| 【発明の名称】 |
ホースの取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 敏
【氏名】荒木 伸二
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、被取付部材に形成されるパイプ部に、ホースを接続するためのホースの取付構造に関し、ホースをスリーブに強固に固定することを目的とする。
【解決手段】被取付部材11に形成される円筒状のパイプ部13に、ホース15の接続されるスリーブ17を、前記スリーブ17に対して回動自在とされるユニオン部材19を介して連結してなるホースの取付構造において、前記スリーブ17の後部17cの内周に前記ホース15を嵌挿するとともに、前記スリーブ17の前部17bの内周に、前記ホース15をスリーブ17の内周に向けて押圧するインサート部材21の前部21bを配置し、前記インサート部材21の前部21bの内周にOリング23を配置してなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被取付部材(11)に形成される円筒状のパイプ部(13)に、ホース(15)の接続されるスリーブ(17)を、前記スリーブ(17)に対して回動自在とされるユニオン部材(19)を介して連結してなるホースの取付構造において、前記スリーブ(17)の後部(17c)の内周に前記ホース(15)を嵌挿するとともに、前記スリーブ(17)の前部(17b)の内周に、前記ホース(15)をスリーブ(17)の内周に向けて押圧するインサート部材(21)の前部(21b)を配置し、前記インサート部材(21)の前部(21b)の内周にOリング(23)を配置してなることを特徴とするホースの取付構造。 【請求項2】 請求項1記載のホースの取付構造において、前記スリーブ(17)の後部(17c)にホース(15)側に突出する複数のスリーブ側突出部(17f)を形成するとともに、前記インサート部材(21)の後部(21c)にホース(15)側に突出する複数のインサート部材側突出部(21d)を形成し、前記スリーブ側突出部(17f)とインサート部材側突出部(21d)とを、前記ホース(15)の軸長方向に交互に位置させてなることを特徴とするホースの取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被取付部材に形成されるパイプ部に、ホースを接続するためのホースの取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ラジエータタンク等の被取付部材に形成されるパイプ部に、ホースを接続するためのホースの取付構造として、例えば、特開平9−152082号公報に開示されるものが知られている。図7は、この公報に開示されるホースの取付構造を示すもので、このホースの取付構造では、ラジエータタンクに形成される円筒状のパイプ部1に、ホース2の接続されるスリーブ3が、スリーブ3に対して回動自在とされるユニオン部材4を介して連結されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のホースの取付構造では、円筒状のスリーブ3の後端面に形成される環状穴3aに、ホース2の先端を嵌挿し、ホース2をビード部3bにより固定しているため、必ずしも充分なホース2の連結強度を得ることができないという問題があった。 【0004】本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、ホースをスリーブに強固に固定することができるホースの取付構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1のホースの取付構造は、被取付部材に形成される円筒状のパイプ部に、ホースの接続されるスリーブを、前記スリーブに対して回動自在とされるユニオン部材を介して連結してなるホースの取付構造において、前記スリーブの後部の内周に前記ホースを嵌挿するとともに、前記スリーブの前部の内周に、前記ホースをスリーブの内周に向けて押圧するインサート部材の前部を配置し、前記インサート部材の前部の内周にOリングを配置してなることを特徴とする。 【0006】請求項2のホースの取付構造は、請求項1記載のホースの取付構造において、前記スリーブの後部にホース側に突出する複数のスリーブ側突出部を形成するとともに、前記インサート部材の後部にホース側に突出する複数のインサート部材側突出部を形成し、前記スリーブ側突出部とインサート部材側突出部とを、前記ホースの軸長方向に交互に位置させてなることを特徴とする。 【0007】(作用)請求項1のホースの取付構造では、スリーブの後部の内周にホースを嵌挿し、スリーブの前部の内周に、ホースをスリーブの内周に向けて押圧するインサート部材の前部を配置したので、ホースがスリーブとインサート部材との間に強固に挟持される。 【0008】また、インサート部材の前部の内周に配置されるOリングにより、高いシール性が確保される。請求項2のホースの取付構造では、スリーブ側突出部とインサート部材側突出部とを、ホースの軸長方向に交互に位置させるようにしたので、ホースがスリーブ側突出部とインサート部材側突出部により交互に挟持される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。図1および図2は、本発明のホースの取付構造の一実施形態を示しており、この実施形態では、ラジエータ等の熱交換器のタンク11に円筒状のパイプ部13が形成されている。 【0010】そして、このパイプ部13に、ホース15が連結されるスリーブ17が、スリーブ17に対して回動自在とされるユニオン部材19を介して接続されている。すなわち、スリーブ17は、円筒状をしており、内周に形成される段部17aにより前部17bと後部17cとが形成されている。このスリーブ17の後部17cに、ホース15の先端部が嵌挿され、先端面が段部17aに当接されている。 【0011】スリーブ17の先端には、内側に向けて突出する環状突部17dが形成されている。スリーブ17の前部17bの外周には、所定角度を置いて複数の凹部17eが形成されている。この凹部17eには、ユニオン部材19に一体形成される爪部19aが嵌合され、ユニオン部材19が、スリーブ17に回動自在に被嵌されている。 【0012】ユニオン部材19の先端の内周には、180度の角度を置いて、内側に突出する2個の係止爪19bが突出形成されている。また、ユニオン部材19の先端の外周には、工具を係止するための係止溝19cが形成されている。なお、この実施形態では、スリーブ17およびユニオン部材19は、樹脂により形成されている。 【0013】また、タンク11は、樹脂により形成され、このタンク11にパイプ部13が一体形成されている。パイプ部13の外周には、180度の角度を置いて、2個の係止用突部13aが突出形成されている。すなわち、この実施形態では、ユニオン部材19にパイプ部13を挿入した後、ユニオン部材19の工具溝19cに工具を係止し、ユニオン部材19を回動することにより、ユニオン部材19の係止爪19bが、パイプ部13の係止用突部13aの外側の端面13bに押圧状態で係止される。 【0014】そして、この実施形態では、スリーブ17の内側に、ホース15をスリーブ17の内周に向けて押圧するインサート部材21が配置されている。このインサート部材21は、金属からなる円筒状をしており、段部21aにより前部21bと後部21cとが形成されている。そして、その前部21bが、スリーブ17の前部17bの内周に嵌挿されている。 【0015】また、インサート部材21の前部21bの内周には、パイプ部13に当接してシールを行うためのOリング23が配置されている。そして、この実施形態では、スリーブ17の後部17cの内周には、ホース15側に突出する一対のスリーブ側突出部17fが形成されている。 【0016】また、インサート部材21の後部21cには、ホース15側に突出する一対のインサート部材側突出部21dが形成されている。そして、スリーブ側突出部17fとインサート部材側突出部21dとは、ホース15の軸長方向に交互に位置されている。上述したスリーブ17へのホース15の組み付けは、以下述べるようにして行われる。 【0017】先ず、図3に示すように、スリーブ17の前部17bの内周に、インサート部材21の前部21bが嵌挿される。そして、インサート部材21の後部21cと、スリーブ17の後部17cの内周との間に、ホース15の先端部が挿入される。次に、図4に示すように、インサート部材21がカシメ加工され、インサート部材21の後部21cに、ホース15側に突出する一対のインサート部材側突出部21dが形成される。 【0018】このカシメ加工は、以下述べるようにして行われる。先ず、図5に示すように、インサート部材21の内側にカシメ器25のカシメ部27が挿入される。カシメ部27は、一対のカシメ爪29と、このカシメ爪29の間に配置される拡径部材31とを有している。 【0019】拡径部材31のテーパ部31aには、カシメ爪29の傾斜部29aが当接されている。一方、拡径部材31の上端は、シリンダ33内に配置されるピストン35に連結されている。そして、図6に示すように、シリンダ33内に圧力流体Rを供給して、拡径部材31を上方に移動すると、一対のカシメ爪29が開き、インサート部材21へのカシメ加工が行われ、一対のインサート部材側突出部21dが形成され、ホース15がスリーブ17とインサート部材21との間に強固に挟持固定される。 【0020】以上のように構成されたホースの取付構造では、ユニオン部材19にパイプ部13を挿入した後、ユニオン部材19の工具溝19cに工具を係止し、ユニオン部材19を回動することにより、ユニオン部材19の係止爪19bが、パイプ部13の係止用突部13aの外側の端面13bに押圧状態で係止されるため、パイプ部13へのホース15の着脱を迅速,確実に行うことができる。 【0021】そして、上述したホースの取付構造では、スリーブ17の後部17cの内周にホース15を嵌挿し、スリーブ17の前部17bの内周に、ホース15をスリーブ17の内周に向けて押圧するインサート部材21の前部17bを配置したので、ホース15をスリーブ17とインサート部材21との間に強固に挟持することが可能になり、ホース15をスリーブ17に強固に固定することができる。 【0022】また、インサート部材21の前部21bの内周にOリング23を配置したので、高いシール性を得ることができる。さらに、上述したホースの取付構造では、スリーブ側突出部17fとインサート部材側突出部21dとを、ホース15の軸長方向に交互に位置させるようにしたので、ホース15がスリーブ側突出部17fとインサート部材側突出部21dにより交互に挟持され、これによりホース15をスリーブ17により強固に固定することができる。 【0023】なお、上述した実施形態では、本発明を熱交換器に適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、ホース15の接続が必要な各種の機器に広く適用することができる。 【0024】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1のホースの取付構造では、スリーブの後部の内周にホースを嵌挿し、スリーブの前部の内周に、ホースをスリーブの内周に向けて押圧するインサート部材の前部を配置したので、ホースをスリーブとインサート部材との間に強固に挟持することが可能になり、ホースをスリーブに強固に固定することができる。 【0025】また、インサート部材の前部の内周にOリングを配置したので、高いシール性を得ることができる。請求項2のホースの取付構造では、スリーブ側突出部とインサート部材側突出部とを、ホースの軸長方向に交互に位置させるようにしたので、ホースがスリーブ側突出部とインサート部材側突出部により交互に挟持され、これによりホースをスリーブにより強固に固定することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004765 【氏名又は名称】カルソニック株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月22日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−336976 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−141352 |
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