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【発明の名称】 屋外燃焼機器
【発明者】 【氏名】渡辺 幹男

【氏名】三好 達夫

【氏名】根岸 宣匡

【要約】 【課題】美観がよく、機器全体がコンパクトで、製造コストを安価にできる屋外燃焼機器を得る。

【解決手段】本体ケース1内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックス8と、このガイドボックスの前面を覆うとともに、前記ガイドボックス8の上面板8cとの間に間隔を形成するように前記ガイドボックス8の上面を覆う断面L字状の天板3とを備え、前記ガイドボックス8の底部に燃焼器18に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴9と前記燃焼器18で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴11とをそれぞれ設け、前記天板3部に前記ガイドボックス8の吸気管接続穴9と排気管接続穴11に対して互いに独立した空間を介して連通する吸気部14と排気部15を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックスの前面を覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と前記燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴とをそれぞれ設けるとともに、前記天板の前面部分には前記ガイドボックスの吸気管接続穴と排気管接続穴に対して互いに独立した空間を介して連通する吸気口と排気口とを設けたことを特徴とする屋外燃焼機器。
【請求項2】 本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックス内に設けられ、該ガイドボックスとの間に排気通路を形成するとともに前面に排気口を設けた排気ガイドと、この排気ガイドの前面および前記ガイドボックスの前面を同時に覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に、燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴を設けるとともに、前記天板の前面部分に、前記ガイドボックスの吸気管接続穴に対応する吸気口と前記排気管接続穴に対応する排気窓を設け、この排気窓と前記排気ガイドの排気口の間にパッキンを介在するとともに、前記吸気管接続穴と前記吸気口および前記排気口と前記排気窓が互いに独立した空間を介して連通させたことを特徴とする屋外燃焼機器。
【請求項3】 前記ガイドボックスは、底部が前方に向かって下りの傾斜を有するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の屋外燃焼機器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水暖房装置の室外機等のように、石油あるいはガスの燃焼器を内蔵し、屋外に設置されて使用される屋外燃焼機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、実開平3−97108号公報に示された従来の屋外燃焼機器を示す断面図であり、図において、19は本体ケース28内に設けられた燃焼器21と熱交換部27および吸気口4を備えた熱交換器、22は加熱された温水を貯留するシスターンシンク、23は循環ポンプ、24は温水往路管、25は温水復路管である。26は本体ケース28の外の上部に設けられた吸気口4および排気口5を備えた吸排気筒である。
【0003】次に動作について説明すると、燃焼器21では吸気口4から空気を取入れ、燃焼ガスを発生させ、この熱により、温水復路管25から供給された温水が熱交換部27を通過するときに加熱され、高温に昇温された温水は、一旦シスターンタンク22に貯留される。次に、シスターンタンク22に貯留された温水は、循環ポンプ23により温水往路管24より負荷に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋外燃焼機器は以上のように構成され、吸排気筒26が本体ケース28から突出しているので、美観が損なわれているばかりか、外形寸法が大きくなり、しかも吸排気筒26が本体ケース28の外にあるため、吸排気筒26を耐食性の優れたステンレス等の材料を用いる必要があり、コスト高になるという問題点があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、美観がよく、コンパクトで、製造コストを安価にできる屋外燃焼機器を得ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋外燃焼機器は、本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックスの前面を覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と前記燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴とをそれぞれ設けるとともに、前記天板の前面部分には前記ガイドボックスの吸気管接続穴と排気管接続穴に対して互いに独立した空間を介して連通する吸気口と排気口とを設けたものである。
【0007】また、本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックス内に設けられ、該ガイドボックスとの間に排気通路を形成するとともに前面に排気口を設けた排気ガイドと、この排気ガイドの前面および前記ガイドボックスの前面を同時に覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に、燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴を設けるとともに、前記天板の前面部分に、前記ガイドボックスの吸気管接続穴に対応する吸気口と前記排気管接続穴に対応する排気窓を設け、この排気窓と前記排気ガイドの排気口の間にパッキンを介在するとともに、前記吸気管接続穴と前記吸気口および前記排気口と前記排気窓が互いに独立した空間を介して連通させたものである。
【0008】また、前記ガイドボックスは、底部が前方に向かって下りの傾斜を有するように形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明による屋外燃焼機器の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す屋外燃焼機器の斜視図、図2は正面断面図、図3(a)は図2のA−A線に沿った断面図、図3(b)は図2のB−B線に沿った部分断面図、図4は温水暖房機の要部分解斜視図である。
【0010】図において、1は本体ケース、2は前面パネル、3は上面部3aとケース前面部である前面パネル2に沿って設けられた前面部3bとを有する断面L字状の天板である。4はこの天板3の前面部3aに設けられた吸気口、5は同じく前面部3aに設けられた排気窓、13は排気口13dを設けた排気ガイド、6は加熱された温水を負荷に送り出す温水往路管、7は負荷から戻ってくる温水復路管である。
【0011】8は底板8a、この底板8aの後部と両端部を囲む第1の側板8b、および底板8aの上部を覆う上面板8cとからなる箱状のガイドボックスであり、前面が開口し、本体ケース1内上部に設けられている。9はガイドボックス8の底板8aに設けられた吸気管接続穴で、吸気管10と接続される。11は同じく底板8aに設けられた排気管接続穴で、排気管12と接続される。
【0012】13は上板13a、この上板13aの後部と両端部を囲み、かつ前記第1の側板8bの高さより低い第2の側板13b、および排気口13dを有する前板13cとからなり、下面が開口した箱状の排気ガイドであり、第2の側板13bの下端部が排気管接続穴11を囲むようにして前記ガイドボックス8内に取り付けられている。
【0013】14は前記ガイドボックス8の底板8a、天板3の前面部3b、および排気ガイド13によって囲まれた排気通路と前記排気口13dと排気管接続穴11で構成される排気部であり、15は天板3の前面部3b、ガイドボックス8および排気ガイド13によって囲まれた吸気通路と前記吸気口4および吸気管接続穴9で構成される吸気部である。
【0014】16は吸気部15から吸気管10を介して吸気された燃焼用空気を吹込管17に送り出すブロア、18は吹込管17から送り込まれた燃焼用空気と燃料により燃焼ガスを発生させる燃焼器、19は負荷から戻ってくる温水を燃焼ガスにより加熱昇温し、再び負荷に送出する熱交換器である。
【0015】以上の構成により、ガイドボックス8の第1の側板8bの上端部が天板3の上面部3aの内側に取り付けられ、第1の側板8bの前端部および底板8aの前端部が吸気口4および排気窓5を囲むように天板3の前面部3bの内側に取り付けられる。このとき、排気ガイド13の排気口13dは前記排気窓5の内側にあって、第2の側板13bの前端部が排気窓5を囲み、排気口13dが排気窓5の中側になるように天板3の前面部3bの内側にパッキン29を介して取り付けられる。これにより、天板3に吸気部15と排気部14が形成される。
【0016】そして、排気部15および吸気部14が設けられた天板3を本体ケース1の上部に取り付ければ、この取り付け動作と同時に、本体ケース1内に設けられた吸気管10および排気管12がガイドボックス8に設けられた吸気管接続穴9と排気管接続穴11に各々接続され、機器全体の吸排気通路が完成する。
【0017】以上のように構成された屋外燃焼機器において、ブロア16により吸気部15から取り入れられた燃焼用空気は吸気管10、吹込管17を通って燃焼器18に吹き込まれ、燃焼ガスを発生させる。この熱により温水復路管7から供給された温水が熱交換器19を通過するときに加熱昇温され、温水往路管6から負荷に供給される。
【0018】そして、熱交換後の燃焼ガスは、排気管12を通って排気部14から排出される。
【0019】このとき、前記排気部14において、排気ガイド13の第2の側板13bの高さをガイドボックス8の第1の側板8bの高さよりも低くしてあるので、排気ガイド13の上板13aとガイドボックス8の上面板8cとの間には空隙が形成される。すなわち、排気ガイド13の上面との間に間隔を形成するようにガイドボックス8の上面板8cが上面を覆っている。従って、排気ガスの熱がガイドボックス8の上面板8cに伝わるのを防止し、さらに排気ガスの熱が天板3の上面部3aに伝わるのを防止する。一方、吸気口4から取り入れた燃焼用空気がこの空隙にも入り込み、燃焼用空気によって空冷されるので、天板3の上面部3aの温度上昇を効果的に抑えることができる。
【0020】さらに、ガイドボックス8の底板8aは、前方に向かって下方に傾斜が形成しているので、万一、吸気口5あるいは排気口13dからガイドボックス8内に雨水が入り込んだような場合でも、底板8aの傾斜によって前方側へ案内され、本体ケース1の内面を伝って下方へ排出できる。さらにまた、排気ガイド13に排気口13bを形成し、天板3の前面部3bに排気窓5を設けるとともに、排気ガイド13をパッキン29を介して天板3の前面部3b内側に取り付けられているので、天板3に排気ガイド13の熱が伝えることなく、温度上昇を一層防止することができ、天板3を耐食性の高いステンレス等の材料を使用する必要がなくなり、塗装工程が不要な塗装鋼板を用いることができ、製造コストを低減できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の屋外燃焼機器は、本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックスの前面を覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と前記燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴とをそれぞれ設けるとともに、前記天板の前面部分には前記ガイドボックスの吸気管接続穴と排気管接続穴に対して互いに独立した空間を介して連通する吸気口と排気口とを設けたので、吸気部および排気部が天板の内側にあり、機器全体をコンパクトにすることができ、外観をよくすることができ、また、吸気部と排気部は外気に直接曝されないので、耐食性の高い材料を使用する必要がなくなり、製造コストを低減することができる。
【0022】また、本発明の屋外燃焼機器によれば、本体ケース内上部に設けられ、前面を開放したガイドボックスと、このガイドボックス内に設けられ、該ガイドボックスとの間に排気通路を形成するとともに前面に排気口を設けた排気ガイドと、この排気ガイドの前面および前記ガイドボックスの前面を同時に覆うとともに、前記ガイドボックスの上面との間に間隔を形成するように前記ガイドボックスの上面を覆う断面L字状の天板とを備え、前記ガイドボックスの底部に、燃焼器に燃焼用空気を供給するための吸気管接続穴と燃焼器で燃焼した後の排ガスを排出するための排気管接続穴を設けるとともに、前記天板の前面部分に、前記ガイドボックスの吸気管接続穴に対応する吸気口と前記排気管接続穴に対応する排気窓を設け、この排気窓と前記排気ガイドの排気口の間にパッキンを介在するとともに、前記吸気管接続穴と前記吸気口および前記排気口と前記排気窓が互いに独立した空間を介して連通させたことにより、吸気部および排気部が天板の内側にあり、機器全体をコンパクトにすることができ、外観をよくすることができる。また、吸気部および排気部は外気に直接曝されないので、耐食性の高い材料を使用する必要がなくなり、塗装工程が不要な塗装鋼板を用いることができ、製造コストを低減することができる。さらに、排気ガイドとガイドボックスが天板から離れて配置されているので、天板への熱伝導を抑制され、天板の温度上昇を一層抑えることができる。
【0023】また、本発明の屋外燃焼機器によれば、前記ガイドボックスは、底部が前方に向かって下りの傾斜を有するように形成しているので、万一、吸気部あるいは排気部からガイドボックス内に雨水等が入り込んだような場合でも、ガイドボックスの底板の傾斜によって前方側へ誘導され、本体ケースの内面を伝って下方へ排出できる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)6月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 金雄 (外2名)
【公開番号】 特開平11−14040
【公開日】 平成11年(1999)1月22日
【出願番号】 特願平9−167016