| 【発明の名称】 |
電光装飾装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 久幸
|
| 【要約】 |
【課題】装置全体として統一性のある電光装飾機能を有し、その装置に内蔵する装飾用豆電球アセンブリー1を取り出して掛け飾りする機能も有し、更に、そのアセンブリーの収納保存機能をも兼ね備えた多目的な電光装飾装置を提供する。
【解決手段】周知の装飾用豆電球アセンブリー1を、豆電球11の取り外し可能な固定手段4とそれに隣接する電源コードの取り外し可能な固定手段5をそれぞれ内側の所定の位置に配設した背面21とその背面21の周囲に突設した浅い側面22とを有するケース2の中に、組込み固定し、そのケース2の前面を、複数の窓31と絵、写真、模様、図形または文字を施した蓋3で被覆した電光装飾装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数の豆電球を電源コードで順次直列に接続してループを形成する周知の装飾用豆電球アセンブリーを、前記豆電球の取り外し可能な固定手段とそれに隣接する前記電源コードの取り外し可能な固定手段をそれぞれ内側の所定の位置に配設した一枚続きの背面とその背面の周囲に突設した浅い側面とを有するケース内に、組み込み固定し、そのケースの前面を、そのケース内に組み込まれるべき前記豆電球の固定位置にそれぞれ関連させて設けた複数の窓と絵、写真、模様、図形または文字を外面に施した蓋で、被覆する、ことを特徴とする電光装飾装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電光装飾装置に関し、より詳述すれば、従来周知の装飾用豆電球アセンブリーの掛け飾り式電光装飾機能を温存しつつ、そのアセンブリーの収納保存を兼ねて、そのアセンブリーを蓋つきケース内に一体に組み込んで得られる独自の電光装飾装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来周知の電光装飾装置として、多数の光ファイバーの先端に洩れる多数の点状の光とその色変りを楽しむ装置、及び、そのシステムを港湾や高層建築物を表示する壁面に組み込んで、きらきらと光り点滅する夜景の美しさを表現する装置が存在する。 【0003】他方において、人目の注意を引き起こすために看板に閃光手段を組み入れた装置、及び電光表示板が周知である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前項及び前々項に記載した従来の装置は、電光手段が装置に一体不可分に組み込まれており、従って、その電光手段を取り出して独自に使用、または、他の装置に転用する自由度がなかった。 【0005】この発明の目的は、装置全体として統一性のある電光装飾機能を有し、その装置に内蔵する装飾用豆電球アセンブリーを取り出して掛け飾りする機能も有し、更に、そのアセンブリーの収納保存機能をも兼ね備えた多目的な電光装飾装置を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明による電光装飾装置は、上記の目的を達するために、周知の装飾用豆電球アセンブリーを、豆電球の取り外し可能な固定手段とそれに隣接する電球コードの取り外し可能な固定手段を内側の所定の位置に配設した背面とその背面の周囲に突設した浅い側面とを有するケース内に、組込み固定し、そのケースの前面を、複数の窓と絵、写真、模様、図形または文字を施した外面とを有する蓋で被覆するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を説明する導入として、この発明が対象とする周知の装飾電球用アセンブリー1の構成と特徴について明らかにする。まず、周知の装飾電球アセンブリー1の構成が、多数、例えば、50,100,200球の豆電球11,11・・・をそれらと同数のソケット乃至接続部12を介して電球コード13で順次直列に接続したループからなること、次にそのアセンブリーが、使用時には、多数の豆電球11,11・・・の部分が光り輝く主役(明)であり、ソケット乃至接続部12を含む電源コード13の部分は前記主役を効果あらしめるための脇役(黒子)であること、そして、更に、装飾電球アセンブリーの全体からみた前記各部分の割合は、豆電球11,11・・・の部分が1乃至2割、電源コード13の部分が8乃至9割を占めていること、は周知の通りである。 【0008】この発明では、装飾電球アセンブリー1の全体からみて僅か1乃至2割の豆電球11・・・の部分を主役、すなわち流通・陳列・販売・使用の時に、人目に触れるように外部から視認し得る構成を採用し、全体からみて8乃至9割に相当する電源コード13の部分を外部から視認できない包装の内部に閉じ込める構成を採用し、更に、その遮閉外殻容器を構成するケース2と蓋3に、前記豆電球11・・・から生ずる光とその点滅及びその点滅の長短並びに点滅の相互時間差を一層引き立たせる工夫、すなわち、容器自体に特徴をもたせた形状、容器の蓋3に施した絵、写真、模様、図形または文字、及び、前記光を外部に発信する窓の位置と形状と数量を相互に関連させて構成し、装飾電球アセンブリーを組み込んだ容器の構成全体を統一的な電光装飾装置とするものである。 【0009】 【実施例】容器を形成するケース2は、背面21と、比較的浅い側面22とからなり、その形状は、図示の実施例では、生茂る大木をデザイン状に表示するが、この発明では、それに限定されるものではなく、例えば、ヤシの木のデザイン、島、例えば、八景島、ハウステンボス、ワンダーランドの形状、ホットドッグやハンバーガーのデザイン、キャラクターのデザイン、星型、月型、三角型のデザインなど、あらゆる形状に対応することが可能である。 【0010】更に、図3の実施例で示すように、ケース2には、50個の豆電球11・・・を順次7×2+6×2+5×1+4×4+3の小束に分離しつつ、それらを上下方向左右に3段×2、中央に4段、合計10の位置に分散配置して、それらの各ソケット12・・・を豆電球固定手段4にてそれぞれ取り外し可能に固定する一方、各豆電球の小束に付随する電源コード13・・・を隣接する電源コード固定手段5にてそれぞれ取り外し可能に固定する。双方の固定手段4及び5の詳細は図5で示す。 【0011】図5において、豆電球11の固定手段4は、ケースの背面21から前方へ突設した枠体41を中央の仕切板42で大略2分割し、仕切板42で分割された一側の空洞内に豆電球11が配置され、仕切板42で分割された他側の空洞は、図5の実施例では、更に分割板43,44で3分割され、各分割板43,44の上縁部とそれらの両端に相当する前記枠体41の両側面の上縁部をやや太く補強して、それらの各上縁部間に形成される隙間で豆電球11のソケット12の円柱部をそれぞれ弾力的に着脱可能に把持固定する一方、枠体41の下面45に3つの切欠部46,47,48を設けて、それらの切欠部で豆電球11のソケット12の切削部12aを着脱可能に把持固定する。なお、ケースの背面21には通気孔49が開けられている(図4,5参照)。 【0012】更に、図5において、電源コード13の固定手段5は、前記豆電球11の固定手段4の近傍における背面21上に埴設した一対の支柱51,52と、その支柱の先端間に着脱可能に固定し得る抑え板53とからなり、電源コード13の束は、抑え板53を外した支柱51,52間に挿入された後、支柱51,52に抑え板53を装着することによって固定される(図3参照)。電源コード13の取り外し時には、支柱51,52の先端から抑え板53を取り除いた後、電源コード13を引き出すことによって達成される。 【0013】豆電球11の配列は、図示の実施例では、すべて1方向直線上に整列しているが、対向方向に向かい合って整列する場合、及び非直線例えば円弧上に配列することも可能である。 【0014】容器を形成する蓋3は、前記ケース2の背面21と略同一の形状であり、かつ、ケース2内に組み込まれ固定されるべき豆電球11・・・の配列位置に対応する位置に窓31をそれぞれ配設し、更に、図1で示すように、蓋3の外面に絵、写真、模様、図形または文字を施す。窓31は、図示の実施例では、豆電球11・・・の取付空間に一致した位置に開けられており、従って、豆電球11・・・の光は直接前方から視認可能である。しかしながら、窓31の取付位置を豆電球11・・・の取付位置から少し前後左右にずらせた位置に偏って開口させることも可能であり、その場合には、光の出射角度が斜方向になり、光の一部が蓋の内側にこもった状態となり、内面的な情緒が演出される。 【0015】ケース2に対する蓋3の開閉手段は、図示の実施例では蝶番32によるが、引出しスライド式であってもよく、あるいは、ケース2の外面を被覆するカバー式であってもよい。 【0016】図3及び図4において、33は、蓋3の裏面に突設した図示しない係止棒をケース2の背面で止める止め具であり、6は壁掛け用の孔、7は補助脚板取付孔、89は音声出力兼用の光制御回路である。 【0017】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明による電光装飾装置は、周知の装飾用豆電球アセンブリーを、豆電球の取り外し可能な固定手段とそれに隣接する電源コードの取り外し可能な固定手段をそれぞれ内側の所定の位置に配設した一枚続きの背面とその背面の周囲に突設した浅い側面とを有するケース内に、組み込み固定し、そのケースの前面を、複数の窓と絵、写真、模様、図形または文字を施した蓋で、被覆してなるので、それ自体がまとまった電光装飾機能を有し、家庭、店舗または店頭などで人を魅きつける効果を奏する一方、ケース内に組み込まれた装飾用豆電球アセンブリーを外部に取り出し、そのアセンブリーを木や窓、壁などに掛け飾りすることも可能であり、更に、そのアセンブリーの掛け飾りを終了した後、再びそれをケース内に組み込み収納保存することもできる、など多目的に活用し得るから、多くの需要者に歓迎されるものとして期待される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595179413 【氏名又は名称】田中 久幸
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月6日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】三根 守
|
| 【公開番号】 |
特開平11−111012 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−290257 |
|