トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 夜間における交通弱者等の存在を告知する発光装置。
【発明者】 【氏名】川人 勇

【要約】 【課題】夜間の路上において、作業をしている人や歩行したり走行している人は、他の交通からの認知が遅れたり無認知のまま、事故に遭遇することがある。近年、一般人が健康保持のために夜間のウオーキングやジョギングをする風潮が盛んであり、夜間における交通弱者の危険度が増大している。一方、夜間に発生した事故の処理にあたる関係者や警官にも、安全に配慮しながら他の交通による危険が及ぶ場合も多い。また、夜間における危険場所の表示に当たっては、近くに電源がなかったり、反射板などによる表示が不具合な場合が多い。

【解決手段】高照度の発光ダイオードを発光体とした発光装置を、夜間に携帯して作動させることによりその人の存在が明確に告知できる。また、暗い危険な場所に設置して作動させる場合は、その場所を明示することができるので、夜間において路上で作業している者や通行している者などの安全性が格段に向上し、夜間の交通安全に役立てることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高照度のLEDを発光体とし、点滅させる回路等と電源および発光体を、使用形態に応じて電線コードで接続する携帯できる発光装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】夜間において路上で作業をしたり歩行または走行する場合に、その人の存在を他に告知したり、危険場所を表示する装置に係るものであって、高照度のLEDを用いた発光体が自動的に点滅して、安全を図る発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間の路上や暗い場所で作業をしたり歩行や走行する場合は、着衣を蛍光塗料で塗装したり、蛍光色を発する繊維で作られた襷を用い、暗い道路などでは懐中電灯を携帯するなどの方法で自らの安全を図っている。
【0003】また、暗い場所で危険場所を表示する必要がある場合は、電灯を用いて明るくしたり赤色の電灯を灯して表示し、通行の安全を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】夜間の路上で作業をしたり歩行や走行する人の存在は、あらゆる手段で明示して適切に告知しなければ、疾走してくる自動車の運転手や自転車を操縦する者などの認知が遅れたり無認知のまま、しばしば人身事故の原因となる。極端な例では、夜間に交通整理したり発生した交通事故の処理をしていた警察官や関係者が続進してきた他の自動車によって痛ましい被害を被ることも随所で起き、ウオーキングやジョギングしていた人が自動車や自転車に接触されて傷害を被り、最悪の場合、轢死される如き事故が方々で発生している。
【0005】現在、従来の技術で述べたような対策がされて、安全を図る手段としている例が一般的であるが、蛍光剤は、その材質のもつ特性上、効果の減衰が早く反射材として使用する期間に限界がある。しかも、自ら発光せず他から投光がなければ反射効果が少ない欠点がある。
【0006】近年、夜間に路上で作業する場合以外にも、一般人が健康保持のため夜間にウオーキングやジョギングする風潮が増え、ますます危険度が増大している。従って、夜間における自動車の対人事故も増加傾向にあり、道路の横断歩道を渡っている人をはじめ、交通弱者に対する適切な安全対策を必要としている。
【0007】一方で、夜間に危険な場所を表示しようとしても、近くに電源がなかったり、反射板を設置しようとしても適切な方法でなかったり、不具合な場合が多い。
【0008】本発明は、夜間の路上で作業したり歩行または走行する者の危険度を緩和し、危険な場所などの表示を的確にするため、夜間の路上で赤色等の発光体が点滅する装置を携帯して人の存在を明らかに告知し、危険な場所にこれを設置することによって、暗い場所での危険な場所を明示することにより、夜間等の事故の減少を図る発光装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するため、本発明の発光装置を暗い場所を歩行したり走行する者が携帯し、路上で作業する者は着衣などの身体に装着することにより、明るい発光体の点滅によってその者の存在を明らかに告知できる。
【0010】さらに、危険な場所にこの装置の発光体を適切に設置することにより、その場所が明示できて通行の安全に役立つことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもとずき図面を参照して説明する。図1〜図4における、発光装置1の発光体2は高照度のLEDを用いて、発光した際に適度に照度を有し、あらゆる方向から目立って目視できるように工夫して高照度LEDを図1の如く組合せて一つの発光体とする。
【0012】図1の例1〜例4の如く、発光体1の実施例の形態はLEDの発光度合いを高めるため透明な素材3とLEDを組み合わせて一つの発光体を形成し、リード線4は電線コード9を用いて発光装置の回路5の端子10に接続する。
【0013】図2〜図4における、実施例の発光装置1は図2の配線図の如く半導体などを用いた発振回路を形成し、発光体2を点滅させる回路とする。
【0014】この場合、集積回路による発振回路を点滅回路に応用でき、電流制御による点滅回路や機械的な点滅回路などを用いることや、暗い場所でのみ作用する回路などを添加することもできる。
【0015】図2〜図4において、電源6は、この装置の携帯が苦にならない程度に軽量にするため、実施例では乾電池を用いているが、必要に応じて充電式など各種の蓄電池を電源とすることや、交流直流双方に適応できる回路にすることもできる。
【0016】図3は、路上で作業する者や携帯する場合の実施例の発光装置1の形態を示す図面であり、発光装置1の回路5と電源6などを本体として、ハンガー7でズボンのベルトなど動作に支障の無い部位に携え、電線コード9で接続する発光体2は発光体の支持部分8を使って他から目視できる腕、肩、頭部など身体の部位に装着したり、夜間の危険な場所に設置する。
【0017】従って、図4に示す如く発光体2と発光装置1の回路5は、電線コード9によって端子10で接続し、発光体2の発光体の支持部分8はいろんな部位に随時に装着することも、持続的に服装の一部として装備することもできる。その他、本体に延長コードで接続することによって、本体から離れた場所に発光体の支持部分8を使って発光体2のみを設置して作動させることもできる。
【0018】図2〜図4に示される実施例は、いずれも電源スイッチ11によって発光装置1を作動させたり作動させなかったりする。また、切り替えスイッチ12は、図2の回路の如く発光体を点滅させたり点滅させなかったりできる構造とする。
【0019】
【発明の効果】本発明による発光装置は、前記のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0020】本発明による装置を携帯して作動させることにより、夜間における路上を歩行または走行する者の存在を明確に告知できるので、これらの交通弱者の安全を確保することができる。
【0021】また、この装置を夜間に路上で工事をしたり作業する者が常時に身体に装着して作動させることで、その者の存在を他に明示し告知することができるので、従来の如く蛍光材に頼っていた状態に比して格段に交通上の安全性が向上する。
【0022】本発明による装置は、重くなる電源部分と比較的軽量になる発光体を電線コードで接続する形態のため、夜間における危険な場所を明示する場合などに、延長コードを用いて本体と分かれて発光体だけを設置することができ、電源がない所でも使用できるので安全性とともに作業性の向上に役立てることができる。
【出願人】 【識別番号】392029834
【氏名又は名称】川人 勇
【出願日】 平成10年(1998)3月19日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−273402
【公開日】 平成11年(1999)10月8日
【出願番号】 特願平10−112657