| 【発明の名称】 |
樹木の装飾方法およびその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】本田 壽子
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| 【要約】 |
【課題】街路樹などの樹木に光の装飾を施すに際し、広い面積を面状に発光させ、かつ、電飾の場合のように、樹木に対して発熱や電磁波による悪影響を与えることなく、美麗な光の装飾を施す。
【解決手段】光ファイバーを編織することで面状に構成するとともに湾曲させた側面が発光するように構成した面状発光体1の発光部11を、樹木Tに巻き付けるか、またはその表面に添着し、発光部11の光ファイバーから連続するリード部12の光ファイバー端部に接続具9を介して接続した延長光ファイバー8の端部を光源7に接続した樹木の装飾装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 単または複数の面状発光体の発光部を、樹木の幹部分および/または枝部分に巻き付けるか、またはそれらの表面に添着し、前記発光部を発光させることを特徴とする樹木の装飾方法。 【請求項2】 単または複数の面状発光体の発光部を、樹木の幹部分および/または枝部分に巻き付けるか、またはそれらの表面に添着してなることを特徴とする樹木の装飾装置。 【請求項3】 幹部分と枝部分とで面状発光体の発光部の大きさが異なる請求項2記載の樹木の装飾装置。 【請求項4】 面状発光体の発光部が光ファイバーを編織して構成されており、前記発光部の光ファイバーから連続するリード部の光ファイバー端部、または該リード部の光ファイバー端部に接続した延長光ファイバーの端部を光源に接続してなる請求項2または3記載の樹木の装飾装置。 【請求項5】 発光部が、光ファイバーを編織して湾曲させ、該湾曲部で漏光することで光ファイバー側面が発光するように構成された請求項4記載の樹木の装飾装置。 【請求項6】 光ファイバーを編織して構成された複数の単位発光部が相互に連結されて発光部が構成されており、各単位発光部に対応する複数のリード部を有する請求項4または5記載の樹木の装飾装置。 【請求項7】 発光部が、単または複数の光ファイバーをマクラメ結びにより湾曲させた湾曲部が発光するように構成されている請求項5または6記載の樹木の装飾装置。 【請求項8】 光ファイバーにて作成した擬似葉を樹木の枝部分に取り付けてなる請求項2〜7のいずれかに記載の樹木の装飾装置。 【請求項9】 擬似葉が、光ファイバーを編織して湾曲させ、該湾曲部で漏光することで光ファイバー側面が発光するように構成された請求項8記載の樹木の装飾装置。 【請求項10】 光ファイバーとして、側面発光する光ファイバーを用いてなる請求項4、8または9のいずれかに記載の樹木の装飾装置。 【請求項11】 面状発光体が、面状発光シートである請求項2または3記載の樹木の装飾装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は樹木の装飾方法および装置に関するものであり、さらに詳しくは、クリスマスや各種イベントに際して、夜間に、街路樹などの樹木に光の装飾を施すような場合の装飾方法およびその装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、街路樹などの樹木に光の装飾を施す場合には、多数の電球を連ねた電線を樹木の幹や枝の部分に巻き付けて樹木の周囲に電球を配置しておき、夜間になると電球を点灯させていた。しかし、このような電球による装飾(以下、電飾という)の場合には、発光部が点状であるために、広い面積を光らせる場合には、多数の電球を取り付けなければならない。しかし、いくら多数の電球を連ねても、所詮は電球による点発光であるため、必ずしも面状発光とは言いがたいものであった。しかも、そのように多くの電球を樹木の周囲で点灯させた場合には、電球の発する熱が樹木に悪影響を与えるという指摘がある。また、電線を樹木に巻き付けることで樹木の周囲に電磁波が発生し、樹木に悪影響を与えるのではないか、との指摘もある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、街路樹などの樹木に光の装飾を施すに際して、広い面積を面状に発光させうるとともに、電飾の場合のように、樹木に対して発熱や電磁波による悪影響を与えるおそれのない装飾方法およびその装置を提供せんとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の樹木の装飾方法は、単または複数の面状発光体の発光部を、樹木の幹部分や枝部分に巻き付けるか、またはそれらの表面に添着し、前記発光部を発光させることを特徴とする。また、本発明の樹木の装飾装置は、単または複数の面状発光体を、樹木の幹部分や枝部分に巻き付けるか、またはそれらの表面に添着してなる。 【0005】前記装飾装置における面状発光体は、幹部分と枝部分とで発光部の大きさが異なるものを用いることが好ましい。すなわち、径の太い幹部分には発光部の長さ、巾が大きく、面積が広い面状発光体を用い、また、径の細い枝部分には、例えば発光部の幅が狭い帯状の面状発光体を用いることで、樹木への発光部の装着作業を能率よく行うことができ、しかも装着後の見栄えもよいものとすることができる。 【0006】また、前記面状発光体としては、光ファイバーを編織して発光部を構成したものを用いることができる。このように、光ファイバーを編織して構成された発光部は、縦横への伸縮の自由度が比較的大きく、樹木へ巻き付けたり、添着する際には、装着部分の樹木の形状に追随でき、樹木への発光部の装着作業を能率よく行うことができ、しかも装着後の見栄えもよいものとすることができる。 【0007】前記光ファイバーを編織して構成される発光部としては、光ファイバーを編織して湾曲させた湾曲部から漏光させることで光ファイバー側面が発光するように構成することができる。このように、光ファイバーを編織して湾曲させた湾曲部で発光するようにした場合には、湾曲部の形状に応じて微妙に発光させることができると同時に、湾曲部の形状が保持されて、常に安定した発光状態を得ることができる。 【0008】さらに、前記光ファイバーを編織して構成された複数の単位発光部を相互に連結して発光部を構成し、各単位発光部に対応する複数のリード部を有するものを用いることにより、広い面積の発光部を構成することができる。 【0009】前記光ファイバーを編織して湾曲部を発光させる場合には、単または複数の光ファイバーをマクラメ結びにより湾曲させて湾曲部が発光するように構成することができる。この場合には、マクラメ結びの結び目がその形状に応じて微妙に発光すると同時に、前記結び目により、編織した光ファイバーからなる発光部の形状を確実に保持することができ、安定した発光状態を得ることができる。 【0010】また、前記樹木の装飾装置には、前記のように幹部分や枝部分に装着する面状発光体に加えて、光ファイバーにて作成した擬似葉を樹木の枝部分に取り付けることができ、この擬似葉は、光ファイバーを編織して構成することができる。 【0011】また、光ファイバーとしては、上記のような湾曲させて側面発光させるもの以外に、それ自体が側面発光するように予め構成されたものを用いることもできる。 【0012】また、樹木に巻き付けたり、その表面に添着する面状発光体としては、上記のような光ファイバーにより構成されるもの以外に、シート状の発光部自体が発光するように構成された面状発光シートを用いることもできる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る装飾装置により樹木を装飾する場合の模式図である。この装飾装置は、各種大きさの面状発光体1、2、3、4、5の各発光部11、21、31、41、51を、樹木Tの幹部分t1 や、枝部分t2 、t3 、t4 、t5 に巻き付けたり、あるいは幹部分t1 や枝部分t2 〜t5 の表面に発光部11〜51を添着してなるものであり、さらに、図例のものでは、枝部分t5 の先端に擬似葉6を取り付けている。 【0014】前記各面状発光体1〜5は、例えば、図2に示すように、多数のプラスチック光ファイバーを編織して面状の発光部11を構成し、この発光部11の光ファイバー部分Fa から連続する多数の光ファイバー部分Fb を収束してリード部12とし、このリード部12の光ファイバー部分Fb の端部を、直接、または図1に示すように、さらに他の光ファイバー束からなる延長光ファイバー束8を介して光源器7に接続してなり、光源器7から入射させた光を延長光ファイバー束8およびリード部12の光ファイバー部分Fb を通して発光部11の光ファイバー部分Fa へ伝達し、発光部11を発光させるものである。 【0015】前記面状発光体1・・・の各発光部11・・・の形状や大きさは、装飾される樹木Tの幹部分t1 、および各枝部分t2 〜t5 の長さ、太さ、形状などに応じて、それらに巻き付け、あるいは添着して装飾するのに必要な面積、形状、さらには、樹木Tへの装着時の作業性を考慮して適宜設定されるものである。例えば、径が太く長さの長い幹部分t1 に装着される面状発光体1は、その発光部11の大きさを長さL1500mm×幅w1000mmとし、また、各枝部分t2 〜t5に装着される面状発光体2〜5は、各枝部分t2 〜t5 の太さ、長さ、あるいは装着方法、例えば、全体に覆うか、部分的に覆うか、さらには枝部分に螺旋状に巻き付けるか、などの違いにより、その発光部21〜51の大きさを、発光部21は長さL1200mm×幅W600mm、発光部31は長さL1000mm×幅W400mm、発光部41は長さL1000mm×幅W200mm、発光部51は長さL950mm×幅W60mmといった具合に、適宜設定する。 【0016】前記面状発光体1・・・を構成する光ファイバーとしては、光ファイバーを湾曲させることでその側面から漏光させて発光するように構成する場合と、湾曲させることなく、予めその側面が発光するように構成されたタイプの光ファイバーを用いる場合との両方の場合がある。 【0017】前記光ファイバーを湾曲させて発光させる原理を簡単に説明すると、一般に光ファイバーは、無機ガラス、プラスチックなどにて作成され、屈折率の異なる芯材と鞘材とで構成されている。例えばプラスチック光ファイバーの場合には、芯材に光の屈折率の高い樹脂が用いられ、鞘材には光の屈折率の低い樹脂が用いられている。この光ファイバーの一端から光を入射すると、光は芯材と鞘材との界面で全反射をくり返して進み、他端から出射されるのであるが、このとき、光ファイバーの中途部分を湾曲させておくと、湾曲部分では光は界面で全反射することなくその一部が光ファイバーから外部へ漏光して湾曲部分を発光させるのである。 【0018】前記のように、光ファイバーを湾曲させて発光させる場合には、例えば図3に示すように、発光部11を構成する複数の光ファイバー部分Fa をマクラメ結びの手法を利用して面状に編製することで、結び目Mを中心として各結び目Mおよび各結び目M、M間の湾曲した光ファイバーFa 部分も発光させることができる。図例のものはマクラメ結びの手法のうちの七宝結びを利用して結んだ例を示しているが、結びの手法としては、これに限定されるわけではなく、例えば平結び、左右結び、斜め巻き結びなど各種の結びを採用することができ、さらにマクラメ結び以外の結びの手法を用いてもよい。前記のように、光ファイバーをマクラメ結び、その他の結びの手法を利用して編製することで、面状に編製された発光部11における光ファイバー部分Fa の形状、すなわちその湾曲形状が保持されて、安定した発光状態を得ることができる。また、上記のように光ファイバーを編織して構成した発光部11は、縦、横方向に伸縮の自由度が比較的大きく、これを樹木Tの幹部分t1 や枝部分t2 〜t5 に装着する際には、それらの部分の形状、例えば樹木表面の凹凸部分や、湾曲した枝部分の形状にも追随しうるので、発光部11〜51を体裁よく装着することができると同時に、装着作業も容易となる。 【0019】ところで、上記のように光ファイバーを編織し、その湾曲した部分で発光させる場合には、光源7からリード部12の光ファイバー部分Fb に入射して発光部11の光ファイバー部分Fa に伝達される光量には限りがある。このため、1本の光ファイバーで発光させることのできる面積、即ち、例えば図2に示す面状発光体1において1本の光ファイバーを編織して発光させることができる面積には自ずと限界がある。そこで、面積の広い発光部11を構成する場合には、異なる光ファイバーにより編織された発光部、例えば図2における単位発光部11a、11b、・・・を、自然な状態で、即ち全体に一枚の発光部11と見えるように順次連結して必要がある。図4、5は、前記のように各単位発光部11a、11b、・・・を順次連結してゆく手法を示したものである。例えば、図4に示す、発光部11における先端側の単位発光部11aを構成する光ファイバー部分Fa1と、図5に示す、前記単位発光部11bに引き続く発光部11bを構成する光ファイバー部分Fa2との両方を用いて発光部11aと発光部11bとの境界部11’を構成するとともに、境界部11’を形成した後は、先の単位発光部11aを編織した光ファイバー部分Fa1に連続する光ファイバー部分Fb1は、リード部としてこれに引き続く発光部11bの背面側を通して真っ直ぐに下方のリード部12へと導かれる。この場合、発光部11bの背面側を通過するリード部の光ファイバー部分Fb1は、所定の間隔毎に発光部11b、11cにおける結び目M部分にデグスなどで結び付けて固定しておくことが好ましい。一方、前記先の単位発光部11a を構成する光ファイバー部分Fa1とともに境界部11’を構成した光ファイバー部分Fa2を編織して単位発光部11aに引き続いて単位発光部11b を構成する。さらに、前記と同様にして第3の単位発光部11c、第4の単位発光部11dを相互に連結して編織してゆくことで、大きな面積の発光部11を、一枚の連続した面状に構成することができる。 【0020】また、図1に示すように、樹木Tの枝部分t2 〜t5 に装着される面状発光体2〜5の場合には、地上から高い位置にあり、光源器7からの距離が長くなる。また、地上に近い幹部分t1 に装着される面状発光体1にあっても、街路樹などの屋外に装着される場合には、近くに光源器7を設置することが適当でない場合があり、やはり光源器7との距離が長くなる。しかし、前記のように、光ファイバーをマクラメ結びなどの手法を利用して編織することで発光部11・・・を構成する場合、1本の光ファイバーの長さがあまりに長いと、編織作業が非常に面倒になるため、発光部11・・・を構成する光ファイバーFの長さは、せいぜい数メートル程度に制限される。そこで、該発光部11・・を構成する光ファイバー部分Fa から連続するリード12の光ファイバー部分Fb の端部に、他の光ファイバーからなる延長光ファイバー束8を連結し、さらに必要に応じて複数の延長光ファイバー束8を順次連結して、その末端を光源器7に連結する。このように、面状発光体1の発光部11に光源器7から光を供給する延長光ファイバー束8を接続してゆく場合には、その接続部分で光が漏れてしまうと、発光部11に到達する光量が減少し、十分な発光装飾を行うことができない場合がある。図6に示すものは、上記のように、面状発光体1のリード部12の光ファイバー部分Fb と延長光ファイバー束8、または、複数の延長光ファイバー束8の端部同士を、連結部で光が漏れない状態で連結するための連結具9の一例を示すものである。この連結具9は管継手であるユニオン継手に類似した構造を有するものであり、ナット91の一側に回動自在に連結されたつば部材92に延長光ファイバー束8の端部を嵌着するとともに、ナット91の他側から、面状発光体1のリード部12の光ファイバー部分Fb に嵌着し外面にねじを設けたねじ部材93を螺合することで、前記つば部材92が嵌着された延長光ファイバー束8と前記ねじ部材93が嵌着されたリード部12の光ファイバー部分Fb との端面同士を密着させるとともに、その周囲を連結具9で覆って、連結部から光が漏れないような状態で連結可能とするものである。上記のような連結具9を用いて、各面状発光体1・・・のリード部12・・・の光ファイバー部分Fb に、単数または複数の延長光ファイバー束8を順次連結してゆくことで、地上からの高さが高い位置の面状発光体の発光部へも効率よく光を伝送しうるとともに、装飾された樹木から離れた位置に光源器7を設置することも可能となる。 【0021】上記のように、本発明では、面状発光体1・・・の発光部11・・・を樹木Tの幹部分t1 や枝部分t2 〜t5 に巻き付けたり、それらの表面に添着するものであり、その態様は特に限定されるものではないが、その一部を例示するならば以下に示すようなものがある。なお、以下では、幹部分t1 に装着される面状発光体1の発光部11について説明するが、他の面状発光体2・・・についても同様である。先ず、図7に示すものは、面状発光体1の発光部11で幹部分t1 の周囲全体を被覆する場合である。この場合には、幹部分t1 を被覆した発光部11の両側端を、電線の結束具のようなもので互いに連結するか、あるいは、幹部分t1 を被覆した発光部11の回りにテグスなどの目立たない線材を巻き付けて幹部分t1に固定する。また、図8に示すものは、面状発光体1の発光部11を幹部分t1 の一部の表面に添着する場合を示し、さらに図9に示すように、幹部分t1 の周囲に複数に分割された発光部11・・を添着するようにしてもよい。この場合にも、幹部分t1 への発光部11の固定は、テグスなどを巻き付けて固定すればよい。さらに、図10、図11に示すように、帯状の発光部11を幹部分t1 に螺旋状に巻き付けてもよいし、また、図12に示すように、帯状の発光部11を幹部分t1 に水平に巻き付けるようにしてもよい。さらに、上記の実施の形態では、面状発光体1の発光部11の形状は全て矩形状であるが、発光部11の形状についても特に限定されるものではなく、図13に示すように、発光部11を予め所定の形状に作成しておけば、より意匠性の高い装飾効果に優れた装飾を施すことも可能となる。 【0022】次に、図14に示すものは樹木Tの枝部分に取り付けられる擬似葉6の一例を示すものである。この擬似葉6は、光ファイバーにて作成されており、図14に示すように、葉身部分に相当する輪郭61を太めの光ファイバーFx で形成し、該輪郭61を構成する光ファイバーFx の適所に比較的細めの光ファイバーFy でマクラメ結びなどにより結び目mを形成するとともに、各結び目mから延びる光ファイバーFy の両側部分を葉脈に擬して葉身部分の中央に三つ編み状に収束し、前記輪郭61を構成する光ファイバーFx とともに葉柄62を形成してなるものである。そして、この擬似葉6を構成する光ファイバーFx 、Fy からなる葉柄62部分をリード部として、その端部を、適宜延長光ファイバー束8などを介して上記した面状発光体1・・・の場合と同様にして光源器7に接続することで、擬似葉6を構成する光ファイバーFx 、Fy を、その結び目mや湾曲部分で発光させることで、あたかも樹木Tの葉が発光しているように演出することができる。 【0023】上記のような本発明に係る樹木の装飾装置においては、カラーフィルターなどを用いて光源器7から延長光ファイバー束8あるいはリード部12の光ファイバー束の端面に入射する光に色をつけたり、その色を変化せたり、さらには断続的に光を入射させることで、面状発光体1・・・の発光部を、様々な変化をつけて発光させることができ、効果的な光の装飾を行うことができる。 【0024】以上の実施態様では、プラスチック光ファイバーなどを湾曲させることで、その湾曲部の側面から漏光させて光ファイバーを発光させる場合について説明したが、面状発光体1・・・および擬似葉6を構成する光ファイバーとしては、側面から漏光して発光するように予め構成されたタイプの光ファイバーを用いることもできる。この側面発光タイプの光ファイバーとしては、例えば、プラスチック光ファイバーの側面を粗面化して該粗面部分から漏光させたり、あるいは、光ファイバー側面の鞘材部分を剥離してここから漏光させるようにしたものや、さらには、プラスチック光ファイバーをロープ状に編んだ構造のものなどがある。これらの側面発光タイプの光ファイバーの場合にも、これを面状に編織することで、本発明の面状発光体1・・・として用いることができ、また、これらの光ファイバーにより擬似葉6を構成することもできる。この場合にも、上記した、湾曲させることで漏光させるタイプの光ファイバーにより構成される面状発光体と同様に、編織した光ファイバーが発光することで、樹木の表面に光の装飾を施すことができる。この側面発光タイプの光ファイバーの場合には、直線部分においても湾曲部分と同様に発光させることができ、全体に比較的均一な発光部を構成することができる。また、この場合にも、光源から入射させる光の色、強度などを変化させることで、多彩な光の装飾が可能である。さらに、この側面発光タイプの光ファイバーを用いて面状発光体や擬似葉を構成する場合、発光部のみを側面発光タイプの光ファイバーで構成し、リード部の光ファイバーとしては通常の光ファイバーからなる延長光ファイバー8を用い、両者を上記した連結具9で連結して、延長光ファイバー8の他端を光源器7に接続するようにすればよい。さらに、この側面発光タイプの光ファイバーと前記のような湾曲部で漏光するタイプの光ファイバーとを併用して発光部を構成することもできる。 【0025】さらに、本発明で樹木に巻き付けたり、それらの表面に添着する面状発光体の他の実施態様としては、上記のような光ファイバーにて構成されたもの以外に、シート表面自体が発光するように構成された面状発光シートを用いることもできる。この面状発光シートとしては、例えばLEシートなどを用いることができる。この面状発光シートの場合にも、各種色彩、大きさ、形状の面状発光体に簡単に加工することが可能であり、これを樹木の幹や枝部分に巻き付けたり、あるいはそれらの表面に添着することで、面状に多彩な光の装飾を施すことができる。なお、この場合にも、上記面状発光シートと光ファイバーとを併用して発光部を構成することもできる。 【0026】 【発明の効果】以上のように、本発明では、街路樹などの樹木の幹部分または枝部分に巻き付けたり、それらの表面に添着した面状発光体の発光部を発光させることで、従来の電球による装飾とは異なり、面状に発光する美麗な光の装飾を施すことができ、クリスマスや各種イベントにおいて夜間に効果的な演出を行うことができる。 【0027】また、光ファイバーを面状に編織した発光体を用いた場合には、発光部が全く発熱することがなく、しかも電流を通すことなく発光させることができるので、樹木に対して発熱や電磁波による影響を与えるおそれも全くない。しかも、光ファイバーを編織した発光部は、縦横に伸縮するので、樹木の表面形状に追随してその表面を確実に装飾することができ、また、樹木への装着作業を容易に行うことができるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595162574 【氏名又は名称】株式会社フィルノット
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月11日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】柳野 隆生
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| 【公開番号】 |
特開平11−176215 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−341337 |
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