| 【発明の名称】 |
温水暖房機用接続装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤本 元明
【氏名】太田 隆行
|
| 【要約】 |
【課題】温水暖房機に用いられる室外機および室内機を接続する接続装置において、工費およびメンテナンスの簡易化および好ましい外観を得ることを目的とする。
【解決手段】室外機2および室内機3を結ぶ温水パイプ4a,4b,4a′,4b′、電源コード8および制御信号ケーブル7等を配管10にまとめて単一壁穴に貫通させ、それぞれが接続ボックス9内でジョイントされた構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加熱回路を内蔵する室外機と放熱回路を内蔵する室内機とを結ぶ温水パイプと、前記室外機へ電力を供給する電源コードと、前記室外機および前記室内機とを接続する制御信号ケーブルとを単一の壁穴を貫通する配管内を通して接続する温水暖房機用接続装置において、前記壁穴を覆うようにして壁に取付けられる接続ボックスを有し、同接続ボックス内には室内側の温水パイプの先端に取付けられたプラグ本体を受けて前記温水パイプ同士を接続するバルブ本体と、前記電源コードが接続される接続器と、前記制御信号ケーブル同士を接続するコネクタとが設けられ、前記接続ボックス内で前記温水パイプ、電源コードおよび制御信号ケーブル同士がそれぞれ接続されるようにしたことを特徴とする温水暖房機用接続装置。 【請求項2】 前記接続器が端子盤からなり、該端子盤に商用電源コンセントに接続されるコードの先端が接続されていることを特徴とする請求項1記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項3】 前記端子盤が速結型の端子盤であることを特徴とする請求項2記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項4】 前記端子盤が締結型の端子盤であることを特徴とする請求項2記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項5】 前記配管が仕切り壁により区画され、その一方の区画に温水パイプと制御信号ケーブルが挿入され、他方に電源コードが挿入されていることを特徴とする請求項1記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項6】 前記電源コードを挿入する区画が仕切り壁により区画され、その一方に前記制御信号ケーブルが挿入されていることを特徴とする請求項5記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項7】 前記配管が温水パイプと制御信号ケーブルを挿入する第1の配管と電源コードを挿入する第2の配管とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項8】 前記電源コードを挿入する第2の配管が仕切り壁により区画され、その一方に前記制御信号ケーブルが挿入されていることを特徴とする請求項7記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項9】 前記接続ボックスが前記壁穴を覆うように壁面に取付けられる取付体と、その前面に装着されたカバー体からなり、前記取付体には前記配管と連結する筒状部から形成されていることを特徴とする請求項1記載の温水暖房機用接続装置。 【請求項10】 前記配管が前記取付体の筒状部に固定されていることを特徴とする請求項9記載の温水暖房機用接続装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、室外に設置される室外機と、室内に設置される室内機とに分離されたタイプの温水暖房機において、室外機および室内機間を結ぶ温水パイプ、電源コードおよび制御信号ケーブルの全てを、壁に取付けた単一のボックス内で接続し得るようにした温水暖房機用接続装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の温水暖房機においては、室外機および室内機の両者間を結ぶ温水パイプが壁面部分で接続されることなく直接壁穴を貫通する形で配管されていた。また、電源コードおよび制御用信号ケーブルも壁面部分でジョイントされることなく、温水パイプ用壁穴とは別に設けた壁穴を介して接続されていたので、壁に複数の穴を開けねばならず、そのため工事の工程数および工費の増加および外観上好ましくない等の問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従来装置の有する問題点に鑑みなされたもので、その目的は、室外機および室内機を結ぶ温水パイプ、電源コードおよび制御信号線ケーブル等を配管にまとめて単一壁穴に貫通させ、それらのすべてを壁面部分でジョイント可能としたことにより、工事およびメンテナンスの簡易化および好ましい外観を可能とした温水暖房機用接続装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、加熱回路を内蔵する室外機と放熱回路を内蔵する室内機とを結ぶ温水パイプと、前記室外機へ電力を供給する電源コードと、前記室外機および前記室内機とを接続する制御信号ケーブルとを単一の壁穴を貫通する配管内を通して接続する温水暖房機用接続装置において、前記壁穴を覆うようにして壁に取付けられる接続ボックスを有し、同接続ボックス内には室内側の温水パイプの先端に取付けられたプラグ本体を受けて前記温水パイプ同士を接続するバルブ本体と、前記電源コードが接続される接続器と、前記制御信号ケーブル同士を接続するコネクタとが設けられ、前記接続ボックス内で前記温水パイプ、電源コードおよび制御信号ケーブル同士がそれぞれ接続され得るように構成されたことを特徴とするものである。さらに、前記接続器が端子盤からなり、該端子盤に商用電源コンセントに接続されるコードの先端が接続されていることを特徴とするものである。さらに、前記端子盤が速結型の端子盤であることを特徴とするものである。さらに、前記端子盤が締結型の端子盤であることを特徴とするものである。さらに、前記配管が仕切り壁により区画され、その一方の区画に温水パイプと制御信号ケーブルが挿入され、他方に電源コードが挿入されていることを特徴するものである。さらに、前記電源コードを挿入する区画が仕切り壁により区画され、その一方に制御信号ケーブルが挿入されていることを特徴とするものである。さらに、前記配管が温水パイプと制御信号ケーブルを挿入する第1の配管と電源コードを挿入する第2の配管とにより構成されていることを特徴とするものである。さらに、前記電源コードを挿入する第2の配管が仕切り壁により区画され、その一方に制御信号ケーブルが挿入されていることを特徴とするものである。さらに、前記接続ボックスが前記壁穴を覆うように壁面に取付けられる取付体と、その前面に装着されたカバー体からなり、前記取付体には前記配管と連結する筒状部から形成されていることを特徴とするものである。さらに、前記配管が前記取付体の筒状部に固定されていることを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】温水パイプ、制御信号ケーブルおよび電源コードのすべてが単一の壁穴を通して室内に導入され、壁面に取付けられた接続ボックス内でそれぞれがジョイントされた構成をとるので、壁穴が唯1個ですみ、したがって、工事が容易となり、また外観上好ましいものとなる。 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。第1図、第2図、第3図、第4図(a)、(b)および第5図(a)は本発明の一実施例を示すもので、壁1で隔てられた室外には、ガスバーナや熱交換器等の加熱回路を備えた室外機2が設置されている。一方、室内にはラジエータや放熱ファン等を備えた室内機3が配置され、両者間は往路と復路とからなる1対の温水パイプ4a,4bによって接続されている。また、室外機2および室内機3の運転開始および停止や加温の強弱調節等を行うために、アクチェータおよびそのアクチェータを制御するための制御回路等を備えた制御装置5が室外に設置されている。この制御装置5は室内に設けられたリモコン端子6と複数の制御信号ケーブル7で接続される。制御装置5には室内の商用電源コンセントに接続された電源コード8によって電力が供給される。これらの室内、外を結ぶ温水パイプ4a,4b、制御信号ケーブル7および電源コード8は全て、壁1に取付けられた単一の接続ボックス9に集結され、この接続ボックス9内でそれぞれジョイントされている。すなわち、壁1には単一の壁穴に円筒状のスリーブ10が挿入され、同スリーブ10の一端は接続ボックス9に固定され、他端はナット11壁1に固定されている。スリーブ10内は仕切壁10a により上下に区画され、下方の区画に温水パイプ4a,4b、制御信号ケーブル7が挿入され、上方の区画に電源コード8が挿入されている。一方、接続ボックス9は壁穴を覆うようにネジ18により壁面に取付けられる取付体9aと、同取付体9aに装着されるカバー体とにより構成されており、取付体9aには前記スリーブ10に連結する円筒状の筒状部9bが一体に成形され、カバー体は一側面に後述する接続器に一端が接続され、他端が商用電源コンセントに接続されるコード15を導出するコード導出口9dを備えた上ケース9cと、後述するプラグ本体を挿入する挿入口9fを備えた下ケース9eと、同下ケース9eに上下方向に摺動自在に取付けられ、前記挿入口9fを開閉する蓋体9gとから構成されている。接続ボックス9の取付体9aには、筒状部9bを通して室外側からの温水パイプ4a,4bの先端に取付けたバルブ本体12がネジ19により固定されると共に、前記コード導出口9dに対応して前記電源コード8及びコード15を接続する、例えば速結型或いは締結型の端子盤等からなる接続器14がネジ20により固定されている。この場合、電源コード8は接続器14の一方にネジにより接続され、コード15は差込み或いはネジ止めにより接続されている。これに対して、室内用の温水パイプ4a′,4b′の先端には前記バルブ本体12に着脱自在に装着されるプラグ本体13が取付けられている。更に、前記バルブ本体12には室外の制御装置5に導かれる制御信号ケーブル7が接続されたジャック16が配置される一方、前記プラグ本体13には、室内のリモコン端子6に導かれる制御信号ケーブル7が接続されたプラグ17が配置され、プラグ本体13をバルブ本体12に差込むことによって温水パイプ4a、4bと4a′、4b′が接続されると共に制御信号ケーブル7が接続されるようになっている。なお、室外の制御装置5に導かれる制御信号ケーブル7は接続ボックス9内においてプラグとジャック等からなる接続具21により接続されている。 【0007】なお、スリーブ10の形状の他の実施例として図5(b)に示すように、電源コード8の挿入される区画を更に仕切壁10bにより区画し、その一方の区画に電源コード8を他方の区画に制御信号ケーブル7を挿入するようにしてもよく、更に、図5(c)に示すようにスリーブ10を第1のスリーブ10cと第2のスリーブ10dとに分割し、第1のスリーブにパイプ配管4a、4bと制御信号ケーブル7を、第2のスリーブに電源コード8を挿入するようにしてもよい。この場合、分割されたスリーブは個別に取付体9aの筒状部9bに固定する。また、図5(d)に示すように前記電源コード8を挿入する第2のスリーブ10dを仕切壁10bにより区画し、その一方の区画に電源コード8を他方の区画に制御信号ケーブル7を挿入するようにしてもよい。 【0008】 【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、室外機および室内機が分離された温水暖房機において、温水パイプ、制御信号ケーブルおよび電源コードのすべてが単一の壁穴を通して室内に導入され、壁面に取付けられた接続ボックス内でそれぞれがジョイントされた構成をとるので、壁穴が唯1個ですみ、したがって、工事が容易となり、また外観上好ましいという効果が発揮される。また、接続ボックス内で温水パイプ、制御信号ケーブルおよび電源コードのすべてがジョイントされるので保守点検作業が容易となる等の効果が発揮される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000006611 【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月25日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−13945 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月22日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−169318 |
|