っ手を係止するラチェット機構を有した取手用の係止部が設けられ、前記取っ手を前記筐体に対して反復して繰り返し押すと、前記筐体に前記取っ手を係止する状態と前記筐体から前記取っ手を解除する状態とが繰り返されるようになされたことを特徴とする請求項9に記載の加湿器。 【請求項11】 前記筐体に前記取っ手を収納する収納部が設けられる場合であって、前記取っ手は非収納面を有し、前記取っ手が前記筐体の収納部に入り込んだときには、その非収納面が該筐体の周面に一致するように前記取っ手が前記筐体に係止されると共に、前記取っ手が押されたときには、前記筐体の外側に前記取っ手が突出するようになされたことを特徴とする請求項9に記載の加湿器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は離脱機構、空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器に関する。詳しくは、付属装置を載置した基台を筐体から離脱する取っ手が設けられ、その回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、その付属装置の保持力が強められるようにして、筐体と共に付属装置が抜け出さないようにしたものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、水や石油等の液体を使用するために給水用のタンク(液体貯留装置)を備えた装置として加湿器、冷風機、空気清浄装置、石油ストーブなどが知られている。これらの装置に使用されるタンクは液体を補充、交換できるように着脱自在に構成されている。これらの装置ではタンクが基台に載置されて本体に取付けられたときに、本体から脱落しないように離脱機構により保持されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来装置では例えば本体(以下筐体ともいう)からタンクを取り外すときに、まず離脱機構のロックを解除した後、次に取っ手を引いてタンク(以下付属装置ともいう)を基台から取り外す必要がある。 【0004】しかし、タンクと給水ポンプなどが密閉性良く取付けられていると、基台からタンクが抜け出てしまい、筐体と共にタンクが浮き上がってしまう場合がある。従って、タンクの離脱操作が煩雑なものとなっていた。 【0005】そこで、本発明は上述した課題を解決したものであって、筐体とタンク等を装着した基台とを簡単に分離できるようにした離脱機構、空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器を提案するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するために、本発明の離脱機構は筐体と、該筐体の付属装置を載置する基台とが離脱可能になされる離脱機構であって、基台には被押圧部を有して付属装置を保持する保持部が設けられ、筐体にはその筐体と基台とを脱着する取っ手が設けられ、取っ手には基台の保持部を係止する係止部と、被押圧部を押圧する押圧部とが設けられ、係止部と押圧部との間には軸が設けられ、この軸によって取っ手が回動自在になされ、この取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、保持部への付勢力によって付属装置の保持力が強められるようにしたものである。 【0007】この発明の離脱機構によれば、筐体から基台を離脱するときに、取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、その保持部への付勢力によって付属装置の保持力が強められるようにしたものである。従って、付属装置が基台から抜け出て筐体と共に離脱することが防止できる。 【0008】この離脱機構は水等の液体を使用する装置と着脱自在になされる液体貯留装置とを組み合わせた空気清浄装置、マイナスイオン発生装置、加湿器等に応用することができる。 【0009】この発明の空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器は、空気清浄用、マイナスイオン発生用又は加湿器用の液体を汲み上げる液体供給装置を有した筐体と、液体を貯留する液体貯留装置と、この液体貯留装置を載置して筐体と離脱可能になされる基台とを備え、この基台には被押圧部を有して液体貯留装置を保持する保持部が設けられ、筐体にはこの筐体と基台とを脱着する取っ手が設けられ、この取っ手には、基台の保持部を係止する係止部と、その被押圧部を押圧する押圧部とが設けられ、この係止部と押圧部との間には軸が設けられ、この軸によって取っ手が回動自在になされ、この取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、保持部への付勢力によって液体貯留装置の保持力が強められるようにしたものである。 【0010】この発明の空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器によれば、筐体から液体貯留装置を伴った基台を離脱するときに、取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、その保持部への付勢力によって液体貯留装置の保持力が強められるようにしたものである。従って、液体貯留装置が基台から抜け出て液体供給装置と共に離脱することを防止できる。 【0011】 【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る空気清浄装置の実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明する。 【0012】(1)第1の実施の形態図1は本発明の第1の実施の形態としての空気清浄装置1の構成を示している。この空気清浄装置1では円筒状の本体基板100上にキャビネット21が設けられ、このキャビネット21内において、水を霧状にした水フィルタにより、吸気口11から吸入した空気が清浄化され、清浄化後の空気が排気口12から排出される。 【0013】その機能は空気の吸入排出と清浄処理に大きく分けられる。このうち空気の清浄処理は水等の液体を霧状に噴霧する液体微細化部としての噴霧装置2により行われ、ここで使用される水は装置内に設けられた液体貯留装置としてのタンク3から供給される。このタンク3は本体基板100上であって、キャビネット21の下面開口部20に設けられる。 【0014】まず、空気の流路について説明する。空気清浄装置1は全体が円筒状となされ、空気清浄装置1のキャビネット21の上部側面(図では右側上部)には吸気口11が設けられ、キャビネット21の上面には排気口12が設けられる。空気の流路は吸気口11からの吸気ダクト22、排気ダクト23を経て排気口12に通じる経路によって形成される。 【0015】吸気口11の内縁上部から下方には傾斜仕切板24が設けられる。また、吸気口11の内縁下部には光源としての電飾効果用のLED25を内包した窓部26が取り付けられる。これら傾斜仕切板24と窓部26の間に形成される空間が吸気ダクト22となる。吸気ダクト22は空気を斜め下方に導き、吸気ダクト22の途中には噴霧装置2が配される。 【0016】傾斜仕切板24の下部は第1の垂直仕切板27となり、この垂直仕切板27と噴霧装置2との間にはフィン型突出壁14が取り付けられる。また、窓部26の一面が噴霧装置2に対向して配される。この噴霧装置2周辺では吸気ダクト22は垂直下向きに空気を導く。 【0017】空気の流れは水溜まり部28から上方に折り返す。すなわち、第1の垂直仕切板27の左側には第2の垂直仕切板31が設けられ、これら垂直仕切板27,31の間が排気ダクト23となる。排気ダクト23の途中であって傾斜仕切板24の上側には空気の流れを形成する空気流通装置としてのファン4が配される。この排気ダクト23により空気は傾斜仕切板24の上面の傾斜に沿って斜め上方に吸引される。 【0018】ファン4は下側から吸入した空気を側方に排出する。排気ダクト23の側方には上向きに湾曲した湾曲仕切板32が設けられる。空気はこの湾曲仕切板32の湾曲に沿って上方に導かれ、キャビネット21の上面の排気口12から排出される。このように吸気口11から排気口12に至る空気の流路が形成される。 【0019】ファン4の上側には筒内を水平に仕切る水平仕切板30が設けられ、その上側に回転源としてのモータ5が駆動軸であるシャフト33を下向きにして取付け固定されている。シャフト33はキャビネット21の内部略中央に配置され、先端がタンク3の底面近傍まで届くようにその長さが設定される。 【0020】このシャフト33にはファン4の他、後述する噴霧装置2及び液体供給装置としてのポンプ装置6が連結される。このようにファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6を単一のモータ5で兼用させることによって部品点数を減らしてコストを低減することができる。 【0021】続いて、空気の清浄処理を行う噴霧装置2について説明する。噴霧装置2は吸気ダクト22の下部であって水溜まり部28の上側に配置されており、図2に示すように下方が開口された円筒状の水噴霧回転体41と、その水噴霧回転体41の内側下端に設けられた水受け溝(液体受部)42と、送水管43の水吐出口(吐出部)44とから構成される。 【0022】この噴霧装置2は、水吐出口44から噴出された水を上下2つの水流出ガイド45,46によって外周方向に流出し、回転する水噴霧回転体41の小孔(噴出孔)51を通過させることにより空気清浄用の霧状水を吸気ダクト22内に供給流出するものである。この噴霧装置2の周辺は外部から吸引した空気と噴霧された空気を混合させる気水混合部となる。 【0023】水噴霧回転体41の外周面には空気清浄用の水を噴出するための小孔51が多数穿設されている。小孔51は噴出する霧状水の拡散を促進させるように円錐状にくり抜かれ、大径部が外面側に、小径部が内面側に位置するようになされている。 【0024】また、水噴霧回転体41の内側下端には全周に亘って水受け溝42が形成されている。この水受け溝42は水吐出口44からの噴出した水を噴霧前に一時的に溜めるためのものである。 【0025】水噴霧回転体41の上面内側の中心から下方に向けて円柱部52が突設され、この円柱部52がシャフト33に挿通固定されている。この水噴霧回転体41はモータ5(図1)によって回転駆動される。 【0026】水噴霧回転体41の内側には送水管43の水吐出口44が配される。この送水管43はタンク3(図1)からの送水路であり、送水管43の内側中心には回転駆動されるシャフト33が配される。なお、送水管43は水溜まり部28(図1)に挿嵌されており、シャフト33が回転しても回転しない。 【0027】水噴霧回転体41の円柱部52の下端であって水吐出口44に対向して、円形薄板状の上側水流出ガイド45が水平に取り付けられる。水吐出口44から上方に噴出した水の大部分はこの上側水流出ガイド45に当たって落下する。 【0028】上側水流出ガイド45の下側には同じく円形薄板状の下側水流出ガイド46が送水管43と一体化されて設けられており、下側水流出ガイド46の中心には水吐出口44に対応した丸孔が設けられる。この下側水流出ガイド46は上側水流出ガイド45に当たって落下した水が水受け溝42に供給されずに送水管43に伝わってしまうことを防止するものである。 【0029】これによって水吐出口44から噴出された水を全周に均等に水受け溝42に供給するようにしている。 【0030】この噴霧装置2では、図3に示すように水吐出口44から噴出された水が水流出ガイド45,46によって水受け溝42に落下する。この水は回転する水噴霧回転体41の回転力により内壁面に沿って上昇し、小孔51から外側に遠心力により霧状水(微細水滴)となって噴出される。なお、水噴霧回転体41はメンテナンスを容易にするためにシャフト33が分離可能な構造となっている。このシャフト33の構造については図19〜図25で説明する。 【0031】続いて、霧状水を更に微細化するフィン型突出壁14について説明する。この空気清浄装置1には図4に示すようなフィン型突出壁14が設けられる。フィン型突出壁14は第1垂直仕切板27と水噴霧回転体41との間であって、水噴霧回転体41の外壁に沿うように配置されている。 【0032】フィン型突出壁14は図4に示すように一面が解放され、上方及び下方が開口された半円筒体14Aと、この半円筒体14Aに取り付けられた突出壁としての複数のフィン14B(この例では7枚)から構成される。フィン型突出壁14はアクリル等の合成樹脂からなる。 【0033】フィン型突出壁14に解放面を設けたのは窓部26側から水噴霧回転体41の動作を確認できるようにするためである。各々のフィン14Bは水噴霧回転体41の接線方向に向くように半円筒体14Aの内壁に沿って設けられ、水噴霧回転体41から噴出された霧状水を受ける受け面を有している。 【0034】このようなフィン型突出壁14を備えた空気清浄装置1では、図5に示すように水噴霧回転体41の接線方向から噴出されてくる水が、フィン14Bの受け面に対して直角に衝突するようになる。従って、噴霧装置2の内壁に沿ってのみ水を衝突させる場合に比べて、フィン14Bの受け面の横方向に流れる水を少なくできる。 【0035】これにより、水を効率良く微細化でき、より一層、水を霧状にすることができる。そして上記の噴霧装置2に汚れた空気を通したとき、微細な塵埃でも水フィルタに接触する機会(確率)が増えるので、大きな塵埃も微細な塵埃も除去できるようになり、空気清浄装置1の清浄化効率を向上させることができる。 【0036】続いて、霧状水を別の方法で微細化する多孔付き筒状体15について説明する。この空気清浄装置1では図6に示すような多孔付き筒状体15が設けられる。この多孔付き筒状体15は第1垂直仕切板27と水噴霧回転体41との間であって、水噴霧回転体41の外壁を覆うように配置される。具体的には後述する回転体挿入ガイド部17に多孔付き筒状体15が取り付けられる(図25参照)。 【0037】多孔付き筒状体15は板厚1mm程度のアルミニウム板に複数の孔を開け、それを筒状に加工したものであり、図6に示すように上方、下方が開口された中空体である円筒体15Aと、この円筒体15Aに直径1mm程度にパンチング(開孔)された複数の小孔15Bから構成される。 【0038】多孔付き筒状体15の高さhは水噴霧回転体41の高さとほぼ同じである。多孔付き筒状体15にはアルミニウム以外に、耐食性の金属板、例えば、18−8ステンレスを底無し籠状に加工したものでもよい。 【0039】このような多孔付き筒状体15を備えた空気清浄装置1では、図7に示すように水噴霧回転体41の接線方向から噴出されてくる水が、まず、多孔付き筒状体15の小孔15Bを通過することによって放射状に拡散され、更に多孔付き筒状体15から拡散されくる微細化後の水が噴霧装置2の第1の垂直仕切板27等に衝突することにより、霧状の微細水粒が発生される。この霧状の微細水粒によって水フィルタ15Cが構成される。 【0040】従って、噴霧装置2に汚れた空気を通したとき、微細な塵埃でも水フィルタ15Cに接触する機会が増えるので、大きな塵埃も微細な塵埃も除去できるようになり、空気清浄装置1の清浄化効率を向上させることができる。 【0041】続いて、噴霧装置2に使用される空気清浄用の水を貯留するタンク3について説明する。タンク3は図8及び図8のA−A断面図である図9に示すように、円筒状の中空体であるタンクケース61と、その上面に取り付けられた環状の筒口62とから構成される。 【0042】タンクケース61は透明な材質で形成され、その外径は装置本体内に挿嵌されるようにキャビネット21(図1)の下面開口部20(図1)の内径よりやや小さく設定される。 【0043】また、筒口62にはタンク本体の圧入部64(図10)が一体的に形成されており、ポンプ装置6が圧入される部分である。筒口62はタンクケース61の中心よりオフセットされて取り付けられている。この筒口62に対応して本体側の圧入部64(図10)の位置も設定されているので、タンク3をキャビネット21に載置したとき常に所定の向きとなり、タンク流入口65や後述する突出筒部176が所定の位置に配される。 【0044】筒口62の外周には滑り止めのローレット部69が設けられている。筒口62の内側であってタンクケース61の上面には図8に示すようにポンプ装置6(図1)が挿入される円形のポンプ挿入口63が穿設される。また、ポンプ挿入口63に隣接して本体側から水が流入する三日月状のタンク流入口65が穿設される。 【0045】タンク3の上側内面には点線で示すような円形状のタンク蓋71が取り付けられる。このタンク蓋71はタンク3を装置本体から外したときに、ポンプ挿入口63とタンク流入口65を塞いで水の漏出を防止するものである。 【0046】更に図10に示すように、筒口62の内側であってタンク3の上面には上板79が嵌め込まれ、その上から筒口62が装着されて上板79の端部を固定している。この上板79には上述したポンプ挿入口63とタンク流入口65に対応して同形状の孔が設けられる。 【0047】この上板79の上面であってタンク流入口65の端縁には、後述する排出口バルブ131(図1)を押し上げるための押圧ボス(突部)66が立設される。この上板79とタンク3の上面との間には圧入部64としての薄いゴム製の水切りヘラが挟み込まれている。この水切りヘラはポンプ挿入口63の内周面から内方にわずかに突出して、ポンプ装置6を抜き出すときにその外面に付着した水滴を落とす。 【0048】タンク3の上側内面であってポンプ挿入口63の縁には鈎爪状の蓋取付部72が下方に向けて突設され、ここにタンク蓋71が回動自在に掛止される。また、この蓋取付部72に近接して、タンク3の上側内面にはバネ取付部73が下方に向けて突設されており、ここにバネ74が巻装されている。 【0049】バネ74の一端はタンク蓋71の下面側に設けられたバネ掛止部75に挿通され、他端はタンク3の上側内面に当接している。このバネ74によってタンク蓋71は閉じる方向に付勢されている。なお、ポンプ挿入口63及びタンク流入口65を囲むようにリブ76が立設され、タンク蓋71が閉じるとこのリブ76に密着する。 【0050】このタンク蓋71はポンプ挿入口63に挿入されるポンプ装置6に押圧されて開放され、ポンプ装置6を抜いたときはバネ74の付勢力によって閉じられる。ポンプ装置6の挿入及び抜脱に対応してタンク蓋71の開閉を行うことによって、タンク3を取り外した後の運搬時等に水の漏出を効果的に防止することができる。 【0051】続いてタンク3内の水を噴霧装置2に供給するためのポンプ装置6について説明する。ポンプ装置6はタンク3に対して着脱自在に取り付けられ、図11に示すように円筒状の外筒91と、その下端に取り付けられた逆止弁付きのフィルタ装置8と、外筒91内部に取り付けられた2個のポンプ34,35とから構成される。 【0052】このフィルタ装置8はタンク3から汲み上げられる水に含まれた塵等を除去すると共に、タンク3とポンプ装置6とを分離したときに逆流を阻止するものである。フィルタ装置8のケース92は図12に示すように、円形の薄い中空体に形成され、その内部中央が仕切板93によって仕切られている。仕切られた一方の第1の部屋96には弾性ゴム等により形成された開閉自在な凸状を有した逆止弁97が設けられ、他方の第2の部屋94にはフィルタエレメント(濾過材)95が詰め込まれている。 【0053】逆止弁97が配置される第1の部屋96とフィルタエレメント95が配される第2の部屋94とは、水平方向に並列に配されることになり、従って、フィルタ装置8の薄型化が図られる。 【0054】また、仕切板93の一部が欠けおり、フィルタエレメント95側に通じる通過孔102が設けられる。フィルタエレメント95が詰められた第2の部屋94の上面には半円状のフィルタ排出口103が設けられている。 【0055】さらに、図13に示すように第1の部屋96の底面であって、逆止弁97に対応して取水口104が設けられている。取水口104は逆止弁97の凸部の外径にほぼ等しい口径φ1の開孔部104Aを有しており、更に開孔部104Aの外周部に4箇所の切り欠き部104Bを有してなる。逆止弁97は図14Aに示すように取水口104の厚みd1よりも大きい長さLの凸部を有している。 【0056】逆止弁97は、取水口104の口径にほぼ等しい外径を有した円柱体97Aと、この円柱体97Aの上部に設けられ、取水口104の切り欠き部104Bを覆う大きさのつば状蓋体97Bとを有している。このつば状蓋体97Bの上部にはコイル状のスプリングバネ98が設けられ、取水口104を覆うフィルタ装置8の底面にこの逆止弁97が強く押し付けられる。このスプリングバネ98がケース92の内部上面に立設された突設部101に嵌め込まれて固定されるので、逆止弁97が開閉自在となされる。そして、取水口104から流入した水は、フィルタエレメント95で不要な塵等が除去され、フィルタ排出口103からポンプ34,35(図11)に送られる。 【0057】このような逆止弁97を備えた空気清浄装置1では、図14Aに示すようにポンプ装置6がタンク3に取り付けられたときには、タンク3の底部に逆止弁97の凸部が当たってフィルタ装置8の内側に引っ込むことにより、取水口104が開くので、空気清浄用に貯留された水をポンプ装置6によって汲み上げることができる。 【0058】また、図14Bに示すようにポンプ装置6がタンク3から取り外されたときには、タンク3の底部から逆止弁97の凸部へ受ける力が無くなり、反対にスプリングバネ98によって逆止弁97が取水口104に押し付けられることにより、取水口104が閉じられるので、ポンプ装置6やフィルタ装置8内に残留していた水を逆止弁97によって止めることができ、水を外部に漏らすことが防げる。 【0059】従って、ポンプ装置6内に水が入ったままタンク3を離脱できるので、空気清浄装置1のメンテナンス軽減化が図れる。 【0060】図11に戻って、フィルタ装置8の上側にはポンプケーシング111が取り付けられる。ポンプケーシング111はポンプ34,35を内包して形成され、下側のポンプ34はフィルタ装置8に近接して配され、上側のポンプ35はポンプ34から一定距離をおいて配される。上下のポンプ34,35の間は比較的太い内径の送水路112で接続される。2個のポンプ34,35を設けたのは水の送水力を高めるためである。 【0061】上側のポンプ35の上面にはポンプ仕切板部113がポンプケーシング111の筒内を横切るようにして設けられ、その外周には円周方向に向かって複数の通過孔114が穿設される。水はポンプ34,35から上側へこの通過孔114を通じて送られる。 【0062】これらポンプ34,35は垂直な軸部39によって一体的に連結され、この軸部39にシャフト33が挿通固定される。シャフト33の下端はポンプケーシング111下部の軸受115に回転自在に挿通支持される。 【0063】また、図1に示すようにタンク3を装着したとき、ポンプ装置6はタンク3内に挿入され、下方のポンプ34が水中に没している。これは次の理由による。例えば、ポンプ34,35を空気中に配し、使用時だけ水を送出するようにした場合、ポンプ34,35の回転始動時に空気を排出することによって水を吸入しなければならない。しかし、本実施の形態のように停止時にすでにポンプ34が水中に没した状態であれば、空気の排出によらずに送水が可能であるので、気密性の高いポンプが不要となり、安価で耐久性の高いポンプを使用することができる。 【0064】図11に戻って、ポンプ仕切板部113の中央には円柱部116が上方に立設され、ここにシャフト33が回転自在に挿通支持されている。この円柱部116はシャフト33の軸受としての働きをする。 【0065】ポンプケーシング111の上部は円錐部117となってすぼまり、その上端に送水管43が連設される。送水管43は上述した噴霧装置2(図2)に水を供給するものである。なお、円錐部117を設けることにより、内径の細い送水管43への流入が滞りなく行われる。 【0066】続いて、図1において噴霧装置2によって流出された水をタンク3に回収する液体搬送機構部9について説明する。 【0067】この液体搬送機構部9は、噴霧装置2からの水を集める水溜まり部28と、この水溜まり部28からの水をタンク3に導く環状排水路121とから構成される。 【0068】水溜まり部28は凹皿状に形成されて、噴霧装置2の下方に配置される。ここで確実に水が捕集できるように送水管43の周囲はやや膨出され略円錐状に形成される。 【0069】この水溜まり部28には水受け排水口122が設けられ、環状排水路121に通じるようになる。なお、図示しないが水受け排水口122に水が集まるように、水溜まり部28は水受け排水口122の周辺が最も低くなるように全体的にわずかな傾斜がつけられている。 【0070】環状排水路121は水受け排水口122から略1周して本体排水口123に至る経路を形成する。環状排水路121は本体排水口123に近いほど低くなるように緩やかな傾斜路となっており、この傾斜面によって水がタンク3に導かれる。本体排水口123には排出口バルブ131が設けられ、タンク3がキャビネット21に装着されたときに、タンク3の押圧ボス66によって開くようになっている。 【0071】以上のように構成された空気清浄装置1について、その動作を以下に説明する。図1において、電源が投入され空気清浄処理の開始が指示されると、モータ5によってファン4、噴霧装置2及びポンプ34,35が回転駆動される。回転するファン4によって吸引力が発生し、吸気口11から外部の空気が吸入される。 【0072】ファン4は空気清浄装置1内外に対する強制的な空気の循環ルートを生成させる働きもあるので、室内の空気清浄化を促進させ、室内の広範囲の空気を清浄化することができる。 【0073】一方、回転駆動されるポンプ装置6のポンプ34,35によってタンク3からの揚水が開始され、送水管43を通じて噴霧装置2に送水される。図3に示すようにこの水は送水管43の水吐出口44から噴出する。噴出した水は上側水流出ガイド45に当たって下側水流出ガイド46上に落下する。この水は水吐出口44から直接流出した水に合流して、下側水流出ガイド46の外縁から外周方向に流下される。 【0074】流下された水の大部分は高速回転する水噴霧回転体41の内側の水受け溝42に落下する。水受け溝42に一時的に溜められた水は水噴霧回転体41の回転力により内壁面に沿って上昇し、小孔51から外側に噴出する。 【0075】水は図2に示すように水噴霧回転体41の小孔51を通過することにより多数の微細小粒に細分化され、図5で説明したのフィン型突出壁14等により更に微細化され、噴霧装置2の周囲が霧状の水で満たされ、ここが気水混合部となる。 【0076】従って、吸入された空気に含まれる塵埃や臭いの成分などは、この霧状水に吸着され捕集される。このように水を細分化して流出することによって、空気と水との接触面積を大きくして塵埃等を水滴に吸着し易くすることができ、空気の清浄効率を向上させることができる。 【0077】また、この噴霧装置2では水噴霧回転体41の回転力を利用して水を流出しているので、例えばポンプの送水力で直接水を散布する場合に比し、ポンプ34,35(図11)の送水力が低くても十分な噴霧を行うことができる。従って、安価なポンプを使用することができ、コスト低減を図ることができる。 【0078】水滴を含んだ空気はそのまま下方の水溜まり部28に達する。水溜まり部28では空気が排気ダクト23に流入すべくその流れを上方に転じる。ここで、塵や埃等を含んだ水滴は水溜まり部28に滴下し、また噴霧装置2の周囲の内壁面に付着した水も水溜まり部28に滴下する。これによって、分離された水と共に空気に含まれていた塵や埃等が除去されて空気が清浄化される。 【0079】水溜まり部28に溜まった水は水受け排水口122から環状排水路121に流入し、この環状排水路121に導かれて本体排水口123に達する。ここから水はタンク3のタンク流入口65を通じてタンク3に回収され、再度空気清浄用の水として使用される。 【0080】一方、図15に示すように清浄化された空気は排気ダクト23内を上昇し、ファン4によって排気口12より外部に排出される。このように空気清浄装置1は強制的に空気と水とを接触させ、空気中の塵埃が吸着されるので、簡単な構成で効率よく空気の清浄を行うことができる。また、噴霧装置2から戻ってきた水をタンク3に効率良く回収できるので、タンク3内の水を有効に利用した空気清浄装置が提供できる。 【0081】続いてモータ5の冷却装置について説明する。この空気清浄装置1では図1に示すように、水平仕切板30に空気導入部16が開孔され、噴霧装置2から得られた清浄化後の空気がモータ5に導かれるようになされている。例えば、図7で説明したような水フィルタ15Cによって得られた清浄化後の空気の一部をモータ5の冷却に使用するようにした。勿論、清浄化後の空気全部をモータ5に導いて冷却してもよい。 【0082】このように水フィルタ15Cにより清浄化された後の空気の一部をモータ5に導くようにしたので、水の温度とほぼ等しい温度の空気によりモータ5を冷却できると共に、モータ5に塵埃等が付着することなく冷却できる。特に、水フィルタ15Cを通過した空気は室温よりも数゜C程度下がるので、室温による空気でモータ5を冷却する場合に比べて冷却効果が上がり、空気清浄装置1の冷却効率を向上させることができる。従って、空気清浄装置1の長寿命化が図れると共に、そのメンテナンス軽減化が図れる。 【0083】なお、図には示さないがモータ5の軸にファンを取り付け、このファンによって空気導入部16から清浄化後の空気を取り込み、モータ5を冷却した後の空気を排気するようにしてもよい。 【0084】図16は本実施の形態に係る空気清浄装置1を窓部26側から見た一部縦断面図を示している。この空気清浄装置1では図16に示すようにキャビネット21の窓部26の上方に吸気口カバー11Aが設けられ、この窓部26の下方の左右にはタンク離脱機構7が取り付けられている。 【0085】この窓部26は噴霧装置2の動作確認するために設けられたものである。本実施の形態では、ユーザが窓部26を通じて水噴霧回転体41の状態を観察できるようになっている。窓部26の内部には複数のLED25が取り付けられ、噴霧装置2に光が照射されることによって得られる反射光を窓部26で観測するようになされている。この反射光から噴霧装置2で水フィルタ15Cが形成されているかを直接目で確認することができる。 【0086】また、水フィルタ15CにLED25による光が照射されると、その反射光がキラキラ輝いて見えるので、空気清浄装置1の電光飾効果を高めることができる。窓部26にレンズを設け、このレンズにより反射光を拡大するようにしてもよい。これにより、噴霧装置2の動作をより一層確認し易くなる。 【0087】光源にはLED25の他に白色灯などが使用され、この場合にはカラーフィルタ、例えば、青のフィルタを設けることにより、このフィルタを透過させた青色光(特定波長光)を微細化された水に照射することにより電光飾効果を一層高めることができる。 【0088】上述した白色灯やLED25にレンチキュラー面を有したレンズ等を設け、これらの光源から発生された光を拡散し、その拡散光を微細化された水に照射するようにしてもよい。これにフィルタを組み合わせると、より一層、動作確認がし易くなるし、電光飾効果も高めることもできる。 【0089】更に、これら光源に、複数のスリットを有した回折格子などの光学素子を設け、これらの光源から発生された光を拡散し、拡散後の光を微細化された水に照射してもよい。これによっても、電光飾効果を高めることができる。窓部26のスペースに余裕があれば、光フィアバ等の光導伝部材を設け、光源で発生された光を光ファイバを介して微細化された水に直接導いて照射してもよい。これにより電光飾効果を高められる。 【0090】また、光を点滅する制御部を設け、光源で発生された光を周期的に点滅させて、この点滅光を微細化された水に照射してもよい。これにより、点滅周期によっては水が止まって見えるなどのストロボ効果が得られ、電光飾効果をより一層高められる。なお、光源に紫外線ランプを使用し、微細化された水に紫外光を照射してもよい。これにより、清浄化後の空気の殺菌効果を高めることができる。 【0091】続いて、タンク3の離脱機構について説明する。噴霧装置2で使用された水は上述したように循環しながら再利用されるが、長期間使用した水は汚れてくるため定期的に廃棄する必要がある。 【0092】この例では、タンク3は図16に示すタンク離脱機構7によって、キャビネット21の本体基板100と共に着脱自在に取り付けられる。また、タンク3を載置した本体基板100をキャビネット21から離脱する固定レバー81A,81Bが設けられ、その回動操作によって本体基板100の係止状態が解除されると共に、そのタンク3の保持力が強められるようにして、タンク3がポンプ装置6と共に離脱されないようにしたものである。 【0093】本体基板100には保持部としての3〜4個程度のタンク保持部82A,82B等が所定の間隔を保って突設され、タンク3が保持される。タンク3は図16に示すように、底部の口径に比べて中間の口径が狭くなる部分を有している。 【0094】タンク保持部82Aは、上部に被押圧部83Aを有した柱状を成している。被押圧部83Aは上述のタンク3の狭くなった断崖部分を上から押さえ込むような形状を有している。この形状がタンク3の抜け止めになる。タンク保持部82Bも同様な形状の被押圧部83Bを有している。タンク保持部82A,82Bは本体基板100と共に樹脂などで一体に成形されている。 【0095】被押圧部83Aの外側には、図17に示すひさしを伴った折込状の係止部84Aが設けられる。被押圧部83Bの外側にも同様な形状の係止部84Bが設けられる。タンク保持部82Aの根元には折込状の係止部84Cが設けられる。タンク保持部82Bの根元にも同様な形状の係止部84Dが設けられる。 【0096】また、キャビネット21の両側面には固定レバー81A,81Bが設けられ、キャビネット21と本体基板100とが着脱自在になされている。この離脱機構7では固定レバー81A,81Bは、タンク3を伴った本体基板100の保持機能と、これらの離脱機能とを兼ね備えている。 【0097】この固定レバー81Aの内側上部には係止爪部85Aが設けられ、内側下部には係止爪部85Cが設けられ、上述した係止部84A,84Cに挿嵌されることにより、タンク保持部82Aが係止される。同様に、固定レバー81Bには係止爪部84B,84Dが設けられ、係止部84B,84Dによってタンク保持部82Bが係止される。 【0098】更に、固定レバー81Aには図18に示す押圧部88Aが設けられ、タンク離脱時にタンク保持部82Aの被押圧部83Aが押圧される。同様に、固定レバー81Bにも押圧部88Bが設けられ、タンク保持部82Bの被押圧部83Bが押圧される。上述した係止爪部85Aと押圧部88Aとの間には軸89Aが設けられ、同様に、係止爪部85Bと押圧部88Bとの間には軸89Bが設けられ、この軸89A,89Bの軸受けは図示しないが、キャビネット21の内部の両側面に設けられている。この軸89A,89Bによって固定レバー81A,81Bが回動自在になされる。 【0099】そして、固定レバー81A,81Bの回動操作によって本体基板100の係止状態が解除されると共に、タンク保持部82A,82Bへの付勢力(押圧力による分力)Fによってタンク3の保持力が強められる。この付勢力Fによるタンク保持部82A,82Bによってタンク3が本体基板100上に強固に留まり、ポンプ装置6を伴ったキャビネット21だけが上部方向へ抜かれて行く。 【0100】なお、キャビネット21の両側面には図19に示す本体把持用の取っ手80A,80Bが設けられ、この取っ手80A、80Bの下側には、固定レバー81A,81Bを収納する収納部86A,86Bが設けられている。この収納部86A,86B内には固定レバー用の係止部87A,87Bが設けられ、これを通じてユーザが固定レバー81A,81Bを係止又は解除を行うことができる。 【0101】例えば、両側面の各々の収納部86A,86Bには固定レバー81A,81Bを係止するラチェット機構を有したレバー係止部87A,87Bが設けられ、各々の固定レバー81A,81Bをキャビネット21に対して反復して繰り返し押すと、キャビネット21に対して各々の固定レバー81A,81Bを係止する状態とキャビネット21から各々の固定レバー81A,81Bを解除する状態とが繰り返される。 【0102】また、この固定レバー81A,81Bは非収納面を有し、各々の固定レバー81A,81Bがキャビネット21の収納部86A,86Bにはめ込まれたときは、その非収納面が該キャビネット21の周面に一致するように左右の固定レバー81A,81Bがキャビネット21に係止される(図16参照)。このように固定レバー81A,81Bはタンク3を保持した状態において、その外側面がキャビネット21の外周面に一致し、外観上の統一感を持たせている。各々の固定レバー81A,81Bが押されたときは、キャビネット21の外側に突出するようになされている。 【0103】この例では、タンク3がキャビネット21に装着された状態では、ポンプ装置6がポンプ挿入口63に挿入され、筒口62の内側の圧入部64(図10)に圧入されている。これと共に、ポンプ装置6の下端に押圧されてタンク蓋71が開いている。これにより、タンク3とポンプ装置6とが密閉連結される。 【0104】次に、図16〜図19を参照しながらタンク離脱動作について説明する。例えば、図16に示したキャビネット21にタンク3が装着された状態から、図19に示すようなタンク3を伴った本体基板100を取り外す場合を想定する。 【0105】図16において、最初に固定レバー81A,81Bをキャビネット21の内側に押してラチェットを解除する。この解除によって、図17に示すようにキャビネット21の外面側に固定レバー81A,81Bがわずかに突出するようになる。 【0106】その後、図18に示す左右の固定レバー81A,81Bの係止爪部85A〜85Bをタンク保持部82A,82Bの係止部84A〜84Dから外して上方に引き上げ、軸回りに固定レバー81A,81Bを回動させる。 【0107】このとき、図18に示すように固定レバー81A,81Bの押圧部88A,88Bがタンク保持部82A,82B等の被押圧部83A,83Bに当接して、タンク保持部82A,82Bが内側に付勢される。この付勢力Fによって、タンク保持部82A,82Bがタンク3を抱え込むようになる。この状態で、タンク3を装着した本体基板100が下方に動く。これによって本体基板100が下面開口部20から少しづつ押し出される。 【0108】これに伴って、タンク3の筒口62の内側に圧入されていたキャビネット21側の密閉連結状態のポンプ装置6が抜脱する。また、上述した図10に示すタンク3の押圧ボス66が排出口バルブ131から離れ、排出口バルブ131が本体排水口123に密着して水の漏出を防止する。 【0109】この状態から固定レバー81A,81Bを持ってキャビネット21を持ち上げ、タンク3を伴った本体基板100を下方に抜いていくと、ポンプ装置6がポンプ挿入口63から徐々に離脱する。これにより、ポンプ装置6の先端に当接して開放されていたタンク蓋71がバネ74の付勢力によって閉まっていく。 【0110】そして、図19に示すタンク3が本体の下面開口部20から抜き出されると、ポンプ装置6が完全にポンプ挿入口63から離脱する。このとき、タンク蓋71によってポンプ挿入口63及びタンク流入口65が完全に塞がれている。これで、タンク3の取り外しが完了する。 【0111】このように固定レバー81A,81Bを引き上げるだけで、タンク3の係止の解除と押し出しを同時に行うことができるので、タンク3の取り外し操作を容易にする。 【0112】なお、ポンプ装置6をタンク3から離脱するとき、ポンプ装置6の外周面に圧入部64としての水切りヘラが接触して、付着した水が取り除かれるので、タンク3を外した直後にポンプ装置6から水が垂れることがない。また、ポンプ装置6がタンク3から分離されると共に、フィルタ装置8内の逆止弁97が取水口104を閉じるようになるので、タンク3を持つユーザの手が濡れるようなことがない。 【0113】一方、タンク3が取り付けられた本体基板100をキャビネット21に装着するときは、タンク3を本体の下面開口部20から押し込む。これによって、キャビネット21側のポンプ装置6が筒口62に圧入され、押圧ボス66が排出口バルブ131を押し上げて開く。タンク3を完全に装着してから、係止爪部85A〜85Dをタンク保持部82A,82Bの係止部84A〜84Dに係止する。これで、タンク3を伴った本体基板100が確実にキャビネット21に保持される。 【0114】このようにタンク離脱機構7を備えた空気清浄装置1では、キャビネット21から本体基板100を離脱するときに、固定レバー81A,81Bの回動操作によって本体基板100の係止状態が解除されると共に、そのタンク保持部82A,82Bへの付勢力Fによってタンク3の保持力が強められるようにしたものである。従って、タンク3が本体基板100から抜け出てポンプ装置6と共に離脱することを防止できる。 【0115】なお、キャビネット21の外側に飛び出した左右の固定レバー81A,81Bを使用し、本体把持用の取っ手80A,80Bに持ちかえないでも、そのまま左右の固定レバー81A,81Bを持ってキャビネット21を持ち上げることができる。これにより、キャビネット21とタンク3を伴った本体基板100とを容易に分離することができる。 【0116】また、タンク3をキャビネット21に装着したときは、左右の固定レバー81A,81Bがキャビネット21の収納部86A,86Bに入り込み、その非収納面がキャビネット21の周面に一致するように左右の固定レバー81A,81Bがキャビネット21に係止されるので、空気清浄装置1の外観形状が見た目にすきっりとし、使用者に対して美的効果を与える。 【0117】続いて、空気清浄装置1のメンテナンス方法について説明する。空気清浄装置1を長期間使用した場合には塵埃等を含んだ水の循環によって装置内部が汚れるため定期的に清掃するのが好ましい。 【0118】この空気清浄装置1は図19に示すタンク3を伴った本体基板100を外した状態で、図20に示すように噴霧装置2、液体搬送機構部9及びポンプ装置6を一体として取り外して、噴霧装置2の清掃等を行うことができる。 【0119】図20において、第2の垂直仕切板31の下部には着脱自在に回転体挿入ガイド部17が取り付けられている。回転体挿入ガイド部17は図21に示すように水噴霧回転体41の外径にほぼ等しい内径φ2を有している。そして、回転体挿入ガイド部17は水噴霧回転体41を案内する所定厚みd2の環状部37と、この環状部37を支持する3つの梁部47A〜47Cと、この梁部47A〜47Cを支持する略C字状の枠体57と、この枠体57をキャビネット21に固定する3つの固定部67A〜67Cとを有している。 【0120】図20に戻って、水溜まり部28の外縁は上方に立ち上げられて圧入部155が全周に亘って立設されており、これが本体側に圧入されることによって液体搬送機構部9がキャビネット(本体)21に装着されている。そして、分解後、液体搬送機構部9を本体に装着するとき、以下で説明する上側連結部153と下側連結部154とを接続するときに、この回転体挿入ガイド部17が水噴霧回転体41をガイドするようになる。 【0121】つまり、シャフト33は図20に示すように噴霧装置2の上側で分離可能となされている。例えば、シャフト33は上軸151と下軸152とで構成され、上軸151の下部は図22に示すように上側連結部153に挿通固定され、一方下軸152の上部は下側連結部154に挿通固定される(図20参照)。なお、噴霧装置2の水噴霧回転体41は下側連結部154に取り付けられている。 【0122】上側連結部153は図23に示すように下部が上側三角錐部156(案内部)が形成された円柱体であり、上軸151を中心として下面から軸方向に沿って所定の深さの挿入穴161(図22B)が設けられている。挿入穴161の断面は対向する2面が円弧状に形成され、他の2面が平面状に形成される(図22A)。 【0123】一方、下側連結部154は上部に下側三角錐部157(被案内部)が形成された柱体であり、その断面は上側連結部153の挿入穴161(図22A)に挿入できるようにこれに対応して形成される。 【0124】また、上述の図3に示すように上側連結部153の挿入穴161の内部には連結凸部162,162が対向する2面に設けられる。一方、下側連結部154の対向する2面にこれら連結凸部162,162が掛止される連結凹部163,163が設けられる。 【0125】これら連結凸部162,162が連結凹部163,163に掛止されることによって、上下の連結部153,154が連結される。また、図22Aに示すように下側連結部154は円弧面と平面との組み合わせで形成されているので、上側連結部153が回転したときはこれに伴って下側連結部154も回転する。 【0126】次に、この空気清浄装置1において噴霧装置2、ポンプ装置6及び液体搬送機構部9の取り外しの操作手順について説明する。図20に示したタンク3が外された状態から、ポンプ装置6等を下方に引く。これによって図20に示すように圧入部155が本体から抜けるとともに、下側連結部154が上側連結部153から外れ、噴霧装置2、ポンプ装置6及び液体搬送機構部9が一体となって本体から分離し、これらを下面開口部20から抜き出すことができる。 【0127】噴霧装置2、ポンプ装置6及び液体搬送機構部9を取り外すことによって、噴霧装置2や水溜まり部28に付着した汚れを容易に清掃することができる。また、ポンプ34,35等の各部品が故障したときにも、部品交換が容易である。 【0128】更に、取り外した噴霧装置2、ポンプ装置6及び液体搬送機構部9を本体に装着するときは、本体の下面開口部20から水噴霧回転体41を回転体挿入ガイド部17を介して導入し、これに伴って圧入部155を本体側に圧入する。 【0129】このとき、図22Aに示すように上側連結部153の挿入穴161の形状に対して下側連結部154は所定の向きで挿入する必要がある。そこで、本実施の形態では、図23に示すように水噴霧回転体41の外周部が回転体挿入ガイド部17によって水平方向の振れが制限されるので、回転体挿入ガイド部17が無い場合に比べて下側連結部154と上側連結部153とを素早く位置合わせできる。 【0130】ここで、図22B及び図24に示すように上側連結部153に対して下側連結部154を連結するとき、三角錐部156,157同士がまず接触する。このとき、下側連結部154の下側三角錐部157の頂部は上側連結部153の上側三角錐部156の斜面に案内され、図25に示すように下側連結部154と上側連結部153が互いに反対方向に回転させられる。これによって下側連結部154は図22Aに示すように挿入穴161に対して所定の向きとなる。 【0131】この状態で下側連結部154を挿入穴161に挿入すれば、図3に示すように連結凸部162,162が連結凹部163,163に掛止され、上軸151と下軸152が連結される。 【0132】従って、上側連結部153と下側連結部154を連結するとき、下側連結部154の向きを気遣う必要がなく、再現性良くしかも短時間に装着することができる。これにより、空気清浄装置1の組み立て時間を短縮化できると共に、そのメンテナンスの簡易化が図れる。また、噴霧装置2、ポンプ装置6及び液体搬送機構部9を一体として取り外すことができるので、清掃又は部品交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。 【0133】なお、図26に示すように、回転体挿入ガイド部17に所定の高さhの多孔付き円筒体15を装着した場合には、連結部位に近い部分での水平方向の横振れが大幅に制限されるので、より一層、上側連結部153と下側連結部154とを連結し易くなる。 【0134】続いて、空気清浄装置1のフィルタの着脱機構について説明する。空気清浄装置1を長期間使用した場合には比較的大きな塵埃等を含んだ空気によって、吸気口11に設けたエアフィルタ18が汚れるため定期的に清掃するのが好ましい。 【0135】この空気清浄装置1では図16に示した吸気口カバー11Aを外すと、図27Aに示すように吸気ダクト22に通ずる吸気口11が露出するので、図27Bに示すようなエアフィルタ18を取り外してその清掃または交換等を行うことができる。 【0136】図27Aにおいて、キャビネット21には湾曲状を有する吸気口(空気取入口)11が設けられる。この吸気口11の上下部であって、その吸気口11の湾曲面に沿ってキャビネット21の内側には溝部21A,21Bが設けられている。この溝部21A,21Bに対して図27Bに示すようなエアフィルタ18が着脱自在になされる。 【0137】このエアフィルタ18は吸気口11の開口形状よりも大きな形状で可逆性のフィルタ枠体18Aを有している。吸気口11は幅がWで、高さがHである。これに対しエアフィルタ18は幅がW+αであり、高さがH+βである。α,βは、はみ出し距離であり、例えば、エアフィルタ18の各々の幅W+α及び高さH+βは吸気口11の対角線の長さを越えない長さにすればよい。吸気口11の対角線に合わせてエアフィルタ18をキャビネット21内に容易に入れ込める。 【0138】エアフィルタ18は開孔部を有した2枚のフィルタ枠体18Aを金型によって成形し、この2枚の枠体18Aによって比較的大きな塵やゴミを濾過するための濾過部材を挟み込むことにより一体成形されてなる。 【0139】このようなエアフィルタ18を備えた空気清浄装置1では、エアフィルタ18をキャビネット21に装着するときには、まず、エアフィルタ18全体を吸気口11の対角位置からキャビネット21内へ入れ込み、その後、図28Aに示すようにフィルタ枠体18Aの下部を吸気口11の下部の溝部21Aに合わせて入れ込む。続いて、その上部を吸気口11の上部の溝部21Bに合わせて入れ込む。 【0140】フィルタ枠体18Aの上下部が吸気口11の溝部21A,21Bに入り込んだときには、図29に示すようにフィルタ枠体18Aが元の形状に戻ろうとする復元力によって、そのフィルタ枠体18Aの両端が吸気口11の両側に規制されてフィルタ枠体18Aが引っかかるようになる。このときフィルタ枠体18Aの左右の各々の端部β/2が吸気口11に引っかかり、その上下の各々の端部α/2が溝部21A,21Bに係止される。 【0141】従って、エアフィルタ18を再現性よくキャビネット21に係止できるので、フィルタ装着作業を簡略化できる。 【0142】また、エアフィルタ18を清掃するときには、図28Bの二点鎖線に示すようにエアフィルタ18を外側から押すことによってフィルタ枠体18Aの上下部が溝部21A,21Bから外れるので、キャビネット21からエアフィルタ18を簡単に取り外すことができる。従って、空気清浄装置1のエアフィルタ18の交換作業等が従来方式のものと比べて軽減化できる。 【0143】続いて、空気清浄装置1のモータ駆動装置88について説明する。この空気清浄装置1では上述したように1つのモータ5でシャフト33を回転することにより、ファン4、水噴霧回転体41及びポンプ装置6を駆動するものである。 【0144】本装置では、特にジャイロ効果により姿勢が安定する水噴霧回転体41を円滑に始動させる必要がある。そこで、本装置ではモータ駆動装置88を設け、モータ5の始動時から時刻が経過すると共に、モータ5の回転速度を一段もしくは多段または無段階に上昇することにより、水噴霧回転体41の姿勢を安定化するようになされている。 【0145】図30に示すように、このモータ駆動装置88にはタイマ38が設けられ、起動信号S0に基づいてモータ5の始動時から時刻が刻まれ、時刻カウント信号S1が出力される。タイマ38の出力段には検出部48が接続され、モータ5の始動時からの経過時刻が検出され、時刻検出信号S2が出力される。検出部48の出力段には制御部58が接続され、時刻検出信号S2に基づいてモータ5の回転速度が制御される。制御部58はモータ始動と共にタイマ38に起動信号S0を出力する。 【0146】制御部58の出力段にはサイリスタ68が接続され、制御部58からのゲート制御電圧VGによりモータ駆動電流Imの通電期間が制御される。このサイリスタ68には電源78が接続され、モータ駆動電圧Vpが印加される。例えば、サイリスタ68はモータ5の始動時から時刻が経過すると共に、モータ5の駆動電流Imの通電期間のデューティ比を徐々に100%に近づけるような制御する。 【0147】このようなモータ駆動装置88を備えた空気清浄装置1で、例えば、モータ駆動電流Imを時刻の経過と共に4段階(25%,50%,75%,100%)で制御する場合、まず、図31Aに示すようにモータ始動時t0から時刻t1に至る期間に、パルス幅P1のゲート制御電圧VG(25%)がサイリスタ68に印加される。これにより、図31Bに示すようにモータ駆動電流Imのデューティ比を25%とすることができ、水噴霧回転体41の目標回転速度を1/4に抑えることができる。 【0148】また、図31Cに示すように時刻t1から時刻t2に至る期間には、パルス幅P2のゲート制御電圧VG(50%)がサイリスタ68に印加される。これにより、図31Dに示すようにモータ駆動電流Imのデューティ比を50%とすることができ、水噴霧回転体41の目標回転速度を半分にすることができる。 【0149】更に図31Eに示すように時刻t2から時刻t3に至る期間には、パルス幅P3のゲート制御電圧VG(75%)がサイリスタ68に印加される。これにより、図31Fに示すようにモータ駆動電流Imのデューティ比を75%とすることができ、水噴霧回転体41の目標回転速度を3/4にすることができる。 【0150】そして、時刻t3以降は図31Gに示すようにゲート制御電圧VG(100%)がサイリスタ68に印加される。これにより、図31Hに示すようなモータ駆動電流Imをモータ5に供給することができ、水噴霧回転体41を目標回転速度にすることができる。 【0151】このように時刻が経過すると共に、制御部58によってモータ5の回転速度が4段階に上昇されるので、その回転速度の上昇と共に水噴霧回転体41がジャイロ効果により姿勢を安定化するようになる。 【0152】従って、最初から目標回転速度で水噴霧回転体41を回転させることによって発生する水噴霧回転体41の偏心による振動及び異音を防止できる。これにより、空気清浄装置1を円滑に始動できると共に本装置の長寿命化が図れる。 【0153】なお、図32に示すようにモータ5の駆動電圧Vpを制御部58によって4段階に制御するようにしてもよい。この場合には、モータ始動時t0から時刻t1に至る期間に、25%の駆動電圧Vpがモータに印加される。これにより、水噴霧回転体41の目標回転速度をほぼ1/4に抑えることができる。 【0154】また、時刻t1から時刻t2に至る期間には、50%の駆動電圧Vpがモータ5に印加される。これにより、水噴霧回転体41の目標回転速度をほぼ半分にすることができる。更に時刻t2から時刻t3に至る期間には、75%の駆動電圧Vpがモータ5に印加される。これにより、水噴霧回転体41の目標回転速度を3/4にすることができる。 【0155】そして、時刻t3以降は100%の駆動電圧Vpがモータ5に印加される。このようにしても、時刻の経過と共に水噴霧回転体41の姿勢を安定化することができる。 【0156】また、図33に示すようにモータ5の駆動電圧Vpを制御部58によって無段階に制御するようにしてもよい。この場合、電圧制御特性の傾きをθとすると、モータ始動時t0から時刻t1に至る期間に(t1−t0)tanθの駆動電圧Vpがモータに印加される。これにより、水噴霧回転体41の目標回転速度に徐々に近づけることができる。このようにしても、時刻の経過と共に水噴霧回転体41の姿勢を安定化することができる。 【0157】続いて、本発明に係る空気清浄装置1の水位検出装置10について説明する。この空気清浄装置1ではタンク3内に貯留されている水が規定量より減少したとき、又は装置の動作中にタンク3が本体から外されたときに、自動的にモータ5の回転を停止するように制御される。 【0158】このタンク3の水位の変動及び有無の判断は、図34に示す水位検出装置10によって行われる。この水位検出装置10はタンク3と本体とを信号線等の電気的結線を行わずにタンク3の水位の変動及びタンク3の有無を検出するものである。 【0159】水位検出装置10はタンク3の内部に取り付けられた浮き部171と、この浮き部171の変動を検出する検出部172から構成される。この浮き部171はタンク内に上下移動自在に取り付けれた棒状体173と、この棒状体173の下端に装着されたフロート174からなる。 【0160】タンク3の内部底面には円柱状の底部円柱部175が形成されると共に、タンク3の上面には円筒状の突出筒部(突出部)176が設けられる。棒状体173の下端は筒状に形成されてその内側が挿入穴177となされ、ここに底部円柱部175が挿入される。また、棒状体173の上端はタンク3の突出筒部176の内部に挿入される。 【0161】棒状体173の上部には透光孔(透光部)178が設けられ、後述する検出部172の光検出に使用される。この棒状体173は透光孔178以外では光を透過させないように例えば黒色の材質で成形されている。また、この水位検出装置10は光学的に棒状体173の位置を検出するものであり、光を通過させる必要があるのでタンク3は透明な材質で成形されている。 【0162】この棒状体173が最上位置にあるときは底部円柱部175が挿入穴177から抜けないようになされ、棒状体173が最下位置にあるときは突出筒部176から棒状体173から抜けないようになされている。すなわち、棒状体173は底部円柱部175及び突出筒部176に保持されて所定の範囲を上下移動可能に取り付けられている。 【0163】この棒状体173はフロート174の浮力によってタンク3内部の水位に対応して移動する。例えば、タンク3の水位が規定水位(以下閾値水位ともいう)Lthを越えているときは、フロート174によって与えられる浮力によって棒状体173が最上位置に移動する。このとき、棒状体173はその上端が突出筒部176の内面上部に当接して位置規制されている。一方、タンク3の水位が閾値水位Lthよりも下がった場合には、フロート174によって棒状体173が水位に対応して下方に移動する。 【0164】図35及び図36に示す検出部172は、透過型センサであるフォトインタラプタ181と、誤動作防止用の遮光レバー182と、遮光レバー182を支持する支持部183とから構成される。 【0165】図35に示すようにキャビネット21の内側であって、タンク3の上側には水平な仕切板部184が設けられ、この仕切板部184の上面に円柱状の取付ボス185,185が突設される。フォトインタラプタ181は発光部187及び受光部188(図36)を下側にして、この取付ボス185,185の上部にネジ191,191によって取り付けられる。フォトインタラプタ181の発光部187及び受光部188の間に対応して、突出筒部176(図34)が挿通される丸孔199が設けられている。 【0166】図36に示すように、フォトインタラプタ181のコ字状部分は周知のとおり一方に発光部187が取り付けられ、他方に受光部188が取り付けられる。ここでは、発光部187からの光が受光部188に到達したか否かによりタンク3の水位の変動を検出する。 【0167】受光部188の出力段には図37に示すようにコンパレータ124が接続され、受光部188から出力される光検出信号S3が、予め設定された閾値水位Lthに関する基準信号VREFと比較される。光検出信号S3が微弱な場合には電流・電圧変換回路を設け、光検出信号S3を光検出電圧としてから基準信号VREFと比較してもよい(図37参照)。この閾値水位Lthは少なくなった水がタンク3と噴霧装置2との間で循環することにより発生する動作不順を起こすタンク3の水位よりも高めに設定する。 【0168】ここでいう動作不順とは以下のような状態をいう。例えば、モータ5を停止させるタンク3の閾値水位Lthをポンプ装置6の下部のフィルタ装置8の取水口104の位置と仮定した場合には、この取水口104以上に水が十分あれば、モータ5は停止されることがないので、ポンプ装置6が駆動され続け、取水口104から水が汲み上げられる。 【0169】しかし、この閾値水位Lthに至る位に水が減ってきた状態では、その水の汲み上げによって、タンク3の水位が低下し、取水口104よりも水位が下がると、モータ5が停止され、これに伴ってポンプ装置6が停止される。 【0170】また、上述したように本実施の形態では水噴霧回転体41に送水され、噴霧装置2で噴霧された水のほとんどが水溜まり部28、排水口122、循環排水路121を経て本体排水口123を介してタンク3に回収される構成となされている。これによって、再び、タンク3の水位が取水口104よりも上昇し、水位検出装置10によって所定の水位に復帰したことが検出され、この検出によってモータ5が再び駆動される。 【0171】このような水位の下降、上昇が繰り返されることにより、モータ5及びこれに駆動されるファン4、水噴霧回転体41、ポンプ装置6の駆動及び停止が繰り返される。これが動作不順状態であり、このように閾値水位Lthを適切な位置に設定しないと、装置自体の寿命が著しく低下してしまう。そこで、本実施の形態ではこのような動作不順を起こす水位よりも高い位置に閾値水位Lthを設定、例えば、取水口104よりも高い位置となるポンプ34の位置に設定するようにしたものである。 【0172】図37に戻って、コンパレータ124では光検出信号S3が基準信号VREF以下の場合にはロー・レベル(以下「L」レベルという)の水位検出情報D1が出力され、光検出信号S3が基準信号VREFを越える場合にはハイ・レベル(以下「H」レベルという)の水位検出情報D1が出力される。コンパレータ124の出力段にはマイクロコンピュータ125が接続され、コンパレータ124からの水位検出情報D1が判定される。 【0173】例えば、タンク3の水位が閾値水位Lthに到達したときは、マイクロコンピュータ125によって電源78が制御されることにより、モータ5の電源がオフされる。このことで、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6の動作が停止される。なお、マイクロコンピュータ125にはアラーム回路126が接続され、噴霧装置2等の動作停止が告知されるようになされる。 【0174】図35に戻って支持部183は側面視略L字状に折り曲げられ、その水平板部192が取付ボス185,185とフォトインタラプタ181との間にネジ191,191で固定される。垂直板部193の上部には上面視略コ字状のレバー取付板部194が形成される。 【0175】レバー取付板部194の対向する板部の間にはレバー軸195が差し渡され、このレバー軸195に、タンク3の有無の判断に用いる遮光レバー182が下向きに回動自在に取り付けられる。この遮光レバー182は、角柱部材の下端を屈折させて幅の広い遮光部196を設けたものである。 【0176】図34に示すようにタンク3が装着されたとき、タンク3の突出筒部176が丸孔199を挿通して遮光レバー182に接触し、これを反時計方向に回動させる。一方、タンク3が外されたときは遮光部196がフォトインタラプタ181の発光部187と受光部188(図36)の間に配されて光路を遮る。 【0177】以上のように構成された水位検出装置10についてその動作を説明する。まず、タンク3の水位の変動についての検出について述べる。 【0178】図34に示すように満水となったタンク3が装着されたとき、フロート174の浮力によって棒状体173が最上位置まで押し上げられている。このとき、図36に示すように透光孔178がフォトインタラプタ181の発光部187の光路に一致しており、発光部187からの光が透光孔178を通過し、受光部188に到達する。 【0179】受光部188の出力は図38に示す制御フローチャートによってマイクロコンピュータ125により監視されている。つまり、ステップA1でコンパレータ124から水位検出情報D1を入力したマイクロコンピュータ125によって、ステップA2でタンク3の水位が閾値水位Lthを越えているかどうかが判断される。コンパレータ124によって「L」レベルの水位検出情報D1が検出された場合には、タンク3の水位が閾値水位Lthを越えていると判断されるので、噴霧装置2等を正常に動作させる水がタンク3に貯留されているため、ステップA1に戻って水位の監視が継続される。 【0180】そして、図39に示すようにタンク3の水位が閾値水位Lthより減少したときは、棒状体173が下方に移動する。これによって透光孔178が光路からずれて棒状体173が発光部187からの光を遮り、受光体188(図37)は光を検出しない。 【0181】これによって水位が下がったことが、コンパレータ124によって検出され、「H」レベルの水位検出情報D1が出力される。ステップA3で「H」レベルの水位検出情報D1を入力したマイクロコンピュータ125では、電源78へ電源制御信号S4が出力される。 【0182】この電源制御信号S4によって、例えばモータ5の電源がオフされることで、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6の動作が停止される。これと共に、マイクロコンピュータ125からアラーム回路126へアラーム信号S5が出力される。このアラーム信号S5により使用者に噴霧装置2等の動作停止が告知される。これにより、使用者に対してタンク3に貯留する空気清浄化用の水の供給を早めに促すことができる。 【0183】このように水位検出装置10を備えた空気清浄装置1では、タンク3の水位が予め設定された閾値水位Lthに到達したときは、マイクロコンピュータ125によってモータ5の動作を停止するようになされたので、少なくなった水がタンク3とポンプ装置6及び噴霧装置2との間で循環することにより発生する振動を防止できる。これにより、空気清浄装置1の動作が安定化すると共にその長寿命化が図れる。 【0184】続いて、タンク3の有無についての検出について説明する。図34に示すようにタンク3が装着されているときは、遮光レバー182はタンク3の突出筒部176に当接して反時計方向に回動している。 【0185】このタンク3が空気清浄装置1の運転中に外されたときは、突出筒部176の規制がなくなるので、遮光レバー182は時計方向に回動して二点鎖線で示すように略垂直に配される。このとき、遮光部196は棒状体173の透光孔178があった位置に配され、フォトインタラプタ181の発光部187(図36)からの光を遮る。これによってタンク3が取り外されたことが検出され、モータ5(図37)の駆動が停止される。 【0186】このように空気清浄装置1では装置の動作中にタンク3が本体から外されたときに、これを検出して運転が停止されるので、水が本体に供給されない状態で運転が続行されるような事態が回避される。 【0187】この水位検出装置10では、タンク3と本体とを信号線等の電気的結線を行わなくともタンク3の水位やその有無の検出が可能である。従って、タンク3と本体との電気的結線が不要であり、装置全体を構成を簡略化することができる。 【0188】また、本例では遮光レバー182の自重により遮光位置に配されるようになされているが、バネ等の付勢手段により常時遮光位置に配されるように付勢してもよい。これによれば装置全体が転倒した場合でも、誤動作なく運転が停止される。 【0189】なお、本例では遮光レバー182とマイクロコンピュータ125によってタンク3の有無に関する電源制御を行う場合について述べたが、キャビネット21とタンク3との間に、マイクロスイッチのような単一スイッチを設け、タンク3がキャビネット21から離脱されたときに、このスイッチによってモータ5の電源をオフするようにしてもよい。これにより、制御部の負担を軽減できると共にコストダウンを図れる。 【0190】続いて、本発明に係る空気清浄装置1の異常検出装置19について説明する。この空気清浄装置1は、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6等の回転速度が、予め設定された下限閾値速度より減少したとき、または上限閾値速度より増加したときは、自動的にモータ5の回転を停止するように制御される。この例ではモータ5がハイモード(3000rpm)とローモード(1000rpm)との2種類の速度により回転するようになされる。 【0191】このモータ5の回転速度の変動は図40に示す速度センサ29によって検出される。この速度センサ29には3つのセンサのいずれかが使用される。速度センサ29Aは図41Aに示すようにモータ5の回転軸5Aに取り付けられた円盤状体107と、この円盤状体107の外周端部に開孔された1つの光透過部108と、この円盤状体107を跨ぐように非接触で配置されたフォトインタラプタ109からなる。フォトインタラプタ109は図示しないが、円盤状体107の外周部に光を照射する発光素子と、光透過部108を通過した光を検出する受光素子とを有する。速度センサ29Aは円盤状体107が一回する度に光透過部108を通過した光を検出することにより速度検出信号S6を出力する。 【0192】速度センサ29Bは図41Bに示すようにモータ5の回転軸5Aに取り付けられた円盤状体127と、この円盤状体127の外周端部に配置された1つの磁気素子128と、この磁気素子128の磁気を検出するように非回転部に固定配置されたホール素子129とにより構成される。この円盤状体127には回転を円滑にするために、磁気素子128に対するバランサ(非磁性体)130が磁気素子128に対向する位置に設けられている。速度センサ29Bは円盤状体127が一回する度にホール素子129による磁気を検出することにより速度検出信号S6を出力する。 【0193】速度センサ29Cは図41Cに示すようにモータ5の回転軸5Aに取り付けられた円盤状体147と、この円盤状体147の外周端部に配置された1つの反射部148と、この反射部148に光を出射するように非回転部に固定配置された発光部149と、この反射部148からの反射光を受光する受光素子150により構成される。速度センサ29Cは円盤状体147が一回する度に反射部148からの反射光を受光することにより速度検出信号S6を出力する。 【0194】速度センサ29の出力段には図40に示すように、電流・電圧変換回路(以下I/V変換回路という)119が接続され、速度検出信号S6が電圧の大きさに変換される。このI/V変換回路119の出力段には、下限用のコンパレータ49及び上限用のコンパレータ59が接続される。下限用のコンパレータ49では、I/V変換回路119から出力される速度検出電圧Vsが、予め設定された2種類の速度モード(1000/3000rpm)に対応した下限閾値速度(800/2800rpm)に関する基準信号V1またはV3と比較される。この基準信号V1はモータ5のローモード時の下限閾値速度800rpmを設定し、基準信号V3はモータ5のハイモード時の下限閾値速度2800rpmを設定する。 【0195】上限用のコンパレータ59では、I/V変換回路119から出力される速度検出電圧Vsが、予め設定された上限閾値速度(1200/3200rpm)に関する基準信号V2またはV4と比較される。この基準信号V2はモータ5のローモード時の上限閾値速度1200rpmを設定し、基準信号V4はモータ5のハイモード時の上限閾値速度3200rpmを設定する。 【0196】モータ5のローモード時において、速度検出電圧Vsが基準信号V1以下の場合には「H」(ハイ)レベルの速度検出情報D21がコンパレータ49から出力され、速度検出電圧Vsが基準信号V1を越える場合には「L」(ロー)レベルの速度検出情報D21が出力される。また、速度検出電圧Vsが基準信号V2以下の場合には「H」レベルの速度検出情報D22がコンパレータ59から出力され、速度検出電圧Vsが基準信号V2を越える場合には「L」レベルの速度検出情報D22が出力される。 【0197】モータ5のハイモード時において、速度検出電圧Vsが基準信号V3以下の場合には「H」レベルの速度検出情報D31がコンパレータ49から出力され、速度検出電圧Vsが基準信号V3を越える場合には「L」レベルの速度検出情報D31が出力される。また、速度検出電圧Vsが基準信号V4以下の場合には「H」レベルの速度検出情報D32がコンパレータ59から出力され、速度検出電圧Vsが基準信号V4を越える場合には「L」レベルの速度検出情報D32が出力される。 【0198】コンパレータ49及び59の出力段にはマイクロコンピュータ89が接続され、コンパレータ49及び59からの速度検出情報D21,D22,D31,D32が判定される。ローモード時で、速度検出情報D21,D22のいずれも「H」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が800rpm以下の状態(異常)と判定される。速度検出情報D21,D22のいずれも「L」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が1200rpmを越えた状態(異常)と判定される。速度検出情報D21が「L」レベルで、D22が「H」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が800rpmを越え1200rpm以下の状態(正常)と判定される。 【0199】また、ハイモード時で、速度検出情報D31,D32のいずれも「H」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が2800rpm以下の状態(異常)と判定される。速度検出情報D31,D32のいずれも「L」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が3200rpmを越えた状態(異常)と判定される。速度検出情報D31が「L」レベルで、D32が「H」レベルとなる場合には、モータ5の回転速度が2800rpmを越え3200rpm以下の状態(正常)と判定される。 【0200】上述した基準信号V1〜V4はマイクロコンピュータ89を介して設定される。マイクロコンピュータ89には電源78が接続され、マイクロコンピュータ89からのLow/Highモード信号S7に基づいてモータ5が2速制御される。なお、マイクロコンピュータ89にはアラーム回路99が接続され、噴霧装置2等の動作停止が告知される。 【0201】このような異常検出装置19を備えた空気清浄装置1では図42に示すように、ステップB1でモータ5の回転速度がハイモードに設定された場合には、ステップB2に移行してマイクロコンピュータ59は電源78を介して3000rpmになるようにモータ5を回転する。 【0202】そしてステップB3でモータ5の停止指示が無い場合には、ステップB4に移行してモータ5の回転速度が下限閾値速度(2800rpm)以下になったかを検出する。その回転速度が下限閾値速度以下になっていない場合には、ステップB5に移行して、モータ5の回転速度が上限閾値速度(3200rpm)を越えたかを検出する。 【0203】その回転速度が上限閾値速度を越えていない場合にはステップB3に戻って回転速度の監視を続ける。この状態でコンパレータ49は「L」レベルの速度検出情報D31を出力し、コンパレータ59は「H」レベルの速度検出情報D32を出力する。 【0204】ステップB2で、ポンプ装置6の回転速度が下限閾値速度(2800rpm)よりも低いとき、例えば、寒冷地などで水等の液体が凍結して揚水負荷が重くなったり、異物が挟まって揚水負荷が重くなったときは、コンパレータ49及び59から共に「H」レベルの速度検出情報D31,D32が出力されるので、ステップB6に移行してマイクロコンピュータ89によって電源78が制御され、モータ5の電源がオフされることで、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6の動作が停止される。これにより、ポンプ装置6の破損や、そのモータ5の焼損を未然に防止できる。 【0205】また、上述したフィルタ装置8の取水口104付近で水が凍結して揚水負荷が著しく軽くなったとき等には、モータ5の回転速度が3200rpmを越える場合があるから、ステップB5でコンパレータ49及び59から共に「L」レベルの速度検出情報D31,D32が出力されることで、この状態を検出できる。これにより、ステップB6に移行してモータ5の電源をオフすることによりポンプ装置6等の動作を停止できる。 【0206】なお、ステップB1でローモードが設定された場合には、ステップB7に移行してマイクロコンピュータ59は電源78を介して1000rpmになるようにモータ5を回転する。そしてステップB8でモータ5の停止指示が無い場合には、ステップB9に移行してモータ5の回転速度が下限閾値速度(800rpm)以下になったかを検出する。その回転速度が下限閾値速度以下になっていない場合には、ステップB10に移行して、モータ5の回転速度が上限閾値速度(1200rpm)を越えたかを検出する。その回転速度が上限閾値速度を越えていない場合にはステップB8に戻って回転速度の監視を続ける。この状態でコンパレータ49は「L」レベルの速度検出情報D21を出力し、コンパレータ59は「H」レベルの速度検出情報D22を出力する。 【0207】ステップB8で、モータ5の回転速度が下限閾値速度(800rpm)よりも低いときは、コンパレータ49及び59から共に「H」レベルの速度検出情報D21,D22が出力されるので、ステップB6に移行してマイクロコンピュータ89によって電源78が制御され、モータ5の電源がオフされることで、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6の動作が停止される。これにより、ポンプ装置6の破損や、そのモータ5の焼損を未然に防止できる。 【0208】また、モータ5の回転速度が1200rpmを越えた場合には、コンパレータ49及び59から共に「L」レベルの速度検出情報D21,D22が出力されるので、ステップB6に移行してモータ5の電源をオフすることによりポンプ装置6等の動作を停止できる。 【0209】このように本実施の形態の空気清浄装置1では、過酷な使用環境からモータ5、ファン4、噴霧装置2及びポンプ装置6を保護できると共にその長寿命化が図れる。 【0210】なお、本実施の形態では図11に示したような2つのポンプ34,35を備えたポンプ装置6の場合について説明したが、これに限ることはなく、図43に示すようなシングルのポンプ34Aのみを備えたポンプ装置600であってもよい。 【0211】また、本実施の形態では図30に示したような制御部58、図37に示したマイクロコンピュータ125、図40に示したマイクロコンピュータ89を個別をに設け、モータ5の駆動制御、水位検出に関する電源制御及び異常検出に関する電源制御を行う場合について説明したが、勿論、1台のマイクロコンピュータによってこれらの制御を行っても構わない。 【0212】更に、図1〜図3に示した噴霧装置2と、フィン型突出壁14(図4、図5)と、多孔付き筒状体15(図6,図7)と、タンク3(図8〜図10)と、ポンプ装置6及び逆止弁付きのフィルタ装置8(図11〜図14)と、タンク離脱機構7(図16〜図19)と、回転体挿入ガイド部17(図20〜図26)と、エアフィルタ18の着脱機構(図27〜図29)、モータ駆動装置88(図30〜図33)と、水位検出装置10(図34〜図39)と、異常検出装置19(図40〜図42)と、他のポンプ装置600(図43)とに係る構成等は空気清浄装置1に適用した例について説明をしたが、これらの発明は加湿器、冷風機、石油ストーブ等の液体を使用する他の装置に適用して極めて好適である。 【0213】(2)第2の実施の形態図44は本発明の第2の実施の形態としてのマイナスイオン発生装置201の構成を示している。本例のマイナスイオン発生装置201は回転体である噴霧装置2の遠心力により発生される霧状水(微細水滴)に着目したものであって、構造自体は前述した空気清浄装置1と同様である。 【0214】このマイナスイオン発生装置201の動作について、図44を参照して説明する。マイナスイオン発生装置201の電源を投入すると、送水管43から噴出された水が高速回転する噴霧装置2から微小な霧状水として吸気ダクト22内に流出され、ここが気水混合部となる。吸気口11から吸入された空気はこの霧状水の中を通過して、排気口12から排出される。 【0215】周知のように、例えば滝壺などの周囲に噴出する霧浄水にはいわゆる「レナード効果」により多くのマイナスイオンが含まれている。従って、本発明のマイナスイオン発生装置201の場合にも、「レナード効果」により室内に排気される清浄空気には大量のマイナスイオンが含まれることになり、このマイナスイオンにより鎮静効果や疲労回復の促進など人体に対する多くの効果を期待することができる。 【0216】この他にマイナスイオンによる効果としては、心肺機能を高めて血圧や呼吸を整えたり、血糖値を低下させたり火傷に対する治癒効果などがあり本発明のマイナスイオン発生装置201により健康的で快適な室内環境を実現することができる。生物(植物)などの成長促進作用も向上することができる。 【0217】マイナスイオンは例えば、高電圧(約3000V以上)の放電によって発生させることができるが、この場合には消費電力が大きい上にオゾンなどの有害物質も同時に生成されてしまうため環境保護上の問題がある。本例では、上述したように水を使用して、この水を噴霧装置2で霧状水とすることによってマイナスイオンを発生させることができるようになるため、高電力を必要としないうえにオゾンなどの有害物質が生成されることもない。 【0218】マイナスイオンは噴出される水滴がより細かいほど、多量のマイナスイオンを発生させることができる。従って、図4で説明したフィン型突出壁14や、図6、図7で説明した多孔付き筒状体15を用いた噴霧装置2を高速回転させるだけで、より多くのマイナスイオンを発生させることができるため、比較的容易にマイナスイオン効果を高めることができる。 【0219】(3)第3の実施の形態図45は本発明の第3の実施の形態としての加湿器301の構成を示している。本例の加湿器301は回転体である噴霧装置2の遠心力により発生される霧状水(微細水滴)に着目したものであって、構造自体は前述した空気清浄装置1と同様である。 【0220】この加湿器301の動作について、図45を参照して説明する。加湿器301の電源を投入すると、送水管43から噴出された水が高速回転する噴霧装置2から微小な霧状水として吸気ダクト22内に流出され、ここが気水混合部となる。吸気口11から吸入された空気はこの霧状水の中を通過して、排気口12から排出される。 【0221】加湿器301では噴出される水滴がより細かいほど、空気に混合させる霧状水が増える。従って、図4で説明したフィン型突出壁14や、図6、図7で説明した多孔付き筒状体15を用いた噴霧装置2を高速回転させるだけで、より多くの湿った空気を発生させることができるため、比較的容易に加湿効率を高めることができる。 【0222】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の離脱機構によれば、筐体から基台を離脱するときに、取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、その保持部への付勢力によって付属装置の保持力が強められるようにしたものである。従って、付属装置が筐体と共に離脱されないようにすることができる。 【0223】この発明の離脱機構を応用した空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び加湿器では、筐体から液体貯留装置を伴った基台を離脱するときに、取っ手の回動操作によって基台の係止状態が解除されると共に、その保持部への付勢力によって液体貯留装置の保持力が強められるようにしたものである。従って、液体貯留装置が液体供給装置と共に離脱されることが防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000491 【氏名又は名称】アイワ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山口 邦夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−108401 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−277668 |
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