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【発明の名称】 非常照明灯の点灯時間検査装置
【発明者】 【氏名】徳山 正樹

【要約】 【課題】非常照明灯が内蔵する蓄電池が非常照明灯を法令で規定された時間で点灯持続させ得るか否かを検査する点灯時間検査装置を提供する。

【解決手段】本体部1を非常照明灯のプルスイッチの引き紐に吊り下げることにより、その重量により非常照明灯を点灯させ、非常照明灯の光を光センサー2により検出して、光検出信号が本体部1に内蔵されたタイマーが規定された時間が経過するまで入力されるか否かによって点灯持続の検査を行う。規定時間未満で非常照明灯が消灯して光センサー2からの光検出信号がなくなると、時間表示部4aのカウント表示は停止し検査不合格のNGマークが判定表示部4bに点灯する。規定時間を経過しても光検出信号の入力があれば、時間表示部4aには規定時間以上の数字が表示されるので、検査合格が明らかとなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 当該装置を非常照明灯の点検検査用のプルスイッチに吊着させることにより当該装置の重量により前記プルスイッチをON作動させ、非常照明灯を内蔵する電池電源による非常照明状態で点灯させる吊着用捕捉手段と、非常照明状態で点灯した非常照明灯の点灯光を検出する光センサーと、この光センサーの光検出に基づいて非常照明灯の点灯持続時間を計測表示する計測表示手段とを具備してなることを特徴とする非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項2】 計測表示手段が、時間計測するためのタイマーと、このタイマーによる計測時間を表示する時間表示部と、光センサーによる光検出の消滅により前記タイマーによる計時を停止させる計時制御部とを具備してなる請求項1記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項3】 非常照明灯の種類によって異なる時間に規定された連続点灯時間を設定する検査時間設定部と、この検査時間設定部による設定時間とタイマーによる計測時間とを比較して検査判定する判定部とを備えてなる請求項1または2記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項4】 判定部による判定結果を表示する判定表示部が設けられてなる請求項3記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項5】 光センサーが、光検出方向に指向性を有して構成されてなる請求項1〜4いずれか一項に記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項6】 光センサーを保持して、光センサーの指向性方向が非常照明灯の発光部方向に向くように保持角度を調整する自在継ぎ手を備えた保持具を設けて構成されてなる請求項1〜5いずれか一項に記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項7】 本体部がプルスイッチに吊着された状態から外れたときに本体部の落下を防止する落下防止手段が設けられてなる請求項1〜5いずれか一項に記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【請求項8】 点灯時間検査時の特記事項を記載したボードを取り付けるボード取付け手段が設けられてなる請求項1〜6いずれか一項に記載の非常照明灯の点灯時間検査装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池電源を内蔵して停電時には蓄電池電源により点灯して安全のための照明を確保する非常灯や誘導灯等の非常照明灯の前記蓄電池電源の状態を検査する非常照明灯の点灯時間検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】災害等の非常事態により停電が生じた場合に、安全を確保するために非常灯や誘導灯の設置が義務づけられている。これらの非常照明灯は、停電時にも点灯するように蓄電池電源を内蔵しており、停電時には蓄電池を電源として点灯する。
【0003】従って、蓄電池は常に非常用の照明灯を所定時間にわたって点灯持続させ得る電力を蓄える性能を維持している必要があり、非常灯の場合は30分間以上、誘導灯の場合は20分間以上の点灯持続が法規制により義務づけられている。
【0004】この点灯持続時間は蓄電池電源の性能が低下すると規定時間を下回ることになるため、非常照明灯としての機能が維持されるように、非常灯の場合は建築基準法施工規則第6条、誘導灯の場合は消防庁告示第3号及び第14号に、その点検を実施するように定められている。この点検では、停電時に蓄電池電源により非常照明灯が規定時間にわたって点灯持続させ得る蓄電池の蓄電量が維持されているか否かを検査することが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】非常照明灯は一つの建物内に非常灯及び誘導灯の形態で多数設置されており、これらに対して義務づけられた検査を実施するには、設置数が多くなるほど検査時間と人手とを要し、手間のかかる作業を強いられる。検査は専門の検査業者によって実施されることになるが、この検査のために建物の使用者の業務に支障を生じさせないようにし、実施業者は効率よく迅速に検査を完了させることが要求される。即ち、検査業者は検査装置を建物内に搬入し、速やかに検査のためのセッティングを実行し、多数の非常照明灯に対する検査を迅速に完了させなければならない。しかしながら、この検査を効率よく正確に実施するための適切な装置が存在しないのが現状である。
【0006】本発明が目的とするところは、非常照明灯の非常点灯状態での点灯持続時間の検査を効率よく実施することができる非常照明灯の点灯時間検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明は、当該装置を非常照明灯の点検検査用のプルスイッチに吊着させることにより当該装置の重量により前記プルスイッチをON作動させ、非常照明灯を内蔵する電池電源による非常照明状態で点灯させる吊着用捕捉手段と、非常照明状態で点灯した非常照明灯の点灯光を検出する光センサーと、この光センサーの光検出に基づいて非常照明灯の点灯持続時間を計測表示する計測表示手段とを具備してなることを特徴とする非常照明灯の点灯時間検査装置として構成されている。
【0008】この構成によれば、吊着捕捉手段により当該装置を非常照明灯の点検検査用のプルスイッチに吊着させることにより、当該装置の重量によりプルスイッチを引いて非常照明灯を非常照明状態で点灯させることができる。従って、非常照明灯を非常照明状態にして点灯持続させるためにプルスイッチを引き続けるのに人手や重り等の引っ張り手段を必要としない。点灯した非常照明灯の光は光センサーにより検出されるので、この光検出が続く時間、即ち非常照明灯の点灯持続時間を計測し表示することにより、非常照明灯が規定の点灯時間で持続するか否かを検査することができる。
【0009】上記構成における計測表示手段は、時間計測するためのタイマーと、このタイマーによる計測時間を表示する時間表示部と、光センサーによる光検出の消滅により前記タイマーによる計時を停止させる計時制御部とを具備して構成することにより、光センサーによる光検出が消滅したときにはタイマーによる計時が停止し、その計測時間が表示されるので、表示された時間が規定時間以下であれば検査不合格であり、規定時間を越えて計測時間の表示がなされていれば検査合格と判定することができる。
【0010】また、非常照明灯の種類によって異なる時間に規定された連続点灯時間を設定する検査時間設定部と、この検査時間設定部による設定時間とタイマーによる計測時間とを比較して検査判定する判定部とを備えて構成することにより、検査時間設定部に設定した規定の点灯持続時間でタイマーが計時したか否かを判定部で判定することができるので、時間表示部に表示された時間を規定の点灯持続時間とを比較して判断する手間なく検査による合否を判定することができる。
【0011】また、判定部による判定結果を表示する判定表示部を設けて構成することにより、判定結果が表示されるので能率よく検査を実施することができる。
【0012】また、光センサーは、光検出方向に指向性を有して構成することにより、光検出方向を非常照明灯の発光部位に向けて配置すると、周辺の光の影響を受けることなく非常照明灯の点灯状態のみを検出することができる。
【0013】また、光センサーを保持して、光センサーの指向性方向が非常照明灯の発光部方向に向くように保持角度を調整する自在継ぎ手を備えた保持具を設けて構成することにより、光センサーを非常照明灯の発光部位に向けて取り付ける作業を確実に行うことができる。
【0014】また、本体部がプルスイッチに吊着された状態から外れたとき、本体部の落下を防止する落下防止手段を設けて構成することにより、プルスイッチの吊り紐の切断等の不測の事態で本体部を落下させてしまうような事故が防止される。
【0015】また、点灯時間検査時の特記事項を記載したボードを取り付けるボード取付け手段を本体部に設けて構成することにより、本体部の表示と共にボードに記載した日時、場所等の表示を写真撮影することができ、非常照明灯の検査を正常に実施した記録を残すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、本発明でいう非常照明灯は、非常灯及び誘導灯を総称したもので、これらは蓄電池を内蔵して構成されており、停電時には蓄電池を電源として蛍光灯または白熱電球を点灯させる。この蓄電池による点灯の持続時間は建築基準法及び消防法で規定されており、点灯を持続させ得るだけの蓄電量が維持されているか否かの点検が義務づけられている。本発明の点灯時間検査装置は、実際に蓄電池により非常照明灯を点灯させたときの光を検出して、規定された時間で点灯が持続するか否かを検査するものである。
【0017】図1は、本実施形態に係る点灯時間検査装置の構成を示すもので、本体部1と、この本体部1から引き出された光センサー2及び落下防止用捕捉具(落下防止手段)3とを備えて構成されている。
【0018】本体部1は、図2に示すように、タイマー15と、このタイマー15による計時動作を前記光センサー2による光検出に基づいて開始/停止の制御を行う計時制御部16とを備えて構成され、タイマー15による計時は分単位の数字として表示部4の時間表示部4aに計時数字として表示される。この基本構成により、非常照明灯が内蔵する蓄電池電源により点灯する非常照明状態で点灯させたときの光を光センサー2により検出し、この光検出に基づいて計時制御部16によりタイマー15の計時を制御して光検出の有無により計時を開始/停止させると非常照明灯の点灯持続時間は時間表示部4aに表示され、この表示された計時数字を規定の点灯持続時間と比較することにより点灯時間の検査を行うことができる。本実施形態においては、この基本構成に加えて検査をより効率的且つ簡易に実施できるようにするための構成が設けられている。
【0019】図1に示すように、表示部4には前記タイマー15による計時数字を表示する時間表示部4aに加えて、検査結果が不合格であった場合にNGマークを点灯させる判定表示部4bと、本体部1を作動させる電池の容量が低下したときに点灯する電池残容量警告表示部4cと、前記光センサー2が光検出して検査が実施できる状態を示すSマークを点灯させる光検出表示部4dとが設けられ、これらは1つのセグメント型液晶ディスプレイにより表示できるように構成されている。
【0020】また、本体部1の表面に押しボタンとして設けられた計時操作ボタン5は、前記計時制御部16による計時の開始/停止を手動操作できるようにして、検査作業の準備状態や作業の都合により検査を一時停止できる柔軟性を具備させるものである。更に、本体部1の表面にスライドスイッチとして設けられた検査時間設定スイッチ6は、本装置の電源スイッチとして機能すると共に、非常灯と誘導灯とによって異なる検査時間を設定するものである。
【0021】図2は、上記本体部1の外観構成と一致させて本体部1の内部構成をブロック図として示すもので、前記検査時間設定スイッチ6の切り替え操作により検査時間設定部17に非常灯の検査の場合には30分、誘導灯の検査の場合には20分の規定時間が設定される。この検査時間設定部17に設定された規定時間とタイマー15による計時とが判定部18により比較され、前記規定時間未満でタイマー15の計時が停止したときには、判定部18は判定表示部4bにNGマークを点灯させる。
【0022】また、前記光センサー2は、先端部方向の1方向に指向性を有するように構成されており、図3(a)に示すようなマグネットクリップ(保持具)9または図3(b)に示すような吸盤クリップ(保持具)10に保持されて、その指向性方向が非常照明灯の発光部分に向くように取り付けられる。マグネットクリップ9は、マグネット9aに自在継ぎ手9bを介してクリップ9cが取り付けられた構造で、自在継ぎ手9bによりクリップ9cの向きを自在方向に向けることができ、クリップ9cで保持した光センサー2の受光部を光検出方向に向けることができるので、光センサー2を配置する部分が鋼鉄製の部材で形成されている場合に、マグネット9aを鋼鉄製の部材に吸着させることにより、光センサー2の受光部が任意方向に向くように設置することができる。また、吸盤クリップ10は、前記マグネットクリップ9のマグネット9aに代えて吸盤10aを備えたもので、ガラスや樹脂製の平滑な面に光センサー2を設置することができる。
【0023】また、落下防止用捕捉具3は、一端が本体部1に固定された安全ワイヤー3aの他端に結着されており、バネ部材により形成されて非常照明灯の開口部分等を捕捉して、検査中に吊り下げ状態となる本体部1が落下したときの安全を確保する。
【0024】上記のように構成された点灯時間検査装置を用いた非常照明灯の点灯時間検査の方法について説明する。
【0025】非常照明灯は、図4に示すように天井に埋設された非常灯11、図5に示すように非常口の上方に取り付けられた誘導灯12のような形態として建造物内に設置されており、これらには点灯検査用のプルスイッチの引き紐13が吊設されている。この引き紐13を引くことにより非常灯11または誘導灯12は、それらが内蔵する蓄電池を電源として点灯する。非常灯11では30分間以上、誘導灯12では20分間以上にわたって点灯が持続するように法令により規定されているので、実際に規定された点灯時間にわたって点灯が持続されるか否かを点灯時間検査装置により検査する。
【0026】図4または図5に示すように、本体部1の上方に取り付けられた吊り下げフック7を前記引き紐13の先端に設けられたプルリング13aに引っ掛けると、引き紐13に接続された非常照明灯のプルスイッチは本体部1の重量(約50g)により引かれてON動作し、内蔵された蓄電池を電源として点灯する。このとき、引き紐13が切断したり吊り下げフック7がリング13aから外れたりするような不測の事態で本体部1が落下しないように、落下防止用捕捉具3を非常照明灯の開口部分に捕捉させておく。落下防止用捕捉具3により捕捉できる開口部分は、非常灯11の場合では反射傘11aの中心に非常点灯球11bの脇から引き紐13が引き出されている位置にあり、誘導灯12の場合では引き紐13の引き出し穴が利用できる。本実施形態で採用した落下防止用捕捉具3は、図6に示すように、その弾性を利用して開口部分に係止することによりリング部3cに結着された安全ワイヤー3aでつながれた本体部1の床面への落下を防止する。図6(a)に示すように、落下防止用捕捉具3の膨出部3b、3bを両側から指で押さえると、係止部3d、3dの間隔が狭まって、図6(b)に示すように、開口部20に係止部3d、3dを挿入することができる。開口部20に係止部3d、3dを挿入した後、膨出部3b、3bへの加圧を解除すると、図6(c)に示すように、弾性により係止部3d、3dは開口部20に係止して落下防止用捕捉具3は開口部20を捕捉する。取り外すときは、逆の操作を行うことにより容易に外すことができる。
【0027】また、光センサー2はマグネットクリップ9または吸盤クリップ10を使い分けて受光部が非常照明灯の発光部に向くように設置する。非常灯11の場合では反射傘11aが鋼鉄製である場合が多いので、マグネットクリップ9のマグネット9aを反射傘11aに吸着させ、自在継ぎ手9bでクリップ9cの向きを調節してクリップ9cで保持した光センサー2の受光部が非常灯11からの光のみを受光できるようにする。誘導灯12の場合では正面の発光部分が樹脂製の平滑面で形成されているので、ここに吸盤クリップ10の吸盤10aを吸着させ、自在継ぎ手10bでクリップ10cの向きを調節してクリップ10cにより保持した光センサー2の受光部が誘導灯12からの光のみを受光できるようにする。
【0028】本体部1の検査時間設定スイッチ6は電源スイッチを兼ねているので、非常灯11の検査を行うときには非常灯側に、誘導灯12の検査を行うときには誘導灯側にスライドスイッチのノブを移動させると本装置がONとなり、非常灯11または誘導灯12の検査判定時間が、非常灯11では30分、誘導灯12では20分に検査時間設定部17に設定される。このとき、光センサー2が非常照明灯の光を受光していると、計時制御部16に光センサー2からの光検出信号が入力されるので、計時制御部16は光検出表示部4dのSマークを点灯させる。光センサー2は指向性を有しており、受光部に直角に入射する光のみを検出する。従って、光センサー2が点灯した非常照明灯の発光部に向けて正確に配置されている場合にのみ光検出表示部4dのSマークを点灯させる。この光センサー2の指向性により、室内の他の照明光や室外からの外来光の影響を受けることなく非常照明灯の点灯状態を検出することができる。
【0029】前記光検出表示部4dのSマークの点灯が確認されたところで計測操作ボタン5を押すと、計時制御部16はタイマー15を作動させて計時を開始させると共に、光検出表示部4dのSマークを点滅させ計時状態にあることを表示する。タイマー15による計時カウントは、表示部4の時間表示部4aに分単位で表示される。非常灯11の場合は30分、誘導灯12の場合は20分に点灯持続時間が規定され、これが検査時間設定部17に設定されているので、この規定時間がタイマーにより計時されている以前に光センサー2からの光検出信号がなくなったとき、即ち、規定された規定時間が過ぎる以前に非常照明灯が消灯してしまったときには、計時制御部16はその時点でタイマー15による計時を停止させ、光検出表示部4dのSマークは消灯し、時間表示部4aは停止した時点の時間を表示する。また、判定部18は検査時間設定部17に設定された規定時間未満でタイマー15の計時が停止したことを判定して、判定表示部4bにNGマークを点灯させる。規定時間を過ぎても光センサー2からの検出信号が入力しているときは、規定の点灯時間の継続がなされたことになるので、判定部18は判定表示部4bのNGマーク4bを点灯させず、検査合格と判定されるので、計測操作ボタン5を押すと計時は停止して規定時間を越えた計時数字が時間表示部4aに表示された状態でストップする。
【0030】図4または図5に示すように、本体部1の下方に設けられたボードフック8に検査表示ボード14を吊り下げておき、これに検査を実施した日時、場所、検査実施業者名等を記載して、本体部1の表示と共に検査表示ボード14を写真撮影しておくことにより、検査の実施による結果を報告し記録する証明資料を作成することができる。
【0031】建造物内に多数の非常照明灯が設置されている場所において、上記構成になる点灯時間検査装置を用いて非常照明灯の検査を実施するには、点灯時間検査装置を複数台用意して、各非常照明灯に用意した点灯時間検査装置をセットし、上記手順にて任意の時間差で次々に検査を開始させる。そして、規定の検査時間が経過したものから検査表示ボード14と共に検査結果の表示を写真撮影した後、点灯時間検査装置を取り外すと、非常照明灯は蓄電池の充電が開始されて元の状態に復帰する。取り外した点灯時間検査装置は検査時間設定スイッチ6を電源OFFの位置にすると設定された規定時間や計時時間及び表示内容はクリアされるので、これを次に検査する非常照明灯にセットする。この作業を繰り返して全ての非常照明灯に対する検査を実施することにより、1つの非常照明灯に対する検査は規定時間以上の時間を要するが、これが任意の時間差で重複させて実施されるので、多数の非常照明灯に対する検査を能率よく実施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、非常照明灯が法令により規定された非常時の点灯時間で点灯が持続するか否かの検査作業を実際に非常照明灯を点灯させた光の検出に基づいて実施し、検査結果が表示されるので、法令により義務付けられた非常照明灯の点検検査を正確に且つ効率的に実施することができる。また、携帯性がよく、検査のためのセッティングが容易なので、複数の当該装置を検査対象場所に搬入して同時進行の状態にして検査を行うことができ、多くの非常照明灯が設置された建物に対しての検査も迅速に実施することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)3月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】石原 勝
【公開番号】 特開平11−250704
【公開日】 平成11年(1999)9月17日
【出願番号】 特願平10−49298