| 【発明の名称】 |
頭部装着型物体保持装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 恵美
【氏名】松原 穂澄
【氏名】西村 博行
【氏名】中野 紀夫
【氏名】田中 義昌
【氏名】森田 末廣
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| 【要約】 |
【課題】頭部装着の装着感を良好なものとする。
【解決手段】人体頭部に装着されて頭部周辺に物体を保持するものである。人体頭部の側頭部を挟持する挟持部2,2を備えた装着部と、該装着部から延出されて物体を所定位置に位置させる支持手段3とからなる。頭部周囲を締め付けたり、額部分に物体の荷重を加えてしまうことなく物体を頭部周辺に位置させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 人体頭部に装着されて頭部周辺に物体を保持するものであって、人体頭部の側頭部を挟持する挟持部を備えた装着部と、該装着部から延出されて物体を所定位置に位置させる支持手段とからなることを特徴とする頭部装着型物体保持装置。 【請求項2】 物体が照明手段であり、支持手段は該照明手段を人体の顔面の前方に位置させるものであることを特徴とする請求項1記載の頭部装着型物体保持装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、人体頭部の周辺に小物体を保持固定するための頭部装着型物体保持装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】小型スピーカを耳周辺に固定するヘッドフォンや、ヘッドマウントディスプレー、ヘッドセットマイク、頭部装着型照明機器、目に光刺激を与える光治療用の携帯型光照射装置といったものでは、目的とする小物体を頭部周辺に保持固定することになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種の頭部装着型物体保持装置は、良好な装着感を有するものとは言えなかった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、頭部装着の装着感が良好である頭部装着型物体保持装置を提供するにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】しかして本発明は、人体頭部に装着されて頭部周辺に物体を保持するものであって、人体頭部の側頭部を挟持する挟持部を備えた装着部と、該装着部から延出されて物体を所定位置に位置させる支持手段とからなることに特徴を有している。頭部周囲を締め付けたり、額部分に物体の荷重を加えてしまうことなく物体を頭部周辺に位置させることができる。 【0005】上記物体が照明手段である場合、支持手段は該照明手段を人体の顔面の前方に位置させるものが好適である。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の図1に示す一例について説明すると、図示の頭部装着型物体保持装置は、頭頂部から両側頭部にかけて装着されることになる装着部1と、該装着部1に対してスライド自在とされた挟持部2,2と、一対の挟持部2,2に夫々基端が連結された一対の支持アーム3,3と、各支持アーム3,3の先端間に設けられた物体取付部37とからなるものとして形成されている。 【0007】ここにおける装着部1は、弾性を有する円弧状装着アーム11と、同じく弾性を有する円弧状補助装着アーム13との各端部を保持部10に連結したもので、パッド状の挟持部2の外面に取り付けられた保持部10に対して装着アーム11はスライド自在に、補助装着アーム13は図6に示すように軸12の回りに回転自在に取り付けられている。また、補助装着アーム13は図7にも示すように、一対の補助装着アーム13a,13bと、両補助装着アーム13a,13bの先端が共にスライド自在に差し込まれた筒状の接続部13cとで形成されて、長さ調節自在となっている。 【0008】装着アーム11の後方側に配された上記補助装着アーム13は、支持アーム3の先端に物体が装着される該物体保持装置の前後バランスを良くするとともに、後頭部に接するように装着されることによって、装着時の安定性を高くする。この時、補助装着アーム13は上記のように長さ調節自在である上に、装着アーム11とのなす角度が可変となるように設けられていることから、補助装着アーム13を後頭部に接触させることが確実に行えるものであり、安定した装着を確実に得ることができる。なお、補助装着アーム13は装着アーム11とのなす角度が大きくなる方向に回動付勢されたものとしておくのも好ましい。補助装着アーム13が装着アーム11と並んだ状態で装着されてしまうという不安定な装着状態を招くおそれが少なくなる。もちろん、補助装着アーム13と装着アーム11とのなす角度が大きくなりすぎても不安定となることから、補助装着アーム13が装着アーム11に対してなす角度は特定の角度以下となるようにストッパ(図示せず)を設けて、補助装着アーム13の回動範囲を規制しておくのがよい。 【0009】なお、補助装着アーム13の回転中心となる軸12は、図6に示すように、装着アーム11からずらした位置としておくのが好ましい。頭部に装着した状態で補助装着アーム13を回動させても、装着アーム11と補助装着アーム13との間で髪の毛が挟まることがない。また、補助装着手段は補助装着アーム13に限るものではない。たとえば人体の後頭部を挟持することになる対のパッドで補助装着手段を構成するようにしてもよい。該パッド13は後頭部に接する方向に付勢されたものとなっているのが好ましいのはもちろんである。 【0010】挟持部2は上記装着部1を頭に被せた時、側頭部に装着アーム11及び補助装着アーム13の弾性によって接するパッド状のものであり、保持部10は図2に示すように挟持部2の外面に形成されたはめ込み凹所2aにはめ込み装着されることが固定される。図中2bは凹所2aの開口縁に形成されてばね弾性によって保持部10に係合する係止リブである。 【0011】挟持部2の外面に固定される保持部10は、中央のねじ孔15の回りに円弧状のクリック溝16が設けられたものとなっている。また上記ねじ孔15にねじ込まれるねじ軸25の頭部と、保持部10との間に支持アーム3が挟持されるのであるが、この時、支持アーム3の基端側には長手方向に沿う長孔30を設けており、ねじ軸25を緩めることによって、保持部10に対して支持アーム3をスライドさせるとともにねじ軸25の回りに回転させることができるようになっている。 【0012】ここにおいて、上記長孔30はその長手方向の複数箇所において上下にクリック発生用凹部が設けられたものとして形成されており、保持部10には上述のようにクリック溝16が設けられて、上記保持部10に対する支持アーム3のスライド及び回転の両者についてクリックを発生させることができるようになっているのであるが、長孔30及びクリック溝16との係合でクリックを発生させるばね部材として、合成樹脂成形品(たとえばPOM製)であって両者に係合するクリックばね26を用いている。ねじ軸25が中央に挿通される偏平筒状のクリックばね26は、図4に示すようにその長手方向が長孔30の方向と一致するように長孔30内に収められて、図5に示すように上下の凸部27,27を長孔30におけるクリック発生用凹部に係合させることで、上記長手方向スライドについてのクリックを発生させる。また左右両端から保持部10側に向けて突出する中空の突起部28,28が図3に示すようにクリック溝26に係合することで、保持部10に対する支持アーム3の回転についてのクリックを発生させる。 【0013】単一のクリックばね26によってスライドと回転との両動作についてのクリックを発生させることができるものであり、しかもスライド方向についてのクリックばね26の撓み方向と、回転方向についてのクリックばね26の撓み方向とが直交する関係にあり、単一のクリックばね26で上記両動作についてのクリックを発生させているにもかかわらず、両動作に対するクリックについて相互に影響が生じることがほとんどないものである。 【0014】先端に物体取付部37を備えた各支持アーム3は、その中程が図8に示す棒状の軟質部材9で形成されている。この軟質部材9は、変形自在な金属製(たとえば銅)からなる芯材90と、この芯材90に一体成形されたゴムや軟質合成樹脂からなる軟質材91とからなるもので、芯材90を包んでいる軟質材91の部分に光反射手段4に至る電源線5が挿通されており、また軟質材91の外面にはその撓み変形を容易とするための多数の凹部92を設けている。この時、凹部92が設けられていない部分として形成されるリブ93は、軟質部材9の長手方向に連続するものが周方向において4つ等間隔に形成されている。 【0015】この軟質部材9においては、その成形に際して、芯材90と軟質材91及び電源線5と軟質材91とが接着しないように、つまりは相互にスライド自在となるようにしていることから、該軟質部材9は、図9に示すように任意の方向に曲げたり捩ったりすることができるとともに曲げられた状態や捩られた状態を自身で維持するものとなっている。 【0016】従って、人体頭部に装着部1を装着する時、両支持アーム3,3の物体取付部37,37間に物体を取り付けて、該物体によって両支持アーム3,3間を連結した状態となってる場合も、挟持部2,2の間隔に合わせて軟質部材9が変形することで、物体取付部37や物体に負荷(歪み等)がかからない。また、軟質部材9を積極的に曲げたり捩ったりすることによって、物体取付部37に取り付けた物体の向きの調整を行うことができる。ここで、軟質部材9の断面形状を円形ではなく楕円形となるようにしているのは、上下方向よりも左右方向に曲げやすくなる方向依存性を持たせるためである。つまり短径(左右)方向の変形が長径(上下)方向の変形よりも小さな外力で可能となるようにしているわけであり、このような方向依存性が不要である場合には断面円形としておけばよい。 【0017】物体取付部37に装着する物体はどのようなものであってもよい。各支持アーム3,3の先端に異なる物体を夫々取り付けてもよいし、上述のように物体の両端を両支持アーム3,3に取り付けるようにしてもよい。図10に他例を示す。これは照明器材4の左右両端部を一対の支持アーム3,3に一体的に連結したものを示している。偏平に形成された該照明器材4は、手元の照明や、眼球に光刺激を与える光治療などに用いることができる。 【0018】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の発明は、人体頭部の側頭部を挟持する挟持部で頭部への装着を行うために、頭部周囲を締め付けたり、額部分に物体の荷重を加えてしまうことなく物体を頭部周辺に位置させることができるものであって良好な装着感を備えており、長時間にわたる着用時にも圧迫感や不快感を着用者に与えることがないものである。 【0019】上記物体が照明手段である場合、支持手段は該照明手段を人体の顔面の前方に位置させるものが好適であり、この場合、手元照明や光治療のための眼球への光刺激付与を良好に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−273403 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月8日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−80016 |
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