| 【発明の名称】 |
パイプ用管継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々 武也
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| 【要約】 |
【課題】パイプ用管継手内にバルブを内蔵するとともに、一つの操作部材によってパイプの着脱とバルブの開閉を順次行うことができ、機密性の良否を検査する際の作業性の向上を図ることができるパイプ用管継手を提供する。
【解決手段】パイプPを連結するためのパイプ着脱手段Tを備えたパイプ用管継手のソケット本体内に設けられた流路に、該流路を開閉するバルブ手段Vを内蔵し、パイプの着脱とバルブの開閉を一つの操作部材Sを操作することにより順次行えるようにしたことを特徴とするパイプ用管継手。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】パイプを連結するためのパイプ着脱手段を備えたパイプ用管継手のソケット本体内に設けられた流路に、該流路を開閉するバルブ手段を内蔵し、パイプの着脱とバルブの開閉を一つの操作部材を操作することにより順次行えるようにしたことを特徴とするパイプ用管継手。 【請求項2】ボディに取り付けたソケット本体内の流路とボディ内に装着したパイプとを連通遮断するパイプ用管継手であって、前記パイプ用管継手はボディ内に摺動自在に配置されたソケット本体を有し、このソケット本体内と前記ボディ内とに跨がせて摺動自在にスペーサが配置され、前記ボディの一端に揺動自在に操作部材を取り付け、この操作部材を揺動することにより前記スペーサを介して前記ソケット本体と前記ボディとの固定状態および前記ソケット本体と前記スペーサとの固定状態のいづれか一方を選択的に保持できる係止部材を設け、さらに前記ソケット本体の移動によりパイプを保持できるパイプ着脱手段と、前記スペーサの移動によりソケット本体の流路を閉じることができるバルブ手段とを備え、前記操作部材を第1段操作することにより前記係止部材によってソケット本体とスペーサとを固定状態としたまま移動しパイプ着脱手段を作用させてパイプをボディ内に挿着し、続いて前記操作部材を第2段操作することにより前記係止部材によるソケット本体とスペーサとの固定状態を解除するとともに前記係止部材によってソケット本体とボディとを固定状態とし、スペーサのみの移動によりバルブ手段を操作しソケット本体の流路を開くことができるようにしたことを特徴とするパイプ用管継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、冷凍機器等の機密性の良否を検査する際に使用するパイプを連結するためのパイプ用管継手に関するものであり、さらに詳細には、パイプ用管継手のソケット本体内にバルブを内蔵するとともに、一つの操作部材によってパイプの着脱とバルブの開閉を順次行うことができ、機密性の良否を検査する際の作業性の向上を図ることができるパイプ用管継手に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より冷凍機器内の気密性を検査する際に用いる耐圧テスト用の管継手として、実公昭59−30311号公報、実公昭60−5171号公報などに開示されているものが良く知られている。 【0003】上記実公昭60−5171号公報に記載されている管継手の概略構成を図を参照して説明すると、図8は全体側面図、図9は図8の半断面図である。図において、105は内筒で、内筒の略中央部に設けた大径のボス部の両側に操作板109と略コ字型をしたレバー片110の端部がボルト111で枢軸可能に軸着されている。操作板109の一端には円孔112が形成されており、この円孔112内に偏心カム113が回転可能に嵌合し、この偏心カム113の偏心位置に前記ボルト111が挿通している。操作板109の内側に位置した内筒105の外面には凹部114が形成され、凹部114内に頭部を挿入した係合部115によって、前記操作板109と内筒105の前部外周に前後動可能に装着させた外筒118が連動されている。外筒118の先端に固着した蓋体119の開口120内を貫通してパイプ挿入筒124が配置され、該パイプ挿入筒124の筒部121後端に立上壁122を介して設けた大径筒123が前記外筒118内面に前後動可能に収容されている。また、蓋体119と立上壁122の間に設けた空室内に第1皿ばね127が収容され、パイプ挿入筒124の筒部121内に収容した先端筒部128の周囲に設けたテーパ孔129内にボール130が収容されている。前記先端筒部128の後端に設けた立上壁131と一体の可動筒132が前記パイプ挿入筒124の大径筒123の内面にストップリング133により係止され、立上壁122と立上壁131との間の空室内に第2皿ばね134が収容されている。前記可動筒132の後部に設けた軸受筒内にシールリング136を介して前記内筒105の先端に設けた小径部105aを挿入する。 【0004】パイプを連結するにはレバー片110を図8中A方向に90度回転させ、該レバー片110とともに偏心カム113を回転させると、操作板109を介して外筒118が図8中矢印B方向に前進する。この状態ではパイプ挿入筒124のテーパー面125はボール130から離れ、該ボールは自由状態となる。この状態のまま、パイプ140をパイプ挿入筒124の前方から挿入し、該パイプの先端を小径部105aの内部に設けた係止部105bに係止させる。ついで、レバー片110を反矢印方向に90度回転させると、偏心カム113、操作板109を介して外筒118は図9に示す状態に後退し、このとき、該パイプ挿入筒124の端部に形成したテーパー面125でボール130を中心方向に押圧するようになるから、パイプ140の外壁にボール130が点接触して該パイプを保持することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の管継手では、レバー片の操作でパイプを簡単に管継手に着脱できるものの、管継手内には流路を遮断するバルブが内蔵されていないため、この管継手を使用して気密検査を行おうとすると、管継手内筒の端部にこの管継手とは別体のバルブ内蔵型の周知のプラグを接続し、さらに、管継手に着脱する配管側のパイプには前記プラグと着脱するバルブ内蔵型の周知のソケットを設ける必要がある。さらに、非検査時には配管側のソケットと管継手側のプラグが分離されるため、プラグとソケットの管理が面倒である。 【0006】そこで、本発明は、上述したようなパイプ用管継手のソケット本体内に、流路の開閉を行うことができるバルブを内蔵するとともに、このバルブの開閉と、パイプの着脱を一つの操作部材により順次行うことができるパイプ用管継手を提供することにより、上記のような問題点を解決することを目的とする。本発明では、パイプ用管継手のソケット本体内に流路開閉用のバルブを内蔵し、一つの操作部材によりパイプの着脱とバルブの開閉(パイプ挿着→バルブ開→バルブ閉→パイプ離脱)を順次行うことができるようにしたため、操作手順を間違えることがない。また従来のようなバルブ内蔵型のプラグとソケットを準備する必要がなく、また、プラグとソケットの管理も容易になるため、気密性検査の作業性が向上する。パイプの着脱とバルブの開閉を同時に行うのでなく、パイプの着脱とバルブの開閉を順次行うようにしてあるため、圧力が高い流体に使用しても、パイプ挿入時の抵抗がなく、操作が容易である。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発明が採用した技術解決手段は、パイプを連結するためのパイプ着脱手段を備えたパイプ用管継手のソケット本体内に設けられた流路に、該流路を開閉するバルブ手段を内蔵し、パイプの着脱とバルブの開閉を一つの操作部材を操作することにより順次行えるようにしたことを特徴とするパイプ用管継手であり、【0008】ボディに取り付けたソケット本体内の流路とボディ内に装着したパイプとを連通遮断するパイプ用管継手であって、前記パイプ用管継手はボディ内に摺動自在に配置されたソケット本体を有し、このソケット本体内と前記ボディ内とに跨がせて摺動自在にスペーサが配置され、前記ボディの一端に揺動自在に操作部材を取り付け、この操作部材を揺動することにより前記スペーサを介して前記ソケット本体と前記ボディとの固定状態および前記ソケット本体と前記スペーサとの固定状態のいづれか一方を選択的に保持できる係止部材を設け、さらに前記ソケット本体の移動によりパイプを保持できるパイプ着脱手段と、前記スペーサの移動によりソケット本体の流路を閉じることができるバルブ手段とを備え、前記操作部材を第1段操作することにより前記係止部材によってソケット本体とスペーサとを固定状態としたまま移動しパイプ着脱手段を作用させてパイプをボディ内に挿着し、続いて前記操作部材を第2段操作することにより前記係止部材によるソケット本体とスペーサとの固定状態を解除するとともに前記係止部材によってソケット本体とボディとを固定状態とし、スペーサのみの移動によりバルブ手段を操作しソケット本体の流路を開くことができるようにしたことを特徴とするパイプ用管継手である。 【0009】 【実施の形態】本形態に係わるパイプ用管継手の構成を図面を参照しながら説明すると、図1は本実施の形態としてのパイプ用管継手の半断面図、図2は同管継手の操作部材の側面図、図3はカムホルダとストッパとの要部平面図である。先ず、本パイプ用管継手の概略構成、作用を簡単に説明しておくと、パイプ用管継手は、ソケット本体の内部にバルブ手段Vと、パイプ着脱手段Tを備えており、さらに、前記バルブ手段Vによって流路が遮断されるソケット本体1がボディ内に摺動自在に組み付けられている。パイプ用管継手のボディには、バルブ手段Vを開閉するとともにパイプ着脱手段Tを作動する操作部材Sを備えており、この操作部材Sを図示の如く図中上方に起立させた状態とすると、パイプPをボディに接続状態とした上でバルブを開いた状態にすることができる。また、操作部材Sをパイプ用管継手の軸線方向に倒した状態とすると、パイプPをボディに接続した状態で、バルブは閉じた状態とすることができる。さらに、操作部材Sを前記起立状態から180°回転した状態(下方に垂下させた状態)とすると、パイプPをボディに自由に挿着離脱できる状態とするとともにバルブを閉じた状態とすることができる。このように、本パイプ用管継手では一つの操作部材Sによりパイプの着脱とバルブの開閉を行うことができ、さらに、パイプの着脱が完了した状態でバルブが開くように作動するため、高圧流体を用いる場合でも着脱する際の着脱作業が容易にできる。 【0010】つづいて、パイプ用管継手の各構成部材についてさらに詳細に説明する。パイプ用管継手を主要部としてのボディ50は、ボディ筒体9、カバー24、ボールガイド13、カムホルダ20とからなり、円筒形のボディ筒体9の一端側に円筒形のカバー24がねじ40で固定し、また他端側には円筒形のボールガイド13がねじ41で螺合されナット12によって固定されている。ボールガイド13にはカムホルダ20が六角穴付止めねじ23で固定されボディ50が構成されている。このボディ50のカムホルダ20にはピン21を中心にカム14が回転自在に取り付けられている。なお、本例ではボディを組み立てる作業性の点からボディ50は、ボディ筒体9、カバー24、ボールガイド13、カムホルダ20を別体で構成し、ねじやナットで組立られているが、組立作業上、特に支障がなければボディ筒体9とカバー24を一体で構成し、ボールガイド13とカムホルダ20とを一体で構成しこれらを螺子等の適宜固着手段により固着してもよいし、または、ボディ筒体9とボールガイド13とカムホルダ20とを一体で構成し、これにカバー24を螺子等の適宜固着手段により固着することも可能である。 【0011】前記カム14には端部に握り玉19を備えた操作部材Sとしてのレバーシャフト15が固定されており、さらにこのレバーシャフト15の外周にはストッパ17が摺動自在に取り付けられている。ストッパ17はスプリング16によって常時図中下方に付勢されている。カムホルダ20には、図2、図3に示すように、レバーシャフト15の外径に略等しい割り溝45が形成されており、さらにレバーシャフト15が上方に起立したときに対応するカムホルダ20の上部には、ストッパ17が嵌合する切欠46が前記割り溝45と連続して設けられている。レバーシャフト15のストッパ17をスプリング16の付勢力に抗して引上げた状態で、レバーシャフト15をピン21を中心に回転するとレバーシャフト15は前記割り溝45内を自由に摺動でき、さらに、レバーシャフト15が上方に起立状態になった時に、スプリング16の付勢力によってストッパ17が前記割り溝45と連続した切欠46内に嵌合し、レバーシャフト15の起立状態を保持できるようになっている。 【0012】カム14はカム外周が図1に示す如く略円形をした平板状に形成されており、レバーシャフト15とは反対側のカム14の周囲には図4(イ)、(ロ)に示すように、略三日月型の突起14aが形成されている。この突起14aは、操作部材Sをボディ50の軸線方向(水平方向)に倒した状態とすると図4(ロ)に示すようにスペーサ11側の突起11aと係合し、スペーサ11を図中左方に引き出す作用を果たす。尚、図1中、22はピン21の抜け止め用割りピンであり、また18はスプリングピンで、レバーシャフト15をカムホルダ20に位置決め固定するためのものである。 【0013】前記カム14に隣接してカムホルダ20内にはスペーサ11が摺動自在に嵌合している。またスペーサ11と前記ボールガイド13との間には、ソケット本体1が摺動自在に嵌合しており、ソケット本体1には係止部材としてのボール10を保持する孔11dが形成され、この孔11d内にボール10が保持されている。ボール10に対応するボールガイド13側には、ボール10を下方に押し出す傾斜面13aが形成されており、また、スペーサ11の外周にはボール10を孔11dから押し出す方向の傾斜面11cを備えた突起11bが形成されている。ボール10が図示状態(即ちボール10がボールガイド13側に移動している状態)の時には、ソケット本体1とボールガイド13とはボール10の作用で固定状態となっており、また、スペーサ11が図示位置より図中左方に移動し、ボール10がスペーサ11の傾斜面11c側に落ち込み、ボール10の頂部をボールガイド13によって押圧する状態になると、スペーサ11とソケット本体1とがボール10の作用で固定状態となる。なお、この状態についての詳細は後述する。 【0014】ソケット本体1には、Oリング31によってシール状態となるようにニップル32が固定されており、このニップル32にエルボ33がさらにエルボ33には接続口34が取り付けられている。ソケット本体1に取り付けたニップル32の流路32aに対向してバルブ本体2がバルブホルダ3とねじ42で結合されており、バルブ本体2の弁座2aにはシール部材2bが設けられ、このシール部材2bがソケット本体1側の弁座1aに当接してニップル32の流路32aを開閉できるようになっている。そしてバルブ本体2とソケット本体1とでバルブ手段Vを構成している。 【0015】ソケット本体1の前記ボール10とは反対側の内周にはパッキンホルダ6がねじ43で固定されており、パッキンホルダ6とバルブ本体2との間にはバルブスプリング5が配置され、このバルブスプリング5の付勢力によって、バルブ本体2およびバルブホルダ3がスペーサ11に向けて図中左方に向けて付勢されている。またソケット本体1とカバー24との間にはスプリング30が配置され、ソケット本体1が図中左方に向けて付勢されている。カバー24の内周とパッキンホルダ6との間にはスライドリング28が配置され、このスライドリングとカバー24内周に配置したチャックホルダ26との間にはパイプ着脱手段Tを構成するチャック27が配置されている。またチャックホルダ26とカバー24との間には複数の皿ばね25が配置され、この皿ばね25の付勢力によってチャックホルダが図中左方に付勢されている。なお、パッキンホルダ6の内周面にはパッキン8が配置され、さらにスライドリング28とパッキンホルダ6との間にはOリング29が配置され、挿入されたパイプの端面と外周面とをシールする機能を果たすようになっている。 【0016】上記構成からなるパイプ用管継手の作用を説明する。図5は、操作部材Sが下方に垂下した状態となっており、パイプPがボディ50内に挿入自在の状態となっており、さらにバルブ手段Vが流路32aを閉じている状態の半断面図である。具体的には、この状態の時には、レバーシャフト15に固定したカム14が最も図中左方に寄った状態の時であり、スペーサ11は前記カムによって強制的に左方に移動させられ、また、バルブ本体2、バルブホルダ3はバルブスプリング5の付勢力によって左方に押され、バルブ本体2のシール部材2bはソケット本体1側の弁座1aに当接して、ニップル32の流路32aを閉じている。また、パッキンホルダ6とソケット本体1も、スプリング30の付勢力によって図中左方に付勢され、図示の位置をとっている。このため、スライドリング28はチャック27を開放した状態にしており、パイプPを自由にボディ50内に挿入することができる状態となっている。 【0017】図5に示す状態から、図6に示す状態に操作部材Sを回転させると(第1段操作)、カム14によってスペーサ11が図中右方に押されてスペーサ11が右方に移動するが、このスペーサ11の移動によってボール10を介して固定されているソケット本体1も図5の位置から図6の位置までパッキンホルダ6とともにスプリング30の付勢力に抗して図中右方に移動する。この結果、図6に示す如くスライドリング28が押されて、チャック27を変形させ、挿入されたパイプPの外周に食い込んでパイプPが保持される(パイプ挿着)と同時に、パイプの端部と外周面とはパッキン8およびOリング29によってシールされる。この状態の時は、バルブ本体2とバルブホルダ3はバルブスプリング5の付勢力によって図中左方に付勢された状態にあり、シール部材2bによってニップル32の流路32aは相変わらず閉じた状態となっている。また、ボール10はボールガイド13の傾斜面13aによって下方に押され、スペーサ11の傾斜面11cに当接されている。即ち、図6に示す状態はパイプPを挿着した状態であるとともにニップル32の流路32aを閉じた状態を維持していることになる。 【0018】続いて操作部材Sをさらに回転させ、図7の様に起立状態にすると(第2段操作)、ストッパ17がスプリング16の付勢力によってカムホルダ20の切欠46内に押されて嵌合し起立状態を維持することができるようになる。この状態になると、カム14によって、スペーサ11がさらに図中右方に押され、スペーサ11の傾斜面11cによってボール10が孔11d内を上方に移動し、さらに、ボールガイド13側の凹部13bに嵌入する。この結果、スペーサ11は、ソケット本体1と分離されスペーサ11のみが図中右方に移動し、バルブスプリング5の付勢力に抗してバルブホルダ3とバルブ本体2を図中右方に移動して流路32aを開くことができる(バルブ開)。こうして、本パイプ用管継手では、操作部材Sを第1段だけ操作するとパイプPが挿着状態となり、さらに操作部材Sを第2段操作するとバルブが開く構成となっている。 【0019】また図7の状態から、バルブを閉じさらにパイプPを取り外すには前記と逆の操作を行う。即ち図7の状態からストッパ17をスプリング16の付勢力に抗して上方に持ち上げた状態で操作部材Sを図6の状態に戻すと、カム14に形成した突起14aがスペーサ11の突起に係合し、スペーサ11のみを図中左方に引き出す。この結果、バルブホルダ3およびバルブ本体2はバルブスプリング5の付勢力によって、図6状態に移動し、ニップル32の流路32aを閉じることになる(バルブ閉)。この状態では、まだパイプPは挿着された状態となっている。 【0020】さらに図6の状態から図5の状態に操作部材Sを回転させると、ソケット本体1はスプリング30の付勢力により、また、バルブホルダ3およびバルブ本体2もバルブスプリング5の付勢力によって流路32aを閉じた状態のまま、図5状態に移動する。この結果、スライドリング28への押圧力が解除され、チャック27は開放され、パイプPはボディ50から自由に取り外すことができるようになる(パイプ離脱)。こうして図5に示す状態は流路32aを閉じた状態であり、かつパイプPをボディ50から開放できる状態となる。この状態は新たなパイプPの挿着待機状態となる。以上のように本パイプ用管継手では操作部材Sを操作することによりパイプPの着脱とバルブの開閉を順次おこなうことができるため(パイプ挿着→バルブ開→バルブ閉→パイプ離脱)、パイプの着脱とバルブの開閉作業を誤りなく正確に行うことが可能となった。 【0021】なお、上記例ではソケット本体1内のバルブ開閉にカム14を有する起倒式の操作部材Sを使用しているが、スペーサ11を軸線方向に移動させることができる他の形式の手段等を採用できることも当然である。さらにパイプ着脱手段も従来公知の種々の手段を採用することもできる。また、本発明はその精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができ、また、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。 【0022】 【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、パイプ用管継手内に流路開閉用のバルブを内蔵し、一つの操作部材によりパイプの着脱とバルブの開閉を順次行うことができるようにしたため、作業のミスがなく、操作上での間違い防止機構が不要となる。従来のようなバルブ内蔵型のプラグとソケットを準備する必要がなく、また、プラグとソケットの管理も容易になるため、気密性検査の作業性が向上する。パイプの着脱とバルブの開閉を同時に行うのでなく、パイプの着脱とバルブの開閉を順次行うようにしてあるため、圧力が高い流体に使用しても、パイプ挿入時の抵抗がなく、操作が容易である。従来のパイプ用管継手のようなプラグやソケットを使用して配管する必要がないためバルブの管理が容易となる、等の優れた効果を奏することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000227386 【氏名又は名称】日東工器株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】長瀬 成城 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−94169 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−254462 |
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