トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F23 燃焼装置;燃焼方法




【発明の名称】 カートリッジ式給油タンク
【発明者】 【氏名】垰 統雄

【要約】 【課題】石油燃焼器具のカートリッジ式給油タンクに関し、給油タンクを燃焼器具から取り出した正立状態において給油作業が行える構成とする。

【解決手段】給油タンク21の底面に配設した第一の弁手段23を有する第一キャップ24と、給油タンク脚26と、給油タンク21の上側面に配設した油量表示手段27と、上面に配設した第二の弁手段29を有する第二キャップ28と、第二キャップ28の上方に係止部材39および係止ロット40よりなる係止手段により開閉自在に回動するキャップ蓋37と、周囲に配設した給油タンク取手43とからなり、キャップ蓋37を回動させて、給油タンク21の上面に設けた給油専用の第二の弁手段29からポンプ46などで給油を行うことができ手の汚れを防止できるとともに、給油時に給油タンク21をわざわざ反転する必要がないので、燃焼器具から取り出した正立状態で給油することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】油受皿上に正立載置する給油タンクと、前記給油タンクの底面に配設した第一の弁手段を有する第一キャップと、前記第一キャップの周囲に配設した給油タンク脚と、前記給油タンクの上側面に配設した油量表示手段と、前記給油タンクの上面に配設した第二の弁手段を有する第二キャップと、前記第二キャップの上方に係止手段により開閉自在に回動するキャップ蓋と、前記第二キャップの周囲に配設した給油タンク取手とを備え、前記第二の弁手段から給油するカートリッジ式給油タンク。
【請求項2】給油タンク脚は、第一キャップの先端よりも突出した請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項3】給油タンク脚を油受皿に配設した有底凹部材に収納した請求項1または2記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項4】キャップ蓋は、第二キャップの上面に圧接するパッキン材を備えた請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項5】キャップ蓋は、油量表示手段の反対方向に回動する請求項1または4記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項6】給油タンク取手は、回動するキャップ蓋の軸支部側にのみ回動規制する請求項1または4記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項7】キャップ蓋の係止手段は、その解除部材がキャップ蓋の投影面内に位置する請求項1または4記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項8】キャップ蓋の係止手段は、その解除部材の操作位置が油量表示手段側に対向する請求項1または4記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項9】専用ポンプの吐出パイプ先端は、第二キャップに装着時に油量表示手段よりも上方側に位置する請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項10】第一の弁手段を有する第一キャップは、給油タンクに着脱自在に螺合する請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
【請求項11】第二の弁手段を有する第二キャップを、給油タンクに固着した請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンヒーター等の石油燃焼器具に使用するカートリッジ式給油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカートリッジ式給油タンクは、特公平5−26096号公報に記載されているようなものがあり、このカートリッジ式給油タンクは図5に示されているように、タンク本体1の上面3に突出した注油口2に、給油装置6を備えた注油口キャップ4をパッキン材7を介して密接させるとともに、前記注油口キャップ4は基部5に突出させこの基部5の一方を軸8で軸支するとともに、基部5の他方には係止手段9を設け、この係止手段9にて着脱自在に係止し、基部5を起伏するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のカートリッジ式給油タンクでは、給油時に燃料が最後まで残っていた注油口キャップ4を上向きに反転した直後に基部5を回動させて給油することになるので、注油口キャップ4周辺の燃料付着量によっては回動時に燃料の垂れ、飛び散りが発生するという課題を有していた。前記課題は燃料を使い切っていない状態における給油時に特に顕著であった。
【0004】また、給油後はタンク本体1を掴んで持ち上げ、注油口2と反対側の壁面にある取手を持った後にタンク本体1を反転させて持ち運ぶことになるので、昨今の大容量給油タンクほど持ち上げにくく、落下させやすいという課題を有していた。
【0005】さらに給油タンクを持ち運んでいる途中で置く必要が生じた場合には、再度逆の動作でタンク本体1を反転して置かなければならず、2個の給油タンクに同時給油した場合などその作業は、さらに面倒であるという課題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、油受皿上に正立載置する給油タンクと、前記給油タンクの底面に配設した第一の弁手段を有する第一キャップと、前記第一キャップの周囲に配設した給油タンク脚と、前記給油タンクの上側面に配設した油量表示手段と、前記給油タンクの上面に配設した第二の弁手段を有する第二キャップと、前記第二キャップの上方に係止手段により開閉自在に回動するキャップ蓋と、前記第二キャップの周囲に配設した給油タンク取手とを備え、前記第二の弁手段から給油するものである。
【0007】上記発明によれば、一切燃料に触れることがないキャップ蓋を回動させて、給油タンクの上面に設けた給油専用の第二の弁手段から専用のホースポンプ、オートポンプ等で給油を行うことができるので、回動時の燃料の垂れ、飛び散り、および手の汚れを防止することができる。また、給油時に給油タンクをわざわざ反転する必要がないので、燃焼器具から取り出した正立状態で給油および持ち運びができるとともに、給油タンクの底面に設けた給油タンク脚により持ち運びの途中でも正立状態のまま容易に置くことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、油受皿上に正立載置する給油タンクと、前記給油タンクの底面に配設した第一の弁手段を有する第一キャップと、前記第一キャップの周囲に配設した給油タンク脚と、前記給油タンクの上側面に配設した油量表示手段と、前記給油タンクの上面に配設した第二の弁手段を有する第二キャップと、前記第二キャップの上方に係止手段により開閉自在に回動するキャップ蓋と、前記第二キャップの周囲に配設した給油タンク取手とを備え、前記第二の弁手段から給油するカートリッジ式給油タンクであり、一切燃料に触れることがないキャップ蓋を回動させて、給油タンクの上面に設けた給油専用の第二の弁手段から専用のホースポンプ、オートポンプ等で給油を行うことができるので、回動時の燃料の垂れ、飛び散り、および手の汚れを防止することができる。また、給油時に給油タンクをわざわざ反転する必要がないので、燃焼器具から取り出した正立状態で給油および持ち運びができるとともに、給油タンクの底面に設けた給油タンク脚により持ち運びの途中でも正立状態のまま容易に置くことができる。
【0009】また、給油タンク脚は、第一キャップの先端よりも突出したカートリッジ式給油タンクであり、給油タンクを油受皿に載置した際に燃料に接触する第一キャップの先端は床面と距離を保っているので、燃料付着による床の汚れを防止することができる。
【0010】また、給油タンク脚を油受皿に配設した有底凹部材に収納したカートリッジ式給油タンクであり、油受皿上に立設する給油タンクの寸法は従来と変わることがないので、燃焼器具自体の高さも同様に抑えることができる。
【0011】また、キャップ蓋は、第二キャップの上面に圧接するパッキン材を備えたカートリッジ式給油タンクであり、給油時に専用ポンプ(吐出部)を装着する第二の弁手段に万が一、異物の噛み込み等が生じてもパッキン材により密閉を保つので、給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0012】また、キャップ蓋は、油量表示手段の反対方向に回動するカートリッジ式給油タンクであり、専用ポンプで給油する際にキャップ蓋が邪魔にならず、第二の弁手段に装着した専用ポンプ(吐出ホース)を支える手と、目視で確認する油量表示手段とが近い位置にあるので、楽な姿勢で給油作業を行うことができる。
【0013】また、給油タンク取手は、回動するキャップ蓋の軸支部側にのみ回動規制するカートリッジ式給油タンクであり、まずキャップ蓋を係止しないと給油タンク取手を持って持ち運ぶことができないので、持ち運び時における安全性をおのずと確保することができるとともに、キャップ蓋がおのずと第二の弁手段の防護部材となるので、外的要因による第二の弁手段の変形、破損等を防止することができる。
【0014】また、キャップ蓋の係止手段は、その解除部材がキャップ蓋の投影面内に位置するカートリッジ式給油タンクであり、給油タンクを燃焼器具に装着後すなわち油受皿に載置した状態においては、キャップ蓋の係止手段を解除することができないので、キャップ蓋を開いて第二の弁手段を押し下げられることがなく給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0015】また、キャップ蓋の係止手段は、その解除部材の操作位置が油量表示手段側に対向するカートリッジ式給油タンクであり、操作位置と油量表示手段の目視方向とを合わせているので、給油時にキャップ蓋の解除操作後、給油タンクの角度方向を変えたりする必要がなく利便性を向上することができる。
【0016】また、専用ポンプの吐出パイプ先端は、第二キャップに装着時に油量表示手段よりも上方側に位置するカートリッジ式給油タンクであり、給油時に吐出パイプが燃料に漬かることがないので、給油後吐出パイプを引き出す際の第二キャップ周辺への燃料の垂れを防止することができる。
【0017】また、第一の弁手段を有する第一キャップは、給油タンクに着脱自在に螺合するカートリッジ式給油タンクであり、シーズン終了時等に給油タンク内の燃料を給油タンクごと傾けてポリタンク等に移す際に、第一キャップを外して容易に行うことができる。
【0018】さらに、第二の弁手段を有する第二キャップは、給油タンクに固着するようにしたカートリッジ式給油タンクであり、第二キャップ自体の着脱ができないので、給油タンクを燃焼器具に装着後すなわち油受皿に載置した状態においても、第二キャップのゆるみ等がなく給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができるものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
【0020】(実施例)図1は本発明の一実施例のカートリッジ式給油タンクの断面図、図2は同じく第二の弁手段およびキャップ蓋を閉じた状態における断面図、図3はカートリッジ式給油タンクを燃焼器具に装着した状態における要部平面図、図4はカートリッジ式給油タンクを燃焼器具に装着した状態における要部断面図である。
【0021】図において、21は石油燃焼器具の給油タンク、22は前記給油タンク21の底面に接着および圧着手段等により固着された口金で、外周には内部に公知の第一の弁手段23を有する第一キャップ24がキャップパッキン25を介して着脱自在に螺合されている。26は前記第一キャップ24の周囲に配設された給油タンク脚で、金具を介して前記給油タンク21にスポット溶接等により固着されるとともに、この給油タンク脚26の高さは前記第一キャップ24の先端よりも突出させている。
【0022】27は前記給油タンク21の上側面に固着された透過性の油量表示手段、28は前記給油タンク21の上面に接着および圧着手段等により固着された給油専用の第二キャップで、内部に第二の弁手段29および外周面に突出部30を備えている。
【0023】前記第二の弁手段29は、前記第二キャップ28にかしめ等により固着され、先端にリング状弾性体31を有する開閉弁32と、前記開閉弁32を常に付勢するスプリング33と、ケース連通口34を有した弁ケース35とから構成している。
【0024】36は前記第二キャップ28の周囲にスポット溶接等により固着された支持金具、37は前記第二キャップ28の上方に配設されたキャップ蓋で、前記支持金具36とともに形成された軸支部38を支点に、常時開く方向に付勢されるとともに開閉自在に回動する。
【0025】39は前記支持金具36に支持された係止部材、40は前記キャップ蓋37にかしめ等により固着された係止ロットで、前記係止部材39は常時前記係止ロット40側に付勢する方向に作用し、前記係止部材39が係止ロット40に係止されることにより係止手段41を構成している。
【0026】また前記係止部材39を押すことにより、前記係止ロット40からこの係止部材39が外れ、前記係止手段41が解除され、こうして前記キャップ蓋37は開閉自在に回動する。
【0027】また、42は前記キャップ蓋37に接着等により固着されたパッキン材で、キャップ蓋37が前記係止部材39に係止される直前から前記第二キャップ28の上面を圧接するようにしている。
【0028】43は前記給油タンク21を持ち運ぶ際に使用する給油タンク取手で、図3に示すように両端を前記キャップ蓋37の周囲にスポット溶接等により固着された取手支持金具44内に回動自在に構成されるとともに、前記取手支持金具44に一体的に形成した取手ストッパー片45により、前記給油タンク取手43が前記キャップ蓋37の軸支部38側にのみ回動規制する。
【0029】また、図に示すようにキャップ蓋37は、油量表示手段27の反対方向に回動するように、また前記係止手段41の解除部材となる係止部材39は、前記キャップ蓋37の投影面内に位置するように、またキャップ蓋37の係止手段41は、その係止部材39の操作位置が油量表示手段27側に対向するように構成している。
【0030】次に図1を用いて、前記第二の弁手段29に専用ポンプ46を装着した状態について説明すると、47は前記専用ポンプ46の吐出ホース、48は前記吐出ホース47の先端部に配設されたクランプで、最先端部にフック部49が構成されている。50は前記吐出ホース47と連通する吐出パイプで、パイプ連通口51が構成されている。こうして専用ポンプ46は、前記吐出パイプ50を前記第二の弁手段29の中心に差し込み、前記フック部49が前記第二キャップ28に設けた突出溝30にかかるまで押し込んで固着が終了し、給油作業が行えるように構成している。この時、専用ポンプ46の吐出パイプ50先端(A線)は、油量表示手段27(B線)よりも上方側に位置する。
【0031】次に図4を用いて、前記給油タンク21を燃焼器具に装着した状態について説明すると、52は前記給油タンク21を正立載置する油受皿、53は前記油受皿に配設された給油タンク受けであり、前記給油タンク21の装着時に前記第一の弁手段23を押し上げるとともに、前記給油タンク21の底面を支持するように構成している。
【0032】54は前記油受皿52に配設された成形部品等からなる有底凹部材で、前記第一キャップ24の周囲に配設された給油タンク脚26を収納する。
【0033】次に前記構成において動作、作用について説明すると、カートリッジ式給油タンクは、油受皿52上に正立載置する給油タンク21と、前記給油タンク21の底面に配設した第一の弁手段23を有する第一キャップ24と、前記第一キャップ24の周囲に配設した給油タンク脚26と、前記給油タンク21の上側面に配設した油量表示手段27と、前記給油タンク21の上面に配設した第二の弁手段29を有する第二キャップ28と、前記第二キャップ28の上方に係止手段41により開閉自在に回動するキャップ蓋37と、前記第二キャップ28の周囲に配設した給油タンク取手43とからなり、一切燃料に触れることがないキャップ蓋37を回動させて、給油タンク21の上面に設けた給油専用の第二の弁手段29から専用ホースポンプ、オートポンプ46等で給油を行うことができるので、回動時の燃料の垂れ、飛び散り、および手の汚れを防止することができる。また、給油時に給油タンク21をわざわざ反転する必要がないので、燃焼器具から取り出した正立状態で給油および持ち運びができるとともに、給油タンク21の底面に設けた給油タンク脚26により持ち運びの途中でも正立状態のまま容易に置くことができる。
【0034】また、給油タンク脚26は、第一キャップ24の先端よりも突出させることにより、給油タンク21を油受皿52に載置した際に燃料に接触する第一キャップ24の先端は床面と距離を保っているので、燃料付着による床の汚れを防止することができる。
【0035】また、給油タンク脚26は、油受皿52に配設した有底凹部材54に収納することにより、油受皿52上に立設する給油タンク21の寸法は従来と変わることがないので、燃焼器具自体の高さも同様に抑えることができる。
【0036】また、キャップ蓋37は、第二キャップ28の上面に圧接するパッキン材42を備えることにより、給油時に専用ポンプ46の吐出部パイプ50を装着する第二の弁手段29(特にリング状弾性体31)に万が一、異物の噛み込み等が生じてもパッキン材42により密閉を保つので、給油タンク21内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0037】また、キャップ蓋37は、油量表示手段27の反対方向に回動することにより、専用ポンプ46で給油する際にキャップ蓋37が邪魔にならず、第二の弁手段29に装着した専用ポンプ46の吐出ホース47等を支える手と、目視で確認する油量表示手段27とが近い位置にあるので、楽な姿勢で給油作業を行うことができる。
【0038】また、給油タンク取手43は、回動するキャップ蓋37の軸支部38側にのみ回動規制することにより、まずキャップ蓋37を係止しないと給油タンク取手43を持って持ち運ぶことができないので、持ち運び時における安全性をおのずと確保することができるとともに、キャップ蓋37がおのずと第二の弁手段29の防護部材となるので、外的要因による第二の弁手段29の変形、破損等を防止することができる。
【0039】また、キャップ蓋37の係止手段41は、その係止部材39がキャップ蓋37の投影面内に位置することにより、給油タンク21を燃焼器具に装着後すなわち油受皿52に載置した状態においては、キャップ蓋37の係止手段41を解除することができないので、キャップ蓋37を開いて第二の弁手段29を押し下げられることがなく給油タンク21内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0040】また、キャップ蓋37の係止手段41は、その係止部材39の操作位置が油量表示手段27側に対向することにより、操作位置と油量表示手段27の目視方向とを合わせているので、給油時にキャップ蓋37の解除操作後、給油タンク21の角度方向を変えたりする必要がなく利便性を向上することができる。
【0041】また、専用ポンプ46の吐出パイプ50先端は、第二キャップ28に装着時に油量表示手段27よりも上方側に位置することにより、給油時に吐出パイプ50が燃料に漬かることがないので、給油後吐出パイプ50を引き出す際の第二キャップ28周辺への燃料の垂れを防止することができる。
【0042】また、第一の弁手段23を有する第一キャップ24は、直接固着してキャップパッキン25等を廃止してコストダウンを図ることよりも、給油タンク21に着脱自在に螺合することにより、シーズン終了時等に給油タンク21内の燃料を給油タンク21ごと傾けてポリタンク等に移す際に、第一キャップ24を外して容易に行うことができる。
【0043】さらに、第二の弁手段29を有する第二キャップ28は、給油タンク21に固着することにより、第二キャップ28自体の着脱ができないので、給油タンク21を燃焼器具に装着後すなわち油受皿52に載置した状態においても、第二キャップ28のゆるみ等がなく給油タンク21内の燃料が溢れ出ることを防止することができるものである。
【0044】
【発明の効果】前記説明から明らかなように本発明によれば、カートリッジ式給油タンクは、油受皿上に正立載置する給油タンクと、前記給油タンクの底面に配設した第一の弁手段を有する第一キャップと、前記第一キャップの周囲に配設した給油タンク脚と、前記給油タンクの上側面に配設した油量表示手段と、前記給油タンクの上面に配設した第二の弁手段を有する第二キャップと、前記第二キャップの上方に係止手段により開閉自在に回動するキャップ蓋と、前記第二キャップの周囲に配設した給油タンク取手とを備え、一切燃料に触れることがないキャップ蓋を回動させて、給油タンクの上面に設けた給油専用の第二の弁手段から専用ホースポンプ、オートポンプ等で給油を行うことができるので、回動時の燃料の垂れ、飛び散り、および手の汚れを防止することができる。また、給油時に給油タンクをわざわざ反転する必要がないので、燃焼器具から取り出した正立状態で給油および持ち運びができるとともに、給油タンクの底面に設けた給油タンク脚により持ち運びの途中でも正立状態のまま容易に置くことができる。
【0045】また、給油タンク脚は、第一キャップの先端よりも突出したことにより、給油タンクを油受皿に載置した際に燃料に接触する第一キャップの先端は床面と距離を保っているので、燃料付着による床の汚れを防止することができる。
【0046】また、給油タンク脚は、油受皿に配設した有底凹部材に収納したことにより、油受皿上に立設する給油タンクの寸法は従来と変わることがないので、燃焼器具自体の高さも同様に抑えることができる。
【0047】また、キャップ蓋は、第二キャップの上面に圧接するパッキン材を備えたことにより、給油時に専用ポンプの吐出部パイプを装着する第二の弁手段(特にリング状弾性体)に万が一、異物の噛み込み等が生じてもパッキン材により密閉を保つので、給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0048】また、キャップ蓋は、油量表示手段の反対方向に回動することにより、専用ポンプで給油する際にキャップ蓋が邪魔にならず、第二の弁手段に装着した専用ポンプの吐出ホース等を支える手と、目視で確認する油量表示手段とが近い位置にあるので、楽な姿勢で給油作業を行うことができる。
【0049】また、給油タンク取手は、回動するキャップ蓋の軸支部側にのみ回動規制することにより、まずキャップ蓋を係止しないと給油タンク取手を持って持ち運ぶことができないので、持ち運び時における安全性をおのずと確保することができるとともに、キャップ蓋がおのずと第二の弁手段の防護部材となるので、外的要因による第二の弁手段の変形、破損等を防止することができる。
【0050】また、キャップ蓋の係止手段は、その係止部材がキャップ蓋の投影面内に位置することにより、給油タンクを燃焼器具に装着後すなわち油受皿に載置した状態においては、キャップ蓋の係止手段を解除することができないので、キャップ蓋を開いて第二の弁手段を押し下げられることがなく給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができる。
【0051】また、キャップ蓋の係止手段は、その係止部材の操作位置が油量表示手段側に対向することにより、操作位置と油量表示手段の目視方向とを合わせているので、給油時にキャップ蓋の解除操作後、給油タンクの角度方向を変えたりする必要がなく利便性を向上することができる。
【0052】また、専用ポンプの吐出パイプ先端は、第二キャップに装着時に油量表示手段よりも上方側に位置することにより、給油時に吐出パイプが燃料に漬かることがないので、給油後吐出パイプを引き出す際の第二キャップ周辺への燃料の垂れを防止することができる。
【0053】また、第一の弁手段を有する第一キャップは、給油タンクに着脱自在に螺合することにより、シーズン終了時等に給油タンク内の燃料を給油タンクごと傾けてポリタンク等に移す際に、第一キャップを外して容易に行うことができる。
【0054】さらに、第二の弁手段を有する第二キャップを、給油タンクに固着することにより、第二キャップ自体の着脱ができないので、給油タンクを燃焼器具に装着後すなわち油受皿に載置した状態においても、第二キャップのゆるみ等がなく給油タンク内の燃料が溢れ出ることを防止することができるものである。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)9月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
【公開番号】 特開平11−94236
【公開日】 平成11年(1999)4月9日
【出願番号】 特願平9−258133