| 【発明の名称】 |
空気調和機の遠隔監視装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】戸田 行一
【氏名】池田 雄三
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| 【要約】 |
【課題】設置工事が不要で、しかも、通信品質の良い、空気調和機の遠隔監視装置を提供することを目的としている。
【解決手段】空気調和機1─nと、同空気調和機を子機とする親機2と、電話回線3と、交換機4と、センター装置5とでなり、前記空気調和機を、操作部71と、表示部72と、空気調和器の動作状態を監視する状態監視部79と、エアコン制御部73と、状態記憶部80と、状態の異常等を判断する異常判定部81と、判定データ記憶部82と、異常信号を出力する異常発信部84と、電話番号記憶部83と、自動ダイヤル手段85と、データ出力部86と、前記自動ダイヤル手段よりのダイヤルおよびデータ出力部よりのデータを親機を介して電話回線に出力する通信制御部87と、同通信制御部を介して受信したデータを入力するデータ入力部88と上記各部を制御する制御部91とで構成する空気調和機の遠隔監視装置とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各家庭等に設置される空気調和機と、同空気調和機を子機の一つとした親子電話機と、前記空気調和機と前記親子電話機、電話回線を介して通信するセンター装置とでなり、前記空気調和機を、動作モード、温度等を設定入力する操作部と、同操作部にて設定した動作モード、設定温度等を表示する表示部と、室温センサー、熱交換器温度センサー等、各温度センサーの温度、コンプレッサの状態等、空気調和器の動作状態を監視する状態監視部と、同状態監視部よりの各部の状態情報と、前記操作部にて設定した動作モード、設定温度等に基づいて冷媒の流れ、コンプレッサの回転数等を制御するエアコン制御部と、前記状態監視部よりの各部の状態情報を記憶する状態記憶部と、前記動作モード、設定温度等に基づいて同状態記憶部に記憶する各部の状態情報の異常等を判断する異常判定部と、同異常判定部よりの判定情報を記憶する判定情報記憶部と、同判定情報記憶部に記憶する判定情報が異常であるとき、異常信号を出力する異常発信部と、サービスセンター等の電話番号を記憶する電話番号記憶部と、前記異常発信部よりの異常信号に基づいて、前記電話番号記憶部に記憶するサービスセンターの電話番号を自動ダイヤルする自動ダイヤル手段と、前記判定情報記憶部に記憶する判定情報等を出力する情報出力部と、前記自動ダイヤル手段よりのダイヤルおよび情報出力部よりの情報を親機を介して電話回線に出力する通信制御部と、同通信制御部を介して受信した情報を入力する情報入力部と上記各部を制御する制御部とで構成し、前記状態情報、判定情報等を自動的に、または要求に応じてセンター装置に送信するようにしたことを特徴とする空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項2】 前記空気調和機に、初期状態登録手段を設け、設置完了時に、その日時、初期動作状態情報、同空気調和機のシリアル番号等を出力し、前記通信制御部を介してセンター装置へ送出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項3】 前記状態監視部が、前記室温センサー、熱交換器温度センサー等、各温度センサーの温度を監視する温度監視部と、コンプレッサ、ファンモータ等の電流を監視する電流監視部とでなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項4】 前記異常判定部が、動作モードに対する温度、電流等の各情報のしきい値を記憶するしきい値記憶部と、同しきい値記憶部に記憶する前記動作モードに対応するしきい値と前記状態記憶部に記憶する状態情報とを比較する情報比較部と、同情報比較部の比較結果を出力する判定出力部とでなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項5】 前記しきい値記憶部に、正常領域、移行領域、異常領域等のしきい値を記憶していることを特徴とする請求項4記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項6】 前記比較結果を、前記正常領域、移行領域、異常領域等に分類した判定情報としたことを特徴とする請求項5記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項7】 前記エアコン制御部に、制御プログラムを記憶するフラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性RAMと、同不揮発性RAMの制御プログラムを書き換える書き込み手段とを設け、センター装置より電話回線、通信制御部等を介して入力される制御プログラムを書換えることができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項8】 前記親子電話機を、前記通信制御部と無線通信し、電話回線に接続するコードレス電話機またはPHS親子電話機としたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項9】 前記親子電話機の親機に自動子機転送手段を設け、電話番号に続けて、子機番号を受信すると同子機番号に対応する子機に接続するようにしたことを特徴とする請求項8記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項10】 前記親子電話機の親機に、子機を介して前記空気調和機を制御するリモート制御手段と、前記状態記憶部、判定情報記憶部等よりの状態情報、判定情報等を読出す情報収集手段と、同情報を記憶する情報記憶手段とを設けたことを特徴とする請求項8記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項11】 前記親子電話機の親機に、契約電流記憶部と、空気調和機の設置台数を記憶する台数記憶部と、電子機器の消費電流を記憶する消費電流記憶部と、使用する電子機器を選択入力することにより、各空気調和機の最大消費電流を制限して契約電流内で運転するように制御するデマンド制御部とを設けてなることを特徴とする請求項10記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項12】 前記センター装置に、顧客リストを参照して電話回線を介して前記子機たる空気調和機の通信制御部に接続するダイヤル手段と、情報の入出力をおこなう情報入出力部と、同情報入出力部、電話回線を介して同各空気調和機に記憶する情報の読出し要求をする情報要求手段と、同情報を受信する情報受信手段と、受信した情報を分類して記憶する情報記憶手段とを設け、前記電話回線、電話機を介して前記各空気調和機の状態記憶部、判定情報記憶部等に記憶する状態情報、判定情報等を読出して収集するようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項13】 前記センター装置に、顧客リストを参照してダイヤルするダイヤル手段と、情報の入出力をおこなう情報入出力部と、同情報入出力部、電話回線を介して前記親機に記憶する情報の読出し要求をする情報要求手段と、同情報を受信する情報受信手段と、受信した情報を分類して記憶する情報記憶手段とを設け、前記電話回線、親機を介して前記各家庭の空気調和機の状態情報、判定情報等を収集するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項10記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項14】 前記センター装置に、前記情報記憶手段に記憶する状態情報等を基に、状態の悪い順に並び変えて、サービス優先順位を決定する優先順位決定手段と、同優先順位決定手段で決定した空気調和機のサービス日程を各サービスマンに割付けてサービス日程表を作成するサービス割付手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項15】 前記空気調和機に、ガスセンサーを設け、前記状態監視部で監視し、異常判定部でガス漏れと判定されると、電話番号記憶部に記憶するガス会社の電話番号を自動的にダイヤルして接続し、ガス漏れを通報するようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。 【請求項16】 前記空気調和機に、赤外線センサーを設けて前記状態監視部で監視するとともに、前記操作部に外出ボタンを設け、同外出ボタンが押下されているときに、赤外線センサーが人等から輻射する赤外線を検出すると異常判定部で異常と判定し、電話番号記憶部に記憶するセキュリティ会社の電話番号を自動的にダイヤルして接続し、異常を通報するようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の遠隔監視装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の遠隔監視装置に係わり、とくに、空気調和機の異常等をサービスセンターが事前に検知し、真夏に集中する故障時期以前に修復できるようにしたものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、サービスセンターで各家庭に設置された空気調和機の状態を調査するには、各家庭を訪問して各空気調和機を運転してもらい、例えば、空気調和機に記憶された状態情報を読み出して記録する等の方法が考えられる。しかしこの方法では、情報の収集に多くの人手と日数が必要であり、実用的ではない。近年、図9に示すように、ガスメータ等の計量メータ203の検針情報を通信装置204を介して電話回線に接続することにより、センターが検針情報を自動的に収集する遠隔監視装置が考えられている。そして、図9に示すように、空気調和機201に接続した監視装置202をこの通信装置204に接続し、空気調和機201に異常が生じた時に電話交換器300を介してサービスセンター400に連絡が入るようにした空気調和機の遠隔監視装置が考えられている。しかし、この空気調和機の遠隔監視装置はガス等の燃焼熱を高温熱源または駆動源として利用する空気調和機は燃料供給元とサービスセンターが同じ場合には利用できるが、電力を利用した空気調和機には利用しにくいという問題があった。また、利用できたとしても、空気調和機に監視装置を接続したり、監視装置から電話線または信号線を通信装置に接続しなければならず、工事が大変でコスト高となるという問題があった。また、電話回線を家庭の電話機と共通とした場合、通信中に切断されたり、ノイズが混入して情報を収集できないといった問題もあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問題点を解決し、特別な設置工事が不要で、しかも、通信品質の良い、空気調和機の遠隔監視装置を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解決するため、各家庭等に設置される空気調和機と、同空気調和機を子機の一つとした親子電話機と、前記空気調和機と前記親子電話機、電話回線を介して通信するセンター装置とでなり、前記空気調和機を、動作モード、温度等を設定入力する操作部と、同操作部にて設定した動作モード、設定温度等を表示する表示部と、室温センサー、熱交換器温度センサー等、各温度センサーの温度、コンプレッサの状態等、空気調和器の動作状態を監視する状態監視部と、同状態監視部よりの各部の状態情報と、前記操作部にて設定した動作モード、設定温度等に基づいて冷媒の流れ、コンプレッサの回転数等を制御するエアコン制御部と、前記状態監視部よりの各部の状態情報を記憶する状態記憶部と、前記動作モード、設定温度等に基づいて同状態記憶部に記憶する各部の状態情報の異常等を判断する異常判定部と、同異常判定部よりの判定情報を記憶する判定情報記憶部と、同判定情報記憶部に記憶する判定情報が異常であるとき、異常信号を出力する異常発信部と、サービスセンター等の電話番号を記憶する電話番号記憶部と、前記異常発信部よりの異常信号に基づいて、前記電話番号記憶部に記憶するサービスセンターの電話番号を自動ダイヤルする自動ダイヤル手段と、前記判定情報記憶部に記憶する判定情報等を出力する情報出力部と、前記自動ダイヤル手段よりのダイヤルおよび情報出力部よりの情報を親機を介して電話回線に出力する通信制御部と、同通信制御部を介して受信した情報を入力する情報入力部と上記各部を制御する制御部とで構成し、前記状態情報、判定情報等を自動的に、または要求に応じてセンター装置に送信する空気調和機の遠隔監視装置とした。 【0005】前記空気調和機に、初期状態登録手段を設け、設置完了時に、その日時、初期動作状態情報、同空気調和機のシリアル番号等を出力し、前記通信制御部を介してセンター装置へ送出するようにした。 【0006】前記状態監視部を、前記室温センサー、熱交換器温度センサー等、各温度センサーの温度を監視する温度監視部と、コンプレッサ、ファンモータ等の電流を監視する電流監視部とで構成した。 【0007】前記異常判定部を、動作モードに対する温度、電流等の各情報のしきい値を記憶するしきい値記憶部と、同しきい値記憶部に記憶する前記動作モードに対応するしきい値と前記状態記憶部に記憶する状態情報とを比較する情報比較部と、同情報比較部の比較結果を出力する判定出力部とで構成した。 【0008】前記しきい値記憶部に、正常領域、移行領域、異常領域等のしきい値を記憶するようにした。 【0009】前記比較結果を、前記正常領域、移行領域、異常領域等に分類した判定情報とした。 【0010】前記エアコン制御部に、制御プログラムを記憶するフラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性RAMと、同不揮発性RAMの制御プログラムを書き換える書き込み手段とを設け、センター装置より電話回線、通信制御部等を介して入力される制御プログラムを書換えることができるようにした。 【0011】前記親子電話機を、前記通信制御部と無線通信し、電話回線に接続するコードレス電話機またはPHS親子電話機とした。また、前記親子電話機の親機に自動子機転送手段を設け、電話番号に続けて、子機番号を受信すると同子機番号に対応する子機に接続するようにした。 【0012】前記親子電話機の親機に、子機を介して前記空気調和機を制御するリモート制御手段と、前記状態記憶部、判定情報記憶部等よりの状態情報、判定情報等を読出す情報収集手段と、同情報を記憶する情報記憶手段とを設けた。 【0013】前記親子電話機の親機に、契約電流記憶部と、空気調和機の設置台数を記憶する台数記憶部と、電子機器の消費電流を記憶する消費電流記憶部を設け、使用する電子機器を選択入力することにより、各空気調和機の最大消費電流を制限して契約電流内で運転し、ブレーカーが飛ばないようにした。 【0014】前記センター装置に、顧客リストを参照して電話回線を介して前記子機たる空気調和機の通信制御部に接続するダイヤル手段と、情報の入出力をおこなう情報入出力部と、同情報入出力部、電話回線を介して同各空気調和機に記憶する情報の読出し要求をする情報要求手段と、同情報を受信する情報受信手段と、受信した情報を分類して記憶する情報記憶手段とを設け、前記電話回線、電話機を介して前記各空気調和機の状態記憶部、判定情報記憶部等に記憶する状態情報、判定情報等を読出して収集するようにした。 【0015】前記センター装置に、顧客リストを参照してダイヤルするダイヤル手段と、情報の入出力をおこなう情報入出力部と、同情報入出力部、電話回線を介して前記親機に記憶する情報の読出し要求をする情報要求手段と、同情報を受信する情報受信手段と、受信した情報を分類して記憶する情報記憶手段とを設け、前記電話回線、親機を介して前記各家庭の空気調和機の状態情報、判定情報等を収集するようにした。 【0016】前記センター装置に、前記情報記憶手段に記憶する状態情報等を基に、状態の悪い順に並び変えて、サービス優先順位を決定する優先順位決定手段と、同優先順位決定手段で決定した空気調和機のサービス日程を各サービスマンに割付けてサービス日程表を作成するサービス割付手段とを設けた。 【0017】前記空気調和機に、ガスセンサーを設け、前記状態監視部で監視し、異常判定部でガス漏れと判定されると、電話番号記憶部に記憶するガス会社の電話番号を自動的にダイヤルして接続し、ガス漏れを通報するようにした。 【0018】前記空気調和機に、赤外線センサーを設けて前記状態監視部で監視するとともに、前記操作部に外出ボタンを設け、同外出ボタンが押下されているときに、赤外線センサーが人等から輻射する赤外線を検出すると異常判定部で異常と判定し、電話番号記憶部に記憶するセキュリティ会社の電話番号を自動的にダイヤルして接続し、異常を通報するようにした。 【0019】 【発明の実施の形態】以上のように構成したので、本発明の空気調和機の遠隔監視装置においては、電話回線を介して要求されるサービスセンターからの情報要求により、動作モードに於ける室温および熱交換機温度等の温度情報、コンプレッサ、ファンモータ等の電流情報等の状態情報および、判定情報を収集することができるので、サービスマンが一般家庭に出向かなくとも、サービスセンターに居ながらにして各家庭の各空気調和機内部の冷媒の状態、電子弁の動作状態、コンプレッサの状態、ファンモータの状態等を的確に把握することができ、故障になる手前で、事前に修理することができ、また、空気調和機内部の状態が異常になると、自動的にその異常情報がサービスセンターに連絡されるので、素早いサービス対応が可能となる。また、空気調和機にガスセンサーを設け、ガス漏れを検出すると、その旨をガス会社に自動的に連絡することができ、安全性を確保できる。また、空気調和機に赤外線センサー、外出ボタンを設けたので、外出中に赤外線を検出するとセキュリティ会社に自動的に連絡されるので、留守中も安心である。また、例えば省エネ等の新しい制御プログラムをセンター装置から送信して、エアコン制御部の不揮発性RAMに書き込むことができるので、古い機種の性能、機能のアップが可能となる。 【0020】 【実施例】以下、図面に基づいて本発明による空気調和機の遠隔監視装置を詳細に説明する。図1は本発明による空気調和機の遠隔監視装置の一実施例を示す概略システム図である。図において、1−nは空気調和機で、1に続く−1、─2、─nは親子電話の子機の番号を示している。2は親子電話の親機で、電話回線3を介して交換機4に接続されている。5はサービスセンターに設置されるセンター装置で、やはり、電話回線3を介して交換機4に接続されている。6はPHS用アンテナ、7はPHS基地局である。8はガス会社である。9はセキュリティ会社である。 【0021】図2は、前記空気調和機1−nの一実施例を示すブロック図である。図において、71は操作部で、冷房、暖房、除湿等の動作モード、室内温度等の設定情報を入力する。72は表示部で、前記操作部より入力した動作モード、設定情報や、現在の室内温度等を表示している。73は前記動作モード、設定情報等に基づき、冷媒の流れる方向、コンプレッサの回転周波数、ファンモータの回転数等を制御するエアコン制御部である。74は前記室温を検出する室温センサー、75は室内熱交換器の温度を検出する熱交温度センサーである。76はコンプレッサーの負荷電流を検出する電流計、77はファンモータの負荷電流を検出する電流計である。78はガスセンサー78a、赤外線センサー78b等のセキュリティ用のセンサーである。79は、前記室温センサー74、熱交温度センサー75の温度を監視して適時出力する温度状態監視部79a、前記電流計76、77の電流を監視して適時出力する電流状態監視部79b、前記セキュリティ用のセンサー78を監視するセキュリティ監視部79c等の状態監視部である。80は前記状態監視部79よりの温度、電流、ガス漏れ、赤外線検出等の状態情報とを記憶する状態記憶部である。 【0022】81は前記状態記憶部80に記憶された状態情報の異常を判定して判定情報を出力する異常判定部である。82は前記異常判定部よりの判定情報を記憶する判定情報記憶部である。83はサービスセンター、ガス会社、セキュリティ会社等の電話番号を記憶する電話番号記憶部である。84は前記判定情報記憶部に異常判定情報が記憶されると、異常信号を発信する異常発信部である。85は前記異常発信部84よりの異常信号により起動され、前記電話番号記憶部に記憶する電話番号を自動的にダイヤルする自動ダイヤル手段である。86は前記状態記憶部80、判定情報記憶部82等よりの情報を所定のプロトコルに従って出力する情報出力部である。87は前記自動ダイヤル手段および情報出力部よりの信号を無線信号に変換して送出して通信する通信制御部である。88は前記通信制御部87を介して受信した情報等を所定の情報に変換して入力する情報入力部である。89は前記通信制御部87に接続され電波を送受信するアンテナである。90は初期登録部で、空気調和機の設置工事完了後の、試運転中に、その日時、初期動作状態情報、同空気調和機のシリアル番号等を出力する。91は前記各部を制御する制御部である。 【0023】図3は前記異常判定部81の詳細を示す要部ブロック図である。図において、81aは各動作モードにおける各温度状態情報、各電流状態情報のしきい値を記憶するしきい値記憶部である。81bは前記状態記憶部に記憶される温度状態情報と前記しきい値記憶部に記憶される当該動作モードに於けるしきい値とを比較演算する温度/しきい値比較部である。81cは前記状態記憶部に記憶される電流状態情報と前記しきい値記憶部に記憶される当該動作モードに於けるしきい値とを比較演算する電流/しきい値比較部である。81dはガス漏れ検出情報を入力するガス漏れ情報入力部である。81eは外出フラグ部で、前記操作部71の図示しない外出ボタンが押下されると1としている。81fは赤外線/しきい値比較部で、前記赤外線検出情報と前記しきい値記憶部に記憶されるしきい値とを比較演算している。81gは前記温度/しきい値比較部81bおよび、電流/しきい値比較部81c、赤外線/しきい値比較部81fよりの比較演算結果およびガス漏れ情報入力部81dのガス漏れ情報から判定情報を出力する判定出力部である。 【0024】図4は前記エアコン制御部73の一実施例を示すブロック図である。図において、73aは基本プログラムを記憶するROMである。73bは制御プログラムを記憶するフラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性RAMである。73cは各種設定等を記憶するRAMである。73dは駆動出力部で、送風ファン、圧縮機、電子弁等を駆動する信号を出力している。73eは上記ROM73a、不揮発性RAM73bに記憶するプログラムに従って、RAM73cの設定値等を参照して駆動出力部73dに各部の駆動命令を出す制御部である。 【0025】図5は前記親子電話の親機2の一実施例を示す要部ブロック図である。図において、21は操作部で、各種機能を有する10キー等のボタン21aと表示素子21bとで構成している。22は、電話回線制御部で、電話回線3を介して外部の交換機4に接続している。23は子機制御部で、所定の子機と無線信号を介して通信している。24はリモート制御手段で、操作部21の操作に基づいて、前記各空気調和機1−nに対する制御信号を出力している。25は、情報収集手段で、前記各空気調和機1−nに一定期間間隔で状態情報等の出力要求を出し、この状態情報等を収集している。26は情報記憶部で、前記情報収集手段25の収集した各空気調和機よりの状態情報、判定情報等を空気調和機毎に分類して記憶している。27は契約電流記憶部で、電力会社との契約電流を記憶している。28は台数記憶部で、設置されている空気調和機の数量を記憶している。29は消費電流記憶部で、家庭で使用される電子機器の消費電流を記憶している。30はデマンド制御部で、消費電流の大きな電子機器を使用する時に、操作部21を操作して、その電子機器を入力することにより、各空気調和機1−nの最大消費電流を制限して、電子機器を含む全体の消費電流が契約電流を超えないように制御するようにしている。31は自動子機転送手段で、電話番号受信後、子機番号をトーン信号にて受信すると、自動的にその子機番号に対応する子機に転送するようにしている。32は前記各部を制御する制御部である。 【0026】図6は、前記センター装置5の一実施例を示す要部ブロック図である。図において、51は談話回線制御部、52は自動ダイヤル手段、53は情報入出力部である。54は顧客の住所、電話番号、設置台数等の顧客情報を記憶する顧客リストである。55は情報要求手段で、前記顧客リスト54に登録される顧客の電話機の親機2に、自動ダイヤル手段52を介してダイヤルして接続し、当該顧客の有する全ての空気調和機1−nの状態情報および判定情報を要求して送信させるようにしている。56は情報記憶部で、前記情報要求手段55の要求して情報入出力部を介して受信した状態情報および判定情報を、各顧客の各空気調和機毎に分類して記憶するようにしている。57は優先順位決定手段で、前記情報記憶部に記憶する各情報を分析して、空気調和機の状態が悪く、故障に最も近い順に空気調和機の整理番号を並び変えて、サービスの優先順位を決定している。58はサービスマンリストで、各サービスマンの氏名、日程等が記憶されている。59はサービス割付手段で、前記優先順位決定手段57で決定した順位に従って、各空気調和機にサービスマンリスト58に記憶されたサービスマンを割付けて、サービス日程表を作成している。 【0027】以上の構成において、つぎにその動作を説明する。まず、各空気調和機1−nの動作を説明するが、まず、空気調和機の設置が完了して、試運転するときの動作を説明する。試運転の時は、操作部71の図示しない試運転ボタンを押下することにより、予め決められた動作モード(例えば冷房)で、エアコン制御部73の制御により運転が開始される。試運転が開始されて暫くすると、初期登録手段90が、その日時、同空気調和機のシリアル番号、初期の動作状態情報等の初期登録情報を出力し、同初期登録情報は一端状態記憶部80に記憶された後、自動ダイヤル手段85により、電話番号記憶部83に記憶するサービスセンターの電話番号をダイヤルしてサービスセンターのセンター装置に接続し、情報出力部86を介して状態記憶部80に記憶された初期登録情報をセンター装置に送出するようにしている。 【0028】つぎに、通常の動作を説明する。操作者が操作部71を操作して、動作モード(冷房、暖房、除湿)を選択し、温度Tsを設定すると、エアコン制御部73が不揮発性RAM73bに記憶する制御プログラムに従って、駆動出力部73dを介して電子膨張弁等を制御して冷媒の流れる方向を決めるとともに、前記室温センサー74の検出する室内温度Trと熱交温度センサー75の検出する室内熱交換器の熱交温度Thとの温度差ΔTにより、コンプレッサの回転周波数、ファンモータの回転数等を制御して設定温度に近づけるように入力された動作モードで動作する。空気調和機が入力された動作モードで動作中に、温度状態監視部79aおよび、電流状態監視部79bは、例えば一定の時間間隔で、各温度センサーまたは電流計の状態情報を制御部91を介して状態記憶部80に記憶している。また、同時にセキュリティ監視部79cがガスセンサー78a、赤外線センサー78bのセンサー情報を随時監視し、このセキュリティ情報を制御部91を介して状態記憶部80に記憶している。この状態記憶部80に記憶された状態情報等は異常判定部81にて異常の度合いが判定され出力される。 【0029】図7は前記異常判定部81の動作例を示す図で、図に示すように、例えば、冷房運転モードに於ける室温Trと熱交温度Thとの温度差ΔTを縦軸とし、この温度差ΔTを0から+Aまでを正常領域、+Aから+Bまでを移行領域1、+Bから+Cまでを移行領域2、+B以上を以上領域というように分類して、冷房運転モードに於ける温度差情報のしきい値として、+A、+B、+Cを前記しきい値記憶部81aに記憶されており、温度/しきい値比較部71bにて状態記憶部に記憶される温度状態情報の前記温度差ΔTと比較される。また、判定出力部81dからは前記比較結果に応じて、2桁の2進数(00)正常から(11)異常までを出力するようにしており、例えば、温度差ΔTが+Aから+Bの間にあれば、移行領域1の判定情報(01)を判定出力部81dより出力するようにしている。セキュリティ情報の判定については、同様に行われるが、赤外線情報の場合は外出フラグ部81eが1にセットされている場合にのみ判定がなされる。この判定情報は判定情報記憶部82に更新して記憶される。 【0030】いま、温度または電流の状態を検出して、判定出力部81dより判定情報(11)異常が出力されると、異常発信部84より異常信号が出力され、自動ダイヤル手段85を起動して電話番号記憶部83に記憶されるサービスセンターの電話番号をダイヤルし、通信制御部87、アンテナ89を介して親機2に接続し、電話回線3、交換機4等を介してセンター装置5に接続するようにし、判定情報記憶部82に記憶さる前記判定情報(11)異常等を情報出力部88より出力してセンター装置5に送信するようにしている。また、ガス漏れセンサーの状態を検出して、判定出力部81dより判定情報(11)異常が出力された場合は、ガス会社8に自動ダイヤルして通報し、赤外線センサーの状態を検出して、判定出力部81dより判定情報(11)異常が出力された場合は、セキュリティ会社9に自動ダイヤルして通報するようにしている。このとき、通信制御部87にPHSの子機を使用すれば、親機2を介さずに、PHSアンテナ6、PHS基地7、交換機4を介してセンター装置5等に接続することができ、親機2の使用によって妨害されることがない。 【0031】つぎに、親機2の動作を説明する。図5に示すように、この親機2には、通常の親子電話の親機としての機能に加えて、自動子機転送機能、空気調和機を遠隔制御するリモート制御機能、情報収集機能および、デマンド制御機能等を有している。通常の親子電話の親機としての機能については、周知であるから、説明を省略する。まず、自動子機転送機能について、説明する。この自動子機転送機能は、外部から電話回線3を介して入力するダイヤルまたはトーンダイヤル信号により、電話回線制御部22により電話回線と接続された後、入力される子機番号をトーン信号で受信することにより、自動子機転送手段31が、当該子機番号を割りつけた子機に自動的に接続する機能である。。ここでいう子機とは、コードレス電話機の子機、PHS電話機、または、空気調和機の通信制御部87である。 【0032】つぎに、リモート制御機能についてその操作手順を説明する。図8は親機2の操作部21の一実施例を示す外観図である。図において、101は送受話器、102はダイヤルボタン、103は留守録ボタン、104はオンフックボタン、105はスピーカ、106は子機番号ボタン(1〜n)、107はリモートボタン、108は情報収集ボタン、109はデマンドボタン、110は表示部である。また、前記ダイヤルボタン102の番号(1〜6)を動作モードボタンと兼用し、番号(1)を冷房、番号(2)を暖房、番号(3)を除湿、・・・等のボタンとしている。また、前記ダイヤルボタン102の番号(7)を情報ダウンのボタン、番号(9)を情報アップのボタン、番号(0)を電源OFFのボタン、と兼用としている。 【0033】例えば、子機番号nに割りつけられた空気調和機1−nを冷房モードで、26℃に設定する場合を説明する。まず、子機番号ボタン106の(n)を押下して空気調和機1−nに接続し、た後、リモートボタン107を押下するとリモート制御モードになる。つぎに、冷房ボタン(ダイヤルボタン102の番号(1))を押下して動作モードを冷房とする。このとき、表示部110には標準設定温度が表示されるので、情報ダウンボタン(ダイヤルボタン102の番号(7))または情報アップボタン(ダイヤルボタン102の番号(9))を押下して所望の温度(26℃)に設定することができる。 【0034】つぎに、情報収集機能について説明する。情報収集機能には、自動情報収集機能とマニアル情報収集機能とがある。まず、自動情報収集機能について説明する。情報収集手段25は、一定期間間隔で、子機制御部23を介して前記各空気調和機1−1〜1−nに順次接続し、各空気調和機1─1〜1─nの状態情報、判定情報の出力要求を出し、この状態情報、判定情報を収集して、情報記憶部に記憶している。もちろん、判定情報が異常の場合は上述したように、当該空気調和機1─nよりセンター装置5に連絡される。 【0035】つぎに、マニアル情報収集機能についてその操作手順を図7を参照して説明する。各空気調和機1─1〜1−nの状態情報、判定情報を収集するには、情報収集ボタン108を押下することにより行われる。情報収集ボタン108が押下されると、前記情報収集手段25の、一定期間をカウントする図示しないタイマーがリセットされ、子機制御部23を介して前記各空気調和機1−1〜1−nに順次接続し、各空気調和機1─1〜1─nの状態情報、判定情報の出力要求を出し、この状態情報、判定情報を収集して、情報記憶部に記憶することができる。 【0036】つぎに、デマンド制御機能についてその操作手順を図7を参照して説明する。各部屋で、空気調和機1−1〜1−nを使用している時、例えば、オーブンレンジ等の消費電力の大きい電子機器を使用する場合、ブレーカーの飛びが心配である。デマンド制御機能とは、このようなときに、その使用する電子機器に応じて各空気調和機1−1〜1−nの最大消費電流を制限することにより、契約電流内で動作させるように制御する機能である。まず、デマンドボタン109を押下してデマンド制御部30を起動すると、表示部110に、消費電流記憶部に記憶する電子機器の名称等が表示されるので、情報ダウンボタン(ダイヤルボタン102の番号(7))または情報アップボタン(ダイヤルボタン102の番号(9))を押下して使用する電子機器(例えばオーブンレンジ)を選択表示させ、再度デマンドボタン107を押下することにより実行される。デマンド制御モードを解除するには、デマンドボタン107を押下後、OFFボタン(ダイヤルボタン102の番号(0))を押下する。 【0037】つぎに、サービスセンターから親機2を介して空気調和機1−nの情報を収集する手順を説明する。例えば、通常の親子電話機として動作させた場合は、サービスセンターからの電話を親機2でその家の人に受けてもらい、その家の人の了解を得た上で、空気調和機1−nに接続して作動させ、当該空気調和機1−nに情報要求することにより、その状態情報、判定情報等を収集することができる。 【0038】また、センター装置5から電話番号をダイヤルして接続後、子機番号をトーン信号で送信することにより自動子機転送手段31が起動し、人の手を介さずに直接、空気調和機1−nに接続することができ、当該空気調和機1−nに情報要求することにより、その状態情報、判定情報等を収集することができる。 【0039】また、親機2に情報収集手段25等が設けられている場合は、センター装置5から電話番号をダイヤルして接続後、情報要求することにより、情報記憶手段26に記憶された状態情報、判定情報等の情報を収集することができる。 【0040】また、センター装置5から上述したようにして、空気調和機1−nに接続後、例えば、省エネ用の新しい制御プログラムを送信することにより、前記エアコン制御部73の制御部73eを介して不揮発性RAMにこの新しい制御プログラムを更新して書き込むことができる。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による空気調和機の遠隔監視装置によれば、電話回線を介して要求されるサービスセンターからの情報要求により、動作モードに於ける室温および熱交換機温度等の温度情報、コンプレッサ、ファンモータ等の電流情報等の状態情報および、判定情報を収集することができるので、サービスマンが一般家庭に出向かなくとも、サービスセンターに居ながらにして各家庭の各空気調和機内部の冷媒の状態、電子弁の動作状態、コンプレッサの状態、ファンモータの状態等を的確に把握することができ、故障になる手前で、事前に修理することができ、また、空気調和機内部の状態が異常になると、自動的にその異常情報がサービスセンターに連絡されるので、素早いサービス対応が可能となる。また、空気調和機にガスセンサーを設け、ガス漏れを検出すると、その旨をガス会社に自動的に連絡することができ、安全性を確保できる。また、空気調和機に赤外線センサー、外出ボタンを設けたので、外出中に人等からの赤外線を検出するとセキュリティ会社に自動的に連絡されるので、留守中も安心である。また、例えば省エネ等の新しい制御プログラムをセンター装置から送信して、エアコン制御部の不揮発性RAMに書き込むことができるので、古い機種の性能、機能のアップが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006611 【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月19日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−94336 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−255194 |
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