| 【発明の名称】 |
車輌用灯具におけるコネクタの取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】塚本 広徳
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| 【要約】 |
【課題】車輌用灯具の車体への取付作業性を向上させることを課題とする。
【解決手段】ランプボデイ2と該ランプボデイの前面開口を覆うレンズ3とによって画成された灯室内に光源を配置して成る車輌用灯具1の上記光源に給電するためのコネクタ10の取付構造であって、コネクタを仮止めするためにランプボデイに形成された仮止め部5と、車体に形成されコネクタの車体側コネクタ26と接続される接続部13を挿通するコネクタ挿通孔24と、コネクタと車体との間に介在されるパッキング21とから成り、車輌用灯具が車体に取り付けられたときに上記仮止め部に仮止めされているコネクタの接続部が車体のコネクタ挿通孔に挿通されると共に、コネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプボデイと該ランプボデイの前面開口を覆うレンズとによって画成された灯室内に光源を配置して成る車輌用灯具の上記光源に給電するためのコネクタの取付構造であって、コネクタを仮止めするためにランプボデイに形成された仮止め部と、車体に形成されコネクタの車体側コネクタと接続される接続部を挿通するコネクタ挿通孔と、コネクタと車体との間に介在されるパッキングとから成り、車輌用灯具が車体に取り付けられたときに上記仮止め部に仮止めされているコネクタの接続部が車体のコネクタ挿通孔に挿通されると共に、コネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持されることを特徴とする車輌用灯具におけるコネクタの取付構造。 【請求項2】 上記仮止め部は、円弧状をした嵌合部と係合位置決め部とを有し、コネクタは、上記嵌合部に嵌合する嵌合部と上記係合位置決め部に係合して位置決めされる係合位置決め部とを有することを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具におけるコネクタの取付構造。 【請求項3】 コネクタが上記仮止め部の嵌合部の先端と車体とによって上記パッキングを介して挟持されることを特徴とする請求項2に記載の車輌用灯具におけるコネクタの取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具におけるコネクタの取付構造に関する。詳しくは、車輌用灯具の車体への取付作業性を向上させる技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の車輌用灯具の車体への取付に当たって、光源に給電するためのコネクタの処理は以下のように為されていた。 【0003】先ず、光源バルブaとコードbによって接続されたコネクタcを車体dに形成したコネクタ挿通孔eに挿通し(図7参照)、予めコードbに挿通してあったゴム製のブッシングfを上記コネクタ挿通孔eに係合固定し(図8参照)、それから、車輌用灯具gを車体dに取り付けていた(図9参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した如き、従来の車輌用灯具におけるコネクタの取付構造にあっては、車輌用灯具gを把持したままコネクタcのコネクタ挿通孔eへの挿通、ブッシングfのコネクタ挿通孔eへの係合等を行わなければならず、作業性が極めて良くないと言う問題があった。 【0005】そこで、本発明は、車輌用灯具の車体への取付作業性を向上させることを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具におけるコネクタの取付構造は、上記した課題を解決するために、コネクタを仮止めするためにランプボデイに形成された仮止め部と、車体に形成されコネクタの車体側コネクタと接続される接続部を挿通するコネクタ挿通孔と、コネクタと車体との間に介在されるパッキングとから成り、車輌用灯具が車体に取り付けられたときに上記仮止め部に仮止めされているコネクタの接続部が車体のコネクタ挿通孔に挿通されると共に、コネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持されるようにしたものである。 【0007】従って、本発明車輌用灯具におけるコネクタの取付構造にあっては、車輌用灯具が車体に取り付けられるまでの間はコネクタが車輌用灯具の仮止め部に仮止めされており、そして、車輌用灯具が車体に取り付けられた時にコネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持されるので、車輌用灯具の車体への取付の作業性が極めて良好である。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具におけるコネクタの取付構造の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、図示した実施の形態は、本発明を自動車用標識灯におけるコネクタの取付構造に適用したものである。 【0009】自動車用標識灯1は前面側が開口したランプボデイ2と該ランプボデイ2の前面開口を覆うレンズ3とランプボデイ2とレンズ3とによって画成された灯室内に配置された図示しない光源バルブとを備えている。 【0010】ランプボデイ2は合成樹脂で形成され、その後面には取付用ボルト4、4、・・・が後方へ向かって突出するように植設されている。また、ランプボデイ2の後面には後述するコネクタを仮止めするための仮止め部5が一体に形成されている。 【0011】該仮止め部5は下面が開放された筒状に形成されている。 【0012】仮止め部5の左右側部は互いに対向した側に凹の円弧状をした嵌合部6、6として形成されている。また、仮止め部5の上側部はその左右両側部に切欠7、7が形成され、該切欠7と7との間の部分が後方へ突出した舌片部8とされている。そして、該舌片部8は後方へ行くに従って僅かに幅が狭くなるように形成され、且つ、上記嵌合部6、6の後端より後方まで突出されている。また、舌片部8の下面には前後方向に延びる凹溝8aが形成されており、該凹溝8aは後方に行くに従って僅かに幅が広くなるように形成されている。さらに、舌片部8の上面の左右方向における中央部には前後方向に延びる立壁部8bが突設されている。そして、これら切欠7、7と舌片部8とによって係合位置決め部が構成される。 【0013】上記図示しない光源バルブと接続されたコード9、9、・・・がコネクタ10に纏められている。 【0014】コネクタ10は合成樹脂で形成され、円形のフランジ部11を挟んでコード連結部12と接続部13とがそれぞれ反対の方向に突設されている。コード連結部12はほぼ角筒状をしており、そこに端子金具14、14、・・・が配置され、該端子金具14、14、・・・のコード連結部14a、14a、・・・に上記コード9、9、・・・が連結されている。上記端子金具14、14、・・・には端子片部14b、14b、・・・が一体に形成されており、該端子片部14b、14b、・・・は角筒状をした上記接続部13内に突出されている。 【0015】上記コード連結部12を囲むようにほぼ円筒状をした嵌合部15が形成されている。該嵌合部15の内面と上記コード連結部12の外側面との間を連結するように補強リブ16、16、・・・が形成されており、該補強リブ16、16、・・・の先端は嵌合部15の先端より内側、すなわち、フランジ部11側に位置している。 【0016】上記嵌合部15の上端部に係合位置決め部17が形成される。該係合位置決め部17は、嵌合部15の上端部分と、該上端部分の下側に形成された壁部18とによって前方から見てほぼ凸状の空間が形作られるようにして形成される。嵌合部15の上端部は両側のほぼ水平に延びる水平部15a、15aと該水平部15a、15aの端部から上方へ延びる立ち上げ部15b、15bと該立ち上げ部15b、15bの上端間に架け渡し状に形成され上方へ凸の緩やかな弧状を描くアーチ部15cとから成る。 【0017】壁部18は前方から見て凹状に形成され、左右の垂直部18a、18aの上端は上記水平部15a、15aの外側、すなわち、立ち上げ部15b、15bと反対側の端部の下面に連設されている。また、壁部18の水平に延びる水平部18bの上面の中央部には前後方向に延びる突条18cが突設されている。そして、該突条18cは後方に行くに従って幅が狭くなるように形成されている。 【0018】尚、上記壁部18の水平部18bと上記コード連結部12の上面壁との間には補強リブ19、19が形成されている。 【0019】さらに、嵌合部15の外側面とフランジ部11の前面との間にも補強リブ20、20、・・・が形成されている。 【0020】ゴム等の弾性材料によって形成されたパッキング21がフランジ部11の後面側に取着される。 【0021】パッキング21は厚手の円板状をしており、その外径はコネクタ10のフランジ部11の外径とほぼ同じに形成されている。そして、該パッキング21の中央部にはコネクタ10の接続部13の外形とほぼ同じ形状をした挿通孔21aが形成されている。 【0022】そして、コネクタ10の接続部13がパッキング21の挿通孔21aに挿通され、パッキング21はコネクタ10のフランジ部11の後面に密着される。 【0023】しかして、自動車用標識灯1の車体22への取付は、以下のようにして為される。 【0024】先ず、コネクタ10が自動車用標識灯1に仮止めされる。該仮止は、コネクタ10の嵌合部15を自動車用標識灯1に設けられた仮止め部5の嵌合部6、6に外嵌することによって為される。この時、その嵌合深さは、補強リブ16、16、・・・が嵌合部6、6の後端に当接するまで為され、補強リブ16、16、・・・と嵌合部6、6との当接によってその嵌合深さが規定される。さらに、コード9、9、・・・は嵌合部6、6の下端間に形成された切欠5aを通される。 【0025】さらに、コネクタ10の係合位置決め部17内に仮止め部5の舌片部8が挿入されその凹溝8aにコネクタ10の突条18cが係合され、且つ、係合位置決め部17の垂直壁部18a、18aが仮止め部5の舌片部8の両側縁に圧接状に当接することによって左右方向における位置決めが為され、また、仮止め部5の立壁部8bの後端が係合位置決め部17のアーチ部15cの前端に当接する。 【0026】上記のようにしてコネクタ10が仮止めされた自動車用標識灯1を車体22に取り付ける。 【0027】車体22には、ボルト挿通孔23、23、・・・とコネクタ挿通孔24とが形成されている。しかして、コネクタ10の接続部13をコネクタ挿通孔24に挿通すると共に、車体のボルト挿通孔23、23、・・・に自動車用標識灯1のランプボデイ2の後面から突設された取付用ボルト4、4、・・・を挿通し、車体22の後面側に突出した取付用ボルト4、4、・・・にナット25、25、・・・を螺合する。これによって、自動車用標識灯1が車体22に取り付けられると共に、コネクタ10は、そのフランジ部11がパッキング21を介して車体22のコネクタ挿通孔24の開口縁部に圧接され、すなわち、フランジ部11がパッキング21を介して自動車用標識灯1の仮止め部5の嵌合部6、6と車体22とによって挟持された状態で確実に固定される。 【0028】そこで、車体側コネクタ26をコネクタ10の接続部13に接続することによって、自動車用標識灯1の車体22への取付が完了する。 【0029】上記した自動車用標識灯1にあっては、コネクタ10を自動車用標識灯1の仮止め部5に仮止めしておけるので、自動車用標識灯1の車体22への取付に際して、コネクタ10を手で持っておく必要が無く、自動車用標識灯1を把持した状態でコネクタ10の接続部13を車体のコネクタ挿通孔24に挿通しておき、その状態で自動車用標識灯1を車体22に取り付ければ、自動車用標識灯1の取付と同時にコネクタ10の取付も為されるので、自動車用標識灯1の車体22への取付作業性がきわめて良好となる。 【0030】 【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用灯具におけるコネクタの取付構造は、ランプボデイと該ランプボデイの前面開口を覆うレンズとによって画成された灯室内に光源を配置して成る車輌用灯具の上記光源に給電するためのコネクタの取付構造であって、コネクタを仮止めするためにランプボデイに形成された仮止め部と、車体に形成されコネクタの車体側コネクタと接続される接続部を挿通するコネクタ挿通孔と、コネクタと車体との間に介在されるパッキングとから成り、車輌用灯具が車体に取り付けられたときに上記仮止め部に仮止めされているコネクタの接続部が車体のコネクタ挿通孔に挿通されると共に、コネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持されることを特徴とする。 【0031】従って、本発明車輌用灯具におけるコネクタの取付構造にあっては、車輌用灯具が車体に取り付けられるまでの間はコネクタが車輌用灯具の仮止め部に仮止めされており、そして、車輌用灯具が車体に取り付けられた時にコネクタが車体のコネクタ挿通孔の周縁部と上記仮止め部との間でパッキングを介して挟持されるので、車輌用灯具の車体への取付の作業性が極めて良好である。 【0032】また、請求項2に記載した発明にあっては、上記仮止め部が、円弧状をした嵌合部と係合位置決め部とを有し、コネクタが、上記嵌合部に嵌合する嵌合部と上記係合位置決め部に係合して位置決めされる係合位置決め部とを有するので、コネクタが車輌用灯具にきちんと位置決めされた状態で仮止めされるため、車輌用灯具の車体への取付が容易となる。 【0033】さらに、請求項3に記載した発明にあっては、コネクタが上記仮止め部の嵌合部の先端と車体とによって上記パッキングを介して挟持されるようにしたので、コネクタと車体との間の防水が図られると共に、パッキングの緩衝作用により、コネクタに無理な付加がかかることが防止される。 【0034】尚、上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状乃至は構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001133 【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月15日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小松 祐治
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| 【公開番号】 |
特開平11−176203 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−344973 |
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