| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹村 博士
【氏名】大西 豊
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| 【要約】 |
【課題】反射板を器具本体に取り付けた状態で外観が良好な照明器具を提供することにある。
【解決手段】器具本体1と、器具本体1に被せるように対向配置された断面V形の反射板2と、器具本体1に設けられた受け部材5と、反射板2に予め取り付けられ、つまみ部17から延びる軸部18の先端に引掛け部19を形成した係止部材16とを備え、器具本体1に反射板2を所定の位置関係に配置すると共に、係止部材16の引掛け部19を受け部材5内に挿入して係止させることにより器具本体1に反射板2を固定した照明器具であって、反射板2に予め取り付けられた係止部材16は、そのつまみ部17の外表面を反射板2とほぼ面一にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 器具本体と、前記器具本体に被せるように対向配置された反射板と、前記器具本体に設けられた受け部材と、前記反射板に予め取り付けられ、つまみ部から延びる軸部の先端に引掛け部を形成した係止部材とを備え、器具本体に反射板を所定の位置関係に配置すると共に、係止部材の引掛け部を受け部材内に挿入して係止させることにより器具本体に反射板を固定した照明器具であって、前記反射板に予め取り付けられた係止部材は、そのつまみ部の外表面を反射板とほぼ面一にしたことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 前記反射板の係止部材の取付部位に凹み部を形成し、前記凹み部内に係止部材のつまみ部を配置することにより、つまみ部の外表面を反射板とほぼ面一にしたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項3】 前記凹み部は平坦面を有し、前記平坦面に穿設された孔に係止部材の軸部を挿通させることにより、係止部材のつまみ部を凹み部内に配置したことを特徴とする請求項2記載の照明器具。 【請求項4】 前記凹み部は、断面V形の反射板の稜線部に形成したことを特徴とする請求項2又は3記載の照明器具。 【請求項5】 前記凹み部は、断面V形の反射板の稜線部に形成し、係止部材のつまみ部を断面V形とし、その外表面を反射板の稜線部と面一にしたことを特徴とする請求項2又は3記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は照明器具に関し、詳しくは、直管形蛍光ランプ用の天井直付型照明器具において、器具本体に対する反射板の取り付け構造に関する。 【0002】 【従来の技術】直管形蛍光ランプ用の天井直付型照明器具は、例えば、天井に取り付けられた器具本体と、その器具本体の両端に配設されたソケット取付具及びそのソケット取付具に装着されたソケットと、その器具本体を覆うように器具本体に取り付けられたV形の反射板とで構成されている。 【0003】この反射板の器具本体への取り付けは、図示しないが、化粧ビスを反射板に穿設された貫通孔に挿通して、器具本体に設けられたねじ孔に螺着することにより行われる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した化粧ビスを利用した反射板の取り付け構造では、化粧ビスを回転操作しなければならず、しかも、この回転操作は、室内などの高い天井において器具本体へ反射板を位置合わせして押さえ付けながら行わなければならないために困難性を伴う。この化粧ビスの取り付け時に手元が狂えば、化粧ビスを取り落とすこともあり、作業性が非常に悪く、取り付け工数がかかる。また、化粧ビスとはいえ、反射板の取り付け面から突出した形態となっているので外観も良好なものではなかった。 【0005】そこで、これらの問題点を考慮した他の反射板の取り付け構造としては、図13(a)(b)に示すように器具本体41に設けられた受け部材42に対して反射板43から係止部材44を挿入することにより、器具本体41に反射板43を固定するものである。 【0006】具体的には、器具本体41に設けられた受け部材42の頂部には、器具本体41の幅方向に沿う長孔45を形成され、一方、係止部材44として、つまみ部46から一体的に延びる軸部47の先端に引掛け部48を一連に形成したものを使用する。つまみ部46は、後述するように作業者が回転操作しやすいように窪み49を両側に設けることにより、手でつまむことを容易にしている。 【0007】尚、反射板43における受け部材42の対向部位には、前述の係止部材44のつまみ部46が嵌まり込む凹み部50が形成され、その凹み部50の中央部位には長孔51が穿設されている。 【0008】この反射板43の取り付け構造では、天井に取り付けられた器具本体41に対して反射板43を位置合わせした後、その反射板43の凹み部50に穿設された長孔51に係止部材44を挿入する。この時、係止部材44の軸部47の先端にある引掛け部48が器具本体41の受け部材42の長孔45に挿入された状態となる。 【0009】この状態から、係止部材44をそのつまみ部46の窪み49を利用して90°回転させる。これにより、図14(a)(b)に示すようにつまみ部46が反射板43の凹み部50に嵌まり込んだ状態となり、軸部47の先端に位置する引掛け部48が器具本体41の受け部材42の長孔45に対して直交する方向となって引掛けられた状態となる。 【0010】しかしながら、前述した係止部材44による反射板43の取り付け構造では、係止部材44のつまみ部46は、作業者が回転操作しやすいように窪み49を両側に設けることにより、手でつまむことを容易にしていることから、反射板43を器具本体41に取り付けた状態で外観が悪いという問題が依然としてあった。 【0011】そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、反射板を器具本体に取り付けた状態で外観が良好な照明器具を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するための技術的手段として、本発明は、器具本体と、前記器具本体に被せるように対向配置された反射板と、前記器具本体に設けられた受け部材と、前記反射板に予め取り付けられ、つまみ部から延びる軸部の先端に引掛け部を形成した係止部材とを備え、器具本体に反射板を所定の位置関係に配置すると共に、係止部材の引掛け部を受け部材内に挿入して係止させることにより器具本体に反射板を固定した照明器具であって、反射板に予め取り付けられた係止部材は、そのつまみ部の外表面を反射板とほぼ面一にしたことを特徴とする。 【0013】尚、前記反射板の係止部材の取付部位に凹み部を形成し、凹み部内に係止部材のつまみ部を配置することにより、つまみ部の外表面を反射板とほぼ面一にすることが可能である。また、前記凹み部は平坦面を有し、前記平坦面に穿設された孔に係止部材を挿通させることにより、係止部材のつまみ部を凹み部内に配置することが可能である。また、前記凹み部は、断面V形の反射板の稜線部に形成し、更に、係止部材のつまみ部を断面V形とし、その外表面を反射板の稜線部と面一にすることが望ましい。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明に係る照明器具の実施形態を以下に詳述する。 【0015】この実施形態は、図1に示すように直管形蛍光ランプ用の天井直付型照明器具において、断面ほぼコ字状の器具本体1(図2参照)に対する断面V形の反射板2(図3参照)の取り付け構造である。まず、器具本体1の両端部にソケット3が装着されたソケット取付具4を設け、その近傍部位に受け部材5を配設する。尚、器具本体1の両端には側板31(図1参照)が取り付けられる。 【0016】この受け部材5は、図4(a)〜(c)に示すように一枚の帯板状ばね材を以下の形状に折り曲げ成形し、器具本体1の長手方向と直交する方向、即ち、前述の帯板状ばね材の幅方向が器具本体1の長手方向に沿うように配置したものであり、器具本体1にねじ止め等により固定された底板部6と、その底板部6の両端から起立した一対の側板部7と、その側板部7の先端から内側へ鋭角に折曲成形された内折部8と、その内折部8の先端から外側へ拡開するように折曲成形された外折部9とからなり、内折部8と外折部9間に位置して対向する折曲部10間で幅狭な隙間mを形成する。尚、前述した側板部7は、後述する係止部材16の先端の抜けを防止するため、内側に弾性力が作用し易いように若干内側へ折り曲げ成形した形状を有する。この側板部7は、図示以外にも、全体を若干内側に傾斜させた形状としてもよい。 【0017】ここで、図5(a)〜(d)及び図6(a)(b)に示すようにこの受け部材5を囲撓するようにカバー11が設けられる。このカバー11は中空状の樹脂成形品であり、受け部材5を囲撓するように器具本体1に取り付けられる。このカバー11は、受け部材5の周囲を囲撓する側壁部12を有し、その側壁部12から延びる頂部には、反射板2と対向する部位にすり鉢状のガイド面13が形成され、その最奥部に器具本体1の長手方向に沿う長孔14が穿設され、その長孔14のほぼ中央部位に長孔方向と直交する方向に細孔15を連設する。この長孔14と細孔15との交差部位に、係止部材16の軸部18の円形部33を位置規制する丸孔35を一連に有する。尚、図中、36はカバー11を、器具本体1の取付孔37に嵌合させることにより係止するための取付片である。 【0018】一方、係止部材16は、図7(a)〜(d)及び図8(a)(b)に示すようにつまみ部17から一体的に延びる軸部18の先端に引掛け部19を一連に形成したもので、金属製の芯材20とその芯材20の一部を被覆する樹脂材21とで構成される。つまみ部17は、芯材20を被覆した樹脂材21でもって所定の形状、即ち、係止部材16を反射板2に取り付けた時に、つまみ部17が反射板2の稜線部である稜線形状面22に形成された凹み部23に配置されて反射板2の稜線形状面22と面一になるような稜線形状面32を有する〔図1及び図9(b)参照〕。尚、つまみ部17の裏面には、後述の反射板2の凹み部23の平坦面24に設けられた凸部25が入り込む凹溝26が形成されている。 【0019】軸部18のつまみ部17の直下部位には、つまみ部17との間で反射板2が入り込むように若干の隙間を介して突起部27が樹脂材21で形成され、その突起部27は反射板2の長手方向と直交する方向に張り出させている。この軸部18は、つまみ部側のほぼ半分程度が断面円形で所定の外径を有する円形部33と、引掛け部側のほぼ半分程度が一部で芯材20が露呈した断面四角形で各辺が所定の寸法を有する矩形部34とで構成される。また、前述の軸部18の先端に位置する引掛け部19は、軸部18に向けて拡幅してその軸部18との間で幅狭となる正三角形を有する芯材20からなり、前述の突起部27と同様、反射板2の長手方向と直交する方向に張り出した形状をなす。 【0020】また、反射板2(図3参照)における稜線部22の受け部材対向部位には、図9(a)〜(c)に示すように前述の係止部材16のつまみ部17が入り込む凹み部23が例えば絞り加工により形成され、その凹み部23に形成された平坦面24に反射板2の幅方向に沿う長孔28を穿設する。尚、この平坦面24には、前述した係止部材16のつまみ部17の裏面に形成された凹溝26に入り込んで位置決めされる凸部25が形成され、更に、長孔28の両側には裏面側に突出する膨出部29が形成され、係止部材16の反射板2への取り付け時に、この膨出部29に突起部27が当接することにより反射板2に対する係止部材16のがたつきを抑制するようにしている。 【0021】本発明では、反射板2を器具本体1に取り付ける要領は以下の通りである。 【0022】まず、反射板2を器具本体1に取り付けるに先立って、反射板2に係止部材16を予め装着しておく。即ち、係止部材16を反射板2の凹み部22に穿設された長孔28に挿入する。この時、係止部材15のつまみ部16を反射板2の長手方向と直交する方向に向けて挿入することにより、その係止部材16の軸部18の先端にある引掛け部19及び軸部18の基端にある突起部27を長孔28に挿通させることができ、その上で、係止部材16のつまみ部17を90°回転させる。 【0023】これにより、図10に示すように係止部材16のつまみ部17と突起部27との間に反射板2の凹み部23が挟み込まれてその反射板2に係止部材16が支持される。この時、つまみ部17の裏面にある凹溝26に反射板2の凹み部23の平坦面24にある凸部25が入り込んで係止部材16の回転方向を規制して位置決めする。また、反射板2の凹み部23の平坦面24にある膨出部29が係止部材16の突起部27に当接することにより、反射板2に対する係止部材16のがたつきを防止する。この状態で、係止部材16のつまみ部17は、その外表面である稜線形状面32が反射板2の稜線形状面22と面一になる〔図1及び図9(b)参照〕。また、係止部材16の軸部18の先端にある引掛け部19は、反射板2の長手方向と直交する方向に張り出すように向くことになる。 【0024】このようにして係止部材16が予め取り付けられた反射板2を、天井に取り付けられた器具本体1に対して位置合わせした上で押し付ける。この押し付けだけにより反射板2は器具本体1に取り付けられる。即ち、反射板2の係止部材16の先端にある引掛け部19が、まずカバー11の長孔14の中央で交差する細孔15に挿通される。この時、カバー11のすり鉢状のガイド面13に誘導されるため、係止部材16の引掛け部19が前述の細孔15にスムーズに挿入される。 【0025】その後、係止部材16の引掛け部19は受け部材5の内折部8に当接する。反射板2の押し付けにより、図11に示すように引掛け部19が受け部材5の内折部8を外側へ押し広げようとし、まず、その受け部材5の側板部7が弾性力に抗して外側に拡開する。その側板部7がある程度拡開すると、カバー11に当接してその変形が規制されるため、その後は内折部8が弾性力に抗して変形して内折部8と外折部9間に位置して対向する折曲部10間で幅狭な隙間mを大きくしていく。 【0026】そして、その隙間mを引掛け部19が通過すると、図12に示すように内折部8及び側板部7が弾性力により元の状態に復帰する。このように係止部材16の引掛け部19が、対向する折曲部10間の隙間mを通過してしまうと、その引掛け部19が外折部9に当接して引掛けられた状態となり、その係止部材16により反射板2が器具本体1に装着される。 【0027】この時、係止部材16の軸部18では、引掛け部側に位置する矩形部34が断面四角形となっているので、受け部材5の内折部8と外折部9間の折曲部10と線接触していることから、係止部材16が回転方向にがたつきがない。また、つまみ部側に位置する円形部33が断面円形となっているので、カバー11の長孔14と細孔15との交差部位にある丸孔35でもって位置ずれが規制される。 【0028】また、受け部材5がカバー11に囲撓されていることから、反射板2の装着後、係止部材16の引掛け部19が受け部材5から抜けようとしても、受け部材5の側板部7が拡開することをカバー11が規制するため、その側板部7が拡開することはなく、その結果、係止部材16の引掛け部19が受け部材5の対向する折曲部10間の隙間mから抜けることはないので、反射板2の落下防止が確実である。 【0029】反射板2の器具本体1からの取り外しは以下の要領でもって行えばよい。 【0030】まず、係止部材16のつまみ部16を90°回転させることにより、その係止部材16の軸部18の先端にある引掛け部19を90°回転させてその張り出し方向を器具本体1の長手方向に沿わせる。これにより、その係止部材16の引掛け部19が受け部材5の対向する折曲部10間の隙間mを通過することが可能となる。従って、係止部材16の受け部材5への引掛け状態が解除されるため、反射板2を器具本体1から取り外すことが可能となる。 【0031】尚、以上の実施形態では、器具本体1が天井に取り付けられた天井直付型照明器具について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、器具本体1が天井から吊り下げられた状態で反射板2を取り付ける場合にも適用可能である。 【0032】 【発明の効果】本発明によれば、係止部材のつまみ部の外表面を、反射板の稜線部の外表面と面一にしたことにより、照明器具の反射板の外観が良好なものとなり、高品質の照明器具を提供することができて、その商品的価値は非常に大きい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001937 【氏名又は名称】日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】江原 省吾 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−250710 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月17日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−47882 |
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