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【発明の名称】 足下灯
【発明者】 【氏名】秋庭 泰史

【氏名】橋爪 二郎

【氏名】鎌田 策雄

【氏名】田中 孝司

【氏名】小山 昇一

【氏名】塩浜 英二

【氏名】朝日 信行

【氏名】杉本 勝

【氏名】鈴木 俊之

【氏名】山本 正平

【要約】 【課題】放出光源からの放出光を足下位置へ向かって放出させて、かつ器具本体の厚さを薄くできる足下灯を提供する。

【解決手段】足下を照射する足下灯において、器具本体1と、器具本体1に設けられた実装基板2の基板面21に並設されるとともに、光軸32を中心54とする指向性を有して人4の足下が位置する足下位置13aへ向かって放出光を放出する複数の半導体光源3とを備えた構成にしてある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 足下を照射する足下灯において、器具本体と、器具本体に設けられた実装基板の基板面に並設されるとともに、光軸を中心とする指向性を有して人の足下が位置する足下位置へ向かって放出光を放出する複数の半導体光源とを備えたことを特徴とする足下灯。
【請求項2】 前記器具本体は立設されたものであって、前記各半導体光源は前記器具本体の立設方向へ沿って設けられた前記実装基板と前記光軸とのなす前記足下位置側の内角が、鋭角に形成されたことを特徴とする請求項1記載の足下灯。
【請求項3】 前記器具本体の器具本体面が前記立設方向に沿って立設されるとともに、前記半導体光源が通電端子を前記光軸に沿って導出したものであって、前記半導体光源が複数の前記実装基板に基板面の直交方向へ沿って並設されるとともに、各前記実装基板が基板面と器具本体面とのなす前記足下位置側の外角が鈍角に形成されたことを特徴とする請求項1記載の足下灯。
【請求項4】 足下を照射する足下灯において、可撓性を有した実装基板と、実装基板の基板面に並設されるとともに、光軸を中心とする指向性を有して人の足下が位置する足下位置へ向かって放出光を放出する複数の半導体光源とを備え、実装基板は柱状体の外周部に巻回されたことを特徴とする足下灯。
【請求項5】 前記柱状体は円柱体であって、前記外周部の一端部から他端部に巻回された前記実装基板は、各前記半導体光源及び円柱体の中心を結ぶ直線と、前記光軸とのなす外周部側の角度が一端部から他端部に行くと共に徐々に小さくなるよう、各前記半導体光源を実装したことを特徴とする請求項4記載の足下灯。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体光源を用いて足下を照射する足下灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の足下灯の従来例として、特開平1−251502号公報にて提案された図8に示す構成のものが存在する。このものは、光放出窓Aと、該光放出窓Aの端又は該光放出窓Aを形成する縁の内側に設置された複数の半導体光源Bと、該半導体光源Bからの放出光を該光放出窓Aの方向へ反射する多数の反射面を有する反射体Cとを備えている。
【0003】また、別の従来例として、電球又は蛍光灯からなる光源と、光源からの放出光を所望の方向へ反射する反射面を有する反射体とを備えたものが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例又は別の従来例の足下灯では、半導体光源、電球、又は蛍光灯を光源に用いて足下を照射できる。
【0005】しかしながら、光源Bからの放出光を人の足下が位置する足下位置へ向かって放出なければならないので、反射面を有する反射体Cが従来例及び別の従来例共必要であって、器具本体はその反射体Cを内蔵しなければならず、厚さが厚いものとなっていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、光源からの放出光を足下位置へ向かって放出させて、かつ器具本体の厚さを薄くできる足下灯を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、請求項1記載のものは、足下を照射する足下灯において、器具本体と、器具本体に設けられた実装基板の基板面に並設されるとともに、光軸を中心とする指向性を有して人の足下が位置する足下位置へ向かって放出光を放出する複数の半導体光源とを備えた構成にしてある。
【0008】請求項2記載のものは、請求項1記載のものにおいて、前記器具本体は立設されたものであって、前記各半導体光源は前記器具本体の立設方向へ沿って設けられた前記実装基板と前記光軸とのなす前記足下位置側の内角が、鋭角に形成された構成にしてある。
【0009】請求項3記載のものは、請求項1記載のものにおいて、前記器具本体の器具本体面が前記立設方向に沿って立設されるとともに、前記半導体光源が通電端子を前記光軸に沿って導出したものであって、前記半導体光源が複数の前記実装基板に基板面の直交方向へ沿って並設されるとともに、各前記実装基板が基板面と器具本体面とのなす前記足下位置側の外角が鈍角に形成された構成にしてある。
【0010】請求項4記載のものは、足下を照射する足下灯において、可撓性を有した実装基板と、実装基板の基板面に並設されるとともに、光軸を中心とする指向性を有して人の足下が位置する足下位置へ向かって放出光を放出する複数の半導体光源とを備え、実装基板は柱状体の外周部に巻回された構成にしてある。
【0011】請求項5記載のものは、請求項4記載のものにおいて、前記柱状体は円柱体であって、前記外周部の一端部から他端部に巻回された前記実装基板は、各前記半導体光源及び円柱体の中心を結ぶ直線と、前記光軸とのなす外周部側の角度が一端部から他端部に行くと共に徐々に小さくなるよう、各前記半導体光源を実装した構成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び図2に基づいて以下に説明する。
【0013】1は器具本体で、成形された樹脂又は金属板により、略直方体状の有底箱形に形成され、底部11、一面側へ開口した開口部12、及び所定厚さを有して、底部11が地面13に接地した状態で、地面13に対して直交方向である立設方向へ沿った状態で立設される。
【0014】2は実装基板で、樹脂により、基板面21を有した板状に形成され、複数の挿入孔(図示せず)が設けられて、基板面21が器具本体1の底部11に沿って、つまり器具本体1の立設方向へ沿って、その器具本体1の箱形内部に装着される。
【0015】3は半導体光源で、いわゆるLEDであり、消費電力が少なく長寿命特性を有し、一面側へ曲面部を有した砲弾状に形成され、光を発光する発光体(図示せず)の一面側へ光軸32を有した集光レンズが設けられるとともに、2本の通電端子31が集光レンズの反対側から光軸32に沿って導出される。そして、電流が負荷されると、光軸32を中心とする所定の指向角度、つまり指向性を有した放出光を放出する。
【0016】さらに、半導体光源3は通電端子31が実装基板2の挿入孔に挿入され半田付けされた後、先端部側が折曲工程にて折曲形成され、複数個が基板面21に並設されて、器具本体1の立設方向へ沿って設けられた実装基板2と、光軸32とのなす内角αが鋭角に形成される。ここで、光軸32を中心とする指向性を有した放出光を放出するので、放出光を所望の方向へ反射する反射体が不要となって器具本体1の所定厚さを薄型化する。
【0017】このものの動作を説明する。器具本体1が立設方向へ沿って立設されて、人4はその器具本体1の前を、足下が位置する地面13の足下位置13aにて通行する。ここで、実装基板2と、半導体光源3の光軸32とのなす足下位置13a側における内角αが鋭角に形成されている。したがって、器具本体1は立設方向に対する直交方向へ突出して半導体光源3を実装した突出物を設けることなく、半導体光源3は光軸方向へ向かって、すなわち人4の足下が位置する足下位置13aへ向かって放出光を放出する。このとき、人4は半導体光源3が指向性を有しているので放出光が目に入ることなく、かつ突出物によって妨害されることなく通行する。
【0018】かかる第1実施形態の足下灯にあっては、上記したように、複数の半導体光源3が器具本体1に設けられた実装基板2の基板面21に並設されるとともに、人4の足下位置13aへ向かって放出光を放出するから、従来必要であった反射板が不要となって器具本体1を薄型化でき、かつ、各半導体光源3が光軸32を中心とする指向性を有しているので、放出光が人4の目に入らずまぶしくなく、快適に足下を照射することができる。
【0019】また、実装基板2が器具本体1の立設方向へ沿って設けられるとともに、各半導体光源3が光軸32と実装基板2とのなす足下位置13a側の内角αが鋭角に形成されたから、立設方向に対する直交方向へ突出した突出物を設けることなく、半導体光源3が放出光を放出するので、人4が突出物によって妨害されることなく通行することができる。
【0020】本発明の第2実施形態を図3に基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0021】半導体光源3は通電端子31が、折曲形成されることなく光軸32に沿って導出されるとともに、実装基板2は複数設けられる。各実装基板2は半導体光源3が基板面21に、その基板面21の直交方向へ沿って並設され、基板面21と、立設方向に沿った器具本体1の器具本体面14とのなす足下位置13a側の外角βが鈍角に形成されて、階段状に器具本体1に並設される。
【0022】このものの動作を説明する。器具本体1が立設方向へ沿って立設されて、人4はその器具本体1の前を足下位置13aにて通行する。各実装基板2が基板面21と、器具本体面14とのなす足下位置13a側の外角βが鈍角に形成されているので、半導体光源3は足下位置13aへ向かって放出光を放出する。
【0023】かかる第2実施形態の足下灯にあっては、上記したように、通電端子31が複数の実装基板2に接続されるとともに、各実装基板2の基板面21と、立設方向へ沿った器具本体面14とのなす足下位置13a側の外角βが鈍角に形成されたから、通電端子31を折曲形成する折曲工程を省略して、折曲時の半田クラック、及び通電端子31の破損を防止して、各実装基板2に半導体光源3を容易に実装することができる。
【0024】本発明の第3実施形態を図4及び図5に基づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0025】第3実施形態では、器具本体1が設けられておらず、複数の半導体光源3が可撓性を有した実装基板2の基板面21に並設されるとともに、外周部51を有して円柱状に形成された円柱体5が地面13に設置される。そして、実装基板2は円柱体5の全外周部51に巻回されて、各半導体光源3は光軸32を中心とする指向性を有した放出光を、足下位置13aへ向かって放出する。このとき、半導体光源3が指向性を有しているので、人4は放出光が目に入ることなく、また薄型であるので、妨害されることなく通行する。
【0026】かかる第3実施形態の足下灯にあっては、上記したように、実装基板2が円柱体5の外周部51に巻回された状態で、半導体光源3が人4の足下位置13aへ向かって光軸32を中心とする指向性を有した放出光を放出するから、従来必要であった反射板が不要となって薄型化できるとともに、外周部51の回りの広い範囲にわたって足下を照射することができる。
【0027】本発明の第4実施形態を図6及び図7に基づいて以下に説明する。なお、第4実施形態では第3実施形態と異なる機能について述べることとし、第3実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】実装基板2は円柱体5の全外周部51ではなく一部の外周部51、すなわち一端部52から他端部53にわたって巻回される。そして、円柱体5の中心54及び各半導体光源3を結ぶ直線と、光軸32とのなす外周部51側の角度γが一端部52から他端部53に行くと共に、プラスの角度からマイナスの角度にわたって徐々に小さくなるよう、各半導体光源3を実装する。そして、各半導体光源3は放出光を地面13に設置された所望の照射したい照射エリア13bへ向かって放出して、その照射エリア13bのみを照射する。
【0029】かかる第4実施形態の足下灯にあっては、上記したように、円柱体5の中心54及び各半導体光源3を結ぶ直線と、光軸32とのなす外周部51側の角度が、外周部51の一端部52から他端部53に行くと共に徐々に小さくなるよう、各半導体光源3が実装基板2に実装されたから、各半導体光源3が放出光を所望の照射したい照射エリア13bへ向かって放出して、その照射エリア13bのみを照射することができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載のものは、複数の半導体光源が器具本体に設けられた実装基板の基板面に並設されるとともに、人の足下位置へ向かって放出光を放出するから、従来必要であった反射板が不要となって器具本体を薄型化でき、かつ、各半導体光源が光軸を中心とする指向性を有しているので、放出光が人の目に入らずまぶしくなく、快適に足下を照射することができる。
【0031】請求項2記載のものは、請求項1記載のものの効果に加えて、実装基板が器具本体の立設方向へ沿って設けられるとともに、各半導体光源が光軸と実装基板とのなす足下位置側の内角が鋭角に形成されたから、立設方向に対する直交方向へ突出した突出物を設けることなく、半導体光源が放出光を放出するので、人が突出物によって妨害されることなく通行することができる。
【0032】請求項3記載のものは、請求項1記載のものの効果に加えて、通電端子が複数の実装基板に接続されるとともに、各実装基板の基板面と、立設方向へ沿った器具本体面とのなす足下位置側の外角が鈍角に形成されたから、通電端子を折曲形成する折曲工程を省略して、折曲時の半田クラック、及び通電端子の破損を防止して、各実装基板に半導体光源を容易に実装することができる。
【0033】請求項4記載のものは、実装基板が柱状体の外周部に巻回された状態で、半導体光源が人の足下位置へ向かって光軸を中心とする指向性を有した放出光を放出するから、従来必要であった反射板が不要となって薄型化できるとともに、外周部の回りの広い範囲にわたって足下を照射することができる。
【0034】請求項5記載のものは、請求項4記載のものの効果に加えて、柱状体が円柱体であれば、円柱体の中心及び各半導体光源を結ぶ直線と、光軸とのなす外周部側の角度が、外周部の一端部から他端部に行くと共に徐々に小さくなるよう、各半導体光源が実装基板に実装されたから、各半導体光源が放出光を所望の照射したい照射エリアへ向かって放出して、その照射エリアのみを照射することができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開平11−162218
【公開日】 平成11年(1999)6月18日
【出願番号】 特願平9−323461