| 【発明の名称】 |
継手装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】戸崎 健慈
【氏名】原田 正利
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| 【要約】 |
【課題】管体がコネクタに対して正規に挿入されているか否かのチェックを確実に行うようにする。
【解決手段】パイプPと雌側管体とを接続するコネクタ2の外周面に検知部を突出形成し、ここにチェッカー14を取り付けておく。チェッカー14の後端には検知片22が折り返し形成されており、コネクタ2内に進入することができるようになっている。パイプPが正規深さまで挿入されている場合には、検知片22の先端がパイプPの鍔部に至る前にチェッカー14の係合部20が検知部15から解離してチェッカー14の取り外しが可能となる。しかし、パイプPが不完全に挿入されている場合には、検知片22の先端が鍔部1に当接した状態では、係合部20と検知部15との係合状態が保持されているため、チェッカー14は取り外すことができない。チェッカー14がコネクタ2から取り外すことが出来るか否かをもって、パイプPの正規挿入の有無を知ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 雌雄の両管体を接続するコネクタを備え、このコネクタの一端側には雌側管体に対して装着可能な雌側装着部が形成され、他端側には先端部にフランジ状の鍔部を有する雄側管体を受け入れて前記鍔部に係止することで雄側管体を抜け止め状態に保持するリテーナが組み付けられてなる継手装置であって、前記コネクタの外面には、管体が正規挿入されているか否かの検知を行うチェッカーを装着するための検知用突部が軸方向に沿って所定長さ範囲にわたって形成される一方、前記チェッカーは前記検知部に対して軸方向への摺動可能でかつ解離可能に係合する係合部と、前記コネクタ内部に進入し前記鍔部に当接する位置に応じてチェッカーの軸方向への移動ストロークを規定する検知片とが備えられるとともに、前記チェッカーが前記検知部に対する初期の装着位置にあるときの検知片の先端から正規深さ位置にある鍔部までの距離が、係合部が検知部から解離するのに必要な摺動ストロークよりも長く設定されていることを特徴とする継手装置。 【請求項2】 前記検知部には前記チェッカーを初期の装着位置に仮止めしておくための仮止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の継手装置。 【請求項3】 前記検知片は、前記鍔部の通過を許容するような撓み変形が可能となっていることを特徴とする請求項1または2記載の継手装置。 【請求項4】 前記チェッカーには摺動操作用の操作片が形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の継手装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は配管の継手装置に関する。そして、特に配管が正規深さまで正規に挿入されているか否かを検知する検知機能を備えた継手装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、自動車の燃料系の配管は多数の装備品の間を通過するため、複数の管体を使ってこれを円滑に接続する必要があり、そのためにコネクタ構造を使用することが多かった。通常のコネクタは、一方の管体にその一端側を差し込んでおき、他端側に他方の管体を差し込むようにしている。また、コネクタには径方向へ移動可能なリテーナが備えられており、他方側の管体が差し込まれるときには径方向へ退避してこの管体の外周面に張り出している鍔部の通過を許容し、通過後にはリテーナと係合して管体の抜けを防ぐようになっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタに対する他方の管体の差し込み深さが不足する場合には、例えば鍔部がリテーナを通過する途上であったりする。そのような場合には、リテーナが径方向へ膨出された状態のままとなっているため、注意深く見れば不完全挿入であることの検知は一応可能と思われる。しかし、そうは言うものの外観によるチェックでは見落としの可能性もあり、信頼性に今一つ欠けることがあった。 【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とするところは、管体がコネクタに対して正規に挿入されているか否かのチェックを確実に検知することができる継手装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するための請求項1の発明は、雌雄の両管体を接続するコネクタを備え、このコネクタの一端側には雌側管体に対して装着可能な雌側装着部が形成され、他端側には先端部にフランジ状の鍔部を有する雄側管体を受け入れて前記鍔部に係止することで雄側管体を抜け止め状態に保持するリテーナが組み付けられてなる継手装置であって、前記コネクタの外面には、管体が正規挿入されているか否かの検知を行うチェッカーを装着するための検知部が軸方向に沿って所定長さ範囲にわたって形成される一方、前記チェッカーは前記検知部に対して軸方向への摺動可能でかつ解離可能に係合する係合部と、前記コネクタ内部に進入し前記鍔部に当接する位置に応じてチェッカーの軸方向への移動ストロークを規定する検知片とが備えられるとともに、前記チェッカーが前記検知部に対する初期の装着位置にあるときの検知片の先端から正規深さ位置にある鍔部までの距離が、係合部が検知部から解離するのに必要な摺動ストロークよりも長く設定されていることを特徴とするものである。 【0006】また、請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記検知部には前記チェッカーを初期の装着位置に仮止めしておくための仮止め手段が設けられていることを特徴とするものである。 【0007】さらに、請求項3の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記検知片は、前記鍔部の通過を許容するような撓み変形が可能となっていることを特徴とするものである。 【0008】さらにまた、請求項4の発明は、請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、前記チェッカーには摺動操作用の操作片が形成されていることを特徴とするものである。 【0009】 【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、雌雄の両管体はコネクタを介して接続される。この場合、コネクタは雌側管体にまず接続された後、雄側管体がコネクタに対して挿入される。そのとき、雄側管体が正規深さまで挿入されると、雄側管体に形成された鍔部がリテーナによって係止されるため、雄側管体がコネクタに対して抜け止め状態となる結果、雌雄両管体の接続が完了する。 【0010】ところで、上記したような接続作業が完了したら、チェッカーを管体の軸方向に沿って移動させる。すなわち、チェッカーの係合部を検知部に沿って移動させるとき、管体がコネクタに対して正規深さまで挿入されていれば、検知片が鍔部に当接するに至るまでに検知部から係合部が解離してしまうため、これをもって作業者は管体がコネクタに対して正規深さまで挿入されていることが検出される。 【0011】しかし、管体の挿入が不完全である場合には、検知片が鍔部に当接してチェッカーの移動操作が規制されてもなお、係合部と検知部との係合が維持されるため、作業者はこれをもって不完全挿入の状態となっていることを知る。 【0012】請求項2の発明では、チェッカーが仮止め手段によってコネクタと一体化されているため、不完全挿入の検査にあたり、チェッカーをその都度に装着する煩わしさがなく、管体の接続から検査に至るまでの作業を連続的に行うことができる。 【0013】請求項3の発明では、検知片が撓み変形可能であることから、検知片をコネクタ内部に突っ込んだ状態で雄側管体の挿入が可能になる。 【0014】また請求項4の発明では、チェッカーには操作片が設けられているため、その摺動操作を円滑に行うことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 ー第1実施形態ー図1〜図7は本発明の第1実施形態を示すものである。ここでは、自動車の燃料系配管のうちのパイプP(雄側管体)と雌側管体(図示しない)とを連結させる部分の構造を例にとって説明する。但し、パイプPは金属製のものが使用され、先端寄りの位置には全周にわたって鍔状に膨出した鍔部1が形成されている。 【0016】コネクタ2は合成樹脂材によって一体に形成されたものであり、その軸心に沿って通路3が形成されている。そして、その中央部は円胴状の基部4となっているが、その前端部には図示しない雌側管体側へ差し込んで接続するための接続筒部5が、複数の突条をほぼ等ピッチで張り出すようにして形成されている。 【0017】また、コネクタ2の後端部はリテーナ6を装着するためのリテーナ装着部7となっており、コネクタ2の後端縁及びリテーナ装着部7と基部4との境目部分には共に全周縁にわたってフランジ縁8が張り出してリテーナ6のずれ止めの役割を果たしている。さらに、リテーナ装着部7における周面の対称位置には一対の装着孔9が開口している。 【0018】リテーナ6もコネクタ2と同様に、合成樹脂材によって一体に成形されており、全体としてリング状に形成されている。リテーナ6はその一部が切り離されて拡開変形が可能とされ、リテーナ装着部7への嵌め込みが可能となっている。また、リテーナ6の内周面には一対の係合突部10が形成され、リテーナ6がコネクタ2に装着されたときには両係合突部10が対応する装着孔9に嵌まり込み、その先端部が通路3内に突き出すようにしてある。さらに、パイプPの挿入に際して鍔部1がこの部分に当接すると、両係合突部10を装着孔9から押し出すようにリテーナ6を拡開させて鍔部1の通過を許容し、通過後にはパイプPの鍔部1と係合してパイプPの抜けを防止する。さらに、鍔部1が係合突部10を円滑に通過できるよう、両係合突部10の前面にはテーパー面11が形成され、リテーナ6の拡開動作を案内するようにしている。さらにまた、リテーナ6における切り離された部分の一方の対向縁には操作部12が突設されており、パイプPをコネクタ2から抜き取る場合にリテーナ6を拡開操作しやすくしている。 【0019】前記した基部4の外面であって、両装着孔9と直交する位置には軸方向に沿ってかつ基部4のほぼ全長さ範囲にわたって平坦部13が形成され、さらにこの平坦部13における一方の端部寄りの位置(接続筒部5とは反対側の端部寄りの位置)には後述するチェッカー14を装着するための検知部15が設けられている。この検知部15は平板状の支持片16とその先端から両側方へ張り出す張り出し片17とによって、断面が略T字形状をなして設けられており、後に詳しく説明するが、軸方向に沿った所定長さをもって形成されている。また、検知部15の後端縁には幅方向に沿って仮係止用突縁18が突出しており、次述するチェッカー14を初期の装着位置に仮止めしておくことができる。 【0020】チェッカー14も合成樹脂製であり、長片状の本体部19の一端側には検知部15への装着のための係合部20が配されている。この係合部20にはチャンネル状のガイド溝20Aが形成され、その内部に検知部15を摺動可能に嵌合することができるようになっている。また、係合部20と本体部19との境界部分には全幅にわたって位置決め凹部21が形成されていて、検知部15の仮係止用突縁18に解離可能に係止することができ、これによってチェッカー14をコネクタ2に対して初期の装着位置に緩く位置決めしておくことができる。一方、チェッカー14の他端側は略V字状に折り返されて検知片22となっていて、コネクタ2の通路3内へ進入可能である。そして、より具体的には、検知片22はそのV字部分においてはほぼ対称形状をなして折り返された後、先端部はさらに内側へ屈曲して接触端部23となっている。この接触端部23はパイプPが挿入される際に鍔部1を通過させやすくするためのものであり、通過する過程では撓み変形をすることによって、パイプPの挿入を許容するようになっている。また、チェッカー14の下面において係止部にほぼ対応した位置にはチェッカー14全体をスライド操作させるための操作片24が下向きに形成されている。 【0021】なお、接触端部23はリテーナ6の両係合突部10との間を進入してゆくため、これらと干渉することはない。 【0022】ところで、チェッカー14が検知部15に緩く位置決めされた初期の装着位置では、図2に示すように、接触端部23の先端はコネクタ2の外側からその入り口部分に臨むように位置している。また、接触端部23はコネクタ2内にパイプPが挿入されている状態では、パイプPの周面とコネクタ2の内壁との間の隙間に進入できるような厚み寸法となっているため、鍔部1がその正規深さ位置に至るまでの途上の位置に存在している場合には、鍔部1に当接してチェッカー14の移動が規制されるようになる(図3参照)。しかし、パイプPが正規に挿入されている状態では、チェッカー14を移動させて接触端部23をより深く挿入しようとしても、コネクタ2の後端が検知片22のV字部分に当たってこれ以上の挿入を規制する。また、パイプPが正規深さに挿入されているときには、チェッカー14の移動規制がされた状態においても、接触端部23の先端が鍔部1に至らない(あるいは単に接触するのみの状態であってもよい)ような寸法設定となっており、またこのような位置にまでチェッカー14が移動しているときには係合部20が検知部15を通過してここから解離するようになっている。 【0023】すなわち、チェッカー14の初期の装着位置において、接触端部23から正規深さ位置にある鍔部1までの距離(図2に示すA寸法)は、係合部20と検知部15との引掛り代(同図に示すB寸法)よりも長く設定されている。 【0024】次に、上記のように構成された第1実施形態の作用効果を具体的に説明する。パイプPの挿入現場へ搬入するにあたり、コネクタ2にはリテーナ6とチェッカー14の装着がなされる。まず、リテーナ6を強制的に拡開させながらリテーナ装着部7に嵌め込むとともに、両係合突部10を対応する装着孔9に係合させる。これによって、リテーナ6の装着が完了する。また、チェッカー14を装着する場合には、まず検知片22をコネクタ2の通路3内に深く挿入した状態で、挿入した側を中心として回動させ係合部20側をコネクタ2に接近させる。これにより、係合部20は検知部15の前方に位置することになるため、ガイド溝20Aを検知部15に適合させつつチェッカー14全体を後退させる。この間、チェッカー14はガイド溝20Aと検知部15との嵌め合いを通じて摺動動作が案内され、位置決め凹部21と仮係止用突縁18が係合することをもって、チェッカー14全体がコネクタ2に対して初期の装着位置に位置決めされる。次に、図示しない雌側管体を接続筒部5に差し込まれる。 【0025】そして、接続作業現場では、まずパイプPをコネクタ2の後方からコネクタ2内に挿入する。このとき、パイプPの鍔部1が検知片22を撓ませつつここを乗り越えてゆき、鍔部1が検知片22を通過した後、さらに挿入されてゆくと、鍔部1は両係合突部10のテーパー面11に摺接しながら前進するため、リテーナ6は強制的にではあるが拡開動作が案内され、鍔部1の通過を円滑に行わせる。通過後にリテーナ6が弾性復帰すると、両係合突部10が鍔部1に係合するため、コネクタ2に対するパイプPの抜け止めがなされ、その結果、パイプPと雌側管体がコネクタ2を介して連結状態となる。 【0026】続いて、パイプPが正規深さまで挿入されたか否かの検査がなされる。すなわち、操作片24をつまんで図4に示す左方へ強く操作することで、位置決め凹部21と仮係止用突起との係合を解除する。これによって、チェッカー14全体は図示左方へ移動を開始するため、接触端部23がコネクタ2の内部に進入し、その一方で係合部20が検知部15に沿って前進する。そして、パイプPが正規に挿入され鍔部1が正規の深さ位置にあるときには、チェッカー14のV字部分がコネクタ2の後端に当接してこれ以上の前進が規制されるような状態となっても、接触端部23の先端が鍔部1には至らないが、そのときには係合部20は検知部15との引掛かりを越えて移動しているため、検知部15から解離している(図4状態)。したがって、作業者は係合部20が検知用突起から外れることをもってパイプPが正規深さまで挿入されていることを知る。 【0027】仮に、パイプPの挿入が不十分であり鍔部1の差し込み位置が浅い場合には、接触端部23が鍔部1と当接してチェッカー14の前進動作が規制され、そのときにはまだ係合突部10と検知用突起との係合状態が維持されているため、係合部20をここから外すことができない。したがって、作業者は係合部20が検知用突起から外れないことをもってパイプPが不完全挿入であることを知ることができる。 【0028】以上のように、第1実施形態によれば、チェッカー14がコネクタ2から取り外すことができるか否かをもってパイプPが正規に挿入されているか否かを検知することができる。したがって、従来のように目視による検知ではなく、チェッカー14の外れの可否をもって検知を行うため、検知の確実性が得られる。また、本実施形態では、位置決め凹部21と仮係止用突縁18との係合により、チェッカー14をパイプP挿入前においてコネクタ2と一体化させておくことができるため、検査工程においてチェッカー14を装着する手間がなく、作業を円滑に行うことができる。さらに、検知作業では操作片24を設けてあることから、スライド操作もしやすく使い勝手に優れる。 【0029】ー第2実施形態ー図8は本発明の第2実施形態を示すものである。第1実施形態では、チェッカー14は検知部15に対してスライド操作によって装着するようにしていたが、第2実施形態では検知部15の下方から嵌め込むことができるようにしたものである。具体的には、係合部20におけるガイド溝20Aの上側の両開口縁を長さ方向に沿って面取りをし、それぞれに拡開案内用のガイド縁25としている。このようにすることで、チェッカー14をコネクタ2に装着するにあたり、検知片22をコネクタ2内に挿入した状態で検知片22側を中心として回動させ、ガイド溝20Aの上側開口部を検知部15の下面にあてがう。そして、強く押し嵌めてやると、係合部20は両ガイド縁25が検知部15の下面に当接しつつ強制的にガイド溝20Aを拡開させるように変形するため、そのまま検知部15に対して嵌め入れることができる。したがって、第1実施形態のように、回動操作の後のスライド操作が不要となる。 【0030】他の構成は、第1実施形態と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。 【0031】ー第3実施形態ー図9は本発明の第3実施形態を示すものである。第3実施形態では、第1実施形態におけるチェッカー14の仮止め手段を変更したものとなっている。すなわち、第3実施形態では検知部15の支持片16の中央部両側に仮係止用突縁18を縦向きに突出する一方、チェッカー14の係合部20側ではガイド溝20Aの上側開口縁において上記した両仮係止用縁18との対応位置に位置決め凹部21を形成している。このようにすることで、第1実施形態と同様、チェッカー14の装着時に全体を後退操作したときに、仮係止用突縁18と位置決め凹部21とを係合させることができ、これによってチェッカー14が初期の装着位置に位置決めされる。 【0032】なお、他の構成は第1実施形態と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することができる。 【0033】ー第4実施形態ー図10及び図11は本発明の第4実施形態を示すものである。上記した何れの実施形態においても、検知部15がコネクタ2の外周面から突出して設けられる場合を示したが、本実施形態では検知部15をコネクタ2の外周面の幅寸法の範囲内に形成したものである。すなわち、コネクタ2の基部4の外周面には軸方向に沿ってかつ所定長さ範囲に亘って一対の係止段縁26が面取り状に形成され、チェッカー14の係合部20に形成された両係止爪27を引っ掛けて係止させることができる。この場合の仮係止手段は第1〜第3実施形態で示した何れの方式によってもよい。 【0034】また、基部4の外周面における接続筒部5側には上記係止段縁26と連通しかつこれとは直交する向きに解離用のスリット28がそれぞれ切り欠き形成されている。但し、両スリット28が設けられている位置は、チェッカー14を前進させて両係止爪27がスリット28に至ったときにも、接触端部23の先端はパイプPの鍔部1に対して単に当接しているだけかあるいは未だ距離をおいて離間している状況にある位置としてある。 【0035】したがって、両係止爪27がスリット28に至るまでチェッカー14を移動させ、この状態で係止爪27をスリット28に沿って下方へ移動させれば、係止爪27をコネクタ2から解離させることができ、これをもって作業者はパイプPの正規挿入を検知できる。パイプPが半挿入であれば、接触端部23が鍔部1に当接しても係止爪27はスリット28に至らず係止段縁26上に係止したままであるため、チェッカー14をコネクタ2から解離させることができず、もって作業者は半挿入であることを知る。 【0036】以上のように、第4実施形態によれば、検知部15がコネクタ2の外周面の幅寸法の範囲内に形成したため、検査が完了してチェッカー14が取り外された後は、検知部15自体が無用な突起物にならず、周辺のスペースを損ねない、という利点がある。 【0037】なお、本発明は種々の変更が可能であり、次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 【0038】■何れの実施形態も検知片22をV字状に折り返してコネクタ2の後端から軸方向に沿って進入させる場合を示したが、コネクタ2の端面から軸方向に沿って溝部を形成し、チェッカー14の検知片22はこの溝部に径方向からスライド可能に差し込まれるようにしてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000151597 【氏名又は名称】株式会社東郷製作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】後呂 和男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−13959 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月22日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−166098 |
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