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【発明の名称】 照明装置
【発明者】 【氏名】宮前 剛

【要約】 【課題】本体を軽量に保ちつつ、放熱効果を有し、本体の周辺における天井面との間の隙間の広がりを防止できる、照明装置を提供する。

【解決手段】天井面に取り付けられる平面部21aを有する本体21と、本体の平面部の下面に取り付けられる中央平面部22aを有する反射体22とを具備し、本体の平面部の下面の周辺に蛍光ランプ用のソケット23及び安定器24等の機器が配置され、一方反射体の周辺部は本体のこれら機器と当接しないように下方に膨らんでいると共にソケットが突出するソケット穴26を有しており、上記本体の平面部の周辺21bは下方に折曲げられ、その四隅部分21cだけが反射体に接するまで下方に伸び、反射板を本体に取り付けたときに反射体が本体の四隅部分を押し上げる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】天井面に取り付けられる平面部を有する本体と、本体の平面部の下面に取り付けられる中央平面部を有する反射体とを具備し、本体の平面部の下面の周辺に蛍光ランプ用のソケット及び安定器等の機器が配置され、一方反射体の周辺部は本体のこれら機器と当接しないように下方に膨らんでいると共にソケットが突出する穴を有しており、上記本体の平面部の周辺は下方に折曲げられ、その四隅部分だけが反射体に接するまで下方に伸び、反射板を本体に取り付けたときに反射体が本体の四隅部分を押し上げることを特徴とする照明装置。
【請求項2】本体の平面部の四隅部分を結ぶ対角線上の四隅部分に近い箇所に天井面側に突出している凸部が設けられている請求項1に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置、ことに天井面に直に取り付けたり、天井面に部分的に埋め込まれるタイプの方形の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天井面に直に取り付けたり、天井面に部分的に埋め込まれるタイプの方形の照明装置としては、例えば図3のような照明装置があり、この照明装置は、方形の本体1と、この本体に下方から装着される方形の反射体2とを具備する。本体1は一方の辺に沿って4つのソケット3を有し、この辺と直交する両側の辺に沿って2灯用の安定器4がそれぞれ配置されている。本体1はその中央部に3つの取付穴5を有し、天井から垂下する2本ないし3本のスタッドボルト(図示せず)の下端をこの取付穴に通してナットで締め付けることにより本体1が天井に固定される。
【0003】一方、反射体2は、周囲が下方に膨らみ、中央の平な面2aが,本体1の平な面1aと接するようになされている。周囲の下方に膨らんだ部分のうち、向かい合う2つの面2bは傾斜し、向かい合う2つの面2cは垂直になされている。一方の垂直面2cには、本体1のソケット3に相応するソケット穴6が設けられ、これと対向する垂直面側の平な面2a上にはランプホルダ7が配置されている。また中央の平な面2aには、本体1の取付穴5に相応する箇所に角穴5aが設けられている。
【0004】反射体2は、複数箇所に設けられた孔8と、これらに相応する本体1の孔9をい用いてビス10(図4)でビス止めすることにより本体1に固定される。反射体2が本体1に固定された後、ソケット3にコンパクト形の蛍光ランプ11を装着し、蛍光ランプ11の先端部をランプホルダ7に係止する。その後、バッフル12を、その係合部12aを反射体2の係合穴12bに係合することにより反射体2に取り付ける。
【0005】図4のように安定器4は、ビス13により本体1に固定され、また反射体2はビス10により本体1に固定される。ビス13やビス10が天井面14に当たらないように、本体1の裏面には凸部15が設けられ、本体1の裏面と天井面14との間に隙間16が確保されるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安定器4はかなり重量があり、また本体1自体も大型になるとかなり重量があるので、本体1の裏面と天井面14との間の隙間16が、ことに本体1の周辺部で大きくなり、体裁が悪くなるという欠点がある。また本体の周辺部が下がるので、凸部15を支点として本体1の中央が押し上げられ、中央付近で天井面14との間の隙間が狭くなってしまう。
【0007】このため、本体1を構成している金属板材を厚くして剛性を高める場合があるが、そうすると本体1が重くなり、取り付け作業が大変となる。また図5のように本体1の周辺部1bを全周にわたって長く下方に伸ばして、反射体2と接するようにして、反射体2により押し上げるようにする場合もあるが、こうすると本体がそれだけ重くなり、しかも本体1と反射体2との間の隙間が塞がれて、本体1に取り付けられた安定器4等の電子部品からの熱の放熱が悪くなり、それらの寿命にも悪影響を与えることになる。
【0008】本発明は、本体を軽量に保ちつつ、放熱効果を有し、本体の周辺における天井面との間の隙間の広がりを防止できる、照明装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の照明装置は、天井面に取り付けられる平面部を有する本体と、本体の平面部の下面に取り付けられる中央平面部を有する反射体とを具備し、本体の平面部の下面の周辺に蛍光ランプ用のソケットおよび安定器等の機器が配置され、一方反射体の周辺部は本体のこれら機器と当接しないように下方に膨らんでいると共にソケットが突出する穴を有しており、上記本体の平面部の周辺は下方に折曲げられ、その四隅付近だけが反射体に接するまで下方に伸び、反射板を本体に取り付けたときに反射体が本体の四隅部分を押し上げることを特徴とする。
【0010】また本体の平面部の四隅部分を結ぶ対角線上の四隅部分に近い箇所に天井面側に突出している凸部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1のように本発明の照明装置は、金属製の方形の本体21と、この本体に下方から装着される金属製の方形の反射体22とを具備する。本体21の平面部21aの下面に於いてその一方の辺に沿って4つのソケット23が配置され、この辺と対向する辺に沿って4灯用の安定器24が配置されている。本体21はその平面部21aの中央付近に3つの取付穴25を有し、天井から垂下する2本ないし3本のスタッドボルト(図示せず)の下端をこの取付穴25に通してナットで締め付けることにより本体21が天井に固定される。
【0012】本体21の周辺21bは下方に折れ曲がり、その四隅部分21cだけが、図2のように反射体22を装着した際に反射体22と接するまで伸びているか、それより少し例えば1mmぐらいさらに長くなされている。四隅部分以外の部分は切り欠かれているような状態になされている。
【0013】一方、反射体22は例えば白色に塗装され、周辺部が本体21の安定器24などとぶつからないように下方に膨らみ、中央平面部22aが、本体21の平面部21aと接するようになされている。下方に膨らんだ周辺部のうち、向かい合う2つの面22bは傾斜面して配光を制御しており、向かい合う2つの面22cは垂直面になされている。垂直面22aの一方には、本体1に配置されたソケット23に相応する大きさのソケット穴26が設けられ、これと対向する垂直面側の中央平面部22aにはランプホルダ27が配置されている。また中央平面部22aの中央の、本体21の穴25に相応する箇所に角穴25aが設けられている。
【0014】反射体22は、複数箇所、ここでは7か所に設けられた孔28と、これらに相応する本体21の孔29を用いてビス30(図2)でビス止めすることにより本体21に固定される。反射体22が本体1に固定された後、ソケット23にコンパクト形の蛍光ランプ(図示せず)を装着し、蛍光ランプの先端部をランプホルダ27に係止する。その後、従来例と同じようなバッフルを、その係合部を反射体22の係合穴31に係合することにより反射体22に取り付ける。
【0015】図2のように安定器24は、ビス32により本体21に固定され、また反射体22はビス30により本体1に固定される。ビス32やビス30が天井面33に当接しないように、本体21の裏面の四隅部分21c近くの、例えば四隅部分21cの角を結ぶ対角線上に凸部34が設けられている。
【0016】反射体22が本体21に取り付けられ、反射体22が本体21の四隅部分21cを押し上げると、凸部34を支点にして本体21の平面部21aの中央が押し下げられ、本体21の平面部21aの上面側と天井面33との間に隙間35が本体21の全体に亙って均一に確保される。
【0017】
【発明の効果】本発明の照明装置では、本体の折曲げられた周辺のうち四隅部分が反射体に接するまで下方に伸び、反射板を本体に取り付けたときに反射体が本体の四隅部分を押し上げ、これにより本体の全周辺が押し上げられるので、本体と天井面との間の隙間が特に周辺で大きくなるのを防止できる。
【0018】また、本体の折曲げられた周辺のうち四隅部分だけが反射体に接するまで下方に伸び、その他の周辺は反射体に接するまで伸びず、切り欠かれた状態になっているので、その分だけ本体を軽量にでき、軽量のために天井面への取り付け作業がし易く、また材料の少ない分だけ製造コストも低減できる。
【0019】さらに、本体の折曲げられた周辺のうち四隅部分だけが反射体に接するまで下方に伸び、その他の周辺は反射体に接するまで伸びず、切り欠かれた状態になっているので、放熱効果が良くなり本体に配置されている安定器等の電子部品の寿命が長くなる。
【0020】また、本体の平面部の四隅に近い箇所に天井面側に突出している凸部が設けられているので、反射板が本体に取り付けられ反射体が本体の四隅部分を押し上げたときに、凸部が支点となって本体の平面部の中央付近が下がり、本体の平面部全体において天井面との間に隙間が均一に確保される。
【出願人】 【識別番号】000000192
【氏名又は名称】岩崎電気株式会社
【出願日】 平成9年(1997)6月30日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】外山 三郎
【公開番号】 特開平11−25734
【公開日】 平成11年(1999)1月29日
【出願番号】 特願平9−187261