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【発明の名称】 エルボ固定具
【発明者】 【氏名】小林 勲

【要約】 【課題】エルボ3を強固・確実に固定する。

【解決手段】囲い部12に連結部16を介して設けられた環状保持部17に第2短管部5の前端部5aを嵌めることによって、第2短管部5が第1短管部4の中心を中心として水平回転しないように第2短管部5をエルボ固定具11に固定することが出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下向きの第1短管部4と前向きの第2短管部5とを有するエルボ3の第1短管部4の周囲を囲む水平断面U字状の囲い部12と、この囲い部12の左右両側部に設けられた左右一対の取付用片13とを有しており、前記各取付用片13に少なくとも1つの貫通孔14が形成されているエルボ固定具11において、前記囲い部12に連結部16を介して第2短管部5の前端部5aが嵌まる環状保持部17が設けられているエルボ固定具。
【請求項2】 前記環状保持部17の上部に左右両方に張り出した左右一対の取付用片18が設けられ、これら各取付用片18に少なくとも1つの貫通孔19が形成されている請求項1記載のエルボ固定具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管・排水管・ガス管等のエルボを固定するエルボ固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエルボ固定具として以下の如きものは知られている。即ち、下向きの第1短管部と前向きの第2短管部とを有するエルボの第1短管部の周囲を囲む水平断面U字状の囲い部と、この囲い部の左右両側部に設けられた左右一対の取付用片とを有しており、前記各取付用片に少なくとも1つの貫通孔が形成されたものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来のエルボ固定具には以下の如き欠点があった。即ち、下向きの第1短管部を水平断面U字状の囲い部で囲い、取付用片の貫通孔を通じてねじを建物の側壁にねじ嵌めてエルボを固定するだけであったので、第2短管部にそれを水平に回転させる力が作用すると第1短管部の中心を中心としてエルボが水平に動くという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の発明は、下向きの第1短管部4と前向きの第2短管部5とを有するエルボ3の第1短管部4の周囲を囲む水平断面U字状の囲い部12と、この囲い部12の左右両側部に設けられた左右一対の取付用片13とを有しており、前記各取付用片13に少なくとも1つの貫通孔14が形成されているエルボ固定具11において、前記囲い部12に連結部16を介して第2短管部5の前端部5aが嵌まる環状保持部17が設けられているものである。
【0005】
【発明の作用】請求項1の発明は以下の如き作用をなすものである。囲い部に連結部を介して設けられた環状保持部に第2短管部の前端部を嵌めることによって、第2短管部が第1短管部の中心を中心として水平回転しないように第2短管部をエルボ固定具に固定することが出来るので、エルボを強固・確実に固定することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】金属製・合成樹脂製等のエルボ固定具11は、下向きの第1短管部4と前向きの第2短管部5とを有するエルボ3の第1短管部4の周囲を囲む水平断面U字状の囲い部12と、この囲い部12の左右両側部に設けられた左右一対の取付用片13とを有している。前記各取付用片13には、少なくとも1つ、具体的には2つの貫通孔14が形成されている。前記囲い部12の後端間の間隔には、第1短管部4の外径よりやや小さくなされており、囲い部12に第1短管部4を嵌めた際、囲い部12の左右対向部によって第1短管部4が挟持されるようになされている。前記囲い部12に連結部16を介して第2短管部5の前端部5aが嵌まる環状保持部17が設けられている。
【0008】前記環状保持部17の上部に左右両方に張り出した左右一対の取付用片18が設けられ、これら各取付用片18には、少なくとも1つ、具体的には2つの貫通孔19が形成されている。
【0009】
【発明の実施の形態の使用方法】次に発明の実施の形態の使用方法を説明する。建物の側壁1に沿って縦管7を立ち上がらせた後、縦管7の上端部にエルボ3の第1短管部4を第2短管部5が前を向くようにして取り付ける。然る後、エルボ固定具11の環状保持部17を第2短管部5の前端部5aに嵌め被せ、その後、取付用片13の貫通孔14を通じてねじ22を側壁1にねじ嵌める。このようにしてエルボ3を固定することによって、エルボ3は、第2短管部5にそれを水平に回転させる力が作用しても第1短管部4の中心を中心として水平に動くというようなことはない。このような作業の後、環状保持部17が嵌まる貫通孔9を有する内壁8を、側壁1との間に所定間隙を形成するようにして施工する。エルボ3の第2短管部5の内周面には雌ねじ6が形成されており、この雌ねじ6に、水栓(図示略)の接続端部(外周に雄ねじを有する)がねじ嵌められる。
【0010】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。
(1)取付用片18に当接する横桟を設け、この横桟に貫通孔19を通じてねじ22をねじ嵌めることによって、エルボ固定具11を固定するようにしてもよい。なお、エルボ固定具11は、取付用片13又は取付用片18の少なくとも1つを使用して側壁・横桟等に固定されればよい。殊に、取付用片18は、側壁1とエルボ3の第1短管部4との間に間隙が形成されていて、取付用片13を使用してエルボ固定具11を側壁1に固定出来ない場合に有効に利用することが出来る。
(2)取付用片18はない場合もある。
(3)エルボ固定具11は、エルボ3の向きに対応して取付用片13が上又は下を向くようにして使用される場合もある。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。請求項1及び2の発明によれば、囲い部に連結部を介して設けられた環状保持部に第2短管部の前端部を嵌めることによって、第2短管部が第1短管部の中心を中心として水平回転しないように第2短管部をエルボ固定具に固定することが出来るので、エルボを強固・確実に固定することが出来る。
【出願人】 【識別番号】591087862
【氏名又は名称】株式会社小林製作所
【出願日】 平成9年(1997)6月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】大西 哲夫
【公開番号】 特開平11−13943
【公開日】 平成11年(1999)1月22日
【出願番号】 特願平9−184450