| 【発明の名称】 |
デスク灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】安原 克
【氏名】杉下 直樹
【氏名】鈴木 詳昌
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、照度分布のバラッキが少なく、且つ、グレアが生じにくいデスク灯を提供する。
【解決手段】机1に搭載し当該机上面2を照射する照射開口部を有するデスク灯において、前記照射開口部20に乳白色の透光性カバー40を取付けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】机に搭載し当該机の机上面を照射する照射開口部を有するデスク灯において、前記照射開口部に乳白色の透光性カバーを取付けたことを特徴とするデスク灯。 【請求項2】前記透光性カバーの断面形状を凹レンズ形または楔形としたことを特徴とする請求項1記載のデスク灯。 【請求項3】机に搭載し当該机の机上面を照射する照射開口部を有するデスク灯において、前記照射開口部手前下端部に遮光板を設けたことを特徴とするデスク灯。 【請求項4】前記遮光板は、当該遮光板の上端を支点として前後に揺動し任意の位置で固定できることを特徴とする請求項3記載のデスク灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば学習机に備え付けられ灯体を上下方向に首振りするデスク灯に関する。 【0002】 【従来の技術】学習机に搭載する従来のデスク灯は、図11および図12に示すものが一般に知られている。 【0003】学習机1には、図11に示すように、奥側に本棚5が取付・固定され、当該本棚には、机上面2を明るくするデスク灯10が備え付けられている。 【0004】このデスク灯10は、図12に示すように、本棚の背板6に取付けられた逆L字形をした支柱11と、この支柱先端に前面開口し前後に凹状に形成されたスライドボックス12を有し、このスライドボックス12内に嵌り込んでデスク灯灯体15(以下「灯体」という)が取付けられている。 【0005】前記灯体15の後方には、支柱の先端に形成したスライドボックス12に嵌り込む支持アーム25が設けられ、当該支持アーム25は、矢印Aに示すように、前後方向にスライドし、灯体15を手前に引き出したり、押し込んだりすることができる。 【0006】また、灯体15の支持アーム25は、取付ねじ30とナット(図示せず)により当該灯体15に軸支され、当該灯体15は、取付ねじ30を支点として、矢印Bに示すように、上下方向に首振りする。さらに、具体的な構造は図示しないが任意の位置に固定する。 【0007】前記灯体15は、下面に開口した照射開口部20を有する幅方向に長尺状の断面形状が略コ字形をなす船形をしたセード16と、当該セード内上面に沿って取付けられた反射板21と、この反射板の下方に位置しセード16の両端内に対向して取付けられた一対のランプソケット22,22から構成し、これらランプソケット間には、直管形蛍光ランプ23(以下「ランプ」という)が着脱自在に取付けられている。 【0008】デスク灯10は、灯体15を机上面と水平に配置すると、ランプ23の光は、セード16の下面に開口した照射開口部20から机上面2を照射し、当該机上面を明るくする。 【0009】手前側の机上面を明るくする場合には、灯体に取付けられている取手17を上方に持ちあげると、灯体15は、当該灯体の後方に取付けられている取付ねじ30を支点として上方に回動し、当該灯体は、斜め前方を照射する照射角度になり、手前側の机上面を明るくする。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のデスク灯10は、図14に示すように、当該灯体内に取付けられているランプからの直接光が、当該ランプの下方に開口した照射開口部から机上面を照らすため、直接光が照射する机上面と直接光が照射しない机上面との明暗の差が大きく現れ、照度分布のバラッキが大きかった。 【0011】照度分布のバラッキが大きいと、人が読み書きする際、目が疲労し易かったが、従来のデスク灯は、照度分布のバラッキを抑制することができないという問題があった。 【0012】更に、デスク灯の照射角度を上に向けたとき、図13に示すように、ランプからの直接光が目に入り、眩しさ(以下「グレア」という)を感じていた。 【0013】特に、図15に示すように、背の低い子供が椅子に座ったときなど、ランプからの直接光が、更に、目に入り易く、グレアが生じ易いという問題があった。 【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、照度分布のバラッキが少なく、且つ、グレアが生じにくいデスク灯を提供することを課題とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するために、請求項1記載の本発明に係るデスク灯は、机に搭載し当該机の机上面を照射する照射開口部を有するデスク灯において、前記照射開口部に乳白色の透光性カバーを取付けたことを特徴とするものである。 【0016】請求項2記載の本発明に係るデスク灯は、前記透光性カバーの断面形状を凹レンズ形または楔形としたことを特徴とするものである。 【0017】請求項3記載の本発明に係るデスク灯は、机に搭載し当該机の机上面を照射する照射開口部を有するデスク灯において、前記照射開口部手前下端部に遮光板を設けたことを特徴とするものである。 【0018】請求項4記載の本発明に係るデスク灯は、前記遮光板は、当該遮光板の上端を支点として前後に揺動し任意の位置で固定できることを特徴とするものである。 【0019】上記請求項1記載の構成において、デスク灯の照射開口部に取付けられる透光性カバーの色を乳白色にすることにより、照度分布のバラッキを抑える。また、照射角度を上方に向けた場合、ランプからの直接光が乳白色カバーを透過することにより、グレアを抑える。 【0020】請求項2記載の構成において、透光性カバーの断面形状を凹レンズ形又は楔型にすることにより、ランプからの光を透光性カバーの空気との境界にて屈折させることにより、適度に分散させ、机上面を照射るすことにより、照度分布を均一に近ずけることが可能になる。 【0021】請求項3記載の構成において、デスク灯照射角度を上方に向けた場合、ランプからの直接光が、遮光板によって遮られ、直接光が目に入り込むことがなく、それによって、グレアを抑える。 【0022】請求項4記載の構成において、デスク灯を机上面と平行に設定した際、遮光板を可動することにより、机上面への遮光を防止できる。 【0023】 【発明の実施の形態】最初に、一般的なデスク灯のより詳細な構成について、図9および図10を参照して説明する。 【0024】デスク灯10は、支柱11とこの支柱11に取付けられる灯体15とから構成している。 【0025】支柱11は、略L字状をなし、先端側には先端が開口し四角柱状凹部からなるスライドボックス12が学習机の机上面と略水平に形成され、この支柱11は、学習机の上に載置されている本棚の背板に取付けられる。 【0026】灯体15は、下面開口した照射開口部を有するセード16と、このセードの中央後方に取付けられる支持アーム25とから構成され、前記セード16の背面には、略L字形をしたヒンジ18がねじ35,35により螺着・固定している。 【0027】さらに、前記ヒンジ18の幅方向両端には、一対の支持部18a,18aが対向してそれぞれ形成され、前記一対の支持部18a,18aには、対向して支持孔19,19がそれぞれ穿設されている。 【0028】このヒンジ18に形成された一対の支持部18a,18a間には、支持アーム25の先端部が係合・挿入され、この支持アーム25の先端部には、前記支持孔19と同一径からなる貫通孔26が幅方向に貫通しているとともに、後方には、前記支柱11の先端に形成されたスライドボックス12にスライド挿入される四角柱状のスライド支持部27が形成されている。 【0029】この支持アーム25をセード16に組付けるには、支持アーム25の先端部をヒンジ18の支持部18a,18a間に挿入し、支持アーム25の先端に形成した貫通孔26を支持孔18a,18aにそれぞれ位置合せしたのち、頭部に摘み部を有するねじ35に形成されたねじ部35aを前記支持孔12,貫通孔21,支持孔12に挿入したのち、ねじ部35aの先端にナット31を螺着・固定する。 【0030】前記セード16を支柱11に組付けるには、セード16の背面に組付けられた支持アーム25のスライド支持部27をスライドボックス12内に挿入・嵌合することにより、セード16支柱11に取付ける。 【0031】前記セード16の取っ手17を手前に引くと、支柱11の先端に形成されたスライドボックス12内を支持アーム25のスライド支持部27がスライドし、前記セード16は手前側に引き出される。反対に、前記セードの取っ手17を奥側に押すと、セードは奥側に引っ込む。 【0032】前記支持アーム25の先端部の幅L1は、ヒンジ18の支持部18a,18a間に係合するように形成されているため、L2(支持部12,12間の幅)より僅かに小さく形成されている。このため、ヒンジ18は支持アーム25と回転可能に取付けられる。 【0033】ナット31を締付けると、ヒンジ18の支持部18a,18aはそれぞれ内側に変形し支持アーム25の先端部を押圧することから、セード16は固定する。逆に、ナット31を緩めると、ヒンジの支持部18a,18aが元の形状に復元し、支持部18a,18aと支持アーム25との先端部間に隙間が出来、セード16が回転可能になる。 【0034】このため、前記セード16は、当該セードの自重により、ナット31を緩めると、ねじ部35aを支点として下方向に首振りする。前記ナット31を締付けると、前記セードは所定角度に固定される。 【0035】つぎに、本発明の実施の形態に係るデスク灯を図1〜図8を参照して説明する。 【0036】図1は本発明の第1の実施の形態に係るデスク灯の構成を示すもので、このデスク灯は、机上面を照射する灯体15の下面に開口した照射開口部20に乳白色をした板状の透光性カバー40を図示しない方法で取付けたものである。 【0037】灯体15内に取付けられたランプ23の直射光は、照射開口部に取付けられた乳白色の透光性カバーを透過して机上面2を照射するので、図1(B)に示すように、均等に机上面が照射される。 【0038】また、灯体の照射角度を上に向けたとき、図1(A)に示すように、ランプからの直射光は、乳白色の透光性カバーを透過することにより、目に入ってもグレアを抑制することが可能となる。 【0039】図2は本発明の第2の実施の形態に係るデスク灯の構成を示すもので、このデスク灯は、机上面を照射する灯体15の下面に開口した照射開口部20に断面形状が凹レンズ状で乳白色をした透光性カバー41が取付けられている。 【0040】灯体15内に取付けられたランプ23の直射光は、照射開口部に取付けられた乳白色で凹レンズ形をした透光性カバーを透過して机上面2を照射するので、図2(B)に示すように、均等に机上面が照射される。 【0041】さらに、ランプの光は、透光性カバーの断面形状が凹レンズ状をしていることから、透光性カバーを透過したのち、略ハの字状に下方に拡がって照射し、机上面の手前側および奥側も明るく照射する。 【0042】第1の実施の形態と同様に、灯体の照射角度を上に向けたとき、ランプからの直射光は、乳白色をした凹レンズ状の透光性カバーを透過することにより、ランプの光が目に入ってもグレアを抑制することが可能となる。 【0043】図3は本発明の第3の実施の形態に係るデスク灯の構成を示すもので、このデスク灯は、机上面を照射する灯体15の下面に開口した照射開口部20に断面形状が楔状で乳白色をした透光性カバー42を尖った方を先端側にして取付けられている。 【0044】灯体内に取付けられたランプの直射光は、図3(B)に示すように、楔状をした乳白色の透光性カバーを透過したのち、机上面を均等に照射する。さらに、ランプの光は、楔形状をした透光性カバーを透過したのち、机上面の手前側を明るく照射する。 【0045】第1の実施の形態と同様に、灯体の照射角度を上に向けたとき、ランプからの直射光は、乳白色の透光性カバーを透過することにより、ランプの光が目に入ってもグレアを抑制することが可能となる。 【0046】図4〜図5は本発明の第4の実施の形態に係るデスク灯の構成を示すもので、このデスク灯は、机上面を照射する灯体15の下面に開口した照射開口部20に楔状で乳白色をした透光性カバー42を尖った方を後端側にして取付けられている。 【0047】灯体内に取付けられたランプ23の直射光は、楔形状をした透光性カバーを透過したのち、机上面を均等に照射するとともに、ランプの光は、透光性カバーを透過したのち、机上面の奥側を明るく照射する。 【0048】第1の実施の形態と同様に、灯体の照射角度を上に向けたとき、ランプからの直射光は、乳白色をした透光性カバーを透過することにより、ランプの光が目に入ってもグレアを抑制することが可能となるとともに、ランプの光は、楔形状をした透光性カバーを透過したのち、下方に向けて照射されるので、ランプの光が目に入ることが少なくなる。 【0049】図6は本発明の第5の実施の形態に係るデスク灯の構成を示すもので、このデスク灯のセード16の手前下端部に遮光板43が軸支され、当該遮光板の上端を支点として略ハの字の範囲で前後に揺動する。 【0050】前記遮光板43の両端上部には外方に向けて支持軸44,44が突出形成され、当該遮光板43の支持軸44は、セード16の両端に取付けられた側方カバ体45に穿設されている支持孔44aに回転可能に挿入されている。また、遮光板43は、図示しない構造により、遮光板43の角度を任意の位置で固定できる。 【0051】デスク灯を机上面と平行に設置した状態において、図7に示すように、遮光板43を手前側に回動させた状態では、ランプ23の光は遮光板により損なわれることはない。 【0052】デスク灯の照射角度を上に向けた状態において、図8に示すように、遮光板43を奥側に回動させた状態では、ランプ23の光は遮光板により遮ぎられることから、この遮光板の傾斜角度を調整することにより、グレアを抑制することが可能となる。 【0053】次に上記実施の形態に係るデスク灯の作用を説明する。 【0054】上記の請求項1記載の構成において、照度分布のバラッキを抑えるために、透光性カバーの色を乳白色にすることにより、照度分布のバラッキを抑える。 【0055】また、デスク灯の照射角度を上に向けたとき、ランプからの光が乳白色カバーを透過することにより、目に入ってもグレアを抑制することが可能となる。 【0056】請求項2記載の構成において、照度分布のバラッキを抑えるために、透光性カバーの断面形状を楔型や凹レンズ形に形成することにより、透光性カバーと空気との境界面にて、光を屈折させ、机上面を照射することにより、効率を損なうことなく、照度分布のバラッキを抑えることができる。 【0057】請求項3記載の構成において、子供のように背の低い人が椅子に座った場合でも、机上面の手前部分をより明るくするため、デスク灯の照射角度を上に向けたとき、遮光板によって、ランプからの直接光が目に入るのを防止できる。 【0058】請求項4記載の構成において、机上面の手前部分をより明るくするため、デスク灯の照射角度を上に向けたとき、遮光板の角度を変えるることにより、背の低い人でも、高い人でも、ランプからの直接光が目に入るのを防止できる。 【0059】また、デスク灯を机上面と平行に設置した状態においても、遮光板の角度を変えることにより、机上面の照度分布を損なうことはない。 【0060】 【発明の効果】以上詳記したように請求項1記載の本発明によれば、机上面を照射する照射開口部に乳白色の透光性カバーを取付けたので、机上面の手前部分をより明るくするため、照射角度を上げたときでも、ランプからの直接光が目に入らないため、グレア感を抑えることができる。 【0061】請求項2記載の本発明によれば、透光性カバーの断面形状を凹レンズ形または楔形としたので、光の屈折を利用することにより、効率を損なうことなく机上面の照度分布を均一に近ずけることが可能になる。また、請求項1同様に、透光性カバーを乳白色にしたので、机上面の手前部分をより明るくするため、照射角度を上げたときでも、ランプからの直接光が目に入らないため、グレア感を抑えることができる。 【0062】請求項3記載の本発明によれば、灯体の手前下端部に遮光板を設けたので、照射角度を上方へと向けた場合でも、ランプからの直接光が遮光板によって遮られ、目に入り込むのを防止し、グレアを抑える。 【0063】請求項4記載の本発明によれば、遮光板を角度可変にし任意の位置で固定できる構造にしたので、照射角度を机上面と平行に設定した場合、遮光板を可動させて、机上面の照度低下を防止する。 【0064】また、デスク灯の照射角度を上に向けたとき、遮光板の角度を変えるることにより、背の低い人でも、高い人でも、ランプからの直接光が目に入るのを防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−339535 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−146121 |
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