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【発明の名称】 点滅灯
【発明者】 【氏名】鈴木 幹治

【要約】 【課題】発光ダイオードを用いた点滅灯であって、充分な光量が得られ、警告灯,道路標識等の用途に適すると共に、電源フリーで簡単に使用できるようにする。

【解決手段】蓄電池2とその充放電および点滅を制御する制御回路基板3を内蔵した有底円筒形の本体1と、透光性プラスチックにより円筒形に成形され前記本体上に積み重ねられるケース体10と、複数の発光ダイオード17が放射状に配設され前記ケース体の中心に固設された発光基板15と、前記ケース体の上端に被着され中心に太陽電池32が設けられた円板状の上蓋体30とからなり、前記蓄電池は前記太陽電池により充電され前記制御回路基板の作動により前記発光ダイオードを点滅させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 蓄電池とその充放電および点滅を制御する制御回路基板を内蔵した有底円筒形の本体と、透光性プラスチックにより円筒形に成形され前記本体上に積み重ねられるケース体と、複数の発光ダイオードが放射状に配設され前記ケース体の中心に固設された発光基板と、前記ケース体の上端に被着され中心に太陽電池が設けられた円板状の上蓋体とからなり、前記蓄電池は前記太陽電池により充電され前記制御回路基板の作動により前記発光ダイオードを点滅させるようにしたことを特徴とする点滅灯。
【請求項2】 ケース体の内周面に各発光ダイオードに対峙する凸レンズ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の点滅灯。
【請求項3】 上蓋体にナットを固着すると共に、本体の下面から組付用ボルトをケース体に貫通させ該ナットに締付することにより、本体とケース体と上蓋体とを密接状に固着してなることを特徴とした請求項1または2に記載の点滅灯。
【請求項4】 発光基板が設けられたケース体を本体上に複数段に積み重ね、該ケース体の上端に上蓋体を被着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の点滅灯。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は路上工事現場や緊急自動車等に設けられる発光ダイオードを用いた点滅灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】路上工事現場、或いはパトカー等の緊急自動車等に従来から設けられている回転灯は、周知のように、透明な円筒状カバー内に設けられた白熱電灯の周りに凹面鏡状の反射板がモーター駆動により回転動するように設けられ、該反射板によって周囲に光を放射するように構成したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし白熱電灯は消費電力が大きく、一般的には使用に当たって商用電源の配線を必要とするので、緊急時、或いは、電源のない山間地等での使用が困難であり、また電池を電源としていると長時間の使用には適さない欠点がある。
【0004】そこで従来から白熱電灯に比較べて消費電力が少なくかつ長寿命である発光ダイオードを光源として使用することも一部の信号機では考えられていたが、発光ダイオードは改良されて来ているとはいえども白熱灯のような光量はなく、そのために自動車運転者等に視覚的に注意を与えるための警告灯としての用途には不充分であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決しようとするもので、蓄電池とその充放電および点滅を制御する制御回路基板を内蔵した有底円筒形の本体と、透光性プラスチックにより円筒形に成形され前記本体上に積み重ねられるケース体と、複数の発光ダイオードが放射状に配設され前記ケース体の中心に固設された発光基板と、前記ケース体の上端に被着され中心に太陽電池が設けられた円板状の上蓋体とからなり、前記蓄電池は前記太陽電池により充電され前記制御回路基板の作動により前記発光ダイオードを点滅させるようにしたことを特徴とする。また本発明は上記点滅灯において、ケース体の内周面に各発光ダイオードに対峙する凸レンズ部を形成したことを特徴とする。また本発明は上記点滅灯において、上蓋体にナットを固着すると共に、本体の下面から組付用ボルトをケース体に貫通させ該ナットに締付することにより、本体とケース体と上蓋体とを密接状に固着してなることを特徴とする。また本発明は上記点滅灯において、発光基板が設けられたケース体を本体上に複数段に積み重ね、該ケース体の上端に上蓋体を被着したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4において、1はプラスチック製の底板1aと円筒体1bとからなる有底円筒形の本体で、該本体1内には小型鉛シール型の蓄電池2が収容されていると共に、該蓄電池2の電気端子にプリント基板からなる制御回路基板3が取着されている。該制御回路基板3には蓄電池2の充放電、および後述する発光ダイオードの点滅を制御する電子回路が組込まれている。4は該本体1の一側壁に設けられた制御回路基板3の操作スイッチである。なお底板1aの外周縁7aと円筒体1bには互いに印籠状に合着し得る抉が形成されている。
【0007】5a,5bは3本の組付用ボルト6を貫通させるために本体1の底板1aと円筒体1bの周縁部に開設された貫通孔である。また8は底板1aの下面に突設された取付用ボルトである。
【0008】10は赤色,黄色等に着色された透光性プラスチックにより、隔壁14を有する円筒形に成形されたケース体で、該ケース体10の内周面には定間隔で円弧面状の凸レンズ部11が縦長ライン状に形成されている。また、該ケース体10の下端開口縁12および前記円筒体1bの上端開口縁9には互いに印籠状に合着し得る抉が形成されている。また、上端開口縁13にも後述する上蓋体30の下面周縁31と印籠状に合着し得るように抉が形成されている。
【0009】15は隔壁14上に突設された支持片16により水平に支持されたプリント基板からなる発光基板で、該発光基板15上に複数の発光ダイオード17を定間隔で放射状に配設している。該各発光ダイオード17は球頭状円柱形(砲弾形)の透明プラスチック体中に発光素子がインポジットされたもので、その発光は前方へ強い集束性を持つ。そしてその光を透過させるべく前記凸レンズ部11を該各発光ダイオード17と真直に対峙させている。また、21は前記組付用ボルト6を貫挿させるために該ケース体10の内側周縁部に形成された透孔、22は隔壁14に開設された配線用の透孔である。
【0010】プラスチックにより成形された円板状の上蓋体30の中心には方形状の透明部分が設けられその内側に太陽電池32が設けられている。そして、該太陽電池32の起動力の配線34を発光基板15の上面に設けられたコネクタ18に結合し得る。また、該発光基板15の下面に設けられたコネクタ19と前記制御回路基板3の上面に設けられたコネクタ20とを隔壁14の透孔22に貫挿された配線23により接続し得る。また、24は上蓋体30の下面周縁部に組付用ボルト6を螺合させるためにインサート成形により固着したナットである。
【0011】このため、前記配線34,23を施した後、底板1a,円筒体1bからなる本体1上にケース体10を積み重ね、該ケース体10上に上蓋体30を被せ、本体1の下面より組付用ボルト6を夫々貫通孔5a,5b,透孔21に貫挿し、該組付用ボルト6の先端をナット24に螺合し締付することにより、該本体1とケース体10と上蓋体30とを密接状に固着する。なお、36,37はその印籠状の接合部に水密を保持するために装入されたOリングである。
【0012】この点滅灯では、太陽電池32の起動力により蓄電池2は常時充電され、また、操作スイッチ4を設定することにより該蓄電池2を電源として発光ダイオード17を順次、或いは一斉に点滅させることができる。そして該各発光ダイオード17の光は凸レンズ部11を透過することでより直進性が強くなるので、遠くからも明瞭に視認できるようになる。従って、交通標識,警告灯等として用途に外部電源を要さず、使用場所が限定されることなく、何時でも簡便に使用することができる。
【0013】また、発光基板15が固設されたケース体10を図5に示したように本体1上に二段に積み重ね、その上に上蓋体30を被せると共に、本体1の下面より長目の組付用ボルト6を貫挿し締付することにより、発光部分を二段のものに容易に改造でき、必要に応じ発光面を増加さすことができる。このため用途に応じ発光部分がさらに三段以上になるように組立てることも容易である。またこのようにボルト締めによって密着状に固着したことにより、接合部からの水分の侵入等を防ぐことができ防水性,耐久性が向上する。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の点滅灯は、太陽電池により電源フリーで使用できると共に、凸レンズ部を有したケース体によってその光を遠くまで到達させることができ道路標識,警告灯等の用途にも使用できる。しかも組立用ボルトに貫挿することにより頑強かつ容易に組立てられ、発光面を増減させることも容易であるので幅広い用途に適するなど種々の顕著な効果がある。
【出願人】 【識別番号】591218123
【氏名又は名称】エステイエナジー株式会社
【識別番号】593030554
【氏名又は名称】鈴木 幹治
【出願日】 平成9年(1997)7月3日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−25719
【公開日】 平成11年(1999)1月29日
【出願番号】 特願平9−194897