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【発明の名称】 廃棄物の焼却処理装置
【発明者】 【氏名】武藤 芳郎

【氏名】服部 正史

【要約】 【課題】廃タイヤ等を焼却する焼却処理装置において、焼却後の灰の除去自動化を図る。また灰を確実に除去できるようにする。

【解決手段】開閉扉7,8により一側及び他側を開閉可能なガス化炉1の一側開口部5の外側に灰出し体13を進退自在に設ける。灰出し体13には進退駆動装置14の油圧シリンダー24のロッド23を接続する。灰出し体13の背面には灰の吸引口18、こびり着いた灰を掻き取るブラシ20を設ける。ガス化炉1の底面2に空気供給口12Aを設ける。そして灰出し体13の進退駆動装置14を一側開口部5の外側に離間して設ける。ガス化炉1内に残った灰等を自動的に除去でき、人力によらずに機械化を図り省力化することができる。また、灰を吸引したり、掻き取り確実に除去できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一側及び他側を開閉可能な焼却処理装置本体の一側開口部の外側に灰出し体を設けると共に、該灰出し体を一側開口部に向けて前記焼却処理装置本体の内外を進退自在に設けたことを特徴とする廃棄物の焼却処理装置。
【請求項2】 前記灰出し体に灰の吸引口を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃棄物の焼却処理装置。
【請求項3】 前記吸引口の近傍に灰の掻き取り体を設けたことを特徴とする請求項2記載の廃棄物の焼却処理装置。
【請求項4】 前記焼却処理装置本体の底面に空気の供給口を設け、前記灰出し体の背面にロッドを接続した進退駆動装置を前記一側開口部の外側に離間して設け、前記一側開口部と進退駆動装置との間に、前記灰出し体を支持可能な支持部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項3記載の廃棄物の焼却処理装置。
【請求項5】 前記支持部が進退可能な台車からなることを特徴とする請求項4記載の廃棄物の焼却処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃タイヤ等の廃棄物を焼却処理する廃棄物の乾溜ガス化焼却処理装置等の廃棄物の焼却処理装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、廃タイヤ等の廃棄物を焼却処理する方法として、廃棄物を予め収容した密閉構造のガス化炉内において、廃棄物の一部を燃焼させつつ、その燃焼熱により廃棄物の他の部分を熱分解することにより該廃棄物を乾溜し、さらにその乾溜により発生する可燃性ガスをガス化炉の外部に設けた焼却炉に導入して燃焼させる方法が知られている。この場合、ガス炉には、前記乾溜に必要な酸素(空気)を酸素供給路を介して供給する。そして、焼却炉における可燃性ガスの焼却ガスの燃焼熱をボイラー等、熱エネルギーを駆動源とする装置の熱源部に付与することで、該可燃性ガスの焼却熱を有効利用することができる。
【0003】このような廃棄物の乾溜ガス化処理装置として特開平8−94043号公報の段落0024に、廃タイヤ等の廃棄物を収容したガス化炉の上面部には開閉自在な投入扉を有する投入口が形成され、該投入口から廃棄物を投入可能となっており、そして、ガス化炉は投入扉を閉じた状態では、その内部が実質的に外気と遮断されるようになっている。またガス化炉の下部は下方に突出した円錐台形に形成され、その円錐台形状の下部の外周部には、ガス化炉と隔離された空室が形成されており、該空室はガス化炉の下部の内壁部に設けられた複数の給気ノズルを介してガス化炉の内部に連通したものが開示されている。
【0004】ところで、廃棄物、例えば廃タイヤにはスチールベルト等のゴム以外のものを有しており、したがって、廃タイヤをガス化炉で焼却した後には、スチールベルト等が残ってしまう。したがって、従来技術のガス化炉においては、スチールベルト等を人力によりかき出さなければならないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は焼却後にガス化炉に残ったスチールベルト等を自動的に排出できる乾溜ガス化焼却処理装置等の廃棄物の焼却処理装置を提供することを目的とする。また本発明は焼却処理装置本体の底に残った塵芥を確実に除去できる廃棄物の焼却処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1は、一側及び他側を開閉可能な焼却処理装置本体の一側開口部の外側に灰出し体を設けると共に、該灰出し体を一側開口部に向けて前記焼却処理装置本体の内外を進退自在に設けたことを特徴とする廃棄物の焼却処理装置である。したがって、請求項1では焼却処理装置本体の底面にある灰等を灰出し体により押出して除去できる。
【0007】請求項2は、前記灰出し体に灰の吸引口を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃棄物の焼却処理装置である。したがって、請求項2では焼却処理装置本体の底面にある灰を吸引口により吸引して確実に灰を除去できる。
【0008】請求項3は、前記吸引口の近傍に灰の掻き取り体を設けたことを特徴とする請求項2記載の廃棄物の焼却処理装置である。したがって、請求項3では焼却処理装置本体の底面にこびり着いた灰等を掻き取り体により掻き取って除去できる。
【0009】請求項4は、前記焼却処理装置本体の底面に空気供給口を設け、前記灰出し体の背面にロッドを接続した進退駆動装置を前記一側開口部の外側に離間して設け、前記一側開口部と進退駆動装置との間に、前記灰出し体を支持可能な台部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項3記載の廃棄物の焼却処理装置である。したがって、請求項4では焼却処理装置本体の底面より空気供給口を介して空気を供給でき、さらに灰の除去作業時には台部を一側開口部と進退駆動装置との間に配置して灰出し体を底面に確実に乗り移すことができる。
【0010】請求項5は、前記台部が進退可能な台車からなることを特徴とする請求項4記載の廃棄物の焼却処理装置であり、台車を一側開口部と進退駆動装置との間に移動し配置して灰出し体を底面に確実に乗り移すことができる。
【0011】
【発明の実施態様】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図7を参照して説明する。略箱形形状の焼却処理装置本体たるガス化炉1は底面2上に四側面3を設け、この四側面3上に天面4を設ける。そして四側面3のうち一側及び他側に一側及び他側開口部5,6を設ける共に該開口部5,6には開閉扉7,8を開閉自在に設ける。該開閉扉7,8は垂直方向に昇降して開閉する昇降形や開閉扉7,8の上部を天面4側に回動自在に連結して開閉扉7,8を外側に振り上げる揺動形等により開閉自在に設けられる。そして天面4または四側面3のうち開口部5,6を設けない箇所の側面3の上部に蓋(図示せず)を備えた廃棄物の投入口(図示せず)やガス排出孔9を設ける。前記底面2は底フレーム10上に耐火レンガ等の断熱材11を設けたものであり、そしてパイプ等からなる燃焼用空気供給路12に空気の供給口12Aがガス化炉1の内側にのぞむように設けられている。この供給口12Aは平面がリング状であって、底面2の全面にほぼ均等に配置されている。
【0012】ガス化炉1の一側開口部5の側方に、該一側開口部5に灰出し装置を設ける。該灰出し装置は、一側開口部5に臨んで設ける灰出し体13と、該灰出し体13を進退駆動するための進退駆動装置14とからなる。灰出し体13は前面13Aの上下端側が中央部よりやや上方、下方に向けてやや突出して、側面としては略円弧状に形成されており、またその下端13Bが底面2上を直接接触するか或いは僅かな隙間を有して沿うように設けられる。また、その両端15間の幅Wが、一側及び他側開口部5,6より僅かに狭く形成されると共に、両端15には側面3に接触可能で軸心(図示せず)を垂直に設けたガイドローラ16を張出しアーム16Aを介して軸着する。灰出し体13の背面側に塵芥の吸気路17を設ける。この吸気路17は底面2に僅かな隙間を有して下向きで全幅に設けられた吸引口18をブロアー等の吸引装置19の1次側に伸縮自在なパイプ19Aを介して接続している。尚、灰出し体13の背面に吸気室18Aを設け、この吸気室18Aの下部に吸引口18を設けると共に吸気室18Aにパイプ19Aの先端が接続している。さらに吸引口18の周囲、実施例では前後には灰の掻き取り体たるワイヤ等からなるブラシ20を設ける。そして灰出し体13の背面左右に底面2を走行可能で軸心を横向きとした支持ローラ21をブラケット22を介して回動自在に設ける。進退駆動装置14は、灰出し体13の背面に多段伸縮式(telescopic式)ロッド23を接続した油圧シリンダー24と、この油圧シリンダー24に作動油をパイプ25Aを介して供給及び回収する進退駆動装置源たる油圧ポンプ装置25と、油圧シリンダー24を上部に設け設置部26に取付けられた支持ベース27と、設置部26上を進退自在に設けられ上面に支持ローラ21が走行可能なレール28Aを設けた進退案内用台車28からなり、該レール28Aを備えた進退案内用台車28により灰出し体13を支持可能な支持部を構成する。そして油圧シリンダー24は一側開口部5より離間して配置される。この離間長さは揺動(回動)式の開閉扉7の開閉作動を灰出し体13或いは台車28が妨げない長さとする。またレール28Aは進退案内用台車28よりやや一側開口部5側にやや突設している。そして進退案内用台車28はその四隅に車輪29を装着すると共に、この車輪29は設置部26に取付けたレール30を走行してガス化炉1に向けて進退できるようになっている。尚、図中30Aはレール30の端部に上方へ突設したストッパーである。
【0013】次に前記構成についてその作用を説明する。予め開閉扉7,8を閉じた状態で廃タイヤ(図示せず)を投入口よりガス化炉1に所定量収容し、着火装置或いは作業員により着火すると共に、燃焼用空気供給路12の供給口12Aより空気を所定量供給する。これによって廃タイヤを予め収容した密閉構造のガス化炉1内において、廃タイヤの一部を燃焼させつつ、その燃焼熱により他の廃タイヤを熱分解することにより該廃タイヤを乾溜し、さらにその乾溜により発生する可燃性ガスをガス化炉1の外部に設けた焼却炉(図示せず)に導入する。このようにして総ての廃タイヤの燃焼が完了した後に、廃タイヤの灰AやスチールベルトB等をガス化炉1より取り出す必要が生ずる。この際にはまず図1,2,5に示すように開閉扉7,8を上昇させて一側及び他側開口部5,6を開口した後に、車輪29をレール30上を走行させるようにして台車28を一側開口部5側に手動により引出しレール28Aの先端の切り欠き状段部を一側開口部5の底部2の端部に突き当てると共に係止する。次に図3,6に示すように油圧ポンプ装置25により油圧シリンダー24を作動することによりロッド23を伸長すると、支持ローラ21がレール28A上を走行して灰出し体13は前進する。さらに油圧シリンダー24によりロッド23を伸長すると図7に示すように灰出し体13がレール28Aより底面2に乗り移り、該底面2に沿って前進することにより灰AやスチールベルトBを押出して他側開口部6より排出する。この際、灰出し体13を支持する支持ローラ21もレール28Aより底面2に乗り移り、該底面2に沿って前進する。また、灰出し体13が底面2上を前進して灰AやスチールベルトB等を他側開口部6より排出する際に、底面2上には僅かに灰Aが残っているが、この灰Aは吸引装置19を作動することにより、吸気室18Aが負圧となり、これにより底面2上に残った灰Aを吸引口18より吸入して除去できる。また、底面2上にこびり着いた灰Aや供給口12Aに詰まった灰Aは、灰出し体13、吸引口18と一体にブラシ20が前進することにより、こびり着いた灰Aや詰まった灰Aはブラシ20により掻き取られると共に吸引口18より吸引されて除去することができる。
【0014】このようにして、灰AやスチールベルトBを除去した後に、油圧ポンプ装置25を逆に作用することにより油圧シリンダー24によりロッド23を縮小すると、灰出し体13は底面2を後退した後、再びレール28Aに乗り移ると共に、レール28A上を後退する。この後台車28をレール28Aに沿って後退させることにより、開閉扉7,8により一側及び他側開口部5,6を閉じて再び廃タイヤをガス化炉1内に投入して焼却処理できる。
【0015】以上のように、前記実施例では,8により一側及び他側を開閉可能なガス化炉1の一側開口部5の外側に灰出し体13を設けると共に、該灰出し体13を一側開口部5に向けて前記ガス化炉1の内外を進退自在に設けたことにより、ガス化炉1内に残った灰AやスチールベルトBを自動的に除去でき、人力によらずに機械化を図り省力化することができる。
【0016】また前記灰出し体13には灰の吸引口18を設けたことにより、灰出し体13では除去できなかった底面2に残った灰Aをも確実に除去できる。特に吸引口18を灰出し体13の背面、すなわち灰出し体13の前進方向と反対側に吸引口18を設けたことにより、吸引口18により灰Aを吸引することにより灰出し体13によりほとんどの灰AやスチールベルトBを除去し、残った灰Aのみを吸引口18により除去できる。
【0017】さらに、前記吸引口18の近傍に灰Aのブラシ20を設けたことにより、底面2にこびり着いた灰A等を掻き取ることができるので、灰Aをほぼ完全に除去できる。
【0018】しかも、ガス化炉1の底面2に空気供給口12Aを設け、前記灰出し体13の背面にロッド23を接続した油圧シリンダー24等からなる進退駆動装置14を前記一側開口部5の外側に離間して設け、前記一側開口部5と進退駆動装置14との間に、前記灰出し体13を支持可能な台車28を着脱、すなわち該実施例では進退自在に設ける。灰等を除去する時には、一側開口部5と油圧シリンダー24の間に台車28を前進して配置し、そして台車28から灰出し体13を底面2に乗り移して底面2上の灰等を除去し、一方、灰出し体13を後退させたときには台車28も後退できるので、揺動形等の開閉扉7,8の昇降(回動)を何等妨げることはない。特に手動により進退自在な台車28を設けたことにより、簡単な作業で台車28を一側開口部5と油圧シリンダー24側の間に配置して、灰出し体13を作動できる。
【0019】また、灰出し体13の背面には、台車28上のレール28Aを走行可能な支持ローラ21をブラケット22を介して回動自在に設けたことにより、灰出し体13を一側開口部5に向けて案内しながら前進できると共に、後退を確実に行うことができる。さらに、灰出し体13の両側には、ガス化炉1の側面3に沿って走行するガイドローラ16を設けているので、いっそう確実に前進、後退を行うことができる。
【0020】図8乃至図11は本発明の第1実施例を示しており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。一側開口部5より離間して設けられ灰出し体13を進退駆動するための進退駆動装置14の油圧シリンダー24はは、支持ベース41上に設けられている。そして、一側開口部5と支持ベース41の間に第1及び第2の台部42,43を配置すると共に、支持ベース41の前部と第1の台部42との間に第1のレール44を設け、第1の台部42と一側開口部5の間に第2のレール45を設ける。前記第2のレール45は、灰出し体13を支持可能な着脱自在な支持部を構成するものであり、レール44,45は、前述の支持ローラ21に対応して左右一対に設けられている。さらに支持ベース41の前杆41Aに前方及び上方を開口した受け具46を固着しており、第1の台部42は、前後方向及び上方を開口した略コ形の第1の受け具47を台本体48の左右に固着したものであり、台本体48は左右一対の脚杆49の上部に水平杆50を設け、この水平杆50の左右に第1の受け具47を固着したものである。同様に第2の台部43は前後方向及び上方を開口した略コ形の第2の受け具51を台本体52の左右に固着したものであり、台本体52は左右一対の脚杆53の上部に水平杆54を設け、この水平杆54の左右に第2の受け金具51を固着したものである。
【0021】したがって、予め第1のレール44の両端部44A,44Bを受け具46、第1の受け具47に上方から挿入して係止する。この際第1のレール44の端部44Bのほぼ下半分が第1の受け具47に挿入するようになっていると共に、第1の受け具47の一部分に第1のレール44の端部44Bが挿入して係止している。このような状態で灰出し体13の支持ローラ21が第1のレール44に載置している。
【0022】廃タイヤの燃焼が完了した後には、まず図8に示すように開閉扉7,8を上昇させて一側及び他側開口部5,6を開口した後に、第2のレール45の両端部45A,45Bをそれぞれ第1の受け具47と一側開口部5に係止する。すなわち、第2のレール45の端部45Aを、第1の受け具47において第1のレール44の端部44Bが挿入したことにより残っていた該第1の受け具47の部位に挿入して係止する。一方第2のレール45の端部45Bは先端に形成された切り欠き状の段部を一側開口部5の底面2の端部に係止すると共に、該第2のレール45の中間部を第2の受け具51にほぼ下半分を挿入して支持されるようになっている。次に図10に示すように油圧ポンプ装置25により油圧シリンダー24を作動することによりロッド23を伸長すると、支持ローラ21が第1及び第2のレール44,45上を走行して灰出し体13は前進する。さらに油圧シリンダー24によりロッド23を伸長すると図8の一点鎖線に示すように灰出し体13が底面2に乗り移り、該底面2に沿って前進することにより灰AやスチールベルトBを押出して他側開口部6より排出する。一方、一側開口部5を開閉扉7により閉じる際には、灰出し体13を後退した後第2のレール45を第1,2の受け具47,51より上方へ抜き出して撤去することにより、開閉扉7の閉作動を妨げることはない。
【0023】以上のように、第2実施例では前記第1実施例における、ガス化炉1内に残った灰AやスチールベルトBを自動的に除去でき、人力によらずに機械化を図り省力化することができ、また吸引口18により灰Aを吸引することにより灰出し体13によりほとんどの灰AやスチールベルトBを除去し、残った灰Aのみを吸引口18により除去でき、さらに灰Aをほぼ完全に除去できるという効果の他に、一側開口部5と進退駆動装置14との間に、灰出し体13を支持ローラ21を介して支持可能な第2のレール45を着脱自在に設けたことにより、灰等を除去する時には、一側開口部5と油圧シリンダー24の間に第2のレール45を着脱自在に設けたことにより灰出し体13を底面2に乗り移して底面2上の灰等を除去し、一方、灰出し体13を後退させたときには第2のレール45を撤去できるので、揺動形等の開閉扉7,8の昇降(回動)を何等妨げることはない。
【0024】尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば進退駆動装置は油圧シリンダーに限らずに、空気圧シリンダー等でもよい等種々の変形が可能である。例えば図12の第3実施例に示すように吸気室18Aの下面に吸引口18を、空気の供給口12Aに対応するように設けると共に、吸引口18の前後のみならず左右に灰の掻き取り体たるブラシ20を設けたものであり、このように吸引口18を供給口12Aに対応して、すなわち平面的にみて吸引口18を供給口12Aと対向するように配置したことにより、供給口12Aの塵芥を確実に除去できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1は、一側及び他側を開閉可能な焼却処理装置本体の一側開口部の外側に灰出し体を設けると共に、該灰出し体を一側開口部に向けて前記焼却処理装置本体の内外を進退自在に設けたことを特徴とする廃棄物の焼却処理装置であり、灰出し体により焼却処理装置本体内の灰を人力によらずに排出することができ、省力化を図ることができる。
【0026】請求項2は、前記灰出し体に灰の吸引口を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃棄物の焼却処理装置であり、焼却処理装置本体の灰を吸引して確実に除去できる。
【0027】請求項3は、前記吸引口の近傍に灰の掻き取り体を設けたことを特徴とする請求項2記載の廃棄物の焼却処理装置であり、焼却処理装置本体にこびり着いた灰も確実に除去できる。
【0028】請求項4は、前記焼却処理装置本体の底面に空気供給口を設け、前記灰出し体の背面にロッドを接続した進退駆動装置を前記一側開口部の外側に離間して設け、前記一側開口部と進退駆動装置との間に、前記灰出し体を支持可能な支持部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項3記載の廃棄物の焼却処理装置であり、焼却処理装置本体内に空気を供給できると共に空気供給口に灰が詰まっても除去でき、さらに焼却処理装置本体の開閉作業時に灰出し体が妨げになることはなく、作業性を向上できる。
【0029】請求項5は、前記支持部が進退可能な台車からなることを特徴とする請求項4記載の廃棄物の焼却処理装置であり、簡単な作業により台車を移動して作業性を向上できる。
【出願人】 【識別番号】000149321
【氏名又は名称】大川トランスティル株式会社
【出願日】 平成9年(1997)10月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】牛木 護
【公開番号】 特開平11−118134
【公開日】 平成11年(1999)4月30日
【出願番号】 特願平9−284061