| 【発明の名称】 |
外向炎孔リングバーナ |
| 【発明者】 |
【氏名】百瀬 敏成
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| 【要約】 |
【課題】2次空気が充分吸引され、小火でも安定して使用できる外向炎孔リングバーナを提供する。
【解決手段】複数の炎孔24をより少ない数のグループ31に分け、グループ内の炎孔がバーナトップ側から見て、バーナトップの中心から放射状よりも互いに平行に近い角度に、平行に、または外側で間隔が狭くなるように外壁25に設けられた外向炎孔リングバーナ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見てバーナトップの中心から放射状よりも互いに平行に近い角度でバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナ。 【請求項2】 複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見て互いに平行にバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナ。 【請求項3】 複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見て外側で間隔が狭くなるようにバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナ。 【請求項4】 複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、各グループの端部に設けられた炎孔と、隣接するグループの端部に設けられる隣接炎孔との間の下部に火移り用炎孔が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の外向炎孔リングバーナ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスレンジなどに好適に用いられる外向炎孔リングバーナに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のガスレンジ用外向炎孔リングバーナ1は、図6の断面図に示すように、バーナ外壁2に等間隔に放射状に炎孔が設けられている。たとえば10゜間隔で36個の炎孔が設けられる。 【0003】このような外向炎孔リングバーナ1では、バーナ1の外周面に一様に炎3が形成され、2次空気の吸引が悪く炎3が伸び、鍋などを加熱する場合に鍋の周辺部に炎3が当り熱効率を低下する。また燃料ガス量を絞った場合、隣接する炎4との間隔ができてお互いに補炎することができず小火にできる範囲が狭い。さらにガスレンジでは鍋などを載せる五徳が用いられるが、五徳の脚部に炎3が当り、その部分の熱が無駄になる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2次空気が充分に吸引されて、炎が伸びず、また小炎でも安定して使用できる外向炎孔リングバーナを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見てバーナトップの中心から放射状よりも互いに平行に近い角度でバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナである。 【0006】本発明に従えば、複数の炎孔は炎孔より少ない数のグループに分けられ、少なくとも一部のグループの炎孔はバーナトップ側から見て、バーナトップの中心から放射状よりも互いに平行に近い角度でバーナ外側に設けられる。このためグループ間には炎孔のない部分ができここから2次空気が吸引されるので、2次空気の不足によって炎が伸びることがない。またグループ内では炎孔の間隔が密となり、グループ内の炎同士はお互いに補炎効果があるので、小火にしても炎が安定化する。 【0007】また本発明は、複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見て互いに平行にバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナである。 【0008】本発明に従えば、少なくとも一部のグループの炎孔はバーナトップ側から見て平行に外壁に設けられる。各グループの炎孔は、バーナ外壁に平行に近い角度で設けられるよりも平行に設けられるほうがバーナ外周面におけるグループ間の炎孔の間隔が広く、グループ内のバーナ間の間隔が狭くなり、グループ間の間隔から2次空気が吸引されやすく、かつグループ内のバーナ相互間の補炎効果がより多く期待できる。 【0009】また本発明は、複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、一部のグループの炎孔が、バーナトップ側から見て外側で間隔が狭くなるようにバーナ外壁に設けられることを特徴とする外向炎孔リングバーナである。 【0010】本発明に従う炎孔は、さらにバーナ外周面において、グループ間の間隔が広く、グループ内の炎孔間の間隔が狭くなり、さらに前記効率が大きくなる。 【0011】また本発明は、複数の炎孔を、炎孔の数より少ない数のグループに分けて形成するリングバーナであって、各グループの端部に設けられた炎孔と、隣接するグループの端部に設けられる隣接炎孔との間の下部に火移り用炎孔が設けられることを特徴とする。 【0012】本発明に従えば、各グループの端部に設けられる炎孔と隣接するグループの端部に設けられる隣接炎孔との間の下部に火移り用炎孔が設けられるので、小火であってもグループ間における火移りが改善される。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態によって、より具体的に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の外向炎孔リングバーナ21を含む燃焼器具11の一部を切欠いた平面図である。都市ガスなどの燃料ガスは、ノズル12から混合管14に噴出され、1次空気はノズル12の周辺に設けられた空気孔13から、燃料ガスの噴出エネルギによって吸引される。混合管14で燃料ガスと1次空気とは充分混合され、中心線からバーナ15に供給される。 【0014】図2は図1の切断線II−IIによる断面図であり、図3は図2の切断線III−IIIによる断面図である。外向炎孔リングバーナ15は、バーナ基部16とバーナトップ21とから成り、バーナ基部16とバーナトップ21とはリング状のダクト22を構成する。ダクト22は円筒状の内壁23と、多数の炎孔24がバーナトップ21に設けられた円筒状の外壁25と、内壁23と外壁25とを繋ぐ上蓋と底板とから構成され、内壁23の中間点と外壁25の炎孔24の下部とでバーナトップ21とバーナ基部16とが接続される。炎孔24は、たとえば3つずつ12のグループ31−1,31−2,…,31−12(総称するときは31)に分けられる。各グループ、たとえばグループ31−1の3つの炎孔24−a,24−b,24−cは、平行に外壁に設けられる。 【0015】各グループ31の3つの炎孔で形成される炎は、燃料ガスの供給量が充分大きいときは、符号33−a,33−bで示すように1つの炎となり、グループ間、たとえば31−2と32−3との間では、リングバーナ21の外周における炎孔の間隔の大きい箇所があり、ここでは炎が形成されず、ここから2次空気が供給されるので、2次空気が不足して炎が長く伸びることはない。なお図3では、図面を見やすくするため断面の符号は省略してある。 【0016】燃料ガスの供給量が少ないとき、すなわち小火燃焼のときは、各グループ、たとえばグループ31−6の炎孔24によって形成される炎は符号34a,34b,34cで示すように別々になり、各炎34a,34b,34cの間には○印で示す渦流が生じ、これによって、お互いに隣接する炎孔からの炎を補炎し、飛火を防ぐ。 【0017】また五徳の脚32は、鎖線で示すような炎孔のない部分の外方に設ければ、五徳の脚32によって熱が無駄になることが防がれる。 【0018】図4は、本発明の他の実施の形態の外向炎孔リングバーナ41の断面図(但し断面の符号は省略)である。本実施の形態のリングバーナ41は、先の実施の形態のリングバーナ15と類似の構成であり、同一の部材は同一の符号で示し、説明を省略する。本実施の形態では、各グループ42−1,42−2,…,42−12、たとえば42−1の3つの炎孔43a,43b,43cは、リングバーナ41の外周で間隔が狭くなるように設けられている。これによって隣のグループ42−2との間の炎孔が設けられていない部分をより広く、またグループ内の炎孔の出口側の間隔がより狭く構成され、前記の効果が一層顕著になる。 【0019】本発明の他の実施の形態として、1グループの炎孔がバーナトップの中心から放射線よりも互いに平行に近い角度でバーナ外壁に設けられているものでもよい。 【0020】図5は、本発明のさらに他の実施の形態の外向炎孔リングバーナ50の炎孔部付近の拡大側面図である。1つのグループ51−1と隣接するグループ51−2の端部にあって互いに隣接している炎孔52aと52bとの間の下部には、火移り炎孔53が設けられる。火移り炎孔53の幅Lは充分に狭く形成され、1つのグループ51−1から隣接するグループ51−2へ炎が伝播するのを助ける。なお火移り炎孔53は、図4(1)に示すように隣接する炎孔52a,52b間で連続していても図4(2)に示すように連続していなくてもよい。 【0021】図3に示す本発明の外向炎孔リングバーナ21と、図6に示す従来技術の外向炎孔リングバーナ1(ともに炎孔数36)とを、最大負荷4500kcal/hの器具で比較すると、安定して小火燃焼できる範囲が、従来技術の400kcal/hから250kcal/hに拡大された。最大負荷のさらに大きい器具では、図4に示す本発明の外向炎孔リングバーナ41における効果があるが、4500kcal/h程度では図3に示すものとの差はほとんどなかった。 【0022】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の炎孔をより少ない数のグループに分け、一部のグループ内では各炎孔は、バーナトップ側から見てバーナトップの中心から放射線よりも互いに平行に近い角度に、平行に、外周で間隔が狭くなるようにリングバーナ外側に設けられているので、各グループ間には炎孔の間隔が広い部分ができ、この部分で2次空気が吸引され、2次空気不足によって炎が伸びることが防がれ、またこの部分に五徳の脚を配置することによって、五徳が加熱されず、全体として熱効率が向上できる。またグループ内では炎孔の間隔が狭くなり、グループ間の炎は相互に補炎して小火燃焼が安定して行える。 【0023】さらにグループ間の炎孔の間の下部に火移り炎孔を設けることによって、1つのグループから隣接するグループへの火移りが容易になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西教 圭一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−230511 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−36309 |
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