| 【発明の名称】 |
照明器具装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鳥羽 厳
【氏名】大石 崇文
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、連結具により照明器具の連結を容易な作業で確実に行える照明器具装置を提供することを課題とする。
【解決手段】器具本体および反射板を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、隣り合う各照明器具における器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、連結具は、頂き部およびこの頂き部の両側に位置して隣り合う各照明器具における器具本体の互いに対向する端部に亘る長さを持ち各器具本体の端部の両側部を外方から弾性力で押圧する一対の側部が一体に形成され、各器具本体の端部に亘って配置されてこれらの端部に外側から嵌合され、且つ連結具の一対の側部の先端における各器具本体の端部に対向する部分には夫々突片が形成され、各器具本体の端部には夫々連結具の一対の側部の突片が係合孔に係脱可能に係合される係合孔を有することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部およびこの頂き部の両側に位置して隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘る長さを持ち前記各器具本体の互いに対向する端部の両側部を外方から弾性力で押圧する一対の側部が一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記各器具本体の互いに対向する端部に外側から嵌合され、且つ前記連結具の前記一対の側部における前記各器具本体の端部に対向する部分には夫々突片が形成され、前記各器具本体の端部には夫々前記連結具の一対の側部の前記突片が係脱可能に係合される係合孔を有することを特徴とする照明器具装置。 【請求項2】 ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部およびこの頂き部の両側に位置して隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘る長さを持つ一対の側部が一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記頂き部と前記一対の側部とで前記各器具本体の端部を弾性力で外方から抱え込んで保持固定することを特徴とする照明器具装置。 【請求項3】 ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部と、この頂き部の両側において一方の前記器具本体の端部に対向する箇所でこの各器具本体の端部の両側部を外方から弾性力で押圧する第1の一対の側部と、前記頂き部の両側において他方の前記器具本体の端部に対向する箇所でこの各器具本体の端部の両側部を外方から弾性力で押圧する第2の一対の側部とが一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記各器具本体の互いに対向する端部に外側から嵌合されるものであり、且つ前記第1の一対の側部に突片が形成されるとともに前記第2の一対の側部の先端に突片が形成され、前記一方の器具本体の端部に前記第1の一対の側部の突片が係脱可能に係合される係合孔を有するととともに前記他方の器具本体の端部に前記第2の一対の側部の突片が係脱可能に係合される係合孔を有することを特徴とする照明器具装置。 【請求項4】 ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されその外側に配置され前記各器具本体の端部同士を連結する連結具とを具備し、前記各器具本体の端部には夫々孔が形成され、且つ前記連結具における前記各器具本体の端部に対向する箇所には、夫々前記各器具本体の外側から前記各器具本体の孔を挿通して前記各器具本体の内側へ挿入され、前記各器具本体の内側において前記孔を通して抜け出ることを阻止する方向へ曲げられる突片が形成されていることを特徴とする照明器具装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は一列に配列された複数の照明器具を連結具により連結する照明器具装置に関する。 【0002】 【従来の技術】建築物に設けられる照明器具装置として、ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されてこれら端部同士を連結する連結具とを具備するものがある。例えば、直管型蛍光ランプを用いた複数の照明器具を一列に配列して建築物の天井部に埋め込んで設け、互いに隣り合う各照明器具に夫々設けられた器具本体の対向する端部を連結具により連結するものが挙げられる。この連結具は、各照明器具の変位を押えるなどの役目を有するものである。 【0003】従来、この形式の照明器具装置では、照明器具の器具本体と連結具とを連結するために、器具本体に形成された透孔と連結具に形成されたねじ孔とを位置合せして、器具本体の内側からボルトを器具本体の透孔を通して連結具に形成されたねじ孔に通して締め付ける構成が採用されている。 【0004】図18はこの連結構造を示している。図中1Aは一方の照明器具における器具本体、1Bは一方の照明器具に隣り合う他方の照明器具における器具本体、2は一方の器具本体1の端部とこれに対向する他方の器具本体の端部とに亘ってこれら端部の上側に配置された連結具である。各器具本体1A、1Bの端部の頂き部には透孔3A、3Bが形成され、連結具2には各器具本体1A、1Bの透孔3A、3Bに対向してねじ孔4A,4Bが形成されている。ねじ5A,5Bが各器具本体1、2の下側(照明器具の内側)から各器具本体1A、1Bの透孔3A、3Bと連結具2のねじ孔4A,4Bに通して締め付けられる。6はねじ締め付け用のドライバである。これにより各器具本体1A、1Bは連結具2により連結固定される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような連結具を用いた照明器具の連結構造には次に述べる問題がある。すなわち、照明器具を連結する時に、作業者は器具本体の透孔と連結具のねじ孔の位置が一致するように器具本体と連結具とを位置合せし、その後一方の手で器具本体を支持すると同時に連結具を器具本体に押しつけるようにして支持しながら、他方の手がドライバによりねじを透孔およびねじ孔に締め込んで作業を行うために、作業が面倒で手の負担が大きく施工性が大変悪い。特に照明器具が天井部に埋め込んで設ける形式の場合には、天井部の内部の狭いスペースでねじの締め付けを行わなければならないので、一層作業が大変となる。従って、連結具を用いた照明器具の連結を容易な作業で確実に行うことができない。 【0006】また、連結具を器具本体に取付けるためには連結具以外にねじを用いなけれなならず多くの部品点数を必要としている。 【0007】本発明は前記事情に基づいてなされたもので、連結具により照明器具の連結を容易な作業で確実に行える照明器具装置を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明の照明器具装置は、ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部およびこの頂き部の両側に位置して隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘る長さを持ち前記各器具本体の互いに対向する端部の両側部を外方から弾性力で押圧する一対の側部が一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記各器具本体の互いに対向する端部に外側から嵌合され、且つ前記連結具の前記一対の側部における前記各器具本体の端部に対向する部分には夫々突片が形成され、前記各器具本体の端部には夫々前記連結具の一対の側部の前記突片が係脱可能に係合される係合孔を有することを特徴とする。 【0009】この発明の構成によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品および工具を用いることなく、容易な作業で連結具を用いて照明器具を確実に連結することができる。 【0010】請求項2の発明の照明器具装置は、ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部およびこの頂き部の両側に位置して隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘る長さを持つ一対の側部が一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記頂き部と前記一対の側部とで前記各器具本体の端部を弾性力で外方から抱え込んで保持固定することを特徴とする。 【0011】この発明の構成によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品および工具を用いることなく、容易な作業で連結具を用いて各照明器具を確実に連結することができる。 【0012】請求項3の発明の照明器具装置は、ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部同士を連結する連結具とを具備し、前記連結具は、頂き部と、この頂き部の両側において一方の前記器具本体の端部に対向する箇所でこの各器具本体の端部の両側部を外方から弾性力で押圧する第1の一対の側部と、前記頂き部の両側において他方の前記器具本体の端部に対向する箇所でこの各器具本体の端部の両側部を外方から弾性力で押圧する第2の一対の側部とが一体に形成され、前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されて前記各器具本体の互いに対向する端部に外側から嵌合されるものであり、且つ前記第1の一対の側部には突片が形成されるとともに、前記第2の一対の側部の先端には突片が形成され、前記一方の器具本体の端部には前記第1の一対の側部の突片が係脱可能に係合される係合孔を有するととともに、前記他方の器具本体の端部には前記第2の一対の側部の突片が係脱可能に係合される係合孔を有することを特徴とする。 【0013】この発明の構成によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品および工具を用いることなく容易な作業で連結具を用いて各照明器具を連結することができ、また連結具の第1および第2の一対の側部により各照明器具を夫々確実に保持固定できる。 【0014】請求項4の発明の照明器具装置は、ランプソケットを有する器具本体、この器具本体に支持された反射板および前記器具本体に搭載された点灯装置を備え、且つ一列に配列して設けられた複数の照明器具と、前記配列において隣り合う前記各照明器具における前記器具本体の互いに対向する端部に亘って配置されその外側に配置され前記各器具本体の端部同士を連結する連結具とを具備し、前記各器具本体の端部には夫々孔が形成され、且つ前記連結具における前記各器具本体の端部に対向する箇所には、夫々前記各器具本体の外側から前記各器具本体の孔を挿通して前記各器具本体の内側へ挿入され、前記各器具本体の内側において前記孔を通して抜け出ることを阻止する方向へ曲げられる突片が形成されていることを特徴とする。 【0015】この発明の構成によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品を用いることなく容易な作業で連結具を用いて各照明器具を連結することができ、また連結具の突片の変形により各照明器具を夫々確実に保持固定できる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下に説明する各実施の形態は直管形蛍光ランプを用いた複数個の照明器具を一列に配列して建築物の天井部に埋め込んで設ける形式に適用したものである。また、照明器具は2本の直管形蛍光ランプを平行に並べて設ける2灯形をなすものである。 【0017】第1の実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。 【0018】図1は照明器具と連結具を示す分解斜視図、図2は連結具により照明器具を連結した状態を示す斜視図、図3は照明器具の端部を示す分解斜視図、図4は連結具により照明器具を連結した状態を示す正面図、図5は図4のZ−Z線に沿う断面図、図6は連結具と器具本体との取付け部を示す拡大断面図、図7(a)、(b)は連結具を示す側面図、正面図および底面図である。 【0019】図中11A、11Bは夫々照明器具であり、12は連結具である。照明器具11A、11Bは図3および図5に示すように建築物の天井部に一列に配列して設けられ、天井部に設けられた天井板Rに形成された孔Raを介してその上側(天井部内側)に水平にして埋め込まれている。すなわち、照明器具11A、11Bは前記配列上において互いに隣り合って設けられている。 【0020】照明器具11A、11Bは夫々同じ構成をなすものであり、その構成を図3を参照して照明器具11Aを例にとって説明する。図中21は金属板からなる器具本体で、これは断面形状が門形である棒状をなすものである。すなわち、器具本体21は長尺の頂き部21aと,この頂き部21aの幅方向両側に位置する長尺の一対の側部21bと、一対の端部21c(図面では一方の端部の分のみを示す。)を有しており、これら各部21a〜21cは一体に形成されている。器具本体1の下部は長さ方向に沿って開放されており、この下開放部を囲む一対の側部21bの下縁は強度面から巻き込み部が形成されている。 【0021】器具本体21の長さ方向の両端部には夫々幅方向外側へ突出するランプソケット取付け具22が設けられ、これら各一対の取付け具22には夫々ランプソケット23が取付けられている(図面では一方の端部の分のみを示す。)。また、器具本体21の内部には図5に示すように点灯装置24が設けられており、この点灯装置24には安定器、インバータなどが含まれる。 【0022】器具本体21に下側には長さ方向に間隔を存した位置に反射板取付け具25が取付けられている。この反射板取付け具25は、器具本体21の幅方向に沿って配置され、その中部部が器具本体21の下開放部から内部に挿入されるとともに、中央部に形成されて爪25aを器具本体21の一対の側部に形成された孔26に係合して器具本体21に取付けられている。27は反射板で、これは反射板取付け具25の下側に器具本体21の長さ方向に沿って配置され、図1および図5に示すように下側からねじ28を通して反射板取付け具25に螺挿することにより取付けられている。なお、器具本体21のランプソケット23は反射板27に形成された孔を通して反射板27の下側(内側)に突出している。反射板27の下側には器具本体21の長さ方向に沿う2本の直管形蛍光ランプ29が平行に配置されてランプソケット23に装着されている。(図3では蛍光ランプ29は反射板27の上側に位置して示されている。このように構成された照明器具11Aには図示しないが電源端子台が設けられている。 【0023】そして、照明器具11Aの器具本体21は天井板Rの上側に配置されて建築物に設けられたボルトBにより固定されており、反射板取付け具25は器具本体21に取付けられて天井板Rの上側に位置している。反射板27は天井板Rの下側から孔Raを通して上側に挿入されて反射板取付け具25に取付けられて天井板Rの下側に望んでいる。蛍光ランプ29は天井板Rの下側からランプソケット23に装着される。 【0024】照明器具11Bも同様にして構成されて天井部に設けられている。照明器具11Aと照明器具11Bは図1、図4に示すよう天井部において適宜な間隔を存して一列に配列して設けられる。 【0025】次に連結具12について説明する。この連結具12は隣り合う照明器具11A11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘って配置され、各器具本体21の端部に上側から嵌合してこれら端部同士を連結固定するもである。連結具12は全体が金属板により形成されたもので、図1および図7に示すように断面形状が門形をなすとともに、隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有している。 【0026】すなわち、連結具12は、器具本体21の頂き部21aに対向してこれより幅が広く、且つ隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有する板状の頂き部12aと、この頂き部12aの両側に位置して器具本体21の一対の側部21bに対向しこれより幅が狭く、且つ隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有する板状の一対の側部12bを有し、これら頂き部12aと一対の側部12bが一体に形成されたものである。すなわち、一対の側部12bは頂き部12aの幅方向両側の縁から連続して下向きに折り曲げて形成され、頂き部12aとの連結点(折り曲げ点)を支点として頂き部12aの幅方向、互いに接近離間する方向に弾性変位可能であるとともに、常時頂き部12aの中央部、すなわち互いに接近する方向に弾性力が付与されて互いに接近する方向に変位している。 【0027】また、一対の側部12bの下端縁には長さ方向の一端、すなわち照明器具11Aに設けられた器具本体21の端部に対向する部分に一対の突片31Aが形成され、長さ方向の他端、すなわち各照明器具11Bに設けられた器具本体21の端部に対向する部分に一対の突片31Bが形成されている。これら各一対の突片31A、突片31Bは一対の側部12bの下端縁の縁方向に延びる所定幅を有するものである。 【0028】連結具12はこのように形成されている。また、照明器具11Aに設けられた器具本体21の端部には、前記連結具12が上側から嵌合された状態において一対の側部12bの突片31Aが挿入係合される係合孔32Aが形成されている。照明器具11Bに設けられた器具本体21の端部には、前記連結具12が上側から嵌合された状態において一対の側部12bの突片31Bが挿入係合される係合孔32Bが形成されている。これら係合孔32A、32Bは突片31A、31Bよりやや大きい長さ方向に沿って細長い矩形をなすものである。 【0029】連結具12は次に述べるようにして照明器具11A、11Bの各器具本体21の端部に取付けてこれら端部を連結固定する。連結具12は一対の側部12bを手で弾性力に抗して互いに離れる向きに広げて、照明器具11A、11Bにおける各器具本体21の端部にその上側から嵌合する。この場合、図4ないし図6に示すように連結具12の頂き部12aは各器具本体21の頂き部21aを覆い、一対の側部12bは一対の側部21bを覆う。その後、一対の側部12bから手を放すと、一対の側部12bは弾性力で互いに接近する向きに変位して、各器具本体21の一対の側部21bを外側から内側へ向けて押圧する。また、同時に一対の側部12bの長手方向一端部に形成した一対の突片31Aが、照明器具11Aにおける器具本体21の端部に形成した係合孔32Aに外側から内側へ挿通して係合される。一対の側部12bの長手方向他端部に形成した一対の突片31Bが、照明器具11Bにおける器具本体21の端部に形成した係合孔32Bに外側から内側へ挿通して係合される。これにより連結具12は照明器具11A、11Bの各器具本体21の端部に取付けられてこれら端部を連結固定する。 【0030】このようにして連結具12により照明器具11A、11Bを連結を簡単な作業による行うことができ、従来のねじを用いた連結作業に比較して各段に作業性が向上する。実際に連結具12により照明器具11A、11Bを連結する場合には、照明器具から反射板27を外した状態にして、作業者が天井板Rの下側から孔Raを通して作業を行う。この場合、作業者は手で連結具12を持ち、前述したように連結具12を照明器具11A、11Bの各器具本体21に弾性力を利用して嵌合するだけの簡単な作業であるから、天井板Rの上側の狭くかつ暗い箇所においても容易に連結を行え施工性が優れている。しかも、ねじなどの特別な部品と特別な工具を用いることがない。さらに、連結具12は極めて簡素な構成で、製作費も安価である。 【0031】なお、この実施の形態では、突片は一対の側部12bの下縁に水平方向に沿って形成しているが、これに限定されずに一対の側部12bの端縁に上下方向に沿って形成しても良い。 【0032】第2の実施の形態について図8を参照して説明する。 【0033】この実施の形態の連結具は各器具本体の端部を弾性力で外方から抱え込んで保持固定しようとするものであり、第一の実施の形態における隣り合う照明器具の連結に用いる。図8は図5に対応する断面図であり、図5と同じ部分は同じ符号を付している。 【0034】図中13は金属板により形成された断面が門形をなす連結具である。すなわち、連結具13は、器具本体21の頂き部21に対向し且つ隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有する板状の頂き部13aと、この頂き部13aの両側に位置して器具本体21の一対の側部21bに対向し且つ隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有する板状の一対の側部13bを有している。一対の側部13bの下縁には夫々内側に回り込んで上側に向けて立ち上がるカール部33が長さ方向全体にわたり形成されている。一対の側部13bは、互いに接近離間する方向に弾性変位可能であるとともに、互いに接近する方向に弾性力が付与されて互いに接近する方向に変位している。これにより連結具13は全体として器具本体21の端部を弾性力で外方から抱え込んで保持するようになっている。 【0035】そして、連結具13は一対の側部13bを手で弾性力に抗して互いに離れる向きに広げて、照明器具11A、11Bにおける各器具本体31の端部にわたって配置し、各器具本体31の端部にその上側から嵌合する。この場合、連結具13の頂き部13aは各器具本体21の頂き部21aを覆い、一対の側部13bは一対の側部31bを覆う。その後、一対の側部13bから手を放すと、一対の側部13bは弾性力で互いに接近する向きに変位して、各器具本体21の一対の側部21bを外側から内側へ向けて押圧する。また、同時に一対の側部13bの下縁のカール部33は各器具本体21の一対の側部21aの下縁に下側から係合する。なお、各器具本体21は下部が開放され、且つ各器具本体21と反射板27とは反射板取付け具25により間隔を存している。このため、カール部33は一対の側部21aの下縁に下側から係合することが可能となる。このようにして連結具13は全体として各器具本体21の端部を周方向から弾性力で抱き込んで保持固定する。 【0036】従って、この実施の形態でも連結具13は簡素な構成にして、照明器具11A、11Bにおける各器具本体31の端部を容易な作業により確実に連結することができる。 【0037】第3の実施の形態について図9ないし図13を参照して説明する。 【0038】図9は照明器具と連結具を示す分解斜視図、図10は連結具により照明器具を連結した状態を示す正面図、図11は図10のY−Y線に沿う断面図、図12は連結具と器具本体との取付け部を示す拡大断面図、図12(a)、(b)は連結具を示す側面図、正面図および底面図である。図9ないし図12において図1ないし図7と同じ部分は同じ符号を付して示している。 【0039】図中14は金属板により形成された連結具で、これは断面形状が門形をなしている。連結具14は、器具本体21の頂き部21aに対向す隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有する頂き部14aを有している。頂き部14aの両側には頂き部14aと同じ長さの一対の側板を有している。この一対の側板は長さ方向両端から中央部に寄った所定位置において上下方向に沿って形成されたスリット34により両端部が区切られ、この両端部は弾性力が持たされている。すなわち、頂き部14aの両側において一方の照明器具11Aの器具本体21の端部に対向する箇所に第1の一対の側部14bが形成され、頂き部の両側において他方方の照明器具11Bの器具本体21の端部に対向する箇所に第2の一対の側部14c形成されている。これら一対の側部14b、14cは互いに接近離間する方向に弾性変位可能であるとともに、互いに接近する方向に弾性力が付与されて互いに接近する方向に変位している。 【0040】また、一対の側部14bの下端縁には長さ方向の一端部に縁方向に延びる縁片35aおよびこの縁片35aの先端に位置して縁方向に沿う突片35が夫々形成され、一対の側部14cの下端縁には長さ方向の一端部に縁方向に延びる縁片36aおよびこの縁片36aの先端に位置して縁方向に沿う突片36が夫々形成されている。なお、一対の側部14bと一対の側部14cとで挟まれた部分は静止した一対の押え部14dとして形成される。 【0041】さらに、一方の照明器具11Aの器具本体21の端部の両側部21bには、一対の側部14bの突片35が係脱可能に係合する係合孔37が形成されている。他方の照明器具11Bの器具本体21の端部の両側部21bには、一対の側部14cの突片36が係脱可能に係合する係合孔38が形成が形成されている。 【0042】そして、連結具14は、照明器具11A、11Bにおける各器具本体21の端部にわたってその上側に配置し、一対の側部14b、14cを手で弾性力に抗して互いに離れる向きに広げて、照明器具11A、11Bにおける各器具本体21の端部にその上側から嵌合する。連結具12の頂き部12aは各器具本体21の頂き部21aを覆う。連結具14から手を放すと、一対の側部14bは弾性力で互いに接近する向きに変位して、縁片35aが照明器具11Aの器具本体21の一対の側部21bを外側から内側へ向けて押圧する。一対の側部14cは弾性力で互いに接近する向きに変位して、縁片36aが照明器具11Bの器具本体21の一対の側部21bを外側から内側へ向けて押圧する。これにより一対の側部14b、14cは一対の側部21bに当接する場合に比較して強い力で押圧する。なお、一対の押え部14dは一対の側部21bに当接して押える。 【0043】また、同時に一対の側部14bの一対の突片35が照明器具11Aにおける器具本体21の一対の側部21bに形成された係合孔37に外側から内側へ挿通して係合される。一対の側部14cの長手方向他端部に形成した一対の突片36が、照明器具11Bにおける器具本体21の一対の側部21bに形成した係合孔38に外側から内側へ挿通して係合される。 【0044】これにより連結具14は照明器具11A、11Bの各器具本体21の端部に取付けられてこれら端部を連結固定する。この実施の形態でも連結具13は簡素な構成にして、照明器具11A、11Bにおける各器具本体31の端部を容易な作業により確実に連結することができる。特に一対の側部14b、14cが夫々独立して照明器具11A、11Bの各器具本体21の端部を強固に保持できる。 【0045】なお、この実施の形態では、突片は一対の側部12bの下縁に水平方向に沿って形成しているが、これに限定されずに一対の側部12bの端縁に上下方向に沿って形成しても良い。また、一対の押え部14dは必ずしも必要とするものではない。 【0046】次に第4の実施の形態について図14ないし図17を参照して説明する。 【0047】図14(a)、(b)は連結具が照明器具の器具本体を連結している状態を示す平面図および断面図、図15(a)、(b)は図14のX−X線に沿う断面図、図16(a)は連結具を 示す平面図、(b)は断面図、図17は連結具を照明器具の器具本体に取付ける作動を示す図である。図14ないし図17において図1ないし図6と同じ部分は同じ符号を付して示している。この実施の形態は、連結具に形成した突片を器具本体に挿入後変消させて抜け止めを図る形式のものである。 【0048】図中15は金属板からなる連結具で、これは照明器具11A11Bの器具本体21の頂き部21aの幅よりやや大きい幅と、隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘る長さを有している。また、連結具15は幅方向両側縁には下向きに折り曲げられて長さ方向全体に沿う縁片15aを有している。連結具15において一方の照明器具11Aの器具本体21の端部に対向する箇所には幅方向に間隔を存して一対の係合爪41Aが形成され、他方の照明器具11Bの器具本体21の端部に対向する箇所には幅方向に間隔を存して一対の係合爪41Bが形成されている。これら一対の係合爪41A、41Bは首部41aを介して連結具15に連続するもので、下向きに向けて直角に切り起して形成されている。 【0049】また、照明器具11Aにおける器具本体21の端部の頂き部21aには連結具15の係合爪41Aが挿通される一対の孔42Aが幅方向に並べて形成され、照明器具11Bにおける器具本体21の端部の頂き部21aには連結具15の係合爪41Bが挿通される一対の孔42Bが幅方向に並べて形成されている。 【0050】そして、連結具15は隣り合う照明器具11A、11Bの間の隙間を挟んで各照明器具11A、11Bに夫々設けられた各器具本体21の互いに対向する端部に亘って配置して各端部の頂き部21aの上面に載置する。また、図15(a)に示すように同時に連結具15に形成した一対の係合爪41Aは照明器具11Aの器具本体21の孔42Aを上側から挿通して器具本体21の内部に位置させ、連結具15に形成した一対の係合爪41Bは照明器具11Bの器具本体21の孔42Bを上側から挿通して器具本体21の内部に位置させる。この場合、ペンチなどの工具で各係合爪41Aを孔42A、42Bを通して引き込むようにしても良い。その後、各照明器具11A、11Bの器具本体21の内部に位置する各一対の係合爪41A、41Bを図14および図15(b)に示すように夫々首部41aを中心として90°の角度でねじる。すなわち、各一対の係合爪41A、41Bを夫々器具本体21の孔42A,42Bを通して上側の外部へ抜け出ることを阻止する位置に変位させる。これにより連結具15は各器具本体21の端部に夫々取付けられ、照明器具11Aの器具本体21の端部と照明器具11Bの器具本体21の端部とを連結する。連結具15の一対の縁片15aは各器具本体21の一対の側部21bを押える。 【0051】なお、この実施の形態では係合爪41A、41Bをねじって抜け止めを阻止する位置させたが、これに限定にされず図15(a)の仮想線のように直角に折り曲げて抜け止めを阻止する位置へ変位させても良い、この実施の形態でもこの実施の形態でも連結具13は簡素な構成にして、照明器具11A、11Bにおける各器具本体31の端部を容易な作業により確実に連結することができる。 【0052】なお、本発明は前述した実施の形態に限定されずに、種々変形して実施することができる。 【0053】 【発明の効果】請求項1および請求項2の発明の照明器具装置によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品および工具を用いることなく、容易な作業で連結具を用いて照明器具を確実に連結することができる。 【0054】請求項3の発明の照明器具装置によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品および工具を用いることなく容易な作業で連結具を用いて各照明器具を連結することができ、また連結具の第1および第2の一対の側部により各照明器具を夫々確実に保持固定できる。 【0055】請求項4の発明の照明器具装置によれば、連結具の構成が簡素で特別な部品を用いることなく容易な作業で連結具を用いて各照明器具を連結することができ、また連結具の突片の変形により各照明器具を夫々確実に保持固定できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】株式会社テック
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
|
| 【公開番号】 |
特開平11−25739 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−174721 |
|