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【発明の名称】 車両の排ガス除去装置
【発明者】 【氏名】スヴェンソン, ジャン ローランド

【氏名】ノルディン, クルト レナール

【要約】 【課題】建物内に敷設したレール上を移動するキャリッジに接続したホースを、建物内を走行する車両に取り付け、車両の排ガスをホースを通じて排出し、車両が建物内を走行するときホースを介してキャリッジを牽引するようにした車両の排ガス除去装置において、レールの輸送及び組立を容易化すること。

【解決手段】レール(3)が、複数のレール部材(19)で組み立てられ、各レール部材(19)は標準型パレット(21)の長さより若干短い長さとし、レール(3)を組み立てるための全てのレール部材(19)が分解された状態でパレット(21)に載せて輸送する。各レール部材(19)の両端に形成した接続空間に、接続部材(20)の接続部を挿入して、固定手段(26)で締め付けて、レール部材(19)と接続部材(20)とを結合し、その上をキャリッジ(6)が移動可能な頑丈なレール(3)が組み立てられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の排ガスを除去する建物(2)内に設置されたレール(3)と、排ガス除去用のホース(7)が接続されレール(3)に沿って移動するキャリッジ(6)とを備え、ホース(7)及び/又は車両に取り付けた保持具(14)により、ホース(7)を車両及び/又はその排気管に対して所定位置で保持して、a)車両の排ガスをホース(7)を通じて建物(2)内から除去し、b)車両が建物(2)内を走行するときホース(7)を介してキャリッジ(6)を牽引して走行するようにした車両の排ガス除去装置において、前記レール(3)が、望ましくは欧州型の標準型パレット(21)の長さ(LP)より若干短い複数のレール部材(19)で形成され、1個所又は複数個所のレール(3)を組み立てるための全てのレール部材(19)が分解された状態でパレット(21)で輸送され、各レール部材(19)が、レール部材(19)より短い接続部材(20)で互いに接続して組み立てられ、各レール部材(19)は両端に、接続部材(20)の両端の接続部分(24, 25)を挿入して隣接するレール部材(19)を連結するための接続空間(22, 23)が設けられており、レール部材(19)と接続部材(20)とが結合して、キャリッジ(6)が移動可能な頑丈なレール(3)となるよう、前記接続空間(22, 23)に挿入された接続部分(24, 25)とレール部材(19)とが固定手段(26)で固定され、また、各レール部材(19)が、前記接続空間(22, 23)を形成した上部(27)と、前記キャリッジ(6)を吊り下げるための下部(28)とで形成されている車両の排ガス除去装置。
【請求項2】 前記レール部材(19)の上部(27)と下部(28)とが、それぞれレール部材(19)の全長に延びる上部管状部(29)と下部管状部(30)とで形成され、下部管状部(30)の底部(31)に長手方向のスリット(32)が設けられ、このスリット(32)にキャリッジ(6)の車輪取付部材(33)が挿入され、車輪取付部材(33)の車輪(34)が、下部管状部(30)内で、スリット(32)の両側で底部(31)の上面を走行する請求項1記載の排ガス除去装置。
【請求項3】 前記ホース(7)の水平部分(10)を吊り下げる吊り下げ手段(11)が、下部管状部(30)のスリット(32)に挿入されて下部管状部(30)内でスリット(32)の両側で底部(31)の上面に保持され、吊り下げ手段(11)がレール(3)に沿って移動可能である請求項2記載の排ガス除去装置。
【請求項4】 前記レール部材(19)の上部(27)に、上方に突出する1個所又は複数個所のフランジ部(35, 36)が形成され、このフランジ部(35, 36)に接続された吊り下げ棒(4)によってレール部材(19)が建物(2)の天井(5)に固定されている請求項1〜3のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項5】 前記フランジ部(35, 36)がレール部材(19)の全長に延びている請求項4記載の排ガス除去装置。
【請求項6】 前記接続部材(20)の接続部(24, 25)が、レール部材(19)と接続部材(20)との間の隙間をなくして、レール部分(19)の接続空間(22, 23)に嵌り込むようにした請求項1〜5のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項7】 前記レール部材(19)の接続空間(22, 23)の下部と上部に接合部分(38, 39)が形成され、この接合部分(38, 39)に嵌り込む接合部分(40, 41)が接続部材(20)の接続部(24, 25)の下部と上部に形成されており、そして前記各接続部材(20)が全長にわたって中実である請求項1〜6のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項8】 前記固定手段がボルト(26)であり、レール部材(19)と接続部材(20)にボルト(26)を挿入するための孔(42, 43)が予めあけられており、これらの孔(42, 43)にボルト(26)を挿入して締め付けたとき、接続部材(20)がレール部材(19)を強固に保持する請求項1〜7のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項9】 前記レール部材(19)と接続部材(20)とがアルミ押出材である請求項1〜8のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項10】 前記キャリッジ(6)が、ホース(7)を保持する支持部材(44)と車輪取付部材(33)とを有し、レール(3)上を走行するようにした装置において、キャリッジ(6)の支持部材(44)と車輪取付部材(33)とが一体に形成されている請求項1〜8のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項11】 前記保持具(14)が電気的に操作され、切離し装置(17)が保持具(14)への電流を遮断して、保持具(14)を車両から切り離すようにした装置において、切離し装置(17)が、レール(3)に設けられた遮断用磁石(52)とキャリッジ(6)に設けられた遮断ユニット(52)とからなり、レール(3)に沿ってキャリッジ(6)が(A)方向に移動して、切離しユニット(53)が遮断用磁石(52)の側を通過したとき切離しユニット(53)と遮断用磁石(52)が協同して保持具(14)への電流を遮断して保持具(14)を車両から切り離し、また、レール(3)に沿ってキャリッジ(6)が(B)方向に逆行して切離しユニット(53)が遮断用磁石(52)の側を通過したとき切離しユニット(53)が保持具(14)への電流を遮断しないようにした請求項1〜10のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項12】 車両の排ガスを除去する建物(2)内にレール(3)が設けられ、排ガス除去用ホース(7)を接続したキャリッジ(6)がレール(3)上を移動し、ホース(7)及び/又は車両に取り付けた保持具(14)により、ホースを車両及び/又は排気管に対して所定位置で保持し、a)車両の排ガスを建物(2)内からホース(7)を通じて除去し、b)車両が建物(2)内を走行するときホース(7)を介してキャリッジ(6)を牽引して走行するようにし、さらにキャリッジ(6)が、ホース(7)を支持する支持部材(44)と、レール(3)上)を移動するための車輪(34)を有する車輪取付部材(33)を備えた装置において、キャリッジ(6)の支持部材(44)と車輪取付部材(33)とを一体に形成した排ガス除去装置。
【請求項13】 2つの車輪(34)の取付軸(47, 48)が前記車輪取付部材(33)に設けられている請求項12に記載の排ガス除去装置。
【請求項14】 キャリッジ(6)の前記車輪取付部材(33)が支持部材(44)から上方に突出した少なくとも1つのフランジ部である請求項12又は13のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項15】 キャリッジ(6)の前記支持部材(44)が、水平部材(52)の両側に脚部(49, 50)を設けたU字形断面を有し、水平部材(52)の上部に車輪取付部材(33)を突設した請求項12〜14のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項16】 前記支持部材(44)と車輪取付部材(33)が、アルミ押出材である請求項12〜15のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項17】 前記レール(3)が、複数のレール部材(19)で組み立てられ、各レール部材(19)が、望ましくは欧州型の標準型パレット(21)の長さ(LP)と同等か若干短い長さ(LS)を有し、1本又は複数本のレール(3)を組み立てるための全てのレール部材(19)がパレット(21)で分解状態で輸送され、レール部材(19)がそれより短い接続部材(20)によって互いに接続され、各レール部材(19)が両端部に接続空間(22, 23)を有し、接続部材(20)の接続部分(24, 25)が隣接する2つのレール部材(19)の接続空間(22, 23)に挿入され、そして接続空間(22, 23)に挿入した接続部分(24, 25)とレール部材(19)が固定部材(26)によって固定され、レール部材(19)と接続部材(20)とが、キャリッジ(6)が載って移動可能な頑丈なレール(3)を形成する請求項12〜16のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項18】 車両の排ガスを除去する建物(2)内に設置されたレール(3)と、排ガス除去用のホース(7)等が接続されレール(3)上を移動可能なキャリッジ(6)とを備え、ホース(7)及び/又は車両(14)に取り付けた保持具(14)により、ホースを車両及び/又はその排気管に対して所定位置を保持し、a)車両の排ガスをホース(7)によって建物(2)内から除去し、b)車両が建物(2)内を走行するときホース(7)を介してキャリッジ(6)を牽引して走行し、保持具(14)を電気的に操作して車両に取り付け、保持具(14)への電流を遮断して車両から保持具(14)を切り離す切離し装置(17)を有する装置において、前記切離し装置(17)が、レール(3)に設けられた遮断用磁石(52)とキャリッジ(6)に設けられた遮断ユニット(53)とからなり、キャリッジ(6)がレール(3)に沿って(A)方向に移動して遮断ユニット(53)が遮断用磁石(52)の側を通過したとき遮断ユニット(53)と遮断用磁石(52)が協同して保持具(14)への電流を遮断して車両からホース(7)を切り離し、また、キャリッジ(6)がレール(3)に沿って(B)方向に逆行して遮断ユニット(53)が遮断用磁石(52)の側を通過したとき、遮断ユニット(53)が保持具(14)への電流を遮断しないようにした車両の排ガス除去装置。
【請求項19】 前記遮断用磁石(52)と遮断ユニット(53)が非接触で作動する請求項18記載の排ガス除去装置。
【請求項20】 前記遮断ユニット(53)が、遮断用磁石(52)と協同する2つのセンサー(54, 55)を有し、車両が建物(2)から出るときキャリッジ(6)が(A)方向に移動して第1のセンサー(54)が第2センサー(55)より先に遮断用磁石(52)の側を通過したとき保持具(14)への電流を遮断し、また、キャリッジ(6)が(B)方向に逆行して第2センサー(55)が第1センサー(54)より先に遮断用磁石(52)の側を通過したとき保持具(14)への電流を遮断しないようにした請求項18、19のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項21】 前記遮断用磁石(52)をレール(3)上で移動可能として、建物(2)内で車両から保持具(14)が外れる位置を変更可能とした請求項18〜20のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項22】 前記遮断用磁石(52)が、レール(3)上を移動可能なホルダー(56)内に設けられた永久磁石である請求項18〜22のいずれかに記載の排ガス除去装置。
【請求項23】 前記保持具(14)が、電磁力によって車両に保持される電磁石である請求項18〜22のいずれかに記載の装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内で車両の排ガスを除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建物内で車両の排ガスを除去する装置は、建物内に設置されたレールと、排ガス除去用のホース等が接続されレール上を移動するキャリッジを備え、ホース及び/又は車両に取り付けた保持具により、ホースを車両及び/又はその排気管に対して所定位置で保持して、a)車両の排ガスをホースと通じて建物内から除去し、b)車両が建物内を走行するときホースを介してキャリッジを牽引して走行するようになっている。
【0003】上記のような車両の排ガス除去装置は、欧州特許第0 459 249号公報に記載されている。これらの従来装置においては、キャリッジを載せるレールが長尺である。このことは、レールを工場から装置を設置する建物まで移送するのが困難であるだけでなく、レールの重量が大であるため、建物内への取付け作業も困難である。さらに、キャリッジの支持部材には車輪を取り付けるブラケットを載せる必要である。車輪のブラケットは取付けが狂いやすく、取付けが狂うと走行中に車輪が円滑に動かなくなる。また、上記の従来装置では車両からホースを切り離すための非接触の遮断機が設けられていない。
【0004】本発明の目的は上記の欠点を排除することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記の装置に請求項1の特徴部分に記載の事項を付加することにより達成することができる。即ち、前記のレールが、望ましくは欧州型の標準型パレットの長さ(LP)より若干短い複数のレール部材で形成され、1個所又は複数個所のレールを組み立てるための全てのレール部材が分解された状態でパレットで輸送され、各レール部材が、レール部材より短い接続部材で互いに接続して組み立てられる。各レール部材は両端に、接続部材の両端の接続部分を挿入して隣接するレール部材を連結するための接続空間が設けられており、レール部材と接続部材が、キャリッジが移動可能な頑丈なレールとなるよう、前記接続空間に挿入された接続部とレール部材が固定手段で固定される。また、各レール部材が、前記接続空間を形成した上部と、前記キャリッジを吊り下げるための下部とで形成されている。これにより、レールが嵩張らなくなるために、輸送や取付が容易になり、その費用を著しく低減することができる。
【0006】また、本発明の排ガス除去装置では、保持具への電流を遮断して車両から切り離すために、遮断用磁石と遮断ユニットが非接触で作動する切離し装置を備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、下記の図面を参照して本発明を詳細に説明する。本発明の排ガス除去装置1は、図1〜図3に示すように、建物2(消防署等の建物)内に設置され、建物2内で消防自動車等の車両(図示省略)の排ガスを除去する装置である。この排ガス除去装置1は、吊り下げ棒4によって建物2の天井から吊り下げられたレール3を備えている。このレール3は、建物2内の車両出入口と駐車位置の間の車両走行路に沿って設けられている。レール3には、車両の排ガスを吸引するホース7が接続され、レール3に沿って走行するキャリッジ6が載置されている。ホース7は、キャリッジ6から垂れ下がった垂直部分8を有し、その端部9に車両の排気管(図示省略)が接続される。ホース7は、さらに垂直部分8と連通し、キャリッジ6に接続された水平部分10を有している。ホースの水平部分10は、レール3に沿って移動可能な吊り下げ手段11によってレール3に吊り下げられている。さらに、この水平部分10には、ホース内に負圧を発生して排ガスの排出を促進するファン装置12が接続されている。
【0008】ホース7の垂直部分8には、電磁石等の電気的に制御される保持具14が取付けられ、接続配線16を通じて主電源に接続する電気回路15の一部を構成している。電磁石14は、その電磁力により車両の取付部(図示省略)等に保持され、そのとき、ホース7の端部9が排気管に対して所定位置で保持され、車両の排ガスがホース7内に排出される。車両が建物2内で駐車又は走行するとき電磁石14とホースの端部9は所定位置を保持する。車両がレール3に沿って建物の出口方向(矢印Aの方向)に走行するとき、車両はレール3に沿って電磁石14とホース7の垂直部分8と共にキャリッジ6を牽引して走行する。そしてホース7の水平部分10は引き延ばされて吊り下げ手段11がレール3に沿って移動する。キャリッジ6がレール上のある点まで移動したとき電磁石14への電流を遮断する切離し装置17が設けられている。電磁石14が磁力を失うと電磁石14は車両の取付部から切り離される。キャリッジ6はレール3の端部のストッパー18に当たって移動を停止し、ホース7を切り離した車両は建物2の出入口から外部に出ていく。
【0009】レール3は、接続部材20で互いに接続される複数のレール部材19で構成されている。各レール部材19の長さは、望ましくは欧州型の標準型パレット21の長さLPより若干短い長さLSとなっている。欧州型パレットの長さLPが1200 mmであるため、このような標準型パレットでレール部材19を移送するとき、レール部材19の長さLSを1180 mmとする。欧州型パレット以外の標準型パレットを使用する場合は、レール部材19をそれに合った長さとする。
【0010】レール部材19の長さLSが、標準型パレット21の長さLP内に納まる長さとし、1本又は複数本のレール3を組み立てるための資材をレール部材19として分解された状態で輸送できるために、輸送費が長尺レールを輸送するのに比べてはるかに安くなる。またレール部材19が短いために、積み込み積み降ろし及び組立時の取扱が容易となる。接続部材20の長さLKはレール部材19の長さに比べてさらに短いために、標準型パレット21に接続部材20を載せる空間が充分にある。
【0011】各レール部材19の両端に接続空間2223が設けられ、隣接する2つのレール部材19の接続空間22、23に、接続部材20の接続部分24、25が挿入される。接続部材20の接続部分24、25を接続空間22、23に挿入し、固定部材26で接続部材20とレール部材19を固定すると、キャリッジ6が走行可能な頑丈なレール3が形成される。
【0012】レール部材19は、上部27と下部28で形成され、レール部材19の上部27に接続空間22、23が形成され、下部28にキャリッジ6の吊り下げ部分を形成している。レール部材の上部27と下部28は、それぞれレール部材19の全長にわたって延びる上部管状部29と下部管状部30として形成され、下部管状部30の底部31には長手方向のスリット32が設けられ、このスリット32にキャリッジ6の車輪取付部材33が挿入され、車輪34が下部管状部30の内部のスリット32の両側で底部31の上面に載っている。ホース7の水平部分10を支持する吊り下げ部材11もスリット32に挿入してm下部管状部30の底部31に保持され、吊り下げ部材11がスリット32の両側で底部31の上面をスライド可能となっている。
【0013】レール部材19の上部27に1個又は複数個のフランジ部35、36が形成されている。組立時にボルト37(図9)等によってレール部材19を吊り下げ棒4に固定するために、フランジ部の適切な位置に孔があけられる。このフランジ部35、36は上部管状部29の全長に設けてレール部材19の補強部とするのが望ましい。
【0014】レール部材19は、中空断面(図9)のアルミの押出材とするのがよい。
【0015】接続部材20の接続部分24、25は、レール部材19の接続空間22、23に良好に嵌り込むように、レール部材19と接続部材20の間に隙間ができないようにしている。レール部材19の接続空間22、23の下部と上部に接合部分38、39を設けている。そして接合部分38、39に対応する接合部分40、41を接続部材20の接続部分24、25の下部と上部に設けてレール部材19と接続部材20の間に安定した接合が得られるようにしている。
【0016】レール部材19と接続部材20には予め孔42、43があけられ、これらの孔42、43にボルト26を挿入して締め付けたとき、接続部材20がレール部材19を強固に保持する。
【0017】接続部材20は、全長にわたり中実のアルミ押出材とするのが望ましい。
【0018】キャリッジ6は、車輪取付部材33と支持部材44とを有している。支持部材44には、曲管部45が取り付けられ、曲管部45の下端にホースの垂直部分8が接続され、横方向端にホースの水平部分10が接続されている。ホースの垂直部分8と水平部分10とは曲管部45を通じて連通しており、除去中の排ガスを通過させる。
【0019】支持部材44には、さらにホース巻上げ装置46が設けられ、車両から切り離されたホースの垂直部分8がワイヤー46aによって巻き上げられる。
【0020】キャリッジ6の支持部材44と車輪取付部材33は一体に形成され、車輪34が支持部材44に対して所定の位置関係を保持する。
【0021】車輪取付部材33には、2対の車輪34を保持する2本の軸47、48が設けられ、これらの軸47、48はキャリッジ6の両端部に設けるのが望ましい。
【0022】キャリッジの支持部材44は、水平部51の両端に脚部分49、50を有するU字型断面に形成され、水平部51から車輪取付部33が上方に突出している。
【0023】支持部材44と車輪取付部材33は、望ましくはアルミ押出材で形成するのが望ましい。
【0024】車両から電磁石14を切り離すための切離し装置17は、レール3に設けられた遮断用磁石52とキャリッジ6に搭載した遮断ユニット53とで構成されている。遮断ユニット53は、電磁石14への電流を遮断するために設けられ、キャリッジ6がレール3に沿ってA方向に移動して、遮断ユニット53が遮断用磁石52の側を通過したとき、遮断ユニット53と遮断用磁石52とが協同してホースの垂直部分8を車両から切り離すようにしている。また遮断ユニット53は、キャリッジ6がレール3に沿ってB方向に移動して遮断ユニット53が遮断用磁石52の側を逆方向に通過したときには電磁石14への電流を遮断しないようにしている。遮断用磁石52と遮断ユニット53とは非接触で作動することが望ましい。
【0025】遮断ユニット53には、遮断用磁石52と協同して作動する2つのセンサー54、55が設けられ、車両が建物2から出るとき、即ち、キャリッジ6がA方向に移動して第1センサー54が第2センサー55より先に遮断用磁石52の側を通過すると電磁石14への電流を遮断するが、キャリッジ6が逆にB方向に移動して第2センサー55が第1センサー54より先に遮断用磁石52の側を通過したときには電磁石14への電流を遮断しないようにしている。
【0026】建物2内での車両からの電磁石14の切離し位置が変えられるよう、遮断用磁石52のレール3上での位置を変更可能としている。遮断用磁石52は、レール3上を移動可能なホルダー56内に設けた永久磁石とすることができる。
【0027】電磁石14がその一部をなす電気回路15の配線図が図14に示されている。この電気回路15では、主電源接続部16の側から、サービスブレーカー57と保護トランス58とがケーブル59によって接続ボックス60に接続されている。接続ボックス60はケーブル61によって遮断ユニット53に接続され、これらのケーブル61はレール3に沿ってワイヤー3aで吊り下げられている。
【0028】センサー54、55を含む遮断ユニット53は、キャリッジ6に搭載され、ケーブル62を介して電磁石14に接続されている。このケーブル62には手動操作用スイッチ63が設けられている。
【0029】本発明は以上の実施形態に限定されず、各請求項の記載範囲内で変更可能である。以上で述べなかった変形例として、ホースの一部又は全部を適切な性質を備えたパイプで置き換えることができ、保持具を上記以外の構成としてもよく、キャリッジ6が別の形式のものでもよい。さらに保持具14を電磁石以外のものも使用できる。
【出願人】 【識別番号】590000651
【氏名又は名称】アクティボラゲット ピーエイチ ネダーマン アンド カンパニー
【氏名又は名称原語表記】AKTIE BOLAGET PH. NEDERMAN & CO.
【出願日】 平成10年(1998)7月31日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】角田 嘉宏
【公開番号】 特開平11−94235
【公開日】 平成11年(1999)4月9日
【出願番号】 特願平10−217056