| 【発明の名称】 |
発光ファイバの取付具、発光ファイバを用いた発光体及び身体装着具 |
| 【発明者】 |
【氏名】江波戸 浩
【氏名】日野原 正敏
【氏名】阿部 広作
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| 【要約】 |
【課題】照明がなくても、夜間の視認性がよい、発光ファイバの取付具、発光ファイバを用いた発光体及び身体装着具を提供する。
【解決手段】発光ファイバであるELF20を身体装着具である安全ベスト30に取り付るためのELF取付具10であって、安全ベスト30に取り付ける帯状部(取付部)11と、帯状部11の一方の面に設けられ、ELF20を埋設する複数本(ここでは5本)の管状部(支持部)12と、管状部12に設けられ、ELF20を挿入するスリット(挿入部)13などとを備え、透明又は半透明で柔軟性のある合成樹脂等(例えば、塩化ビニル,ポリウレタン,シリコン樹脂など)を、長手方向への押し出し加工によって、一体に成形されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光ファイバを取付対象物に取り付る発光ファイバの取付具において、透明又は半透明で柔軟性があり、前記取付対象物に取り付ける取付部と、前記取付部に設けられ、透明又は半透明で柔軟性があり、前記発光ファイバを埋設する支持部と、前記取付部又は支持部に設けられ、前記発光ファイバを挿入する挿入部と、を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項2】 請求項1に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、板状部であり、前記支持部は、前記板状部の一方の面に、1本又は複数本設けられた管状部であることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項3】 請求項1に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、板状部であり、前記支持部は、前記板状部の内部に、1本又は複数本設けられた管状溝であることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項4】 請求項2に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記管状部の長手方向に形成されたスリットであることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項5】 請求項2に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記板状部に形成され、前記管状部の内部に連通するスリットであることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項6】 請求項3に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記管状溝の開口部であることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記板状部と前記管状部又は前記管状溝は、一体と成形されていることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部の開口側を封止する透明又は半透明な封止部を備えることを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏面に裏打ち部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏側に反射部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、端部に縫い代又は接着代となる平坦部を有することを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項12】 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏側に設けられ、前記取付対象物に固定的に又は着脱自在に取り付ける固定部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具。 【請求項13】 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具に、前記発光ファイバを挿入したことを特徴とする発光ファイバを用いた発光体。 【請求項14】 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具によって、前記発光ファイバを取り付けた発光ファイバを用いたことを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具。 【請求項15】 請求項14に記載の発光ファイバの取付具によって、前記発光ファイバを取り付けた発光ファイバを用いた身体装着具において、前記身体装着具は、一方に身体装着のために分離した開き側があり、他方に閉じ側があり、前記発光ファイバは、前記開き側の一方の端部から始まり、一方の肩部を通り、前記閉じ側で折り返して、他方の肩部を通り、前記開き側の他方の端部に至るようにして、1本又は複数本配置されることを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具。 【請求項16】 請求項14又は請求項15に記載の発光ファイバを用いた身体装着具において、前記発光ファイバに電力を供給する電池及び/又は交流電圧変換器を収納する収納部を備えたことを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネッセンスファイバ(以下、ELFという)などの発光ファイバを、取付対象物に取り付けるための発光ファイバの取付具、発光ファイバを用いた発光体及び身体装着具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】警察官や交通誘導員、路上作業者などが夜間の車両の運転者からの視認性を良くして、身の安全を守るために、光の反射帯を表面に貼った安全ベスト(チョッキ)を着用している。図14に示すように、従来の安全ベスト50は、反射帯51を縫い付たものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来の反射帯は、車のヘッドライト、その他の照明の光が当たらないと反射しないので、暗闇で立っていると、全く見えず、危険な場合があった。 【0004】本発明の課題は、照明がなくても、夜間の視認性がよい、発光ファイバの取付具、発光ファイバを用いた発光体及び身体装着具を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、請求項1の発明は、発光ファイバを取付対象物に取り付る発光ファイバの取付具において、透明又は半透明で柔軟性があり、前記取付対象物に取り付ける取付部と、前記取付部に設けられ、透明又は半透明で柔軟性があり、前記発光ファイバを埋設する支持部と、前記取付部又は支持部に設けられ、前記発光ファイバを挿入する挿入部と、を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、板状部であり、前記支持部は、前記板状部の一方の面に、1本又は複数本設けられた管状部であることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、板状部であり、前記支持部は、前記板状部の内部に、1本又は複数本設けられた管状溝であることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0008】請求項4の発明は、請求項2に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記管状部の長手方向に形成されたスリットであることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0009】請求項5の発明は、請求項2に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記板状部に形成され、前記管状部の内部に連通するスリットであることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0010】請求項6の発明は、請求項3に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部は、前記管状溝の開口部であることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0011】請求項7の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記板状部と前記管状部又は前記管状溝は、一体と成形されていることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0012】請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記挿入部の開口側を封止する透明又は半透明な封止部を備えることを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0013】請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏面に裏打ち部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0014】請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏側に反射部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0015】請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部は、端部に縫い代又は接着代となる平坦部を有することを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0016】請求項12の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具において、前記取付部の裏側に設けられ、前記取付対象物に固定的に又は着脱自在に取り付ける固定部を備えたことを特徴とする発光ファイバの取付具である。 【0017】請求項13の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具に、前記発光ファイバを挿入したことを特徴とする発光ファイバを用いた発光体である。 【0018】請求項14の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の発光ファイバの取付具によって、前記発光ファイバを取り付けたことを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具である。請求項15の発明は、請求項14に記載の発光ファイバの取付具によって、前記発光ファイバを取り付けた発光ファイバを用いた身体装着具において、前記身体装着具は、一方に身体装着のために分離した開き側があり、他方に閉じ側があり、前記発光ファイバは、前記開き側の一方の端部から始まり、一方の肩部を通り、前記閉じ側で折り返して、他方の肩部を通り、前記開き側の他方の端部に至るようにして、1本又は複数本配置されることを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具である。 【0019】請求項16の発明は、請求項14又は請求項15に記載の発光ファイバを用いた身体装着具において、前記発光ファイバに電力を供給する電池及び/又は交流電圧変換器を収納する収納部を備えたことを特徴とする発光ファイバを用いた身体装着具である。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、図面などを参照しながら、本発明の実施の形態をあげて、さらに詳細に説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による発光ファイバの取付具の第1実施形態を示した平面図及び断面図である。図2は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第1実施形態を示す図、図3は、図2のIII 部の部分拡大断面図である。図4は、本発明による発光ファイバを用いた身体装着具の第1実施形態を示す図である。 【0021】第1実施形態の発光ファイバの取付具は、発光ファイバであるELF20を身体装着具である安全ベスト30に取り付るためのELF取付具10であって、安全ベスト30に取り付ける帯状部(取付部)11と、帯状部11の一方の面に設けられ、ELF20を埋設する複数本(ここでは5本)の管状部(支持部)12と、管状部12に設けられ、ELF20を挿入するスリット(挿入部)13などとを備え、透明又は半透明で柔軟性のある合成樹脂等(例えば、塩化ビニル,ポリウレタン,シリコンゴムなど)を、長手方向への押し出し加工によって、一体に成形されている。 【0022】このELF取付具10は、帯状部11及び管状部13を、柔軟なものにしたので、安全ベスト30の反射帯31の上又は近くに、ELF20を保持・固定することができる。なお、帯状部11は、長手方向に沿った両側に縫い代(又は貼付代)となる平坦部11aが形成されている。 【0023】スリット13を設けた理由は、管状部11への挿入又は取り出しを容易にするためである。ELF20は、インバータとの配線結合部をするのに、非常に細かく難しい作業が必要であり、特に、管状部12(又は後述する帯状部11H)に一体に埋没してしまうと、端部を切り開いて作業をする必要があるからである。また、ELF20自体は、螢光体に寿命があり、時間経過と共に、輝度が減少するものであるので、交換の必要があるからである。万が一、ELF20が切れたり、内部が断線して発光不能になった場合にも、縫い目(貼付部)を解いて、ELF20を交換、修復することも可能であり、ELF20の劣化が進んだ場合も、同様に交換・再生することができる。 【0024】この実施形態の発光体は、図2に示すように、図1のELF取付具10にELF20を挿入した状態のELF発光帯10Aである。ELF20は、フレキシブルであって、細かく嵩張らずに、わずかな電力で発光し、しかも発熱しないファイバである。ELF20は、例えば、特願平6−236797号を開示されているように、線状の芯電極と、その芯電極の外周に配置された発光層と、発光層の外周に配置された透明電極層と、透明電極層の外周に螺旋状に配置された付加電極と、その外周を覆う内側及び外側被覆などとを備え、芯電極と付加電極は、インバータ等の駆動回路に接続され、3〜24VのDC電源に接続して使用することが多い。そして、芯電極と透明電極の間に、交流電圧を印加することにより、その間に設けられたパイプ状の発光層が発光する。このELF20は、管状部12内で自由に動くので、これを取り付けた服などが引っ張られたり、折れ曲がっても、ELF20には、直接外力が加わらず逃げられるので、断線などを起こしにくい。 【0025】ELF20を管状部12に挿入するには、銅などの細いパイプにELF20を通して、そのパイプの先端で管状部12のスリット13を押し広げながら、ELF20を管状部12内に置いていくようにすれば、容易かつ素早く挿入することができる。 【0026】この実施形態の身体装着具は、図4に示すように、図1のELF取付具10によって、ELF20を取り付けた安全ベスト30及びヘルメット40である。このELF20は、連続した線として光るので、長手方向になるべく連続して本数を少なくする方が、インバータとの配線結合の個所が少なく、手間、コスト、配線切れ等が少なくなり有利であるので、連続した(一筆書きの)配線が望ましい。 【0027】この実施形態の安全ベスト30は、図4(a)に示すように、前側の右下から始まって、右肩を経由して、図4(c)に示すように、背中の下中央で折り返すようにして、これを繰り返すことにより、ELF20を配線している。そして、ELF20は、連続した1本の線として、反射帯31の形状に沿って合理的に配置される。この実施形態の身体装着具は、安全ベスト30のように、作業時などに最も外側にきるものに適している。この場合に、肩から腰にかけて上下方向に、左右1本又は複数本配置することが望ましい。これは、人の形をイメージでき、手足が動いても、又は、体型の異なる人が装着しても、全体の形(光形状,寸法)が大きくかわらないからである。また、このような身体装着具は、装着を容易にするために、前側(又は後ろ側)がファスナ等で開くようになっていることが多い(なお、脇部で胴回りの大きさを調整することも多い)。この場合に、開き側は、ELF20の左右の端部がつながっていないが、閉じ側は、折り返すようにして連続しており、肩の部分で、両側につながるように配置することがよい。 【0028】ELF取付具10は、全体として、透明又は半透明であるために、他の照明で反射する反射帯31の機能を損なわず、ELF20の光も効率よく、外部へ発散することができる。そして、裏側にある反射帯31によって、ELF20の光も反射して発散できるので、発光効率がよい。もし、ELF20が直接反射帯31に接着された場合を考えると、接着面からのELF20の発光は、外部へは発散されない。しかし、本実施形態では、帯状部11が透明又は半透明で厚みをもっているので、反射帯31から浮いていることとなり、ELF20の発光は、ムダなく反射散乱して外部へ出る。このことは、ELF30が安全ベスト30よりわずか浮上がって発光し、更に、透明又は半透明なな管状部12や帯状部11に乱反射して、立体的に光るので、装着した人の側面からも、ELF20の発光が見えることになり、安全性は更に高まる。 【0029】本実施形態の安全ベスト30は、バッテリとインバータとを備えた電源装置21を収納するポケット32が設けられている。ELF20は、交流電圧によって輝くものであり、交流電源が必要であるが、自由に動き回る必要上、外部電源と継いでおくことはできない。そこで、電源装置21は、小型蓄電池又は乾電池などのバッテリと、バッテリからの直流電圧を交流変換するインバータとを備えたものを使用している。また、バッテリは、入れ替えできる必要があるので、ポケット式にすることが好ましい。 【0030】なお、白バイの場合には、バイクのバッテリにコネクタで継いで使用することもできる。さらに、電池とバイクのバッテリの2電源方式とし、充電式電池を用いれば、乗車時に充電できるので、電池の入れ替えが不要となり、特に、メンテナンスが容易となる。なお、白バイ以外のベストでも、充電式とすることで、不使用時に充電するようにしてもよい。 【0031】このELF取付具10を用いて、ベストの他に、図4(b)に示すように、ヘルメット40に取り付けることができる。身体装着具としては、安全ベスト30,ヘルメット40の他に、ズボン、ピストル用ベルト、靴、鞄、などであってもよい。この場合であっても、ELF20を容易に取り付けることができ、夜間の視性を向上させて、安全性を高められること同様であって、これらへの応用も本発明の均等の範囲内である。 【0032】ELF取付帯10Aを身体装着具に固定する方法は、縫い付け、接着によって、固定的に取り付けている。しかし、帯状部11の裏側に面状ファスナ(商品名,マジックテープ)を貼り付けて、着脱式とすることによって、洗濯を必要とする制服や作業衣にも容易に取り付けることができる。また、面状ファスナの代りにフック、通常のファスナ等を用いることもできる。なお、図4の背側のように、折り返しの先端がU字の場合には、管状部12の位置を合わせて、帯状部11を切断して、後からELF20を管状部12に挿入すれば、ELF20を連続して配置することができ、弛んだり引っぱられたりすることがない。ELF20に一体の取付具を形成すると、このような配置ができない。折り返し形状がL字やVの字の場合に特に効果的である。 【0033】(第2実施形態)図5は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第2実施形態を示す部分拡大断面図である。第2の実施形態のELF発光帯10Bでは、スリット13Bは、帯状部11に形成され、管状部12Bの内部に連通するように形成されている。このように管状部11内に、後から挿入するタイプでは、ELF20の端末処理を予め施しておいてから埋没できるために、労力が省ける効果がある。 【0034】(第3実施形態)図6は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第3実施形態を示す部分拡大断面図である。第3の実施形態のELF発光帯10Cでは、第2実施形態のELF発光帯10Bの裏面に、透明又は半透明で柔軟性のある裏打ち部14を設けたものである。この実施形態では、この裏打ち部14を接合することにより、防水性を向上させ、強度を増すことができる。 【0035】(第4実施形態)図7は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第4実施形態を示す部分拡大断面図である。第4の実施形態のELF発光帯10Dでは、第2実施形態のELF発光帯10Bの裏面に、反射部15を設けたものである。このようにすれば、反射帯のない身体装着具に対しても、前述した反射の効果を得ることができる。なお、反射部15は、裏打ち部14の強度や防水性の向上の効果を合わせもつことができる。 【0036】(第5実施形態)図8は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第5実施形態を示す部分拡大断面図である。第5の実施形態のELF発光帯10Eでは、スリット13Eが幅の広いものであり、その裏面に裏打ち部14Eを設けたものである。スリット13Eが広いので、挿入作業がしやすい。 【0037】(第6実施形態)図9は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第6実施形態を示す部分拡大断面図である。第6の実施形態のELF発光帯10Fでは、スリット13Eが幅の広いものであり、その裏面に裏打ち部14Fを設けたものであるが、裏打ち部14Fのスリット13Eに係合する突起部14fを形成したものである。裏打ち部14Fが固定でき、作業が簡単で、しかも防水性が向上する。 【0038】(第7実施形態)図10は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第7実施形態を示す部分拡大断面図である。第7の実施形態のELF発光帯10Gでは、裏打ち部14Gに設けられたスリット13Eに係合する突起部14gを形成したものであるが、裏打ち部14Gを保持できるように係合を強くしたものである。 【0039】(第8実施形態)図11は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第8実施形態を示す部分拡大断面図である。第8の実施形態のELF発光帯10Hでは、帯状部11が比較的厚いものであり、その内部に管状溝12Hを形成し、その管状溝12Hの開口がスリット13Hとなったものである。また、ELF20は、帯状部11と一体に埋没固定したので、帯状部11の強度によりELF20の引り強度を補強することができる。 【0040】(第9実施形態)図12は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の第9実施形態を示す部分拡大断面図である。第9の実施形態のELF発光帯10Iでは、図8の第8の実施形態のELF発光帯10Hに、裏打ち部14Iを設けたものである。裏打ち部14Iによって防水性を持たせることができる。なお、表側にも、裏打ち部14Iを設けることができる。なお、図11,図12において、中央の左側を向いたスリット13H−1及びそれにつながる管状溝12H−1は、取り付けたときに、撓みやすくするためなど目的で設けたものであるが、水の浸入などの恐れのない用途の場合には、内部にELF20を挿入してもよい。 【0041】(取付方法の実施形態)図13は、本発明による発光ファイバを用いた発光体の取付方法の実施形態を示す図である。第1実施形態のELF取付具10Aは、スリット13が取付対象シート33に対して内側になるように配置して、縫い付けたり貼り付けることが好ましい。このようにすれば、表面が平滑となり、外部のものに引っかかることがない。また、スリット13が取付対象シート33でふさがれるので、異物(特に、水など)の浸入を防ぐことができる(防水効果が大)。さらに、取付対象シート33が撓んだ場合にも、ELF20が外れる心配もない。 【0042】以上説明した各実施形態によれば、以下のように種々の効果がある。 (1)柔軟で立体的な形状の服などの身体装着具に沿って、接着又は縫合しやすい。 (2)縫い代又は接着代によって身体装着具に固定しやすい。 (3)ELFは、余り小さな曲率では曲げられないので、帯状部の幅が広くなければ、身体装着具の面上で任意に曲げられる。特に、図5〜図10のものは、切込み部が開いたり、閉じたりして曲げ易い。(4)ELFがズレたり、外れるたりすることがない。 (5)防水性がある(特に裏打ち板と合わせて)。 (6)ELFを縫い付ける前(接着前)に挿入できる。 (7)ELF色、本数を任意に選べる(デザインが可能である)。 (8)図11,図12のものは、表面が平らで、引掛りにくいので、破れたりしにくい。 (9)従来の安全ベストに装着しても、反射帯の機能を損なうことが少ない。 【0043】(変形形態)以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、紫外線(UV)吸収材を含ませることによって、UVカットすることができる。ELFの発光体は、UVにさらされると劣化が進むので、これを防いで寿命を延ばす効果がある。また、このELF発光体は、盲人用の白杖、電動車椅子、通学用のカバン、自転車、路上作業車のアームなど夜間、暗所で注意を払うべき部分であれば、同様に適用することができる。 【0044】 【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によれば、照明がなくても、夜間や暗所での視認性をよくすることができる、という効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592170488 【氏名又は名称】株式会社エバック 【識別番号】597130546 【氏名又は名称】株式会社サンテム 【識別番号】391004746 【氏名又は名称】株式会社八興
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】江波戸 真弓 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−339501 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−145247 |
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