| 【発明の名称】 |
吊り下げ形照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】高井 誉
【氏名】大石 崇文
【氏名】稗田 正直
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、複数の器具本体を簡単に連結することができ、器具本体の据え付け作業を容易に行えるとともに、構造簡単で部品点数も少なくて済み、コストの低減や軽量化が可能となる吊り下げ形照明器具を得ることにある。
【解決手段】吊り下げ形の照明器具12は、ランプソケット24を含む複数の器具本体13を有している。これら器具本体は、天井裏に一列に並べて吊り下げられており、隣り合う器具本体の端部は、連結具45を介して互いに連結されている。連結具は、互いに近接する方向に弾性的に付勢された一対の係合片46a,46b を有している。これら係合片は、隣り合う器具本体の端部に下方から弾性的に係合され、これら器具本体の端部下端を挟み込んでいる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている照明器具において、上記連結具は、上記隣り合う器具本体の下端の間に跨がって下方から係合される係合手段を備えていることを特徴とする吊り下げ形照明器具。 【請求項2】 一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている照明器具において、上記連結具は、互いに近接する方向に弾性的に付勢された一対の係合片を有し、これら係合片は、隣り合う器具本体の端部に下方から弾性的に係合されて、これら器具本体の端部下端を挟み込んでいることを特徴とする吊り下げ形照明器具。 【請求項3】 一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている照明器具において、上記器具本体は、その端部の下端に第1の嵌合部を有し、また、上記連結具は、隣り合う器具本体の端部間に跨がる大きさを有する本体と、この本体の上面に配置され、上記第1の嵌合部に器具本体の下方から嵌合される複数の第2の嵌合部と、を有し、これら第1および第2の嵌合部の嵌合により、隣り合う器具本体の端部が互いに連結されていることを特徴とする吊り下げ形照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の器具本体を一列に並べて吊り下げるとともに、隣り合う器具本体の端部を互いに連結してなる照明器具に係り、特にその器具本体を連結するための構造に関する。 【0002】 【従来の技術】天井埋め込み形の照明器具において、直管形の蛍光ランプを支持する複数の器具本体を一列に並べて配置したものが知られている。これら器具本体は、夫々吊りボルトを介して天井裏に吊り下げられており、隣り合う器具本体の端部は、互いに連結されている。 【0003】図9は、従来の照明器具1における器具本体2の連結構造を開示している。器具本体2は、平坦な天板3と、この天板3の周縁から下向きに延びる側板4とを有し、全体として下向きに開放された細長い箱形をなしている。 【0004】器具本体2は、その天板3が天井裏から延びる吊りボルト(図示せず)によって支えられている。これら器具本体2は、長手方向に一列に並べて配置されており、その長手方向の端部が互いに隣接もしくは突き合わせられている。そして、隣り合う器具本体2の端部は、連結金具5を介して互いに連結されている。連結金具5は、器具本体2の天板3の間に跨がっており、この連結金具5の両端部には、ねじ孔を有する複数のボス部6が形成されている。 【0005】器具本体2の天板3の端部には、複数のねじ挿通孔7が開口されている。ねじ挿通孔7は、ボス部6のねじ孔に連なっており、これらねじ挿通孔7に器具本体2の下方からねじ8が挿通されている。ねじ8は、ボス部6のねじ孔にねじ込まれており、このねじ込みにより、連結金具5が隣り合う器具本体2の端部間に跨がって固定されている。 【0006】このような照明器具1において、複数の器具本体2を天井裏に据え付けるには、まず、各器具本体2の天板3の一端にねじ8を介して連結金具5を取り付けておく。次に、器具本体2を一台づつ天井裏に導入し、吊りボルトを介して仮止めする。 【0007】この際、先に天井裏に仮止めした器具本体2の端部には、予め連結金具5が取り付けられているため、引き続いて天井裏に導入される器具本体2にあっては、その天板3の端部上面を連結金具5の下面に突き合わせた状態で吊りボルトに仮止めする。そして、天板3のねじ挿通孔7とボス部6のねじ孔とを位置合わせした後、ねじ挿通孔7に器具本体2の下方からねじ8を挿通し、このねじ8をボス部6のねじ孔にドライバ等の工具を用いてねじ込んでいく。このことにより、連結金具5が隣り合う器具本体2の端部に跨がった状態で固定され、この連結金具5を介して器具本体2が連結される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の照明器具1では、器具本体2と共に天井裏に仮止めされた連結金具5に、隣り合う他の器具本体2の天板3を突き合わせてねじ8で固定している。ところが、器具本体2は、連結金具5に対し下方から突き合わされるために、この器具本体2の天板3が邪魔となってねじ孔の位置を確認し難く、連結金具5のねじ孔と天板3のねじ挿通孔7との位置合わせ作業が面倒なものとなる。 【0009】特にこの位置合わせ作業は、天井裏の薄暗い場所で行われるために、連結金具5のねじ孔が見えないことが多く、それ故、ねじ8を円滑にねじ孔に導くことができなくなる。 【0010】さらに、連結金具5が予め固定された器具本体2は、吊りボルトに仮止めされているにすぎないので、連結金具5を含む器具本体2の姿勢が不安定なものとなる。このため、連結金具5のねじ孔にねじ8をねじ込んでいく時に、連結金具5が器具本体2と共に揺れ動いてしまう。このことから、ねじ8の締め付け時には、天井裏に手を差し入れて器具本体2を動かないように支えると同時に、連結金具5を他の器具本体2の天板3に押し付ける必要があり、施工性が非常に悪くなる。 【0011】したがって、連結金具5と器具本体2を連結する際の作業性が極めて悪くなり、器具本体2の据え付けに多大な手間と労力を要するといった不具合がある。 【0012】また、上記従来の照明器具1によると、連結金具5の他に複数のねじ8を必要とするので、器具本体2を連結する上で必要な部品点数が多くなる。このため、照明器具1のコストが増大するとともに、照明器具1の重量が増大し、天井裏に吊り下げ保持する上で好ましくないものとなる。 【0013】本発明の目的は、吊り下げられた複数の器具本体を簡単に連結することができ、器具本体の据え付け作業を容易に行えるとともに、構造簡単で部品点数も少なくて済み、コストの低減や軽量化が可能となる吊り下げ形照明器具を得ることにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に記載された照明器具は、一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている。そして、上記連結具は、隣り合う器具本体の下端の間に跨がって下方から係合される係合手段を備えていることを特徴としている。 【0015】このような構成において、複数の器具本体を一列に並べて吊り下げるには、まず、器具本体を一台づつ吊り下げ、これら器具本体の端部を互いに隣接もしくは突き合わせる。そして、隣り合う器具本体の端部間に下方から連結具を導入し、この連結具の係合手段を器具本体の下端に係合させる。このことにより、隣り合う器具本体の下端が連結具を介して互いに連結される。 【0016】上記連結具の係合手段は、吊り下げられた器具本体の下端に係合されるので、連結具と器具本体との係合箇所が器具本体によって遮られることはなく、この係合箇所を目で確認しながら連結作業を行うことができる。しかも、連結具と器具本体との係合箇所は、器具本体の下端に位置するので、器具本体の上方に手を差し入れる必要はなく、器具本体の下方から全ての連結作業を行うことができる。したがって、従来のねじを用いた連結方式に比べて、器具本体を連結する際の作業性が向上する。 【0017】また、連結具は、隣り合う器具本体の端部に係合する係合手段を有するので、格別なねじやねじ孔類が一切不要となり、その分、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となる。 【0018】上記目的を達成するため、請求項2に記載された照明器具は、一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている。そして、上記連結具は、互いに近接する方向に弾性的に付勢された一対の係合片を有し、これら係合片は、隣り合う器具本体の端部に下方から弾性的に係合されて、これら器具本体の端部下端を挟み込んでいることを特徴としている。 【0019】このような構成において、複数の器具本体を一列に並べて吊り下げるには、まず、器具本体を一台づつ吊り下げ、これら器具本体の端部を互いに隣接もしくは突き合わせる。そして、隣り合う器具本体の端部間に下方から連結具を導入し、この連結具の係合片で器具本体の端部の下端を挟み込む。このことにより、隣り合う器具本体の下端が連結具を介して互いに連結される。 【0020】上記連結具の係合片は、器具本体の下端を下方から弾性的に挟み込んでいるので、この係合片と器具本体との係合箇所が器具本体によって遮られることはなく、器具本体の下端を目で確認しながら連結作業を行うことができる。それとともに、隣り合う器具本体の端部を連結する際に、器具本体の上方に手を差し入れる必要はなく、器具本体の下方から全ての連結作業を行うことができる。したがって、従来のねじを用いた連結方式に比べて、器具本体を連結する際の作業性が向上する。 【0021】また、連結具は、その係合片で器具本体の下端を弾性的に挟み込むことにより、隣り合う器具本体を連結しているので、格別なねじやねじ孔類が一切不要となり、その分、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となる。 【0022】上記目的を達成するため、請求項3に記載された照明器具は、一列に並べて吊り下げられた複数の器具本体と;隣り合う器具本体の端部を互いに連結する連結具と;を備えている。上記器具本体は、その端部の下端に第1の嵌合部を有し、また、上記連結具は、隣り合う器具本体の端部間に跨がる大きさを有する本体と、この本体の上面に配置され、上記第1の嵌合部に器具本体の下方から嵌合される複数の第2の嵌合部と、を有し、これら第1および第2の嵌合部の嵌合により、隣り合う器具本体の端部が互いに連結されていることを特徴としている。 【0023】このような構成において、複数の器具本体を一列に並べて吊り下げるには、まず、器具本体を一台づつ吊り下げ、これら器具本体の端部を互いに隣接もしくは突き合わせる。そして、隣り合う器具本体の端部間に亘って下方から連結具の本体を当てがい、この連結具の第2の嵌合部を器具本体の下端の第1の嵌合部に嵌合させる。このことにより、連結具の本体が隣り合う器具本体の下端間に跨がって固定され、この本体を介して器具本体が互いに連結される。 【0024】上記連結具の第2の嵌合部は、器具本体の第1の嵌合部に下方から嵌合されるので、第1の嵌合部と第2の嵌合部との嵌合箇所が器具本体によって遮られることはなく、第1の嵌合部を目で確認しながら、この第1の嵌合部に第2の嵌合部を導くことができる。それとともに、連結具は、器具本体の下端に当てがわれるので、器具本体の上方に手を差し入れる必要はなく、器具本体の下方から全ての連結作業を行うことができる。したがって、従来のねじを用いた連結方式に比べて、器具本体を連結する際の作業性が向上する。 【0025】また、連結具は、その第2の嵌合部を器具本体の第1の嵌合部に嵌合させることにより、隣り合う器具本体を連結しているので、格別なねじやねじ孔類が一切不要となり、その分、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態を、天井埋め込み形の蛍光ランプ用照明器具に適用した図1ないし図4にもとづいて説明する。 【0027】図1および図2は、天井板11に埋め込まれた二灯式の照明器具12を示している。この照明器具12は、複数の金属製の器具本体13と、反射板14と、直管形の蛍光ランプ15とを備えている。 【0028】器具本体13は、天板13aと、この天板13aの側縁部から下向きに延びる一対の側板13b,13cおよび端板13dとを有している。この器具本体13は、蛍光ランプ15の軸方向に延びるとともに、下向きに開放された細長い箱状をなしている。器具本体13の内部には、夫々安定器や端子台を含む点灯装置(図示せず)が収容されている。 【0029】図1に示すように、器具本体13は、天井板11に開けた器具取り付け孔11aを通じて天井裏に収められている。器具本体13の天板13aには、挿通孔16が開口されている。挿通孔16は、天井裏から下向きに延びる吊りボルト17に対応している。吊りボルト17の先端部は、挿通孔16に差し込まれており、この吊りボルト17の先端部には、ナット18がねじ込まれている。ナット18は、天板13aの内面に係止されており、このことにより、器具本体13が天井裏に吊り下げられている。したがって、複数の器具本体13は、その長手方向の端部に位置する端板13dを互いに突き合わせた状態で一列に並べられている。 【0030】図2に示すように、器具本体13は、その長手方向に沿う両端部に夫々金属製のソケットホルダ20を備えている。ソケットホルダ20は、支持部21と、第1および第2の補強フランジ22a,22bとを有している。支持部21は、器具本体13と直交する方向に沿って水平に延びている。第1および第2の補強フランジ22a,22bは、支持部20の長手方向に沿う側縁部から夫々上向きに延びており、支持部21の強度を高めている。ソケットホルダ20は、器具本体13の端部下端を下方から覆うように、この器具本体13の端部に連結されており、その第1の補強フランジ22aが器具本体13の端板13dに連なっている。 【0031】ソケットホルダ20の支持部21は、器具本体13の両側に導出された第1の端部23aと第2の端部23bとを有している。第1および第2の端部23a,23bの下面には、夫々ランプソケット24が支持されている。ランプソケット24は、図示しない配線を介して点灯装置に接続されており、このランプソケット24に蛍光ランプ15の口金が取り外し可能に接続されている。 【0032】そのため、蛍光ランプ15は、器具本体13の下方において互いに平行に配置されており、これら蛍光ランプ15は、天井板11の器具取り付け孔11aの内側に位置されている。 【0033】図4に示すように、ソケットホルダ20の支持部21は、ソケット取り付け孔25を有している。ソケット取り付け孔25は、支持部21の第1の端部23aと第2の端部23bとの間の中央部であり、かつ器具本体13の端部の下方に位置されている。ソケット取り付け孔25は、第1の補強フランジ22aに隣接された開口縁部25aを有している。開口縁部25aは、第1の補強フランジ22aに沿って延びており、この開口縁部25aの中央部には、切り欠き26が形成されている。切り欠き25aは、器具本体13の下端に位置されており、この器具本体13を天井裏に吊り下げた時には、器具取り付け孔11aに向けて露出されるようになっている。 【0034】反射板14は、長方形状の天板30と、この天板30の側縁部から下向きに延びる一対の側板31a,31bとを備え、全体として下方に向けて開放された皿状をなしている。反射板14は、天井板11の器具取り付け孔11aに下方から取り外し可能に嵌め込まれており、この器具取り付け孔11aを閉じている。天板30は、蛍光ランプ15と器具本体13との間に位置され、上記ソケットホルダ20を含む器具本体13を下方から覆い隠している。この天板30の両端部には、ランプソケット24を避ける貫通孔30aが形成されており、この貫通孔30aを通じてランプソケット24が天板30の下方に導出されている。 【0035】図1および図2に示すように、反射板14は、金属製のブラケット32を介して器具本体13に支持されている。ブラケット32は、主部33と、一対の脚部34a,34bとを備えている。主部33は、器具本体13と直交する方向に沿って水平に延びている。主部33は、その両側縁部から上向きに延びる一対の立上がり壁35a,35bを有している。これら立上がり壁35a,35bの中央部には、夫々係止部36が形成されている。係止部36は、器具本体13の下方からこの器具本体13の内側に入り込んでいる。係止部36は、夫々一対の係止片37a,37bを有している。係止片37a,37bは、器具本体13の側板13b,13cに開けた係合孔38に係合されており、この係合により、ブラケット32が器具本体13に結合されている。 【0036】ブラケット32の主部33の下面は、反射板14の天板30と向かい合っている。この反射板14の天板30は、一対のねじ39を介して主部33に固定されており、この反射板14の固定作業は、器具本体3を天井裏に吊り下げた後に行われるようになっている。 【0037】また、ブラケット32の脚部34a,34bは、主部33の両端部から下向きに延びている。脚部34a,34bの先端は、器具取り付け孔11aの開口周縁部に引っ掛かっている。このことにより、天井板11に対する器具本体13の位置が規定されている。 【0038】ところで、天井裏に一列に並べて吊り下げられた器具本体12は、その隣り合う端部が連結具45を介して互いに連結されている。図3に示すように、連結具45は、互いに向かい合う一対の係合片46a,46bと、これら係合片46a,46bの基端を結ぶ連結片46cとを有する金属製の板ばねにて構成されている。 【0039】係合片46a,46bは、連結片46cに連なる第1の部分47と、この第1の部分47の先端に連なる第2の部分48とを有している。第1の部分47は、連結片46cから遠ざかるに従い互いに近接する方向に傾斜されている。第2の部分48は、第1の部分47とは逆に互いに遠ざかる方向に傾斜されている。そのため、係合片46a,46bは、第1の部分47と第2の部分48との境界部分に、くの字形の押圧部49を有しており、これら押圧部49は、互いに向かい合っている。また、第2の部分48は、係合片46a,46bの先端部にV字形に拡開されたガイド部50を構成しており、このガイド部50が上記器具本体13の下方からソケットホルダ20の切り欠き26に導かれるようになっている。 【0040】連結片46cは、ガイド部50と向かい合っている。連結片46cは、弾性変形が可能となっており、この変形により、係合片46a,46bが互いに近づいたり遠ざかる方向に変位するようになっている。 【0041】このような連結具45は、ガイド部50を上向きにした姿勢で器具本体13の下方から上記ソケットホルダ20のソケット取り付け孔25に挿入されている。連結具45の係合片46a,46bは、ソケット取り付け孔25の切り欠き26に挿入されており、これら係合片46a,46bの間に隣り合う器具本体13の端板13dが介在されている。そのため、係合片46a,46bの押圧部49は、隣り合う器具本体13の端板13dを挟み込んでおり、このことにより、隣り合う器具本体13が互いに連結されている。 【0042】次に、上記構成の照明器具12を天井裏に一列に並べて据え付ける手順について説明する。 【0043】まず、複数の器具本体13を天井板11の器具取り付け孔11aを通じて一台づつ天井裏に導入し、この天井裏に配置された吊りボルト17にナット18を介して仮止めする。これにより、複数の器具本体13は、その長手方向に一列に並べた状態で天井裏に吊り下げられ、隣り合う器具本体13の端板13dが互いに突き合わされている。そのため、図3に示すように、器具本体13の端部に位置するソケットホルダ20にしても、上記端板13dに連なる第1の補強フランジ22aが互いに突き合わされ、そのソケット取り付け孔25の開口縁部25aの切り欠き26が器具本体13の配列方向に互いに隣接されている。 【0044】次に、上記連結具45をそのガイド部50を上向きにした姿勢で保持し、この連結具45の係合片46a,46bを隣り合う器具本体13の切り欠き26に下方から挿入する。この挿入により、係合片46a,46bの第2の部分48が切り欠き26の縁部に接触し、この第2の部分48に係合片46a,46bを互いに離間する方向に押し広げようとする力が作用する。この結果、係合片46a,46bに跨がる連結片46cが弾性的に変形し、係合片46a,46bが切り欠き26の縁部を乗り越える。 【0045】係合片46a,46bが切り欠き26の縁部を乗り越えると、連結片46cが元の形状に弾性的に復帰し、係合片46a,46bが互いに近接する方向に弾性的に付勢される。そのため、係合片46a,46bの押圧部49がソケットホルダ20の第1の補強フランジ22aの内面に押し付けられる。この状態でさらに連結具45を押し上げると、係合片46a,46bの押圧部49が第1の補強フランジ22aの内面から器具本体13の端板13dの内面に至り、隣り合う器具本体13の端板13dが係合片46a,46bの押圧部49によって挟み込まれる。このことにより、一列に並べて吊り下げられた器具本体13が互いに連結され、天井裏への器具本体13の据え付けが完了する。 【0046】最後に、天井板11の器具取り付け孔11aに下方から反射板14を嵌め込み、この反射板14の天板30をブラケット32の主部33にねじ39を介して固定する。この結果、器具本体13や器具取り付け孔11aが反射板14によって覆い隠され、一連の照明器具12の据え付け作業が完了する。 【0047】このような本発明の第1の実施の形態によれば、板ばねからなる連結具45は、全ての器具本体13が天井裏に吊り下げられた状態で、ソケットホルダ20の切り欠き26に器具本体13の下方から挿入される。この際、連結具45が挿入される切り欠き26は、器具本体13の下方に向けて開放され、常に器具取り付け孔11aに露出されているので、この切り欠き26が器具本体13によって遮られずに済む。 【0048】そのため、器具本体13の切り欠き26の位置を常に目で確認しながら、この切り欠き26に連結具45の係合片46a,46bを導くことができる。 【0049】しかも、切り欠き26は、器具取り付け孔11aに露出されているので、連結具45を用いて器具本体13を連結する際に、器具取り付け孔11aに手を差し入れて、この手先を器具本体13の上側に導く必要はなく、器具本体13の下方から全ての連結作業を行うことができる。 【0050】したがって、従来の連結金具やねじを用いた連結方式に比べて、器具本体13を連結する際の作業性が格段に向上し、連結作業を効率良く行うことができる。 【0051】また、連結具45は、その係合片46a,46bの押圧部49で隣り合う器具本体13の端板13dを弾性的に挟み込んでいるので、格別なねじやねじ孔類が一切不要となり、その分、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となる。したがって、照明器具12のコストを低減できるとともに、照明器具12の軽量化が可能となる。 【0052】なお、本発明は、上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、図5ないし図7に本発明の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の実施の形態は、主に連結具60の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外の照明器具12の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第2の実施の形態において第1の実施の形態と同一の構成部分については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。 【0053】図6は、三灯式の照明器具12を示している。この照明器具12では、ソケットホルダ20のソケット取り付け孔25に他のランプソケット61が支持されている。また、ソケットホルダ20の支持部21は、第1の嵌合部としての一対の嵌合孔62a,62bを有している。図8から明らかなように、嵌合孔62a,62bは、ソケット取り付け孔25や器具本体13の端板13dに隣接した位置において、上記支持部21の長手方向に互いに離間して配置されている。そのため、嵌合孔62a,62bは、器具本体13の下端に位置され、天井板11の器具取り付け孔11aに露出されている。 【0054】図7に示すように、上記連結具60は、合成樹脂製の本体63を有している。本体63は、上記支持部21の長手方向に沿って延びる細長い板状をなしている。本体63は、その長手方向の両端部に夫々座部64a,64bを一体に備えている。座部64a,64bは、本体63の長手方向と直交する方向に延びている。これら座部64a,64bの両端部は、隣り合う器具本体13の支持部21の間に跨がるとともに、上記嵌合孔62a,62bが開口された支持部21の下面と向かい合っている。 【0055】座部64a,64bの両端部の上面には、夫々第2の嵌合部としての嵌合突起65が一体に突設されている。嵌合突起65は、上記ソケットホルダ20の嵌合孔62a,62bに取り外し可能に挿入されるようになっており、各嵌合突起65の外周面には、軸方向に延びる複数の凸部66が形成されている。凸部66は、嵌合突起65の周方向に間隔を存して配置されている。これら凸部66は、嵌合突起65を嵌合孔62a,62bに挿入した時に、嵌合孔62a,62bの開口縁部に摺動可能に圧接し、嵌合突起65を嵌合孔62a,62bに抜け止め保持するようになっている。 【0056】このような連結具60は、嵌合突起65を上向きにした姿勢で器具本体13の下方からソケットホルダ20の支持部21の下面に突き当てられている。連結具60の係合突起65は、支持部21の嵌合孔62a,62bに下方から挿入され、その周面の凸部66が嵌合孔62a,62bの開口縁部に圧接されている。 【0057】そのため、連結具60の本体63は、隣り合う器具本体13の支持部21に跨がった状態でこの支持部21に保持されており、このことにより、隣り合う器具本体13が互いに結合されている。 【0058】このような第2の実施の形態においても、連結具60の嵌合突起65は、全ての器具本体13が天井裏に吊り下げられた状態で、そのソケットホルダ20の嵌合孔62a,62bに器具本体13の下方から圧入される。この際、嵌合突起65が挿入される嵌合孔62a,62bは、器具本体13の下方に向けて開放され、常に天井板11の器具取り付け孔11aに露出されているので、この嵌合孔62a,62bが器具本体13によって遮られずに済む。 【0059】この結果、器具本体13の嵌合孔62a,62bの位置を常に目で確認しながら、この嵌合孔62a,62bに嵌合突起65を導くことができ、器具本体13の連結作業を容易に行うことができる。 【0060】しかも、嵌合孔62a,62bは、天井板11の器具取り付け孔11aに露出されているので、連結具60を用いて器具本体13を連結する際に、器具取り付け孔11aに手を差し入れて、この手先を器具本体13の上側に導く必要もなく、器具本体13の下方から全ての連結作業を行うことができる。 【0061】したがって、従来の連結金具やねじを用いた連結方式に比べて、器具本体13を連結する際の作業性が格段に向上し、連結作業を効率良く行うことができる。 【0062】また、連結具60は、その嵌合突起65と嵌合孔62a,62bとの嵌合により、隣り合う器具本体13を互いに連結しているので、格別なねじやねじ孔類が一切不要となり、その分、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となる。このため、照明器具12のコストを低減や軽量化が可能となるといった利点がある。 【0063】なお、本発明に係る照明器具は、天井埋め込み形のものに特定されるものではなく、器具本体が外方に露出されている形式のものでも良い。 【0064】 【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、器具本体と連結具との係合箇所を常に目で確認しながら作業を行うことができる。しかも、連結具を用いて器具本体を連結する際に、器具本体の上側に手を差し入れる必要もなく、器具本体の下方から全ての連結作業を行うことができる。したがって、従来の連結金具やねじを用いた連結方式に比べて、器具本体を連結する際の作業性が格段に向上し、連結作業を効率良く行うことができる。また、格別なねじやねじ孔類を一切用いることなく、隣り合う器具本体を連結できるので、部品点数の削減や連結部分の構成の簡略化が可能となり、照明器具のコストの低減や軽量化に寄与するといった利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】株式会社テック
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−25738 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−174719 |
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