| 【発明の名称】 |
投光器 |
| 【発明者】 |
【氏名】中西 仁
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| 【要約】 |
【課題】ランプの口金を収容する口金収容部を一体に備えた反射板を安価に形成することを目的とする。
【解決手段】反射板1に、その底面5側の周面6から外方に突出するように屈曲された底部突出面8と、この底部突出面8の外方端からランプLの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板1の中間部における周面6に連続する周側面9とを有してランプLの口金4の部分を収容する口金収容部7を一体に形成し、反射板1の開口面側からランプLに向けて延出されてランプLの口金4の部分を覆うように反射板1の内周面に沿って内部反射板14を設けた。これにより、口金4の部分がランプLの光を受けることによる温度上昇を防止する。さらに、口金収容部7を砲弾形の反射板1の開口面側より底面5側となる周面6を凹ませることで、口金収容部7を反射板1と一体に容易に形成し、コストダウンを図る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源に接続される口金を両端に有するランプと;投光側の一面に開口面を有し、この開口面に向かうに従い次第に拡開され、前記ランプの光を前記開口面に向けて反射する反射面が内面に形成された反射板と;前記反射板の底面側の周面から外方に突出するように屈曲された底部突出面と、この底部突出面の外方端から前記ランプの光軸に沿って屈曲されたままの形状で前記反射板の中間部における周面に連続する周側面とを有して前記反射板に一体に形成され、前記ランプの口金の部分を収容する口金収容部と;この口金収容部に設けられて前記口金を電源に接続する接続部と;前記反射板の開口面側から前記ランプの前記口金の付近まで延出されてその口金の付近を覆うように前記反射板の内周面に沿って設けられた両端開口の筒状の内部反射板と;を具備することを特徴とする投光器。 【請求項2】 反射板は少なくとも口金収容部を除く部分がランプの光軸を回転軸とする一つの軸対称回転体となる形状または複数の軸対称回転体を組み合わせた形状に形成され、前記口金収容部の周側面がランプの光軸に対し軸対称として形成されていることを特徴とする請求項1記載の投光器。 【請求項3】 反射板の開口面を外気から遮断する透光性の投光板を有して前記反射板を着脱自在に支持する支持枠を設け、この支持枠に内部反射板が支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の投光器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電源に接続される口金を両端に有するランプを用いた投光器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、投光器として適するように、電源に接続される口金を両端に有する高圧放電ランプを用いた照明器具がある。この種の照明器具としては、例えば特開平5−282902号公報に記載されたものが挙げられる。 【0003】ところで、両端に口金を有するランプを用いた投光器では、一般に、反射板は一面が開口された砲弾形の形状に形成されている。そして、この砲弾形の反射板は、ランプの口金およびこの口金が接続される接続部にランプからの熱から保護するために、口金の部分を外部に突出させるような形状に形成されている。 【0004】このようにするためには、例えば図5に示すように、第一、第二の二つの反射体101,102を境界面103で分離自在に連結するように設け、ランプLを支持する第一の反射体101の内面と、投光側の第二の反射体102の内面とで砲弾形の反射面を形成している。第一の反射体101の両側には、ランプLの両端の口金104を収容する口金収容部105が突出形成され、これらの口金収容部105には口金104を電源に接続する接続部(図示せず)が設けられている。このように、口金収容部105全体が第一、第二の反射体101,102の外周から突出する形状になるように二つの反射体101,102に分けて形成し、第二の反射体102の裏面で口金104の部分を覆うことにより、ランプLからの光が口金の部分に及ばないようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、第一の反射体101は、第二の反射体102との境界面103をなす開口面の縁から口金収容部105が大きく外側に突出する形状であるため、板金加工により成形することが至難である。このため、鋳造或いはダイカスト等により形成しなければならず、板金加工に比して製造コストが高くなる問題がある。 【0006】本発明は、ランプの口金を収容する口金収容部を一体に備えた反射板を安価に形成することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の投光器は、電源に接続される口金を両端に有するランプと;投光側の一面に開口面を有し、この開口面に向かうに従い次第に拡開され、前記ランプの光を前記開口面に向けて反射する反射面が内面に形成された反射板と;前記反射板の底面側の周面から外方に突出するように屈曲された底部突出面と、この底部突出面の外方端から前記ランプの光軸に沿って屈曲されたままの形状で前記反射板の中間部における周面に連続する周側面とを有して前記反射板に一体に形成され、前記ランプの口金の部分を収容する口金収容部と;この口金収容部に設けられて前記口金を電源に接続する接続部と;前記反射板の開口面側から前記ランプの前記口金の付近まで延出されてその口金の付近を覆うように前記反射板の内周面に沿って設けられた両端開口の筒状の内部反射板と;を具備する。 【0008】したがって、ランプからの光は反射板の内面と内部反射板の内面とにより反射されて開口面から投光される。この場合、ランプの口金およびこの口金が接続される接続部は、内部反射板の裏面で覆われるため、ランプの光を受けることによる異常な温度上昇を防止することが可能となる。また、内部反射板の開口を大きくすることなく所要の配光が得られるとともに、ランプの口金の部分にも反射面が設けられることで比較的むらのない均一な配光が得られる。さらに、口金収容部は、その周側面が底部突出面の外方端からランプの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板の中間部における周面に連続するように形成されているため、砲弾形の反射板の開口面側より底面側となる周面を凹ませるだけで口金周凹部を形成することが可能となる。これにより、板金加工により口金収容部を反射板と一体に容易に形成することが可能となる。 【0009】この場合、反射板と内部反射板とは反射率の高い金属板により形成することが望ましいが、表面処理により内面に反射面を形成する場合は反射率の低い材料により形成してもよい。また、反射板の内部反射板と対向する内面は反射面の有無を問わない。 【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の投光器であって、反射板は少なくとも口金収容部を除く部分がランプの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成され、前記口金収容部の周側面がランプの光軸に対し軸対称として形成されている。したがって、口金収容部を含む反射板を板金加工するための金型の形状を単純化し容易に製作することが可能となる。 【0011】この場合、口金収容部を含む反射板全体をランプの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成してもよい。これにより、板金加工のための金型をさらに容易に製作することが可能となる。 【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の投光器であって、反射板の開口面を外気から遮断する透光性の投光板を有して前記反射板を着脱自在に支持する支持枠を設け、この支持枠に内部反射板が支持されている。したがって、投光板により塵埃等の侵入を阻止することができるという効果を得ることが可能となる。また、反射板と内部反射板との組み付け作業が容易となり、組み付け後の強度も得易い。さらに、内部反射板は完全に反射板内に収容されるから器具の小型化が可能である。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ないし図4を参照して説明する。図1は投光器の全体の構造を示す水平断面図、図2は投光器の正面図、図3は投光器の側面図、図4は一部を切欠して支持枠と反射板との取付関係を示す側面図である。 【0014】1は略砲弾形の形状をもつ反射板である。この反射板1は、投光側の一面に開口面2(図4参照)を有し、この開口面2に向かうに従い次第に拡開され、内面には反射面3が形成されている。反射板1の内部に設けられるランプである高輝度放電ランプLの両端には口金4が設けられている。 【0015】そして、反射板1の開口面2とは反対側の底面5に寄った部分における周面6には外側に突出する口金収容部7が一体に形成されている。これらの口金収容部7は、反射板1の底面5側の周面6から外方に突出するように屈曲された底部突出面8と、この底部突出面8の外方端から高輝度放電ランプLの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板1の中間部(底面5と開口面2との中間部)における周面6に連続する周側面9とを有する。このように口金収容部7には口金4を電源に接続するための接続部4aが設けられている。これらの接続部4aに接続された電線(図示せず)は口金収容部7の一部に形成された電線引出孔(図示せず)から引き出されている。すなわち、反射板1は、口金収容部7の部分を除いて高輝度放電ランプLの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成され、口金収容部7の周側面9は高輝度放電ランプLの光軸に対し軸対称として形成されている。 【0016】10は支持枠で、この支持枠10の中央部には大きく投光開口11が形成され、この投光開口11にはガラス等の透光性の材料により形成された投光板12がパッキン13を介して機密的に嵌合されている。14は反射板1の底面5側の端部付近で高輝度放電ランプLの口金収容部7を覆うように反射板1の内周面に沿って設けられた両端開口の筒状の内部反射板で、この内部反射板14の径が大きい方の開口面にはネジ15によって支持枠10の内面に固定されたフランジ16が形成されている。また、反射板1の開口面2側の周縁にはパッキン17を介して内部反射板14のフランジ16(又は支持枠10の内面)に機密的に密着するフランジ18が形成されている。 【0017】図1および図2に示すように、支持枠10の両側にはボス19が形成され、これらのボス19にはコの字形に形成された取付脚20の両側が摘み付きネジ21により取り付けられている。この取付脚20の下部中央部には、支持枠10を所望の設置面(図示せず)に垂直な軸をもって旋回自在及び任意の向きに固定自在に取り付けられる取付部22が設けられている。 【0018】図4に示すように、支持枠10の中央下部と反射板1のフランジ18の中央下部とはヒンジ23により回動自在に連結されている。また、反射板1のフランジ18の周縁が弾発的に係止される係止片24が支持枠10に取り付けられている。この係止片24は弾性を有する材料により形成されている。そして、係止片24から反射板1のフランジ18を外すために、このフランジ18の一部には手を掛ける摘み25が設けられている。さらに、反射板1の底面5側となる内部反射板14の開口縁には、高輝度放電ランプLの口金4付近との干渉を避けるための切欠14aが形成されているが、これは、高輝度放電ランプLの光軸方向における内部反射板14の長さをできるだけ長くして口金4をより効果的に覆うためである。しかし、内部反射板14の光軸方向の長さを多少短くすることにより切欠14aを省略することも可能である。 【0019】このような構成において、高輝度放電ランプLからの光は反射板1の内面と内部反射板14の内面とにより反射されて開口面2および投光板12を通して投光される。この場合、高輝度放電ランプLの口金4および接続部4aは内部反射板14により覆われるため高輝度放電ランプLの光により温度が上がることはない。 【0020】さらに、口金収容部7は、その周側面9が底部突出面9の外方端から高輝度放電ランプLの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板1の中間部における周面6に連続するように形成されているため、口金収容部7を砲弾形の反射板1の開口面2側より底面5側となる周面6を凹ませるだけで形成することができる。したがって、板金加工により口金収容部7を反射板1と一体に容易に形成することができる。 【0021】この場合、反射板1は少なくとも口金収容部7を除く部分が高輝度放電ランプLの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成され、口金収容部7の周側面9が高輝度放電ランプLの光軸に対し軸対称として形成されているので、口金収容部7を含む反射板1を板金加工するための金型の形状を単純化し容易に製作することができる。口金収容部7を含む反射板1全体を高輝度放電ランプLの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成する場合、すなわち、口金収容部を環状の形に形成する場合は、板金加工のための金型をさらに容易に製作することができる。 【0022】さらに、反射板1の開口面2を外気から遮断する透光性の投光板12を有して反射板1を着脱自在に支持する支持枠10を設け、この支持枠10により内部反射板14を支持するようにしたので、投光板12により塵埃等の侵入を阻止することができる。摘み25を把持して反射板1のフランジ18を係止片24から外すと、ヒンジ23を中心に反射板1を回動させることができ、これにより、反射板1のフランジ18の極一部を除いて支持枠10から外すことができる。この状態では、反射板1の内面は口金収容部7を含めて広く開放されので、高輝度放電ランプLの交換を容易に行うことができる。 【0023】さらに、支持枠10は設置面に固定される取付脚20を具備するので、支持枠10を取付脚20により所望の設置面に取り付けることができる。しかも、摘み付きネジ21を緩めて取付脚20に対して支持枠10を回動させ、摘み付きネジ21を締め直すことにより、支持枠10を任意の方向に向けて固定することができるので、光の投光方向を自由に調節することができる。 【0024】 【発明の効果】請求項1ないし5記載の発明によれば、投光側の一面に形成された開口面に向かうに従い次第に拡開された反射板に、その底面側の周面から外方に突出するように屈曲された底部突出面と、この底部突出面の外方端からランプの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板の中間部における周面に連続する周側面とを有してランプの口金の部分を収容する口金収容部を一体に形成し、反射板の開口面側からランプの口金付近まで延出されてランプの口金の部分を覆うように反射板の内周面に沿って内部反射板を設けたので、ランプからの光は反射板の内面と内部反射板の内面とにより反射されて開口面から投光されるが、この場合、ランプの口金およびこの口金が接続される接続部を内部反射板の裏面で覆うことができるため、口金及び接続部の異常な温度上昇を防止することができる。さらに、口金収容部は、その周側面が底部突出面の外方端からランプの光軸に沿って屈曲されたままの形状で反射板の中間部における周面に連続するように形成されているため、口金収容部を砲弾形の反射板の開口面側より底面側となる周面を凹ませるだけで形成することができる。したがって、板金加工により口金収容部を反射板と一体に容易に形成することができ、これによりコストダウンを図ることができる。 【0025】さらに、請求項2記載の発明によれば、反射板は少なくとも口金収容部を除く部分がランプの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成され、口金収容部の周側面がランプの光軸に対し軸対称として形成されているので、口金収容部を含む反射板を板金加工するための金型の形状を単純化し容易に製作することができる。この場合、口金収容部を含む反射板全体をランプの光軸を回転軸とする軸対称回転体となる形状に形成することにより、板金加工のための金型をさらに容易に製作することができる。 【0026】さらに、請求項3記載の発明によれば、反射板の開口面を外気から遮断する透光性の投光板を有して前記反射板を着脱自在に支持する支持枠を設け、この支持枠に内部反射板が支持されているので、投光板により塵埃等の侵入を阻止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】柏木 明 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−25727 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−173696 |
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