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【発明の名称】 ハンドタイプ信号灯
【発明者】 【氏名】幸田 義治

【氏名】幸田 耕二郎

【要約】 【課題】遠くから離れた場所からでも、進行や停止の合図を確実に見分けることができるようにする。

【解決手段】透光性パイプ2の内部には、赤色または緑色に着色されたプラスチックリング10A〜10Dが軸方向に積み重ねられる。プラスチックリング10A〜10Dの位置のそれぞれに対応するようにブロック(色)別にフラッシュランプ25を取り付けてある。本体1の傾き具合によってスイッチがON,OFFされ、フラッシュランプをブロック(色)別に点滅消灯させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体の一部を構成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に配列されて成るフラッシュランプと、当該本体の傾斜角度に応じて当該フラッシュランプの一部のグループのフラッシュランプと他のグループのフラッシュランプとの点滅を自動制御する制御手段とを有することを特徴とするハンドタイプ信号灯。
【請求項2】 前記制御手段は、リードスイッチと、前記本体の傾斜により当該リードスイッチをON,OFFさせる磁気体とから成る点滅自動切り替えスイッチ部を含むことを特徴とする請求項1記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項3】 前記制御手段は、前記本体の傾斜により通電状態をON,OFFさせる水銀スイッチであることを特徴とする請求項1記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項4】 前記制御手段は、前記本体を上に上げると、赤色のグループのフラッシュランプを点滅させ、下に下げると、別色のグループのフラッシュランプを点滅させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項5】 本体の一部を構成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に配列されて成るフラッシュランプと、当該本体に設けた切り替え押釦スイッチの操作に応じて当該フラッシュランプの一部のグループのフラッシュランプと他のグループのフラッシュランプとの点滅を交互に制御する制御手段とを有することを特徴とするハンドタイプ信号灯。
【請求項6】 前記透光性パイプには、リング状の短尺形状の彩色フィルムがその軸方向に段違いに色を変えて積み重ねられて装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項7】 前記透光性パイプには、着色された透光性リングが交互に色を変えて当該透光性パイプの軸方向に積み重ねられて内挿されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項8】 前記透光性パイプの軸方向に積み重ねられて装着されたリング状の短尺形状の彩色フィルム間、または、その軸方向に積み重ねられて内挿さらた透光性リング間に、当該透光性リングに対応するフラッシュランプ以外からの光の入射を防止する遮光板を介挿させたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項9】 前記リングの内周面または外周面は、光の散乱が起こりやすくなるように凹凸に加工され、またその内周面または外周面は光が拡散するように曲面に加工されていることを特徴とする請求項7に記載のハンドタイプ信号灯。
【請求項10】 前記透光性リングは、複数に分割されたリング片を環状に一列に並べて形成されていることを特徴とする請求項9に記載のハンドタイプ信号灯。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば工事現場の交通整理等に使用されるハンドタイプ信号灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から道路工事を行う場合には、歩行者や車両の通行の安全を確保することが義務付けられている。この工事が長期間に亘る場合には、保安柵や信号機などの保安設備を設置すれば良いが、短期間の工事や緊急の工事の場合には、この保安設備の設置が十分に行えない場合が多く、作業員が交通整理に当たる場合が多くなる。このような場合には、手旗を用いて、または赤色一色のハンドタイプの信号灯を用いて交通整理を行うのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように手旗や赤色一色のハンドタイプの信号灯を用いた場合であっても、少し離れた場所からでは進行の合図であるのか、停止の合図であるのか瞬時に判断できないような場合があり、交通整理にかえって支障を来す恐れがある。特にこのような不具合は昼間や夕暮れ時に起こりやすい。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、遠く離れた場所からでも、進行や停止の合図を確実に見分けることができ、また、使い勝手に優れた輝度の大きいハンドタイプ信号灯の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するための本発明は、各請求項ごとに次のように構成されている。請求項1に記載の発明は、本体の一部を構成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に配列されて成るフラッシュランプと、当該本体の傾斜角度に応じて当該フラッシュランプの一部のグループのフラッシュランプと他のグループのフラッシュランプとの点滅を自動制御する制御手段とを有することを特徴とするハンドタイプ信号灯である。
【0006】この制御手段は、リードスイッチと、前記本体の傾斜により当該リードスイッチをON,OFFさせる磁気体とから成る点滅自動切り替えスイッチ部を含むことを特徴とするものである。また、この制御手段は、前記本体の傾斜により通電状態をON,OFFさせる水銀スイッチであることを特徴とするものである。また、本体を上に上げると、赤色のグループのフラッシュランプを点滅させ、下に下げると、別色のグループのフラッシュランプを点滅させることを特徴とするものである。
【0007】請求項5に記載の発明は、本体の一部を構成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に配列されて成るフラッシュランプと、当該本体に設けた切り替え押釦スイッチの操作に応じて当該フラッシュランプの一部のグループのフラッシュランプと他のグループのフラッシュランプとの点滅を交互に制御する制御手段とを有することを特徴とするハンドタイプ信号灯である。
【0008】前記透光性パイプには、リング状の短尺形状の彩色フィルムがその軸方向に段違いに色を変えて積み重ねられて装着されているか、着色された透光性リングが交互に色を変えて当該透光性パイプの軸方向に積み重ねられて内装されていることを特徴とする。
【0009】また、透光性パイプの軸方向に積み重ねられて装着されたリング状の短尺形状の彩色フィルム間、または、その軸方向に積み重ねられて内挿さらた透光性リング間に、当該透光性リングに対応するフラッシュランプ以外からの光の入射を防止する遮光板を介挿させたことを特徴とする。
【0010】また、この透光性リングの内周面または外周面は、光の散乱が起こりやすくなるように凹凸に加工され、またその内周面または外周面は光が拡散するように曲面に加工されていることを特徴とする。さらに、前記透光性リングは、複数に分割されたリング片を環状に一列に並べて形成されていることを特徴とする。
【0011】上述のように構成された本発明のハンドタイプ信号灯によれば、歩行者や車両を停止させるときには赤色に点滅する信号灯となり、進行させるときには緑色に点滅する信号灯となる。また、フラッシュランプを光源としているので、昼夜の別を問わずに視認性が良い。このため、交通整理を行う者の進行と停止の意思表示を誤認することがなくなる。
【0012】また、本発明のハンドタイプ信号灯は、本体の傾斜角度によって赤色と緑色の発光が切り替えられるようになっているので、その切り替え操作に訓練の必要はなく、誤信号が発生することもないので、非常に使い勝手の良いものである。
【0013】さらに、本発明のハンドタイプ信号灯によれば、本体のグリップ部分に発光色を切り替える押釦スイッチを設けてあるので、傾斜角度を変えずに点滅色を変えることができる。つまり、そのボタンスイッチを軽く操作する度に赤色と緑色に交互に点滅させることができるようになる。なお、最初に点滅する色は、赤色となっており、次のスイッチ操作によって、青色または緑色で点滅させることができるようになっている。また、自動点滅、手動点滅を同一ハンドタイプ信号灯に組み合わせて装着すれば、使用する作業環境によっては非常に使い勝手が良くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるハンドタイプ信号灯を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のハンドタイプ信号灯の概略構成図である。
【0015】この信号灯の本体1は、透光性パイプ2とグリップ部3とから構成される。この透光性パイプ2の一端の開口部5には、蓋6が嵌合固定されて防水性が確保される。一方、その他端の開口部7はグリップ部3の一部を成す筒型の配線基台4に嵌合固定される。この配線基台4には、グリップ部3に形成されているネジ部8と螺合する嵌合ネジ部9が形成される。
【0016】この透光性パイプ2の内部には、基本信号色である赤色または緑色に着色されたブレスレット状の透光性リングとしてのプラスチックリング10A〜10Dが軸方向に積み重ねられるように収容される。
【0017】なお、本実施の形態ではプラスチックリングを用いたものを例示して説明するが、透光性リングとして、リング状の短尺形状の彩色フィルムを用いても良い。彩色フィルムを用いた場合には、透光性パイプ2の軸方向に段違いに色を変えて積み重ねて装着する。
【0018】上記のプラスチックリング10A〜10Dのそれぞれは、図2に示すように2つ割りにされている。なお、このプラスチックリングは、このように分割する形態の他、一部に切欠(ギャップ)を有するピストンリング状のものであっても良い。このプラスチックリング10A〜10Dの外周面は図1および図2に示すように光を拡散すべく曲面形状に加工され、その内周面は図2に示すように光の乱反射(散乱)が起こりやすくなるように凹凸状に加工されている。これによって、点光源であるフラッシュランプからの光がプラスチックリングの外周面から拡散放射されることになり、面光源を用いたのと同様な発光状態が得られる。
【0019】このプラスチックリング10A〜10Dは、赤色のものと緑色のものとが交互に透光性パイプ2の内部に積み重ねられる。この場合、プラスチックリング10A〜10Dは、プラスチックリング片を組み合わせて透光性パイプ2内に挿入した場合にその内周面との間で生じる弾発力で透光性パイプ2の内部に固定される。このようにして透光性パイプ2の内部に色違いのリングのブロックが形成される。このリングブロックの間には、隣接するフラッシュランプ25からの光が漏れないように図3に示すような形状の遮光板42が取り付けられる。これによって赤と緑の光の混色が防止される。
【0020】グリップ部3と配線基台4の内部は中空となっており、この中空部分には、バッテリ12、点滅回路13と基板4Aとが内蔵される。バッテリ12は、点滅回路13に電力を供給するものであり、また、点滅回路13は、内部に充電用のコンデンサ及び点滅自動切り替えスイッチ部としての自動スイッチ部(詳しい構成、機能は後述する)を有してフラッシュランプ25を点滅させるものであり、基板4Aは、後述のフラッシュランプ25を支えると共にこのフラッシュランプ25に電極14を介して点滅回路13を接続する機能を有する。
【0021】ここで用いられているフラッシュランプ25は、一般的には写真撮影用、航空機誘導用に用いられているキセノン閃光ランプである。このランプは、ガラス又は石英製の管体の両端に電極を封着し、キセノンガスを封入したものであって、電極間にはコンデンサに蓄積されたエネルギーを印加し、ランプの外壁に設けた始動極にトリガ電圧を与えることによって放電する。したがって、点滅回路13は、内部にエネルギーを蓄える(充電)ためのコンデンサが設けられ、始動極にトリガ電圧を印加する回路を設けている。
【0022】また、グリップ部3の外部には、信号灯を起動させる電源スイッチ27が設けられている。なお、電源スイッチ27を設ける位置は、グリップ部3の底部か図1に示されているような配線基台4における透光性パイプ2との嵌合部分近辺が使い勝手の点で好ましい。
【0023】この配線基台4の上部4Bには、4つのフラッシュランプを支えると共に遮光坂42をも支持する支持棒20が取り付けられる。この支持棒20には、点滅回路13から供給される高電圧を個々のフラッシュランプに印加するための図示しないリード線が取り付けられる。フラッシュランプ25は点滅回路13に並列に接続される。
【0024】点滅回路13に内蔵される点灯自動切り替えスイッチ部としての自動スイッチ部17は、図4に示すように、二つの直方体状の部屋を有し、その内の一室には、2つのリードスイッチ22A,22Bが直列に互いに距離をおいて配置される。他の一室には、磁気体23が本体1の角度に応じて自由移動できるように内蔵されている。この2つのリードスイッチ22A,22Bは、赤のブロックを構成するフラッシュランプ、緑のブロックを構成するフラッシュランプのそれぞれに接続される。
【0025】この構成によって、本体1の傾き具合によっていずれかのリードスイッチ22A,22BがON,OFFされ、フラッシュランプをブロック別に点滅消灯させることができることになる。たとえば、本体1を下に傾けている場合には、リードスイッチ22AがONして、緑色のプラスチックリングに位置されるフラッシュランプ25のみが点滅し、本体1を上に向けている場合には、リードスイッチ22BがONして赤色のプラスチックリングに位置されるフラッシュランプ25が点滅する。
【0026】なお、リードスイッチは、上記のように2つ設けなくとも赤と緑の点滅を制御することは可能である。たとえば、リードスイッチ22Aのみを設けた場合、リードスイッチ22AがONしたときには、赤色のプラスチックリングに位置されるフラッシュランプ25が点灯し、OFFしたときには、緑色のプラスチックリングに位置されるフラッシュランプが点灯するように回路を構成すればれば良い。
【0027】なお、このような構成の点灯自動切り替えスイッチ部に代えて、内蔵された液状の水銀によって通電状態が制御されるように構成された水銀スイッチを用いることも可能である。
【0028】本発明のハンドタイプ信号灯は以上のような構成を有しているが、これを組み立てる場合には、以下のようにして行われる。まず透光性パイプ2の一端から、支持棒20によって縦軸方向に配列されたフラッシュランプ25を挿入して基板4Aに固定する。次に、内周面と外周面とが共に球面状(いずれかの面が球面状のものでも良い)に加工されたブレスレット状の短尺幅のプラスチックリング10A〜10D(プラスチックリングの形成方法は後述する)を交互に色を違えて透光性パイプ2と光源との間に積み重ねるようにして挿入し、同時に、プラスチックリング間に遮光板42を挿入する。これによって個々のプラスチックリングとフラッシュランプとが1対1に対応して位置されることになり、遮光板によって、隣のプラスチックリングへの露光が防止される。なお、プラスチックリングの挿入は、赤と緑の透光性のプラスチックリングを交互に積み重ねるように挿入する。このようにして全ての部品の挿入が終了すると、透光性パイプ2の一端に支持棒20が固定されるように蓋6を嵌合して取り付け、他端をグリップ部3に形成されているネジ部8と螺合する嵌合ネジ部9によって取り付ける。なお、配線基台4をグリップ部3に取り付ける前に各フラッシュランプからの配線は、同色同士の配線がまとめられ、点滅回路13または点灯色を選択するスイッチを介してバッテリ12に接続される。
【0029】使用時は、まず電源スイッチ27をONし、グリップ部3を握ってこの信号灯を上または下に向ければ良い。たとえば、信号灯を水平位置よりも上に上げると赤色のプラスチックリング10A、10Cに対応する位置(段)のフラッシュランプ25のみが一定の周期で瞬間的に閃光を発して点滅し、水平位置よりも下に下げると緑色のプラスチックリング10B、10Dに対応する位置(段)のフラッシュランプ25のみが一定の周期で瞬間的に閃光を発して点滅する。この発光色の切り替えは信号灯の上下方向の移動によって自動的に成される。
【0030】このように、信号灯の位置を変化させることによって自動的に発光色が変化するように構成すると、非常に使い勝手の良い信号灯となる。
【0031】なお、このように、信号灯の位置だけで発光色が拘束されないようにしたい場合には、自動スイッチ部17を設ける代わりに、グリップ部3に発光色の切り替えスイッチを設けても良い。このように構成すると、信号灯の位置に拘らずに操作者の意思に応じた発光色とすることが可能となる。また、自動でも手動でも発光色を切り換えることができるようにするためには、自動と手動とを切り換えるスイッチをさらに設ける。
【0032】以上のように、本発明のハンドタイプ信号灯によれば、信号灯の位置に応じて自動的に発光色を切り替えたり、切り替えスイッチの操作によって意思通りの発光色に切り替えたりすることができ、またその切り替えも片手で容易に行なえるので、使い勝手に優れたものとなる。また、発光体としてフラッシュランプを用いているので、昼夜を問わず良好な視認性を確保することができる。さらに、発光色が変化するので、信号の意味を取り違えることがなく、きわめて信頼性の高い信号灯とすることができる。
【0033】なお、この実施の形態で用いるプラスチックリング10Aは、図2に示したような2分割されたプラスチックリング片10a,10bから構成される2つ割りのものであるが、図5に示すような4分割されたプラスチックリング片10a〜10dから構成されるものでも良い。
【0034】いずれのプラスチックリング片もその外周面と内周面の形状は球面状に形成してある。このように球面形状としたのは、フラッシュランプの光軸方向からの光がこのプラスチックリング片によって上下左右方向に拡散されるようにするためである。また、このプラスチックリング片の内周面または外周面にはダイヤカット状の凹凸を形成してある。これは、球面形状によって単に光を拡散させたのでは閃光を発するフラッシュランプと言えども所望の輝度が確保できず、遠くからの視認性が低下してしまうため、これを補う必要があるからである。ダイヤカット状の凹凸を形成すると、ある方向から見た場合そのダイヤカットの1斜面のみが光ってみえるようになるため、あらゆる方向から見た場合の輝度を一定以上に確保することができるようになる。このような構成はハンドタイプ信号灯には相応しいものである。
【0035】また、このプラスチックリング片の内周面にプリズム状の三角形状の山を連続的に配列した場合にも、三角形状の山の一斜面が光って見えるようになるため、ダイヤカット状の凹凸を形成した場合と同様の効果が得られる。このプリズム状の凹凸は、反射面の面積がダイヤカット状の場合よりも大きくなるので、遠方からの視認性がさらに向上することになり、ハンドタイプ信号灯にとっては最適な構成となる。なお、これらの効果を最大限に引き出すために、フラッシュランプを透光性パイプ2の中心軸に沿って配置している。
【0036】また、本実施の形態では、プラスチックリングを複数のプラスチックリング片に分割しているが、これは、リング形状のままプラスチックリングの内周面や外周面を曲面形状にしたり、内周面または外周面の全体にダイヤカット状又はプリズム状の凹凸を形成することは技術的に困難であるから、この曲面や凹凸を容易に形成することができるようにするためである。図2及び図5では2分割又は4分割の場合を示したが、3分割又は5分割以上にすることも可能である。
【0037】プラスチックリングは、このプラスチックリング片の1つ1つを接着するなどの方法によって形成され、形成されたプラスチックリングが前述のようにして透光性パイプ2内に挿入されることになる。
【0038】なお、プラスチックリング片を組み合わせてプラスチックリングを形成する方法としては接着などの通常の方法の他、ワンタッチで嵌合させることができるような係止部をプラスチックリング片に形成するようにしてもよい。
【0039】また、本実施の形態では、遮光片42の形状を図3のように円錐状の突起を形成した帽子形状としている。このように単なる平板ではなく円錐状の突起面を形成したのは、この突起面を反射面とすることによってフラッシュランプの光を効率的に利用できるようにするためである。
【0040】なお、本実施の形態では、プラスチックリングの内面に凹凸形状を形成したものを例示したが、外周面に凹凸を形成してもよいのはもちろんである。外周面に凹凸形状を形成する場合には、その形状の形成が容易であるから分割する必要はない。また、凹凸の形状としては、ダイヤカット状やプリズム状の他、光を拡散させる効果を生じるものであれば、これ以外にあらゆる形状を適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように請求項1から請求項10に記載の本発明のハンドタイプ信号灯によれば、信号灯の位置に応じて自動的に発光色を切り替えたり、切り替え押釦スイッチの操作によって意思通りの発光色に切り替えたりすることができ、歩行者や車両を停止させるときには赤色に発光する信号灯となり、進行させるときには緑色に発光する信号灯となる。このため、交通整理を行う者の進行と停止の意思表示を誤認することがなくなる。
【0042】また、光源として輝度の非常に大きいフラッシュランプを用いたので、遠くから離れた場所からでも、進行や停止の合図を確実に見分けることができるようになる。
【0043】さらに、本発明のハンドタイプ信号灯は、本体の傾斜角度によって赤色と緑色の発光が切り替えられるようになっているので、使い勝手に優れ、その切り替え操作に訓練の必要はなく、誤信号が発生することもないので、きわめて信頼性の高い信号灯となる。
【出願人】 【識別番号】390011811
【氏名又は名称】株式会社デンコー社
【出願日】 平成9年(1997)12月1日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】八田 幹雄 (外1名)
【公開番号】 特開平11−162201
【公開日】 平成11年(1999)6月18日
【出願番号】 特願平9−330564