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【発明の名称】 墓前用燭台
【発明者】 【氏名】波多野 繁

【要約】 【課題】雨や風の日の墓参りでも難なくローソクに火を灯すことができ、燭台の中で十分な時間消えずに周囲を照らして祖先のお参りができるような雰囲気を醸し出す墓前用燭台を提供することを目的とする【解決手段】 前面に開口し略水平に形成された床部を有する空間が内部に形成された燭台本体と、前記前面の開口部に着脱自在にはめ込まれる透明の正面アクリル板と、前記床部に着脱自在に取り付けられるローソク立て手段を含む。

【解決手段】前面に開口し略水平に形成された床部を有する空間が内部に形成された燭台本体と、前記前面の開口部に着脱自在にはめ込まれる透明の正面アクリル板と、前記床部に着脱自在に取り付けられるローソク立て手段を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面に開口し略水平に形成された床部を有する空間が内部に形成された燭台本体と、前記前面の開口部に着脱自在にはめ込まれる透明の正面アクリル板と、前記床部に着脱自在に取り付けられるローソク立て手段を含むことを特徴とする墓前用燭台。
【請求項2】 前記燭台本体の空間は背面にも開口しており着脱自在にはめ込まれる透明の背面アクリル板を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の墓前用燭台。
【請求項3】 前記正面アクリル板は下部に通風穴を有する一方で前記背面アクリル板は上部に熱気抜け穴を有していることを特徴とする請求項2に記載の墓前用燭台。
【請求項4】 前記燭台本体の前面の開口部の上辺は弧状の切り欠きを有し正面アクリル板をはめ込んだ状態で開口した排気窓を形成することを特徴とする請求項3に記載の墓前用燭台。
【請求項5】 前記ローソク立て手段は前記燭台本体の空間の床部の中央部に形成された貫通口と、軸線付近を垂直に細長のめくら穴が形成されたボルトヘッドを有し前記貫通口に燭台の前記空間内から挿通されるボルトと、前記空間の外部にて該ボルトをワッシャーを介して締め付けるナットと、前記めくら穴に挿入される脚部を有するローソク立て皿を含むことを特徴とする請求項1に記載の墓前用燭台。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野外に設置する墓前用燭台に関するものであり、さらに詳しくはローソクが灯される空間の前面に透明な板がはめ込まれた墓前用燭台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野外に設置される墓塔の燭台にローソクを灯す場合に、その日の天気が悪いと雨や風の影響で火を灯すことが困難であり、仮に首尾よく火がついたとしても簡単に消えてしまうことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、そのような天気の日でも難なくローソクに火を灯すことができ、燭台の中で十分な時間消えずに周囲を照らして祖先のお参りができるような雰囲気を醸し出す墓前用燭台を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するために、本発明による墓前用燭台は前面に開口し略水平に形成された床部を有する空間が内部に形成された燭台本体と、前記前面の開口部に着脱自在にはめ込まれる透明の正面アクリル板と、前記床部に着脱自在に取り付けられるローソク立て手段を含むことその要旨とするものである。
【0005】また、前記空間は背面にも開口しており着脱自在にはめ込まれる透明のアクリル板を更に含むことが望ましい。
【0006】また、前記正面アクリル板は下部に通風穴を有する一方で前記背面アクリル板は上部に熱気抜け穴を有していることがのぞましい。
【0007】また、前記燭台本体の前面の開口部の上辺は弧状の切り欠きを有し正面アクリル板をはめ込んだ状態で開口した排気窓を形成することがのぞましい。
【0008】また、前記ローソク立て手段は前記燭台の空間の床部の中央部に形成された貫通口と、軸線付近を垂直に細長のめくら穴が形成されたボルトヘッドを有し前記貫通口に燭台の空間内から挿通されるボルトと、該ボルトをワッシャーを介して締め付けるナットと、前記めくら穴に挿入される脚部を有するローソク立て皿を含むことがのぞましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例の斜視図で野外に設置される燭台本体1と該燭台本体1に着脱自在にはめ込まれる透明のアクリル板2が示されている。前記燭台1は、御影石で全体が略直方体形に成されその中間部には細長の空間1aが穿設されており、その下は底部1bとして全体を支持している。
【0010】前記空間1aは、その底部に略水平の床1cが形成されており該床1cには約1mmの厚みを有するステンレスの板1dが張ってある。前記アクリル板2は、下端が略直角に折れ曲がっており全体がL字上の断面を有する。
【0011】前記空間1aは前方に開口しており前記ステンレス板1dの上には、互いに前方開口部に向かい平行に2本のステンレス棒1eが前記ステンレス板1dとの間に隙間を保って溶接されている。そして、前記透明のアクリル板2は、前記下端の折れ曲がって部分を2本のステンレス棒の下の隙間に挿入することにより図2の斜視図に示されるように着脱自在にはめ込まれてようになっている。
【0012】また背面も開口しており、前記ステンレス板1dの背面側が略直角に立ち上がっていて、透明のアクリル板3がアルミリベットを介して着脱自在に取り付けられている。
【0013】さらに、図3の正面図に示すように前記アクリル板2の下部には一対の通風穴2aが形成されている。一方、背面図である図4に示すように前記アクリル板3の上部にも一対の熱気抜き穴3aが形成されている。そして、図1乃至図4に示すように前記燭台本体1の前面と背面の開口部の上辺には弧状の切り欠き1fが形成されていて正面と背面の開後部にはめ込まれたアクリル板2とアクリル3と共同して排熱窓1gを形成している。
【0014】また図5に示すように前記ステンレス板1dが張ってありその中央部で前記2本のステンレス棒1eの間の位置において貫通口1hが該ステンレス板1dと共に燭台本体1の底部に1bに形成されている。
【0015】前記貫通口1hには、軸線付近を垂直に細長のめくら穴1j1′が形成されているボルトヘッド1j1を有するボルト1 jが前記空間内から捜通されている。ワッシャー1 kを介してナット1lで締め付けるようになっている。そして、前記めくら穴1i′にローソク立て皿1mの脚部1m′を挿入して固定する。
【0016】そして、図6の(a)に示すようにローソクが点されて30分ぐらいまでは、その高さは10センチ程度で炎の先は背面のアクリル板の熱気抜き穴3aと略同じ高さである。
【0017】この状態では、前記熱気抜き穴3aはその上にある排熱窓1gと共に排熱作用をするが(b)に示すようにローソクが5センチ位になると前記熱気抜き穴3aからは内部の上昇気流の働きを受けて外気が入り込み炎の伸びを押さえ内部の上の温度の上昇を防ぐ。もし、前記熱気抜き穴3aがないと内部の温度は上昇の一途をたどりかつ燭台の空間全体が煙突状になりローソクの燃焼が早くなる。
【0018】以上の構成で、市販のローソク(10cm高さx1cm直径)を前記燭台のローソク立て皿にローソクを固定して点火した。その時の内部の温度変化及び周囲に及ぼす影響は下記の通りである。
テスト環境 室温:23℃ 無風状態 30分経過 32℃ 40分経過 37℃ 50分経過 42℃ 60分経過 44℃ 70分経過 41℃ 燃焼終了 40℃正面及び背面アクリル板の歪み、膨らみ等の変化なし。
【発明の効果】このように、本発明による墓前用燭台は燭台本体の前面に透明の正面アクリル板が着脱自在にはめ込まれるので、天候の悪い日でもローソクに火をつけることが容易で燭台内部に立てたローソクが風や雨で消えることがなく、またお線香に火をつける場合も落ち着いて行うことができる。
【0019】また、背面にも透明のアクリル板がはめ込まれているので周囲を十分に照明することが可能で和やかな気持ちでお参りすることができる。
【0020】また、前記正面アクリル板の下部には通風穴を有する一方で前記背面アクリル板は上部に熱気抜け穴があるので内部の空気を外気と入れ替えてローソクの燃焼を継続させることができるだけでなく、穴に指を挿入して操作し正面と背面のアクリル板を燭台本体に着脱することができる。
【0021】また、前記燭台本体の前面の開口部の上辺は弧状の切り欠きを有し正面アクリル板をはめ込んだ状態で開口した排気窓を形成しているので、燭台内部のローソクが短くなり炎の先端が背面アクリル板の熱気抜け穴の高さ以下になると内部空間の上昇気流により外気が前記熱気抜け穴から内部に流入し内部の温度を下げるのでローソクの燃焼速度が下がりその節約が可能となる。
【0022】また、ローソク立て手段が燭台の床に形成した貫通口とそこにボルトを挿入してナットで締結してボルトヘッド状にローソク立てを固定するので着脱が簡単で燃え滓等の除去が手軽に行ることができるだけでなく市販のいかなる寸法のローソクでも使用することができる。
【出願人】 【識別番号】597141933
【氏名又は名称】波多野 繁
【出願日】 平成9年(1997)10月7日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】橘 哲男
【公開番号】 特開平11−111011
【公開日】 平成11年(1999)4月23日
【出願番号】 特願平9−274516