| 【発明の名称】 |
溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 利行
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 溶融燃焼炉(11)の出口から排ガスを導く筒体(1b)の軸心に、その筒体の内面に向けて圧縮空気を噴出するノズルを設けた付着物除去具(3)を設け、その付着物除去具は、その軸心を上下方向に往復駆動させながら且つその軸心まわりに回転駆動させることを特徴とした溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置。 【請求項2】 付着物除去具(3)のノズルは、その付着物除去具における回転軸心まわりの周方向に等分割された各位置にそれぞれ設けたものである請求項1記載の溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置。 【請求項3】 付着物除去具(3)の上下方向の往復動は、その付着物除去具が、筒体(1b)の上端に充分長い時間の間その往復動を停止しているクリ−ニング休止時の動作と、そのクリ−ニング休止時より充分短い時間の間に前記往復動をするクリ−ニング時の動作とを交互に行うサイクルのうち、の前記クリ−ニング時の動作である請求項1記載の溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図6は、従来における汚泥溶融燃焼炉11の排ガス急冷器10を側断面図によって示したものである。溶融燃焼炉11は、炉内排ガス通路11aを介して炉の排ガス出口11Aに連通している。 【0003】排ガス急冷器10は、排気入口10a上に筒体10bを設置し、その上部に溶融燃焼炉11からの排ガスが流出する出口10Cを設けている。 【0004】筒体10bの天井部には窓10cと孔10d,10eを設けている。筒体10bの外周にはジャケット10fを設け、ジャケット10fには冷却気入口10Bとクリ−ニングエア−を供給する複数の孔10gを設けている。 【0005】上記従来における排ガス急冷器10の作用は下記のとおりである。例えば、脱水粉末状にした汚泥は、溶融燃焼炉11において燃焼溶融して減量される。その溶融燃焼炉11における燃焼の際に生ずる排ガスは、炉内排ガス通路11a、炉の排ガス出口11A、排気入口10a、筒体10bおよび出口10Cを介して、次工程装置に排気し、その排気の際、その排気ガスは排ガス急冷器10において急冷され排気してゆくようになっている。 【0006】上記溶融燃焼炉11における上記汚泥の燃焼において、その汚泥に含まれる有機物等の燃焼によって気体化する成分は、その燃焼によって気体となり出口10Cから排出してゆく。 【0007】更に、その汚泥中の重金属をも含んだスラグ化あるいは灰化(以下、灰等と呼ぶ)する成分は、溶融燃焼炉11における高温によって液状化し、炉底11Bに溜る。又、液状化したその灰等の成分は、その炉底11Bから外部に取り出される。 【0008】上記燃焼ガスの排出中において、排ガス急冷器10においては、冷却気入口10Bから水蒸気を送り込み、その水蒸気はジャケット10fを通過して排ガス急冷器を冷却してゆく。 【0009】孔10gからは、間欠的にエア−を吹き込み、冷却用水蒸気の吹き出し孔10hのつまりを防止している。 【0010】このような排ガス急冷器10を通過する燃焼ガスの排出において、その排ガス中には、一部、高温溶融状態となった上記粉末状あるいはダスト(dust)状のままの灰等が含まれている。それら排ガス中の溶融灰等は排ガスと共に炉内排ガス通路11a、炉の排ガス出口11A、排気入口10a、筒体10bおよび出口10Cを介して次工程に排気してゆく。 【0011】その排出してゆくダスト状の溶融灰等の一部は、上記のように次工程へ排出してゆく際、排気入口10aおよび筒体10bの内壁に付着する。特に、高温となっている排気入口10aの部分に付着した上記灰等sは溶融した状態のまま積もってゆき、そのままにしておくと、その積もった溶融灰等sが強固に固まり、排気入口10aを塞いでしまうことになる。 【0012】このようなことから、その運転中においては、上部の窓10cからその溶融灰等sの積もり具合を観察している。その観察によって、その積もり程度が大きくなると、上部の孔10dあるいは10eから人力によって棒を差し込み、それら灰等sを突き落とす。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上記棒による強固に固まった付着物の突き落としにおいては、作業し易さのため溶融燃焼炉11の火を消すと、再び上記汚泥を燃焼し且つ溶融させるまでの温度上昇に無駄な燃料と時間を要すことになる。このようなことから、その突き落としにおいては、炉内の温度を低下させずに、高温雰囲気での作業環境でその突き落とし作業をしている。 【0014】排気入口10aの近傍温度は、炉内温度と較べ温度は少し低下する。そして、その少しの温度低下であっても、排気入口10aに付着した溶融灰等sは固形化し始める。そして、強固に固まった付着物となる。そのため、その突き落とし作業は困難なものとなっている。 【0015】本発明の目的は、そのような人力による困難な付着物の突き落としと、その突き落とし作業のため溶融燃焼炉11を停止させることなく、自動的にそれら付着物を取り除く溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置を提供することにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】溶融燃焼炉(11)の出口から排ガスを導く筒体(1b)の軸心に、その筒体の内面に向けて圧縮空気を噴出するノズルを設けた付着物除去具(3)を設けている。 【0017】その付着物除去具は、その軸心を上下方向に往復駆動させ且つその軸心まわりに回転駆動させるものとなっている。 【0018】 【作用】溶融燃焼炉において処理物を燃焼すると、その燃焼温度によって可燃物質は燃焼して排ガスになり、残る灰等成分はその燃焼温度によって溶融して炉底に溜り、その溶融灰等は適宜、炉底から取り出される。 【0019】その処理物の燃焼によって生じた排ガスは、その上部に設けた排ガス出口から次工程へと排出してゆく。 【0020】上記排出ガスには、高温溶融状態となった粉末状のままの灰等を含み、その排ガス排出の際、それら粉末状の灰等が筒体の内面に付着する。 【0021】上記作用中において、付着物除去具は、筒体の軸心まわりに回転しながら筒体内を上下方向に往復動する。又、この作用において、その付着物除去具におけるノズルからは、筒体の内面に向けて圧縮空気を噴出している。 【0022】そのノズルから噴出した圧縮空気は、筒体の内面に付着した灰等を吹き飛ばし、筒体内の壁面を清浄に保持する。 【0023】 【実施例】図1は、汚泥溶融燃焼炉の排ガス急冷器1を側断面図によって示したものであり、排ガス急冷器1は図6における従来の排ガス急冷器10を改良したものである。 【0024】図1において、汚泥溶融燃焼炉11(図6)からの炉の排ガス出口1A、排気入口1a、筒体1b、ジャケット1d、孔1e、冷却気入口1Bおよび出口1Cのそれぞれは、実質、既に説明した図6における炉の排ガス出口11A、排気入口10a、筒体10b、ジャケット10f、孔10g、冷却気入口10Bおよび出口10Cと同じである。 【0025】図1が図6と異なっている部分は、Tバ−状の付着物除去具3の付加と、天井部1cの上部に付着物除去具3の駆動部を設けている点にある。なお、図1の天井部1cには、図6におけると同様に、筒体1b内を観察する覗窓があるが、その図示は割愛している。 【0026】籠体3Aにおいて、付着物除去具3に固着したディスク3cには内歯歯車3dが固着し、籠体3Aに固設したエア−・モ−タ(air motor)のピニオン(pinion)は内歯歯車3dに歯車係合している。付着物除去具3は、その上下方向において、ディスク3cとスラスト軸受(図示せず)を介して籠体3Aに支えられている。 【0027】籠体3Aに固設したエア−・タンク3Cとエア−・モ−タ3Bは、付着物除去具3の縦軸を中心として左右対称に設置し、エア−・モ−タ3Bとエア−・タンク3Cとは、その左右対称の位置において重量バランスをとっている。 【0028】付着物除去具3の上端は、ロ−タリ・ジョイント(rotary joint)を介してフレキシブル・ホ−ス3eに接続している。 【0029】籠体3Aは案内塔4に案内されて上下方向に移動可能になっており、案内塔4の側面図を図2に示している。なお、図2においては、籠体3A内におけるディスク3c、内歯歯車3d、エア−・モ−タ3Bおよびエア−・タンク3Cの図示を割愛している。 【0030】図2において、籠体3Aはワイヤ−3fによって吊り下げられており、ワイヤ−3fは、案内塔4に固設したロ−ラ−4a、4bを介してドラム4Aaに巻き掛けられている。ドラム4Aaは支持具4Aに軸支し、モ−タ4Bはドラム4Aaに連動し、支持具4Aおよびモ−タ4Bは案内塔4に固設のステ−4Cに締着している。 【0031】図3は、付着物除去具3とエア−・モ−タ3Bへの圧縮空気を供給する回路のシステム図を示したものである。図3において、圧縮空気供給源に接続した管路3pには圧力検出器pgを設け、管路3pは分岐して、一方はバルブv1を介し、他方はバルブv2およびv3を介してホ−ス3eに合流し、ホ−ス3eはロ−タリ・ジョイント3gに接続している。 【0032】ロ−タリ・ジョイント3gからの管路は、付着物除去具3の軸方向に設けた穿孔3hから管路3iを介してエア−・タンク3Cに連通している。エア−・タンク3Cに連通した管路3jはバルブv4および管路3kを介して付着物除去具3に設けた穿孔3mに連通し、穿孔3mは付着物除去具3の枝部3aにおける各先端3b、3bのノズルに連通している。 【0033】エア−タンク3Cに連通した管路3nは、図示していないエア−・フィルタ、減圧弁およびリュ−ブリケイタを介して、図1に示したエア−・モ−タ3Bに接続している。 【0034】図3において、バルブv1、v2、v3およびv4のそれぞれは可変絞り流路として設けてあり、バルブv1はバルブv2より小さな絞り流路に設定される。 【0035】バルブv4は、エア−・タンク3Cにおける空気圧が、管路3nからエア−・モ−タ3Bまでの間に設けた上記減圧弁の設定圧以上に保持される限度に、管路3kの側への圧送空気量を調節する役目を有しているものである。なお、これらバルブv1、v2、v3およびv4は、それぞれ適切な絞り流量に設定された後は、それぞれその絞り量に設定されたままになっている。 【0036】上記エア−・タンク3Cは、エア−・モ−タ3Bへの圧縮空気を供給する前側において、その圧縮空気中に含まれる水分を分離する役割を有して、溜った水分を抜き出すオ−トドレン装置を設けている。 【0037】又、エア−・タンク3Cは、圧縮空気供給源としての元圧の脈動減衰の役割を有し、且つ又、圧縮空気の供給側である管路3pからの圧送空気量が一時的に低下するような場合、蓄圧器としての役割も有している。 【0038】以上の実施例において、以下その作用を説明する。溶融燃焼炉11において汚泥を燃焼させると、その燃焼によって有機物質等の可燃物質は燃焼して排ガスになり、残る灰等の成分や一部重金属等はその燃焼温度によって溶融して炉底(図6の炉底11Bに相当し、図1における燃焼炉からの排ガス出口1Aの下部)に溜る。又、その溶融灰等は適宜、その炉底から取り出される。 【0039】同時に、その汚泥燃焼によって生じた排ガスは、炉の排ガス出口1A、排気入口1a、筒体1bおよび出口1Cから次工程へ排出してゆく。上記排出ガス中には、高温溶融状態となった粉末状のままの灰等が含まれ、それら灰等の一部は、排気入口1aおよび筒体1bの内壁面に付着する。 【0040】又、上記溶融燃焼炉11の燃焼中において、冷却気入口1Bからは水蒸気が圧送され、その水蒸気はジャケット1dを介して矢印dのように筒体1b内へ送り込まれる。すなわち、その水蒸気はジャケット1dを通過する間に、筒体1bを冷却してゆく。 【0041】又、同時に、筒体1bの下端において周方向に複数カ所設けている孔1eからは、クリ−ニング・エア−が筒体1b内へ矢印eおよびdのように供給され、上記水蒸気と共に吹き出し孔1hの目づまりを防止している。 【0042】このような汚泥燃焼中において、付着物除去具3は下記のように作動する。最初、付着物除去具3は、その枝部3aが図1の3aoに相当する位置、すなわち、排ガス急冷器1において排ガスが最も冷却されている位置に設定して、付着物除去具3はクリ−ニング休止時の状態となっている。なお、このクリ−ニング休止時の状態は、ドラム4Aaによるワイヤ−3fの巻き上げにより、籠体3Aが案内塔4の最上部へ固定されている状態となっている。 【0043】このように枝部3aが最上端に停止している状態において、バルブv3は閉じている。したがって、この状態において管路3pからの圧縮空気は、小流量開度側のバルブv1を介してホ−ス3eに供給されるから、そのホ−ス3eに供給される圧縮空気は小流量になっている。 【0044】その小流量状態のホ−ス3eにおける圧縮空気は、ロ−タリ・ジョイント3g、穿孔3h、管路3i、エア−・タンク3C、管路3j、バルブv4、管路3k、穿孔3mを介して、枝部3aの先端3bのノズルから圧縮空気を噴出している。 【0045】又、他方において、エア−・タンク3Cからの圧縮空気は管路3nを介してエア−・モ−タ3Bを駆動している。このエア−・モ−タ3Bの駆動は、ピニオン3Ba、内歯歯車3dを介して付着物除去具3をその軸心まわりに回転させる。 【0046】その付着物除去具3の軸心まわりの回転は、付着物除去具3の先端3bからの噴出空気が旋回撹拌しながら筒体1bの上部を冷却していることになる。 【0047】このクリ−ニング休止時の場合、付着物除去具3において、穿孔3mから先端3bに圧縮空気を流していることは、高温の筒体1bの中にあってその圧縮空気が付着物除去具3を冷却する役割も果たしている。 【0048】又、このクリ−ニング休止時の状態において、付着物除去具3の穿孔3mへ圧送している冷却用圧縮空気が小流量に設定されている理由は、枝部3aの位置している天井部1cが、上記のように、筒体1bの最も温度を低くさせている場所に設定しているからである。 【0049】この場合、そのクリ−ニング休止時において、圧縮空気を大量に噴出させても別に問題はない。しかし、必要以上の圧縮空気供給は大きな動力損失となるため、そのクリ−ニング休止時に枝部3aを冷却するに必要な空気量に減量しているものである。 【0050】次ぎに、上記汚泥の燃焼過程において、排気入口1aおよび筒体1bの内壁へ付着した排気ガス中の灰等が、経験的に掻き落とされなければならない値に達するとされる時間間隔(例えば、3〜5回/日)ごとに、下記のクリ−ニング作業に入る。 【0051】バルブv3を開くと、管路3pからの圧縮空気は、開度の大きなバルブv2の側からも流入することになるから、ホ−ス3eへ流入する圧縮空気量が上記クリ−ニング休止時におけるより増大する。 【0052】又、この状態において、エア−・タンク3Cから管路3nを介しての圧縮空気がエア−・モ−タ3Bを駆動している。そのため、その駆動はピニオン3Ba、内歯歯車3dを介して付着物除去具3をその軸心まわりに回転させている。 【0053】なお、このクリ−ニング時の場合、上記のようにエア−・タンク3Cへの圧縮空気量供給が増大しているが、エア−・タンク3Cとエア−・モ−タ3Bの間には上記減圧弁(図示せず)を設けているから、エア−・モ−タ3Bへ供給される圧縮空気の圧力は一定圧となっている。その結果、上記のようにエア−・モ−タ3Bが付着物除去具3をその縦軸まわりに回転させる駆動力は一定になっている。 【0054】このように、付着物除去具3を回転させ、且つ枝部3aの先端3bから圧縮空気を噴出させている状態において、モ−タ4Bにブレ−キを掛けながら、ドラム4Aaを緩やかに巻き戻してゆく。すると、そのドラム4Aaによって巻き戻されてゆくワイヤ−3fは籠体3Aを降下させてゆく。その結果、籠体3Aによって吊り下げられている付着物除去具3も降下してゆく。 【0055】その降下において、枝部3aが排気入口1aの最下端部に達すると、その位置を検出器(図示せず)が検出し、その検出信号によってモ−タ4Bは上記巻き戻しから、ドラム4Aaによるワイヤ−3fの巻き上げ作動に入る。なお、このクリ−ニング時においては、その巻き上げ作動においても、上記管路3pからエア−タンク3Cへの圧縮空気量は、バルブ3を開にした空気量大の状態のままとなっている。 【0056】このドラム4Aaによるワイヤ3fの巻き上げによって、籠体3Aが案内塔4に案内されながら上昇してゆき、その上昇によって、籠体3Aに吊り下げられた付着物除去具3も上昇してゆく。 【0057】その付着物除去具3の上昇において、付着物除去具3の枝部3aが図1の3aoの最上端に達すると、その位置を検出器が検出してモ−タ4Bの駆動を停止させ、且つドラム4Aaの回転をブレ−キ状態に設定し、このクリ−ニング作業の1サイクルを終了して、再び、上記クリ−ニング休止時に入る。 【0058】ここでクリ−ニング作業の1サイクルは1分/回、程度の緩やかな行程であって、そのクリ−ニング作業は1日に3〜5回程度の頻度で行うものであり、且つ上記クリ−ニング休止時とクリ−ニング時の両動作は交互に繰り返される。 【0059】このように、上記クリ−ニング作業は、付着物除去具3の枝部3aが付着物除去具3の軸心まわりを回転しながら、筒体1b内を上下することになり、そのことは、先端3b、3bのノズルから噴出する圧縮空気が、排気入口1aおよび筒体1bの内壁面に付着している灰等を旋回し且つ上下しながら吹き飛ばしてゆくことになる。 【0060】ここで、このクリ−ニング時に上記のように先端3bのノズルから圧縮空気の噴射量を増大させている理由は下記のとおりである。 【0061】その1は、排気入口1aおよび筒体1bの内壁に付着した灰等を吹き飛ばす圧縮空気の噴出力を大きくすること。 【0062】その2は、付着物除去具3が高温側の排気入口1aまで降下するため、圧縮空気の通気量を増大して、付着物除去具3の冷却を促進すること。 【0063】その3は、付着物除去具3の縦軸まわりの周方向において、各先端3b、3bのノズルを等分割した位置に設け、且つそれらノズルからの噴出力を強めることによって、各ノズルからの圧縮空気の噴出力がその径方向に平衡し、その平衡が付着物除去具3の下端部を常に軸心へ位置させる自動調心作用を生じさせるものである。 【0064】上記実施例において、付着物除去具3の枝部3aはTバ−状に径方向の対称の位置に2ケ設けた例としている。 【0065】しかし、この枝部3aは、図3における付着物除去具3のイイ断面として、図4の構成としてもよい。すなわち、図4においては、枝部3aを3ケとし、且つそれら各枝部3aは付着物除去具3の軸心を中心とした周方向に3等分割した各位置へ放射状に向けて設けているものである。 【0066】又、上記枝部3aは、更に図3におけるイイ断面において、図5のように枝部3aを4ケにしてもよく、更に、その枝部3aの数は無限の値に向かって増大させてもよい。 【0067】要は、枝部3aは,付着物除去具3の回転軸心まわりの周方向に等分割した各位置へ放射状に向けて複数個設けることが望ましい。しかも、その自動調心作用の面のみから考えると、枝部3aの数は多い程、微細にその調心能力を高めることになる。 【0068】又、上記実施例においては、燃焼溶融する対象物を汚泥としている。しかし、それら高温燃焼によってその対象物を溶融固形化し且つそれら対象物を固形化することによってそれら対象物の全容積を最小化して廃棄処理しやすくすることは、それら対象物を他の一般廃棄物とすることもできる。 【0069】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明における溶融燃焼炉の排ガス通路における付着物の除去装置は下記の効果を有している。 1)付着物除去具3の径方向において圧縮空気を噴出する各先端3bは、付着物除去具3の縦軸方向に移動しながら且つその軸心まわりに回転するものとなっっているから、その圧縮空気の噴射力は、筒体1bの内壁に付着した灰等を自動的に吹き落とすことが可能となるものである。 【0070】2)又、付着物除去具3における先端3bのノズルを、その付着物除去具3の回転中心まわりの周方向に等分割した各位置に設ける場合は、それら各ノズルからの噴出空気力が径方向に平衡し、常に、付着物除去具3の軸心を調心することに貢献する。 【0071】このことは、高温に晒されている付着物除去具3が、その高温によって縦軸方向の曲げ剛性を低下させることに対し、その調心作用は付着物除去具3の回転中心を精度よく保持することになる。 【0072】3)付着物除去具3の動作が、筒体1bの上端に十分長い時間の間、位置するクリ−ニング休止時の動作と、十分短い時間内に縦軸方向に往復動するクリ−ニング時の動作との交互の繰り返しとなる場合は、そのクリ−ニング時の短い時間のみ高温の炉の排ガス出口1Aの側まで往復動し、他のクリ−ニング休止時の長い時間は低温部に位置していることになる。 【0073】このことは、そのクリ−ニング時以外は、付着物除去具3がより低温の位置に収納され、付着物除去具3の部材溶融を防止している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593175969 【氏名又は名称】株式会社品川鐵工場
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月1日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−108332 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−283193 |
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