| 【発明の名称】 |
車両用装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 康生
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| 【要約】 |
【課題】ひけ防止用の肉取り凹部に水が溜まる不具合を解消。
【解決手段】ボス部9の肉取り凹部15の底部に排水孔16が設けられている。この結果、この排水孔16により、スタッドボルト10が植込まれたボス部9にひけ防止用の肉取り凹部15が設けられており、かつその肉取り凹部15の開口部がほぼ上方に向いている場合であっても、肉取り凹部15の底部の排水孔16から肉取り凹部15中の水が外部に排出されるので、肉取り凹部15に水が溜まる不具合が解消されることとなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジング及びレンズにより室が画成されており、前記ハウジングの外側にはボス部が設けられており、前記ボス部にはスタッドボルトが植込まれており、前記スタッドボルトにナットを締め付けることにより、車体に取り付けられる車両用装置であって、前記ボス部にはひけ防止用の肉取り凹部が設けられており、前記肉取り凹部の開口部がほぼ上方に向いている車両用装置において、前記ボス部の前記肉取り凹部の底部には前記肉取り凹部に溜まる水を外部に排出する排水孔が設けられている、ことを特徴とする車両用装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スタッドボルトにより車体に取り付けられる車両用装置に係り、特に、スタッドボルトが植込まれたボス部にひけ防止用の肉取り凹部が設けられており、かつその肉取り凹部の開口部がほぼ上方に向いている場合であっても、その肉取り凹部に水が溜まる不具合が解消された車両用装置に関するものである。 【0002】ここで、車両用装置とは、車両用灯具や車両用装飾具等を言う。上述の車両用灯具とは、例えば、リヤーコンビネーションランプ、フロントコンビネーションランプ、ヘッドランプ、フォグランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、コーナーリングランプ等を言う。また、上述の車両用装飾具とは、例えば、リヤーフィニッシャーやガーニッシュ等を言う。 【0003】 【従来の技術】従来のこの種の車両用装置を図2及び図3を参照して説明する。この例は、車両用装置として、自動車の後部の左右両側(図示の例では左側)に取り付けられるリヤーコンビネーションランプについて説明する。なお、図3において、図面の読解上、ハッチングは省略されている。図において、Aはリヤーコンビネーションランプで、このリヤーコンビネーションランプAは、テール/ストップランプBと、ターンランプCと、テールランプDとの組み合わせから構成されている。 【0004】このリヤーコンビネーションランプAは、ランプハウジング1及びインナーハウジング2及び再帰反射レンズ3A及びレンズ3B、3C、3Dにより、灯室4(4C、4D)が画成されている。すなわち、ランプハウジング1及び再帰反射レンズ3A及び赤色のレンズ3Bによりテール/ストップランプB用の灯室(図示せず)が、インナーハウジング2及びアンバー色のレンズ3CによりターンランプC用の灯室3Cが、ランプハウジング1及び赤色のレンズ3DによりテールランプD用の灯室3Dが、それぞれ画成されている。 【0005】上述の各灯室4内の所定の位置には、各機能のランプの光源バルブ5(5C)が配置されている。例えば、テール/ストップランプB用の灯室内の所定位置にはテール/ストップランプB用の光源バルブ(図示せず)が、ターンランプC用の灯室4C内の所定位置にはターンランプC用の光源バルブ5Cが、テールランプD用の灯室4D内の所定位置にはテールランプD用の光源バルブ(図示せず)が、それぞれ配置されている。この光源バルブ5(5C)は、ソケット6を介してランプハウジング1に着脱可能に取り付けられている。 【0006】上述の各灯室4内には、光源バルブ5からの光をレンズ3B、3C、3D側に反射させる反射面7(7C、7D)がランプハウジング1及びインナーハウジング2の内面に一体に設けられている。この例では、ランプハウジング1の内面にはテール/ストップランプB用の反射面(図示せず)が、インナーハウジング2の内面にはターンランプC用の反射面7Cが、同じくランプハウジング1の内面にはテールランプD用の反射面7Dが、それぞれ設けられている。なお、このランプハウジング1及びインナーハウジング2の内面と一体の反射面7の代りに、このランプハウジング1及びインナーハウジング2と別体であって、かつ反射面を有するリフレクタであっても良い。 【0007】なお、図において、8は前面カバー形状のリムである。この前面カバー形状のリム8は、前記ランプハウジング1にスクリュウ等により固定され、前記ランプハウジング1の前面側をカバーする。また、図において、9はランプハウジング1の上部側でかつ後部側(レンズ3A、3B、3C、3Dと反対側)であって、シール部14及び反射面7D近傍、特にこの例ではシール部14の後部から一体に突設されたボス部である。このボス部9にはスタッドボルト10が植込まれている。 【0008】上述のようにしてリヤーコンビネーションランプAが構成され、自動車の後部の左右両側(この図示の例では左側)に装備されることとなる。すなわち、スタッドボルト10を車体11の透孔12に通し、そのスタッドボルト10にナット13を締め付けることにより、リヤーコンビネーションランプAが車体に取り付けられることとなる。 【0009】上述の光源バルブ5が点灯すると、その光源バルブ5からの光が反射面7で反射し、その反射光がレンズ3B、3C、3Dを経て着色され、かつ、その着色された光が所定の配光パターンで外部に照射され、テール/ストップランプB機能、ターンランプC機能、テールランプD機能を果すことができる。また、外部の環境光が再帰反射レンズ3Aに入射されると、その入射光は再帰反射されて再び外部に出射される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の車両用装置としてのリヤーコンビネーションランプAにおいては、ランプハウジング1にスタッドボルト10を植込むためのボス部9が一体に設けられているので、このボス部9及びその近傍の肉厚が大となり、ひけが発生する。このひけにより、反射面7Dやシール部14に歪が発生し、機能上、見栄え上に影響を与える場合がある。特に、この例のように、シール部14の後部からボス部9が一体に設けられているものの場合、シール部14に歪が生じてその歪から水が灯室4内に侵入する虞がある。そこで、上述の影響を回避するために、ボス部9にはひけ防止用の肉取り凹部15が設けられている。この肉取り凹部15は、スライド金型(図示せず)を使用して形成されるものである。 【0011】しかしながら、ボス部9に肉取り凹部15を設ける際に、上述の車両用装置としてのリヤーコンビネーションランプAのレイアウト上、肉取り凹部15形成用のスライド金型がほぼ上方向(図3中の実線矢印方向)にしかスライドできないような場合には、この肉取り凹部15に水が溜まることとなり、この水が灯室4内に侵入する虞がある。 【0012】本発明の目的は、肉取り凹部に水が溜まる不具合が解消された車両用装置を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を達成するために、ボス部の肉取り凹部の底部に排水孔が設けられていることを特徴とする。 【0014】この結果、本発明の車両用装置は、肉取り凹部の底部の排水孔により、スタッドボルトが植込まれたボス部にひけ防止用の肉取り凹部が設けられており、かつその肉取り凹部の開口部がほぼ上方に向いている場合であっても、肉取り凹部の底部の排水孔から肉取り凹部中の水が外部に排出されるので、肉取り凹部に水が溜まる不具合が解消されることとなる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用装置の一実施形態を図1を参照して説明する。この例は、車両用装置として、自動車の後部の左右両側(図示の例では左側)に取り付けられるリヤーコンビネーションランプについて説明する。図中、図2及び図3と同符号は同一のものを示す。なお、図1において、図面の読解上、ハッチングは省略されている。 【0016】図において、16は排水孔である。この排水孔16は、ボス部9の肉取り凹部15の底部のうち、最下位の箇所に設けられており、肉取り凹部15に溜まる水を外部に排出するものである。 【0017】この実施形態における本発明の車両用装置は、以上の如き構成からなるので、肉取り凹部15の底部の排水孔16により、図1に示すように、スタッドボルト10が植込まれたボス部9にひけ防止用の肉取り凹部15が設けられており、かつその肉取り凹部15の開口部がほぼ上方に向いている場合であっても、肉取り凹部15の底部の排水孔16から肉取り凹部15中の水が図1中の破線矢印に示すように、外部に排出される。このために、肉取り凹部15に水が溜まる不具合が解消されることとなる。 【0018】なお、上述の実施の形態においては、車両用装置として、自動車の後部の左右両側に取り付けられる車両用灯具のリヤーコンビネーションランプAの例について説明したが、本発明はその他の車両用灯具やリヤーフィニッシャー等の車両用装飾装置にも使用することができる。 【0019】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用装置は、ボス部の肉取り凹部の底部に排水孔が設けられているものであるから、その排水孔により、スタッドボルトが植込まれたボス部にひけ防止用の肉取り凹部が設けられており、かつその肉取り凹部の開口部がほぼ上方に向いている場合であっても、肉取り凹部の底部の排水孔から肉取り凹部中の水が外部に排出されるので、肉取り凹部に水が溜まる不具合が解消されることとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】秋本 正実
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| 【公開番号】 |
特開平11−329020 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−126191 |
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