トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 管継手
【発明者】 【氏名】春名 栄

【氏名】祖母井 勉

【要約】 【課題】小型であって、しかも挿入管の抜け止め性を優れた、レットを備えた管継手を提供する。

【解決手段】少なくとも一端部に、奥側内周面にゴムパッキング12が装着された受口11を備えた樹脂製管継手本体1と、受口11内に挿入される一端部側に、軸方向に沿って複数個の切込み22が入れられて複数個のアーム23が形成され、その各アーム23の先端部にヘッド部24が設けられ、受口11外に配設される他端部側に鍔部が設けられた樹脂製コレット2とからなる管継手である。前記コレット2のヘッド部24の先端側内周面に挿入管の外周面への食込み部241が設けられ、ヘッド部24の受口開口側側面が略直立面242とされ、前記受口11の開口側内周面に、コレット2が抜け出し方向に移動したときにその略直立面242が当接する段面111aが設けられている管継手である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも一端部に、奥側内周面にゴムパッキングが装着された受口を備えた樹脂製管継手本体と、受口内に挿入される一端部側に、軸方向に沿って複数個の切込みが入れられて複数個のアームが形成され、その各アームの先端部にヘッド部が設けられ、受口外に配設される他端部側に鍔部が設けられた樹脂製コレットとからなる管継手であって、前記コレットのヘッド部の先端側内周面に挿入管の外周面への食込み部が設けられ、ヘッド部の受口開口側側面が略直立面とされ、前記受口の開口側内周面に、コレットが抜け出し方向に移動したときにその略直立面が当接する段面が設けられていることを特徴とする管継手。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コレットを備えた管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管を着脱容易にした管継手としては、例えば、特開昭53─114520号公報に記載され、図4に示すように、内周面に先細りのテーパaを有する受口bを備え、その受口b内奥部にOリング密封部cが装着された本体部材dと、受口b内に挿入される一端部に、受口bのテーパaに相対するテーパeとエッジfを有するアームgを備え、他端部にフランジhを備えたコレットiとからなる管継手が知られている。
【0003】この管継手は、受口b内に管pを接続するときには、コレットi内に接続すべき管を挿通するようにして押し込むだけで、Oリング密封部cにて管pの外周面と受口bの内周面間がシールされるとともに、管pの抜け出し力に対しては、コレットiのアームgのテーパeが受口bのテーパaと当接することによりエッジfが管pの外周面に食い込むことによりその抜け出しが防止され、又、受口b内から管pを取り外すときには、コレットiのフランジhを受口bの奥側に押し込むだけで、エッジfの食い込みを外すようにして容易に取り外すことができて、その着脱を迅速に行うことができるものである。
【0004】しかしながら、上記のような従来の管継手は、受口bはテーパaを有しており、コレットiもテーパeを有するものであるため、受口b及びコレットiの長さが長くなり、管継手がどうしても大型化してしまうという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のような従来の問題点を解消し、小型であって、しかも挿入管の抜け止め性に優れた、コレットを備えた管継手を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一端部に、奥側内周面にゴムパッキングが装着された受口を備えた樹脂製管継手本体と、受口内に挿入される一端部側に、軸方向に沿って複数個の切込みが入れられて複数個のアームが形成され、その各アームの先端部にヘッド部が設けられ、受口外に配設される他端部側に鍔部が設けられた樹脂製コレットとからなる管継手であって、前記コレットのヘッド部の先端側内周面に挿入管の外周面への食込み部が設けられ、ヘッド部の受口開口側側面が略直立面とされ、前記受口の開口側内周面に、コレットが抜け出し方向に移動したときにその略直立面が当接する段面が設けられている管継手である。
【0007】
【作用】本発明の管継手は、前記コレットのヘッド部の先端側内周面に挿入管の外周面への食込み部が設けられ、ヘッド部の受口開口側側面が略直立面とされ、前記受口の開口側内周面に、コレットが抜け出し方向に移動したときにその略直立面が当接する段面が設けられていることにより、ヘッド部の略直立面が受口11の断面に当接したときの反動力により、ヘッド部がその根元を中心にして径方向内方に回動するので、従来のように受口の内周面やコレットのヘッド部の外周面に軸方向に長い傾斜面を設ける必要がなく小型化することができ、しかも、ヘッド部の先端側内周面に設けられた食込み部が挿入管の外周面に食い込むので、挿入管の受口内からの抜け出しが有効に防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の管継手の一例を示す断面図である。この管継手は、管継手本体1とコレット2からなる。
【0009】管継手本体1には、一端部に受口11が設けられている。受口11は、内周面に周方向に沿って凹溝111が設けられており、凹溝111の奥側にはゴムパッキング12が装着され、凹溝111の開口側の内周面には略垂直に直立する段面111aが設けられている。受口11の最奥部には接続すべき管の先端面が当接するストッパー部112が設けられている。
【0010】コレット2は、筒状体21の一端部側に、複数個の切込み22が入れて複数個のアーム23が形成されており、その各アーム23の先端部にヘッド部24が設けられ、他端部側に鍔部25が設けられている。コレット2のヘッド部24の先端縁内周面に挿入管の外周面への食込み部241が設けらている。ヘッド部24の受口開口側側面は略直立面242とされている。
【0011】コレット2は、ヘッド部24が設けられた方の一端部側が受口11内に挿入され、鍔部25が設けられた方の他端部側が受口11外に配設されるようにして使用される。
【0012】次に、図1に示す管継手の使用態様を図2を参照して説明する。図2に示すように、コレット2内に接続すべき挿入管3を挿通するようにして押し込む。これにより、ゴムリング12にて挿入管3の外周面と受口11の凹溝111の内周面間がシールされる。
【0013】そして、挿入管3に抜け出し力が作用し、コレット12が抜け出し方向に移動したとき、ヘッド部24の略直立面242が受口11の断面111aに当接し、その反動力により、ヘッド部24がその根元を中心にして径方向内方(図中矢印方向)に回動するので、ヘッド部24の先端縁内周面に設けられた食込み部241が挿入管3の外周面に食い込む。これにより、挿入管3の受口11内からの抜け出しが防止された状態となる。
【0014】図3は、本発明の管継手の別の例を示す断面図である。この例においては、受口11の凹溝111の開口端内周面は、開口端に向かうにつれて均一に小径となる垂直面に近い傾斜面111a′とされている。それ以外の構造については、図1を参照して説明したものと同じであるので、図中に対応する図番のみを付して詳細な説明は省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明の管継手は、上記のようにされていることにより、小型であって、しかも挿入管の抜け止め性を優れている。
【出願人】 【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)6月23日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−13957
【公開日】 平成11年(1999)1月22日
【出願番号】 特願平9−165698