| 【発明の名称】 |
車両用ランプユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 崇彦
【氏名】渡部 弘志
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| 【要約】 |
【課題】メンテナンス性を向上させるとともに、防水性を高め、信頼性を得ることのできる車両用ランプユニットを提供する。
【解決手段】車両用ランプユニット21は、バルブ37が取り付けられた複数のバルブソケット24と、バルブソケット24を装着するためのバルブ装着孔25を有するフレーム22とを備えており、フレーム22の内側となる面に反射面30(図2又は図3参照)が形成されている。そして、その反射面30にはバルブソケット24を介してバルブ37と接続されるとともに、車両側の電気的導体と導通する点灯用導体としてのフラット配策材28が配設又は埋設されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブが取り付けられた複数のバルブソケットと、該バルブソケットを装着するためのバルブ装着孔を有するフレームとを備え、該フレームの内側となる面に反射面を形成し、前記バルブソケットを介して前記バルブと接続されるとともに車両側の電気的導体と導通する点灯用導体を前記反射面に配設又は埋設することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記点灯用導体は帯状に形成されたフラット配策材であって、少なくとも該フラット配策材の一側面に前記フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を形成することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項3】 請求項2に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記フラット配策材の厚み分だけ前記フレームに形成された前記反射面を窪ませて前記フラット配策材を配策することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項4】 請求項1に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記点灯用導体はエナメル線又は金属素線から成る電線であって、前記フレームに形成した前記反射面を窪ませて電線配策用の凹溝を形成するとともに該凹溝には対応するカバーを装着し、少なくとも該カバーの一側面に前記フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を形成することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項5】 請求項4に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記凹溝には電線固定用のクリップ又は固定溝を設けることを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項6】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の車両用ランプユニットにおいて、前記バルブソケットは前記バルブに対する円筒状のバルブ収容部と、該バルブ収容部の外周壁に突出して設けられたフランジと、該フランジに一側面が当接し、前記フレームの外側となる面に他側面が当接するシール部材と、前記バルブソケットを前記バルブ装着孔に嵌入した後に前記バルブソケットを回転させて前記フレームに係止するための係止鍔とを備え、前記バルブ収容部の前記外周壁には一端が前記バルブの電極に接続される電気接続部を設けることを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項7】 請求項6に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記電気接続部の他端側は前記係止鍔に沿って一体に設けられ、前記フレームの前記内側となる面側の前記バルブ装着孔近傍には前記電気接続部の前記他端側と電気的に接触して接続される接触部を形成することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項8】 請求項6に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記電気接続部の他端側は前記バルブ収容部の前記外周壁に沿って一体に設けられ、前記バルブ装着孔の側面には前記電気接続部の前記他端側と電気的に接触して接続される接触部を形成することを特徴とする車両用ランプユニット。 【請求項9】 請求項1ないし請求項8いずれか記載の車両用ランプユニットにおいて、前記フレームの外側となる面で前記バルブ装着孔近傍に筒体を設けることを特徴とする車両用ランプユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ランプユニットに関し、特に、フレームに形成された反射面にバルブソケットに対する点灯用導体を配設又は埋設した車両用ランプユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図11において、1は車両用ランプユニットを示している。車両用ランプユニット1はフレーム2と、フレーム2の前面に装着されるレンズ3と、フレーム2の背面側から装着される複数(図11においては3つ)のバルブソケット4とを備えて構成されている。 【0003】フレーム2には3つのバルブソケット4に対するバルブ装着孔5が設けられており、図示しない内側となる面には反射面が形成されている。 【0004】3つのバルブソケット4には、それぞれワイヤーハーネス6のジョイント部7から分岐された分岐線8、8、8が接続されており、図12に示される如く、バルブソケット4に取り付けられたバルブ9の電極9a、9bに分岐線8の端部に設けられたターミナル10、11が接触する構造を有している。尚、12は防水及び分岐線固定のためのゴム栓である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあっては、フレーム2の背面側に分岐線8、8、8が配策されているため、バルブ9の交換時などでその分岐線8、8、8が邪魔になり、メンテナンス性を低下させていた。 【0006】また、ワイヤーハーネス6にはジョイント部7が形成されているため、そのジョイント部7から水等が浸入してしまい、電気的な不具合を生じるといった問題点もあった。 【0007】本発明は、上述した問題点を解消するため、メンテナンス性を向上させるとともに、防水性を高め、信頼性を得ることのできる車両用ランプユニットを提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の車両用ランプユニットは、バルブが取り付けられた複数のバルブソケットと、該バルブソケットを装着するためのバルブ装着孔を有するフレームとを備え、該フレームの内側となる面に反射面を形成し、前記バルブソケットを介して前記バルブと接続されるとともに車両側の電気的導体と導通する点灯用導体を前記反射面に配設又は埋設することを特徴としている。 【0009】上記構成において、車両用ランプユニットは、バルブが取り付けられた複数のバルブソケットと、そのバルブソケットを装着するためのバルブ装着孔を有するフレームとを備えており、フレームの内側となる面に反射面が形成されている。そして、そのフレームに形成された反射面には、バルブソケットを介してバルブと接続されるとともに車両側の電気的導体と導通する点灯用導体が配設又は埋設されている。このように車両用ランプユニットを構成することにより、点灯用導体に従来と同様形成される各バルブソケットに対するジョイント部がフレーム内、即ちフレームに形成された反射面に配設又は埋設されることになるため、ジョイント部からの水等の浸入を確実に防げ高い信頼性を得ることができるとともに、フレームの外側となる面側に点灯用導体が配策されないので、バルブ交換時等の作業が非常に容易になり、メンテナンス性を格段に向上させることができる。また、他種類のランプユニットに適用することもできる。 【0010】請求項2記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項1に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記点灯用導体は帯状に形成されたフラット配策材であって、少なくとも該フラット配策材の一側面に前記フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を形成することを特徴としている。 【0011】上記構成において、フレームに形成された前記反射面に配設又は埋設された点灯用導体は、帯状に形成されたフラット配策材であり、少なくともフラット配策材の一側面にフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されている。点灯用導体をこのようなフラット配策材にすることにより、配策性を高めることができる。また、フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を有するので、ランプユニットとしての機能を損なうこともない。 【0012】請求項3記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項2に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記フラット配策材の厚み分だけ前記フレームに形成された前記反射面を窪ませて前記フラット配策材を配策することを特徴としている。 【0013】上記構成において、フラット配策材はそのフラット配策材の厚み分だけフレームに形成された前記反射面を窪ませて配策されている。このようにフラット配策材を配策することにより、フレームに形成された前記反射面とフラット配策材の反射面とを均一にすることができる。 【0014】請求項4記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項1に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記点灯用導体はエナメル線又は金属素線から成る電線であって、前記フレームに形成した前記反射面を窪ませて電線配策用の凹溝を形成するとともに該凹溝には対応するカバーを装着し、少なくとも該カバーの一側面に前記フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を形成することを特徴としている。 【0015】上記構成において、フレームに形成された前記反射面に配設又は埋設された点灯用導体は、エナメル線又は金属素線から成る電線であり、フレームに形成された前記反射面にはその前記反射面を窪ませて電線配策用の凹溝が形成されている。そして、凹溝にはフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されたカバーを装着するようになっている。点灯用導体を上記のような電線によって形成するとともに、フレームに形成された前記反射面に凹溝を形成することにより、電線に対しても容易に配策することができる。また、カバーにはフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されているので、ランプユニットとしての機能を損なうこともない。 【0016】請求項5記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項4に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記凹溝には電線固定用のクリップ又は固定溝を設けることを特徴としている。 【0017】上記構成において、凹溝には電線固定用のクリップ又は固定溝が設けられている。このように凹溝にクリップ又は固定溝を設けることにより、配策時の安定性を高めることができる。また、クリップ又は固定溝はフレームと同時形成することができるので、部品点数の増大を抑えることができる。 【0018】請求項6記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項1ないし請求項5いずれか記載の車両用ランプユニットにおいて、前記バルブソケットは前記バルブに対する円筒状のバルブ収容部と、該バルブ収容部の外周壁に突出して設けられたフランジと、該フランジに一側面が当接し、前記フレームの外側となる面に他側面が当接するシール部材と、前記バルブソケットを前記バルブ装着孔に嵌入した後に前記バルブソケットを回転させて前記フレームに係止するための係止鍔とを備え、前記バルブ収容部の前記外周壁には一端が前記バルブの電極に接続される電気接続部を設けることを特徴としている。 【0019】上記構成において、フレームに装着されるバルブソケットは、バルブ収容部とフランジとシール部材と係止鍔とを備えており、バルブ収容部の外周壁には取り付けられたバルブの電極に一端が接続される電気接続部が設けられている。バルブ収容部はバルブが取り付けられるように円筒状に形成されており、フランジはそのバルブ収容部の外周壁に突出している。また、シール部材は一側面がフランジに、他側面がフレームの外側となる面に当接しており、係止鍔はバルブソケットをバルブ装着孔に嵌入した後にバルブソケットをフレームに係止するようになっている。このようにバルブソケットを構成することにより、防水性を維持しつつ作業性及びメンテナンス性の良いバルブソケットを提供することができる。また、他種類のランプユニットに適用することのできるバルブソケットである。 【0020】請求項7記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項6に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記電気接続部の他端側は前記係止鍔に沿って一体に設けられ、前記フレームの前記内側となる面側の前記バルブ装着孔近傍には前記電気接続部の前記他端側と電気的に接触して接続される接触部を形成することを特徴としている。 【0021】上記構成において、バルブ収容部の外周壁に設けられる電気接続部の他端側は係止鍔に沿って一体に設けられている。そして、フレームの内側となる面側のバルブ装着孔近傍には電気接続部の他端側と電気的に接触して接続される接触部が形成されている。このようなバルブソケットと点灯用導体との接続構造を採用することにより、バルブソケットがフレームに係止されると同時に点灯用導体との接続が成されることになる。従って、バルブソケットと点灯用導体との接続を簡素化することができるようになる。 【0022】請求項8記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項6に記載の車両用ランプユニットにおいて、前記電気接続部の他端側は前記バルブ収容部の前記外周壁に沿って一体に設けられ、前記バルブ装着孔の側面には前記電気接続部の前記他端側と電気的に接触して接続される接触部を形成することを特徴としている。 【0023】上記構成において、バルブ収容部の外周壁に設けられる電気接続部の他端側はバルブ収容部の外周壁に沿って一体に設けられている。そして、バルブ装着孔の側面には電気接続部の他端側と電気的に接触して接続される接触部が形成されている。このようなバルブソケットと点灯用導体との接続構造を採用することにより、バルブソケットがフレームに係止されると同時に点灯用導体との接続が成されることになる。従って、バルブソケットと点灯用導体との接続を簡素化することができるようになる。また、接触部はフレームの外側となる面から露出していないので、防水性を損なうことがない。 【0024】請求項9記載の本発明の車両用ランプユニットは、請求項1ないし請求項8いずれか記載の車両用ランプユニットにおいて、前記フレームの外側となる面で前記バルブ装着孔近傍に筒体を設けることを特徴としている。 【0025】上記構成において、フレームの外側となる面でバルブ装着孔近傍に筒体が設けられている。このような筒体を設けることにより、バルブソケットを保護するとともに、水等が浸入しにくくなり、防水性を更に向上させ、高い信頼性を得ることができる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本発明の車両用ランプユニットの一実施の形態を示す断面図である。また、図2は図1のバルブ装着孔近傍とバルブソケットの拡大断面図、図3は図1のフレームの内側となる面にフラット配策材を配策した状態を示す断面図、図4は図1のバルブ装着孔近傍に形成された接触部を示す平面図、図5は図2のバルブソケットのA−A線断面図を示している。 【0027】図1において、21は自動車におけるリアコンビネーションランプユニット(以下、ランプユニットと略記する)を示している。ランプユニット21はフレーム22と、フレーム22の前面に装着されるレンズ23と、フレーム22の背面側から装着される複数(図1において3つ示されているがこの数に限定されるものではない)のバルブソケット24とを備えて構成されている。 【0028】フレーム22は合成樹脂材により一体成形されており、3つのバルブソケット24に対するバルブ装着孔25、25、25が設けられている。各バルブ装着孔25には切り欠き部25a、25a(図2及び図4参照)が形成されており、各バルブ装着孔25の近傍で、フレーム22の背面、即ちフレーム22の外側となる面には円筒形の筒体26、26、26が突出形成されている。 【0029】また、図2に示される如く、フレーム22の内側となる面には凹溝27が形成されており、その凹溝27にはバルブソケット24に対する帯状のフラット配策材28(特許請求の範囲に記載した点灯用導体に相当)が既知の貼り付け手段により貼り付けられている。 【0030】凹溝27は、図3に示される如く、フラット配策材28の厚み分だけフレーム22を凹状に窪ませて形成されており、凹溝27に配策されたフラット配策材28の一側面、即ち後述する導体29が露出する側の面はフレーム22の内側となる面に略一致している。 【0031】フラット配策材28は矩形の断面形状を有し、図3においては3つの導体29が一体にモールド成形されている。そして、導体29は前記バルブソケット24に対する所望のパターン(図示しない)を有するとともに、フレーム22の形状にあわせて立体的に形成されている。 【0032】凹溝27にフラット配策材28を配策したフレーム22の内側となる面(フラット配策材28の導体29が露出する側の面を含む)には、反射面30(特許請求の範囲に記載したフレームに形成された反射面及びフラット配策材の反射面に相当)が形成される。この反射面30は後述するバルブ37が点灯した際に、その生じた光を前記レンズ23側に反射するための塗料を前記内側となる面等に均一に塗布することにより形成される。 【0033】反射面30を形成する塗料は、図4に示される如く、バルブ装着孔25近傍のフラット配策材28、28を除いてほぼ全面的に塗布されており、反射面30が形成されずに導体29、29の露出している部分が前記バルブソケット24の後述する電気接続部39、39′に電気的に接触して接続される接触部31、31′となる。尚、フラット配策材28は、例えば既知のフレキシブルプリントサーキット、フレキシブルフラットサーキットなどを挙げることができる。 【0034】図2に戻り、バルブソケット24は、バルブ収容部33と、バルブ収容部33の一端部33aに設けられた係止鍔34、34と、バルブ収容部33の他端部33bに設けられたフランジ35と、フランジ35に連成された取り付け操作部36とを備えており、バルブ収容部33の一端部33a側からバルブ37が取り付けられるとともに、バルブ収容部33の外周壁にはシール部材38が挿着される。 【0035】バルブ収容部33は図5に示される如く、円筒形に形成されており、その内部にはバルブ37の図示しない2つの電極に接続される電気接続部39、39′の一端39a、39bが設けられている。 【0036】また、電気接続部39、39′の他端39c、39d側は、バルブ収容部33の外周壁を介してその外周壁に設けられた係止鍔34、34に沿って突出し、係止鍔34、34と一体形成(本形態では電気接続部39、39′をモールド成形しているが、これに限られるものではない)されている。 【0037】図2に戻り、フランジ35は、バルブ収容部33の外周壁に全周にわたり突出形成されており、シール部材38の一側面38aが当接するようになっている。 【0038】尚、シール部材38の他側面38bは、バルブソケット24がフレーム22に装着された際に、フレーム22の外側となる面に当接し、押圧されることによって、フレーム22とバルブソケット24との防水を成し得る役割を果たしている。 【0039】取り付け操作部36は、バルブソケット24をフレーム22に対して挿着、離脱する際に、作業者がつまんで回転操作できるよう、例えば図2で示される如くの形状に形成されている。 【0040】前記レンズ23(図1参照)は既知構造であるので、ここではその説明を省略する。 【0041】上記構成において、バルブソケット24をフレーム22の対応するバルブ挿着孔25に装着する作業工程について、図2を参照しながら説明する。 【0042】図2において、先ずバルブ挿着孔25の切り欠き部25a、25aにバルブソケット24の係止鍔34、34が挿入できるようにバルブソケット24の取り付け操作部36をつまみながら位置あわせをする。そして、そのバルブソケット24を筒体26を介してバルブ挿着孔25に挿入し、係止鍔34、34を切り欠き部25a、25aに対して通過させる。この時、シール部材38の他側面38bが筒体26内でフレーム22の外側となる面に当接して押圧される。係止鍔34、34が切り欠き部25a、25aを通過した後は、取り付け操作部36を介してバルブソケット24を約45゜回転させ、電気接続部39、39′をフラット配策材28の接触部31、31′に対して摺動させる。これにより、バルブソケット24の電気的接続と装着とが完了する(図1参照)。 【0043】以上のようにランプユニット21を構成することにより、3つのバルブソケット24に対するフラット配策材28の図示しないジョイント部がフレーム22内、即ち反射面30に設けられることになり、その図示しないジョイント部を水等の浸入から確実に保護することができるようになる。 【0044】また、フラット配策材28をフレーム22内に配策することにより、フレーム22の外側となる面側に作業を妨げるものがなくなり、バルブ交換時等の作業が非常に容易になって、メンテナンス性を格段に向上させる。 【0045】さらにまた、上述のような反射面用の塗料を塗布するフラット配策材28を配策しているため、配策性が高いことは勿論のこと、ランプユニット21としての機能を損なうようなこともない。 【0046】次に、図6及び図7を参照して本発明の車両用ランプユニットの他の一実施の形態を説明する。尚、上述のランプユニット21を構成する部材と同様の部材には同一の符号を付してある。 【0047】図6において、ランプユニット41はフレーム42と、フレーム42の前面に装着されるレンズ23と、フレーム42の背面側から装着される複数(図1において3つ示されているがこの数に限定されるものではない)のバルブソケット43とを備えて構成されている。 【0048】フレーム42は合成樹脂材により一体成形されており、上述のフレーム22と同様に、3つのバルブソケット43に対するバルブ装着孔44、44、44が設けられている。各バルブ装着孔44の近傍で、フレーム42の背面、即ちフレーム42の外側となる面には円筒形の筒体45、45、45が突出形成されている。 【0049】図7において、各筒体45には、バルブソケット43の後述する係止突起51、51′に対する切り欠き部45a、45aと、筒体45の周方向に沿うとともに、切り欠き部45a、45aに各々連続する一対の係止溝45b、45b(一方のみ図示)とが形成されている。 【0050】また、フレーム42の内側となる面には凹溝27が形成されており、その凹溝27にはバルブソケット43に対する帯状のフラット配策材28(特許請求の範囲に記載した点灯用導体に相当)が貼り付けられている。 【0051】フラット配策材28は本形態において、各バルブ装着孔44の側面にまで凹溝27を形成して配策されており、そのバルブ装着孔44の側面に配策されたフラット配策材28の部分がバルブソケット43の後述する電気接続部50、50′に電気的に接触して接続される接触部46、46′となる。 【0052】一方、凹溝27にフラット配策材28を配策したフレーム42の内側となる面(フラット配策材28の導体29が露出する側の面を含む)には、反射面47(特許請求の範囲に記載したフレームに形成された反射面及びフラット配策材の反射面に相当)が形成される。この反射面47は上述の反射面用の塗料を前記内側となる面等に均一に塗布することにより形成され、接触部46、46′を除いてほぼ全面的に塗布されている。 【0053】バルブソケット43は、バルブ収容部48と、バルブ収容部48に連成されたフランジ49と、フランジ49に一体に設けられた取り付け操作部36とを備えており、バルブ収容部48の一端48a側からバルブ37が取り付けられるとともに、バルブ収容部48の外周壁にはシール部材38が装着される。 【0054】バルブ収容部48は円筒形に形成されており、その外周壁には接触部46、46′に対する電気接続部50、50′が外周壁に沿って一体に設けられている。また、バルブ収容部48の図示しない内部にはバルブ37の2つの電極(図示しない)に接続される電気接続部50、50′の図示しない一端側が外周壁を貫通して上述の電気接続部39、39′の一端39a、39bと同様に設けられている。 【0055】フランジ49は、バルブ収容部48の外周壁に全周にわたり突出形成されており、シール部材38の一側面38aが当接するようになっている。また、フランジ49の外周縁部には筒体45の係止溝45b、45b(一方のみ図示)に係合する一対の係止突起51、51(特許請求の範囲に記載した係止鍔に相当)が設けられている。 【0056】上記構成において、バルブソケット43をフレーム42の対応するバルブ挿着孔44に装着する作業工程について、図7を参照しながら説明する。 【0057】図7において、先ず筒体45の切り欠き部45a、45aにバルブソケット43の係止突起51、51が挿入できるようにバルブソケット43の取り付け操作部36をつまみながら位置あわせをする。そして、バルブソケット43をバルブ挿着孔45に装着すると、切り欠き部45a、45aに係止突起51、51が案内されて、バルブソケット43はバルブ挿着孔45に挿し込まれてゆく。この時、シール部材38の他側面38bが筒体45内でフレーム42の外側となる面に当接して押圧される。その後、取り付け操作部36を介してバルブソケット43を約45゜回転し、係止突起51、51を係止溝45b、45b(一方のみ図示)に嵌入させるとともに、バルブ挿着孔45の側面の接触部46、46′に電気接続部50、50′を摺動させる。これにより、バルブソケット43の電気的接続と装着とが完了する(図6参照)。 【0058】以上のようにランプユニット41を構成しても、上述のランプユニット21と同様の効果が得られ、従来の問題点を解消することのできる車両用ランプユニットを提供することができる。 【0059】続いて、図8ないし図10を参照してフレームの内側となる面に対する他の点灯用導体の配策例を説明する。 【0060】図8の例は、フレーム61の内側となる面の所望の位置に凹溝62を形成し、その凹溝62内に電線63、63、63(特許請求の範囲に記載した点灯用導体に相当)を配策するとともに、カバー64を被せたものである。 【0061】凹溝62内には、各電線63を固定するための電線固定用の固定溝部65、65、65(特許請求の範囲に記載した固定溝に相当)が形成されている。また、カバー64には固定溝部65、65、65に配策固定された各電線63に対する逃がし部66が凹設されている。 【0062】凹溝62に各電線63を配策固定してカバー64を被せた後には、カバー64の逃がし部66の対向する反対側の面とフレーム61の内側となる面とに、上述と同様の反射面用の塗料が塗布され、図示しない反射面が均一に形成される。 【0063】図9の例は、図8の固定溝部65、65、65を凹溝62から隆起するクリップ67、67、67に変更したものである。このようなクリップ67、67、67を用いて各電線63を配策し、カバー64の逃がし部66の対向する反対側の面とフレーム61の内側となる面とに図示しない反射面を均一に形成してもよい。 【0064】尚、電線63は例えばエナメル線や金属素線が適用されている。また、上記固定溝部65又はクリップ67を設けることにより、配策時の安定性が確保される。 【0065】図10の例は、フレーム61の内側となる面上の所望の位置に、上述のフラット配策材28を貼り付けたものである。この場合、各導体29が露出する面側が貼り付け面となっており、他の3つの面に反射面用の塗料が塗布されて、フレーム61の内側となる面と共に反射面68が形成されることになる。 【0066】以上、図8ないし図10で示したような配策をしても、ランプユニットとしての機能を損なうことはないので、有効な配策手段となる。 【0067】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、車両用ランプユニットは、バルブが取り付けられた複数のバルブソケットと、そのバルブソケットを装着するためのバルブ装着孔を有するフレームとを備えており、フレームの内側となる面に反射面が形成されている。そして、そのフレームに形成された反射面には、バルブソケットを介してバルブと接続されるとともに車両側の電気的導体と導通する点灯用導体が配設又は埋設されている。このように車両用ランプユニットを構成することにより、点灯用導体に従来と同様形成される各バルブソケットに対するジョイント部がフレーム内、即ちフレームに形成された反射面に配設又は埋設されることになるため、ジョイント部からの水等の浸入を確実に防げ高い信頼性を得ることができるとともに、フレームの外側となる面側に点灯用導体が配策されないので、バルブ交換時等の作業が非常に容易になり、メンテナンス性を格段に向上させることができるという効果を奏する。また、他種類のランプユニットに適用することもできるという効果を奏する。 【0068】請求項2に記載された本発明によれば、フレームに形成された前記反射面に配設又は埋設された点灯用導体は、帯状に形成されたフラット配策材であり、少なくともフラット配策材の一側面にフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されている。点灯用導体をこのようなフラット配策材にすることにより、配策性を高めることができるという効果を奏する。また、フレームに形成された前記反射面に対応する反射面を有するので、ランプユニットとしての機能を損なうこともない。 【0069】請求項3に記載された本発明によれば、フラット配策材はそのフラット配策材の厚み分だけフレームに形成された前記反射面を窪ませて配策されている。このようにフラット配策材を配策することにより、フレームに形成された前記反射面とフラット配策材の反射面とを均一にすることができるという効果を奏する。 【0070】請求項4に記載された本発明によれば、フレームに形成された前記反射面に配設又は埋設された点灯用導体は、エナメル線又は金属素線から成る電線であり、フレームに形成された前記反射面にはその前記反射面を窪ませて電線配策用の凹溝が形成されている。そして、凹溝にはフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されたカバーを装着するようになっている。点灯用導体を上記のような電線によって形成するとともに、フレームに形成された前記反射面に凹溝を形成することにより、電線に対しても容易に配策することができるという効果を奏する。また、カバーにはフレームに形成された前記反射面に対応する反射面が形成されているので、ランプユニットとしての機能を損なうこともない。 【0071】請求項5に記載された本発明によれば、凹溝には電線固定用のクリップ又は固定溝が設けられている。このように凹溝にクリップ又は固定溝を設けることにより、配策時の安定性を高めることができるという効果を奏する。また、クリップ又は固定溝はフレームと同時形成することができるので、部品点数の増大を抑えることができるという効果を奏する。 【0072】請求項6に記載された本発明によれば、フレームに装着されるバルブソケットは、バルブ収容部とフランジとシール部材と係止鍔とを備えており、バルブ収容部の外周壁には取り付けられたバルブの電極に一端が接続される電気接続部が設けられている。バルブ収容部はバルブが取り付けられるように円筒状に形成されており、フランジはそのバルブ収容部の外周壁に突出している。また、シール部材は一側面がフランジに、他側面がフレームの外側となる面に当接しており、係止鍔はバルブソケットをバルブ装着孔に嵌入した後にバルブソケットをフレームに係止するようになっている。このようにバルブソケットを構成することにより、防水性を維持しつつ作業性及びメンテナンス性の良いバルブソケットを提供することができるという効果を奏する。また、他種類のランプユニットに適用することのできるバルブソケットである。 【0073】請求項7に記載された本発明によれば、バルブ収容部の外周壁に設けられる電気接続部の他端側は係止鍔に沿って一体に設けられている。そして、フレームの内側となる面側のバルブ装着孔近傍には電気接続部の他端側と電気的に接触して接続される接触部が形成されている。このようなバルブソケットと点灯用導体との接続構造を採用することにより、バルブソケットがフレームに係止されると同時に点灯用導体との接続が成されることになる。従って、バルブソケットと点灯用導体との接続を簡素化することができるようになるという効果を奏する。 【0074】請求項8に記載された本発明によれば、バルブ収容部の外周壁に設けられる電気接続部の他端側はバルブ収容部の外周壁に沿って一体に設けられている。そして、バルブ装着孔の側面には電気接続部の他端側と電気的に接触して接続される接触部が形成されている。このようなバルブソケットと点灯用導体との接続構造を採用することにより、バルブソケットがフレームに係止されると同時に点灯用導体との接続が成されることになる。従って、バルブソケットと点灯用導体との接続を簡素化することができるようになるという効果を奏する。また、接触部はフレームの外側となる面から露出していないので、防水性を損なうことがない。 【0075】請求項9に記載された本発明によれば、フレームの外側となる面でバルブ装着孔近傍に筒体が設けられている。このような筒体を設けることにより、バルブソケットを保護するとともに、水等が浸入しにくくなり、防水性を更に向上させ、高い信頼性を得ることができるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−250706 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月17日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−50431 |
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