| 【発明の名称】 |
合成樹脂製管体の接続具 |
| 【発明者】 |
【氏名】早川 和行
【氏名】後藤 茂之
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| 【要約】 |
【課題】合成樹脂製管体の接続具に対する接続状態を容易に確認することができる接続具を提供すること。
【解決手段】合成樹脂製管体10を接続するための接続具100であって、該管体10の接続端部11に内挿される内挿筒部21を備えた接続具本体20と、前記接続端部11を前記内挿筒部21とで挟み付けて、該管体10を接続すべく前記内挿筒部21に対し軸方向に移動される移動スリーブ30とからなり、前記内挿筒部21と移動スリーブ30とで前記接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の接続具本体20又は移動スリーブ30に、前記接続端部11の有無を確認するための確認窓40を形成されてなることをその要旨とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】合成樹脂製管体を接続するための接続具であって、該管体の接続端部に内挿される内挿筒部を備えた接続具本体と、前記接続端部を前記内挿筒部とで挟み付けて、該管体を接続すべく前記内挿筒部に対し軸方向に移動される移動スリーブとからなり、前記内挿筒部と移動スリーブとで前記接続端部を挟み付ける挟付領域よりも奥側の接続具本体又は移動スリーブに、前記接続端部の有無を確認するための確認窓が形成されてなることを特徴とする合成樹脂製管体の接続具。 【請求項2】確認窓は、内挿筒部との間に管体の接続端部の挿入空間を形成すべく、反接続方向に延設された外筒壁に形成された切欠又は透孔により構成されてなることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製管体の接続具。 【請求項3】確認窓は、移動スリーブに形成された切欠又は透孔に構成されてなることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製管体の接続具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本各発明は、合成樹脂製管体を接続するための接続具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、合成樹脂製管体(以下、管体という)を接続するための接続具として種々のものがあるがその中でも、例えば特公平5ー79877号公報に示すようなものが提案されており、具体的には図6に示すような構成となっている。即ち、この種の接続具200は、管スリーブとして形成された接続片201と、管スリーブに対して軸方向に運動可能な移動スリーブ202との2つの部分からなる接続具200であって、前記接続片201に周方向のリブ201aが設けられており、この接続片201のフランジ203に一番近いところに設けられたリブ201aを管体210の移動防止ストッパーとして形成するとともに、リブ201aとフランジ203との間に移動スリーブ202により押し出された管材料の受容室204が形成されたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる構成からなる接続具200においては、移動スリーブ202と接続片201とで管体210を挟み付けながら強制的に移動させた結果、管体210が接続片201の奥方まで差し込まれているか否かを確認することができないという問題があった。 【0004】また、接続具200に管体210を接続した後においても、管体210に何らかの外力が作用して管体が接続片に対して抜ける方向に移動して、漏水の原因となることがあるため、その接続状態を定期的に確認しなければならないが、その確認をすることができないという問題もあった。 【0005】本発明はこのような課題を解決することであり、その目的は、管体の接続具に対する接続状態を容易に確認することができる接続具を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】以上を解決するために、本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符号を付して説明すると、まず請求項1に係る合成樹脂製管体の接続具100は、該管体10の接続端部11に内挿される内挿筒部21を備えた接続具本体20と、前記接続端部11を前記内挿筒部21とで挟み付けて、該管体10を接続すべく前記内挿筒部21に対し軸方向に移動される移動スリーブ30とからなり、前記内挿筒部21と移動スリーブ30とで前記接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の接続具本体20又は移動スリーブ30に、前記接続端部11の有無を確認するための確認窓40を形成されてなることをその要旨とする。 【0007】次に、請求項2記載の発明は、請求項1記載の合成樹脂製管体の接続具100を構成する確認窓40を、内挿筒部21との間に管体の接続端部11の挿入空間を形成すべく、反接続方向に延設された外筒壁22に形成された切欠又は透孔により構成したことをその要旨とする。 【0008】最後に、請求項3に係る発明は、請求項1記載の合成樹脂製管体の接続具100を構成する確認窓40を、移動スリーブ30に形成された切欠又は透孔に構成したことをその要旨とする。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る合成樹脂製管体の接続具の実施の形態を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、その要旨を越えない限り、以下の実施例により本発明が限定されるものでない。 【0010】さて、図1は、本発明にかかる合成樹脂製管体の接続具100に、耐熱性プラスチック等の材料からなる合成樹脂製管体10(以下、管体10という)を差しはめた状態を示すものである。そして、接続具100は管体10の接続端部11に内挿される内挿筒部21を備えた接続具本体20と、前記接続端部11を前記内挿筒部21とで挟み付けて、該管体10を接続すべく前記内挿筒部21に対し軸方向に移動される移動スリーブ30とから基本構成されたものである。尚、管体10の接続端部11は、前記内挿筒部21に差しはめられる前に一般的に使用される拡径治具によって拡張されているため、容易に差しはめることができる。これにより、前記内挿筒部21の内周面と管体10の内周面とが同一直線上に揃うため、流量損失を防ぐことができる。 【0011】そして、管体10の接続端部11に内挿される内挿筒部21の外周面上には、リブ21aが複数周設されており、移動スリーブを押しはめたときに各々のリブ21aが管体10に食い込むため、管体10を確実に接続することができる。この移動スリーブと内挿筒部とで管体10を挟み付ける領域が挟付領域Aとなる。 【0012】ところで、前記移動スリーブ30の押しはめ過程において、管体10の管材料は接続方向に徐々に蓄積されていくが、この蓄積された管材料が外方に飛び出すを防止すべく外筒壁22が設けられている。 【0013】前記外筒壁22は、内挿筒部21との間に管体挿入空間を形成するように、反接続方向(接続具100に接続された管体10を引き抜く方向)に延設されており、その形状は、内挿筒部21に対して垂直方向に突設され途中で反接続方向に内挿筒部21に対して平行に折り曲げられる略L字形状に形成されている。これにより、管体の接続端部の外側が覆われるため、確実に管材料の外方への飛び出しが防止される。この飛び出しを制限された管材料は、さらに奥方(接続方向)に設けられた受容空間部24に完全に受容される。これにより、移動スリーブ30の端面が外筒壁22の端面に圧着するまで確実に押しはめることが可能となる。 【0014】また、外筒壁22には、その内壁から内方に突出するように移動防止部23が形成されており、これにより、前記移動スリーブ30を管体10外周上に圧縮しつつ押しはめる際に、管体10の端面のストッパとなるため、管体10が接続方向へ移動することが防止される。 【0015】次に、本各発明にかかる接続具100の特徴である確認窓40について説明する。 【0016】前記確認窓40は、図1に示すように、内挿筒部21と移動スリーブ30とで管体の接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の接続具本体20に形成されたものである。即ち、確認窓40は接続具本体20に形成された外筒壁22の突出端部を部分的に切り欠くことにより形成されている。 【0017】前記確認窓40は、外筒壁22の突出端部に、前記移動防止部23よりも図示するH分だけ奥方に半円形状に切り欠かれている。そして、半円形状の確認窓40は外筒壁22の突出端部に所定間隔を隔てて複数切欠形成されている。これにより、移動スリーブ30を強制的に押しはめて外筒壁22の端面に圧着させたときでも、管体端面11が移動防止部23まで確実に差し込まれているか否かの確認作業が容易となる。 【0018】次に、図2は、接続具100に設けられた確認窓40の別の実施例を示すものである。この接続具100は、内挿筒部21と移動スリーブ30とで管体の接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の接続具本体20に円形状の透孔を設けたものである。 【0019】前記内挿筒部21の外周面上には、リブ21aが複数周設されており、さらに奥方には管体10の接続端部11の端面が当接する移動防止部23が周設されている。これにより、前記移動スリーブ30を管体10外周上に圧縮しつつ押しはめる際に、管体10の端面のストッパとなるため、管体10が接続方向へ移動することが防止される。 【0020】前記透孔たる確認窓40は、外筒壁22の突出端部に所定間隔を隔てて複数形成されており、図示するように、移動防止部23に管体10の接続端部11が当接しているか否かを確認し得るように形成されたものである。これにより、移動スリーブ30を強制的に押しはめて外筒壁22の端面に圧着させたときでも、管体端面11が移動防止部23まで確実に差し込まれているか否かの確認作業が容易となる。 【0021】次に、図3又は図4は、本発明にかかる接続具100の別の実施例を示すものである。この接続具100は、内挿筒部21を備えた接続具本体20と、移動スリーブ30とからなり、前記内挿筒部21と移動スリーブ30とで管体の接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の移動スリーブ30に、前記管体の接続端部11の有無を確認するための確認窓40が形成されたものである。 【0022】前記確認窓40は、移動スリーブ40の端部に所定間隔を隔てて部分的に切り欠くことにより形成されており、その形状は半円形状である。これにより、移動スリーブ30を強制的に押しはめて接続具本体20の端面に圧着させたときでも、管体10が接続部本体20の端面25まで確実に差し込まれているか否かの確認作業が容易となる。 【0023】次に、図5又は図6に示す接続部100は、内挿筒部21を備えた接続具本体20と、移動スリーブ30とからなり、前記内挿筒部21と移動スリーブ30とで管体の接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の移動スリーブ30に、前記管体の接続端部11の有無を確認するための透孔たる確認窓40が形成されたものである。 【0024】前記透孔たる確認窓40は、円形状に形成されており、移動スリーブ30の端部に複数形成されている。これにより、管体10の接続状態を容易に確認することができる。 【0025】ところで、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、例えば、確認窓40の切欠形状及び透孔形状は、上記実施例に限定されることはなく、本発明の目的を達成できる範囲内での改良、変形等は本発明に含まれるものである。 【0026】このように、本発明にかかる接続具100は、内挿筒部21を備えた接続具本体20と、移動スリーブ30とからなり、前記内挿筒部21と移動スリーブ30とで管体の接続端部11を挟み付ける挟付領域Aよりも奥側の接続具本体20又は移動スリーブ30に、前記管体の接続端部11の有無を確認するための確認窓40を備えたものである。 【0027】従って、移動スリーブ30を強制的に押しはめて外筒壁22の端面に圧着させたときに、管体10が内挿筒部21の奥方まで確実に差し込まれているか否かの確認作業を容易に行うことができる。 【0028】また、確認窓40は、内挿筒部21との間に管体挿入空間を形成するように反接続方向に延設された外筒壁22に切欠形成されている。つまり、外筒壁22は管体の接続端部の外側を覆うように反接続方向に延設されているので、管体10の管材料が外方へ飛び出すことを確実に防止することができる。 【0029】 【発明の効果】以上詳述した通り、本願請求項1の発明は、合成樹脂製管体を接続するための接続具であって、該管体の接続端部に内挿される内挿筒部を備えた接続具本体と、前記接続端部を前記内挿筒部とで挟み付けて、該管体を接続すべく前記内挿筒部に対し軸方向に移動される移動スリーブとからなり、前記内挿筒部と移動スリーブとで前記接続端部を挟み付ける挟付領域よりも奥側の接続具本体又は移動スリーブに、前記接続端部の有無を確認するための確認窓を形成したことにより、管体の接続状態の確認作業を容易に行うことができるという優れた効果を奏するものである。 【0030】次に、本願請求項2の発明は、請求項1記載の発明の接続具を構成する確認窓を、内挿筒部との間に管体の接続端部の挿入空間を形成すべく、反接続方向に突設された外筒壁に形成された切欠又は透孔により構成したことにより、管体の接続状態の確認作業を容易に行うことができることは勿論のこと、外筒壁によって、管体の管材料10aの外方への飛び出しを防止できるため、外観上も非常に優れたものとなるという優れた効果を奏するものである。 【0031】最後に、本願請求項3の発明は、請求項1記載の発明の接続具を構成する確認窓を、移動スリーブに形成された切欠又は透孔に構成したことにより、管体の接続状態の確認作業を容易に行うことができるという優れた効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000243803 【氏名又は名称】未来工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−230453 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−29543 |
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