| 【発明の名称】 |
画像表示を行うボイラ監視装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】犬井 達也
【氏名】田渕 靖
【氏名】白川 徹
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| 【要約】 |
【課題】分かりやすい的確な情報を出力することで、迅速な対応を行えるようにするボイラ監視装置を提供する。
【解決手段】画像や文字を表示する表示装置3と、ボイラ2の運転状況を検出し、異常の発生を判断して異常内容を出力する異常判断プログラムを持ち、ボイラ2に異常が発生した場合には異常を報知するボイラ監視装置1において、ボイラ監視装置1に図面データや写真データなど画像データを異常内容に対応させてデータベース化して入力しておき、ボイラ監視装置1は、ボイラに異常が発生した場合には異常内容を表示装置にて出力し、さらに異常内容に該当する画像をデータベース4から取り込み、表示装置3に表示させるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像や文字を表示する表示装置と、ボイラの運転状況を検出し、異常の発生を判断して異常内容を出力する異常判断プログラムを持ち、ボイラに異常が発生した場合には異常を報知するボイラ監視装置において、ボイラ監視装置に図面データや写真データなど画像データを異常内容に対応させてデータベース化して入力しておき、ボイラ監視装置は、ボイラに異常が発生した場合には異常内容を表示装置にて出力し、さらに異常内容に該当する画像をデータベースから取り込み、表示装置に表示させるようにしたことを特徴とする画像表示を行うボイラ監視装置。 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示を行うボイラ監視装置において、ボイラ監視装置のデータベースに入力しておいた画像は、ボイラの異常発生時以外の時にもボイラ監視装置の操作によって表示装置に表示させることができるようにしたことを特徴とする画像表示を行うボイラ監視装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は画像表示を行うボイラ監視装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ボイラの制御においても近年では自動化が進んでおり、自動運転を行っているボイラでは、ボイラの管理を専属で行う担当者は必ずしも必要でなく、ボイラの監視もボイラ監視装置にて自動的に行われることがある。ボイラ監視装置は文字や画像を表示する表示装置を持ったパソコン等が使用され、ボイラの運転状況を検出して異常の発生を判断し、異常内容を出力する異常判断プログラムを組み込んでおく。ボイラに異常が発生すると、ボイラ監視装置は警報を鳴らし、異常項目を表示装置に文字で表示することで異常を報知し、異常の発生を知ったボイラ担当者はボイラ監視装置の表示を確認して異常内容に応じた対処を行う。しかし、前記のように自動化の進んだボイラには専属の担当者が置かれていなかったり、置かれていても小数であり、ボイラに異常が発生した時に正規のボイラ担当者がその場にいなければ、担当者以外の人物によって対応を行う必要がある。対応する人物がボイラに詳しくない場合には、ボイラ監視装置に異常項目が表示されていてもどのような対処を行わなければならないかを理解し難く、分からない場合にはマニュアルを探して確認していた。また、異常発生時やメンテナンスの必要な時のみ対応する兼務の担当者であれば、ボイラ担当者であってもボイラに詳しくない場合があり、その場合にもメンテナンス実施時や異常発生時にはマニュアルを参照しなければ必要な作業が理解し難かった。そのため作業に時間が掛かり、異常発生時に迅速な対応を行うことができず、復旧が長引くことがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、分かりやすい的確な情報を出力することで、迅速な対応を行えるようにするボイラ監視装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】画像や文字を表示する表示装置と、ボイラの運転状況を検出し、異常の発生を判断して異常内容を出力する異常判断プログラムを持ち、ボイラに異常が発生した場合には異常を報知するボイラ監視装置において、ボイラ監視装置に図面データや写真データなど画像データを異常内容に対応させてデータベース化して入力しておき、ボイラ監視装置は、ボイラに異常が発生した場合には異常内容を表示装置にて出力し、さらに異常内容に該当する画像をデータベースから取り込み、表示装置に表示させるようにする。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1は本発明を実施するボイラとボイラ監視装置の構成図であり、ボイラ2の制御装置5とボイラ監視装置1は信号線6にて接続されている。ボイラ監視装置1はパソコンに異常判断プログラム等を入力したものであり、表示装置3とデータベース4を持っている。データベースには、CAD図面データや写真データなどの静止画像や、ビデオカメラによる動画像、音声データ等を異常内容に対応させて入力しておき、異常の内容毎に必要な画像等を出力できるようにしておく。制御装置5はボイラの各補機類の作動を制御し、ボイラ各部の状況を検出するものであり、ボイラの運転状況は制御装置5に集められ、信号線6を通してボイラ監視装置1へ送られている。図2、図3はボイラに異常が発生し、警報や点検の報知が行われ、画像付きの詳細情報を表示した場合のボイラ監視装置表示画面である。CAD図面はボイラ設計時に作られた図面、写真データは実物をデジタルカメラによって撮影した写真を使用し、画像内に関係する部分の説明を記入しておく。 【0006】ボイラ監視装置1では、ボイラの異常は「燃焼移行失火」や「パイロット着火遅れ」等といった異常の種類毎に検出される。ボイラに異常が発生すると、ボイラ監視装置1は異常の内容を判断し、必要に応じて警報や点検の報知を行う。例えば、燃焼移行時に火が消えたことを検出すると、ボイラ監視装置は「燃焼移行失火」の出力を行い、異常の報知を行う。異常の報知は、音声データの再生やブザーからなる警報音と、表示装置3の画面上に異常が発生したことの表示を行うことによって行われる。ボイラ担当者はボイラ監視装置の表示によって異常が発生していることを確認し、画面を切り替えることで更に詳しい内容を読みとる。「燃焼移行失火」の原因は、■ダンパモータの故障、■ノズルの詰まり、■電磁弁の故障、等いくつか考えられ、原因毎に対処すべき事項がある。異常に関する情報は階層化しておき、異常が発生していることを表示している画面から、より詳細な情報の表示を選択すると図2の画面に切り替えられ、詳細な情報を得ることができる。さらに図2の画像は「上面図」や「側面図」を入力しておき、画像を切り替えることで部品の位置関係を理解できるようにしている。 【0007】図3はパイロット着火遅れが発生した場合に関するものである。パイロット電磁弁を開いてもパイロット火炎が検出できなかった場合、ボイラ監視装置は「パイロット着火遅れ」として点検指示を出力する。「パイロット着火遅れ」が発生した場合の処置も、■燃料の確認、■フレームアイの点検、■ノズルの点検、等いくつかのことが考えられ、図3はそのうちのフレームアイの点検に関する詳細情報を表示させた画面である。ここではフレームアイ部分の写真を表示させることでどこの点検を行うのかを理解しやすくしている。 【0008】図2や図3のように画像を表示させることで、処置を行わなければならない部分がどこなのか等を容易に理解することができるため、ボイラに詳しくない人物であっても異常に対する処置内容を容易に理解でき、マニュアルを調べなくともすぐに処置にとりかかることができるので、対応を迅速に行うことができる。 【0009】また、図2や図3の図面は、異常発生時以外の時でも表示できるようにしておき、ボイラのメンテナンスを行う場合に表示させることでマニュアルの役目を果たさせ、日常の業務に役立てることもできる。 【0010】 【発明の効果】本発明を実施することで、ボイラを熟知していない人であっても異常に対する処置内容を容易に理解することができ、異常発生時の処置を迅速に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000130651 【氏名又は名称】株式会社サムソン
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月21日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−304106 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−128152 |
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