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【発明の名称】 天井直付形蛍光灯器具
【発明者】 【氏名】石井 光浩

【要約】 【課題】簡単安価に透光カバー30脱落の可能性を軽減緩和する。

【解決手段】天井面に直付けされる器具本体10を備える。器具本体10の下面側に装着される環状の蛍光ランプ20を備える。それらの下面側を覆うカバーであって上面に開口孔32を有する透光カバー30を備える。器具本体10の外周縁部に内外方向かつ水平方向へ進退が可能なように装着される複数のカバー受け具50を備える。透光カバー30における開口孔32の周縁であって該周縁の下面に形成される平坦受け面34を下側から支える一対の支持部52を各カバー受け具50に形成する。一対の支持部52を開口孔32の周方向に沿った距離をとって並ぶ配置とする。本発明においては、各支持部52の上面かつ先端の角に該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面54を形成する。このテーパー面54があると、不完全係合の可能性が少なくなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】天井面に直付けされる器具本体を備え、前記器具本体の下面側に装着される蛍光ランプを備え、それらの下面側を覆うカバーであって上面に開口孔を有する透光カバーを備え、前記器具本体の外周縁部に内外方向かつ水平方向へ進退が可能なように装着される複数のカバー受け具を備え、前記透光カバーにおける前記開口孔の周縁であって該周縁の下面に形成される平坦受け面を下側から支える一対の支持部を前記各カバー受け具に形成し、一対の前記支持部を前記開口孔の周方向に沿った距離をとって並ぶ配置とする天井直付形蛍光灯器具において、前記各支持部の上面かつ先端の角に該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面を形成したことを特徴とする天井直付形蛍光灯器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天井直付形蛍光灯器具に関するものである。とくに透光カバーを着脱自在に支持するカバー受け具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】器具本体に前記カバー受け具を設けることは公知である。カバー受け具に一対の支持部を形成することも公知である。その各支持部の上面かつ先端の角は角ばった角形を呈する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記各支持部の上面かつ先端の前記形状は常態においては適切なものである。しかし、前記カバー受け具に横方向かつ縦方向の傾きがある場合は透光カバー脱落の原因となる。本発明の目的は簡単安価に透光カバー脱落の可能性を軽減緩和することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては各支持部の上面かつ先端の角を、該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面とする。このようにすると、カバー受け具に横方向かつ縦方向の傾きがある場合であっても、透光カバー脱落の可能性は小さくなる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図3を用いて本発明の実施形態について説明する。図1〜図3の天井直付形蛍光灯器具は環状蛍光灯器具である。同器具は天井面に直付けされる器具本体10を備える。器具本体10の下面側に装着される環状の蛍光ランプ20を備える。それらの下面側を覆うカバーであって上面に開口孔32を有する透光カバー30を備える。器具本体10の外周縁部に内外方向かつ水平方向へ進退が可能なように装着される複数のカバー受け具50を備える。透光カバー30における開口孔32の周縁であって該周縁の下面に形成される平坦受け面34を下側から支える一対の支持部52を各カバー受け具50に形成する。一対の支持部52を開口孔32の周方向に沿った距離をとって並ぶ配置とする。各支持部52の上面かつ先端の角に該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面54を形成する。図1〜図3について補足する。2灯の蛍光ランプ20は図外のランプホルダを介して器具本体10に着脱自在に保持される。各カバー受け具50は一対の支持部52と操作レバー59を備える。操作レバー59を手で押してカバー受け具50を器具中央方向へ押し込めば、支持部52・平坦受け面34間の係合は解除され、透光カバー30を外すことが可能となる。支持部50を平面観察すると、操作レバー59は中央に位置し、一対の支持部52をその両側に位置する。これは合成樹脂でカバー受け具50を一体に成型する都合であって、一対の金型を開閉可能とするためである。支持部52を一対とするのはこのためである。本発明の特徴事項はテーパー面54である。それ以外の事項は公知であるので、以下においてはテーパー面54の意義について手順を追って説明する。
【0006】図4・図5は支持部52の上面かつ先端の角を文字通り角状とする従来の場合である。図6・図7も同様である。図4・図6は平面図であり、図5・図7は一部切欠き側面図である。図4〜図7の透光カバー30表示対象は開口孔32周縁付近のみである。図4・図5はカバー受け具50に横方向かつ縦方向の傾きがない場合である。図6・図7はカバー受け具50に横方向かつ縦方向の傾きがある場合である。一対の支持部52の重なり具合に注目する。図5では手前側の支持部52に向こう側の支持部52が正確に重なる。横方向かつ縦方向に傾く図7の場合は手前側の支持部52に対して向こう側の支持部52は左寄りにずれかつ上寄りにずれる。図4・図5の場合は問題がない。しかし図6・図7の場合は透光カバー30の不完全係合の問題が生ずる。図7の各支持部52間に微少な隅部64が形成され、そこに運悪く透光カバー30の一部が図6・図7のように係合されることがある。これは不完全係合である。この状態は不安定であって、振動等を受けたときに非係合に変化し、透光カバー30が脱落することがある。図6・図7の手前の支持部52に透光カバー30が浅く乗る。向こうの支持部52には乗らずその厚み面に当たる。その状態で安定し、正規の係合状態へは進まず、不完全係合の状態となる。非係合であれば透光カバー30装着時にその非係合ないしは脱落に気付き、装着をやり直す。不完全係合の場合は完全係合と区別がつかず、装着完了と誤解する。非係合よりも不完全係合の方が厄介である。
【0007】不完全係合の原因はカバー受け具50のである。そのような傾きを皆無とすることは難しい。それは、カバー受け具50が図4〜図8の左右方向へ適宜に進退するためである。図示のコイルばね53で付勢され、あるいは操作レバー59を押されて適宜に進退し、それによって透光カバー30を着脱自在とする。カバー受け具50のスムーズな進退を保証する必要があり、その関係で横方向または縦方向の若干の傾きは不可避となる。図8を用いてテーパー面54について説明する。本発明においては各支持部52の上面かつ先端の角に該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面54を形成する。このため、図7が図8のように変化する。図7の微少な隅は削られて小さくなり、あるいは丸みを帯びる。そのため、不完全係合の状態に陥る可能が少ない。図8は不完全係合に近いが、そこから矢印のように進行して非係合または完全係合の状態に落ち着く。
【0008】
【発明の効果】本発明は各支持部の上面かつ先端の角に該角を斜めに切り落とす形態のテーパー面を形成したものである。これによれば、簡単安価に透光カバー脱落の可能性を軽減緩和することができる。
【出願人】 【識別番号】000005474
【氏名又は名称】日立照明株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月28日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−339534
【公開日】 平成11年(1999)12月10日
【出願番号】 特願平10−186785