| 【発明の名称】 |
逃し弁の梃子装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】青山 豊
【氏名】山田 浩
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| 【要約】 |
【課題】逃し弁の梃子装置による弁体作動確認において、開弁状態から自動的に槓杆を元に戻す。
【解決手段】L字状の槓杆41の底板部を調節棒上に設けると共に、底板部上に第1支軸を設け、又底板部に直立した前板部に第2支軸を第1支軸の真横平行に設け、第1支軸と前板部間の距離を底板部と第1支軸間の距離より長く、且つ前板部が調節棒を開弁位置へ押下げる長さに設定し、第2支軸の円弧軌道を槓杆41が第2支軸を支点とする位置から調節棒の突端を通り本体頂部上の第1支軸の垂下位置に渡って設け、第1支軸の円弧軌道を槓杆41が第1支軸を支点とする位置から底板部が調節棒を押圧可能な範囲に渡って設け、第1、第2支軸を以て槓杆41を前後に揺動自在と成し、槓杆41への操作力の解除時に調節棒の押し下げ状態を保持するか、又は復帰させる様にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁棒を介して弁体に連繋すると共に、バネにて本体頂部に出没自在に設けた調節棒を、押圧及び押圧解除することで弁体を開閉操作する槓杆を設けた逃し弁の梃子装置において、槓杆を断面略L字状に形成すると共に、該槓杆の底板部を調節棒の上方に配置して前後に揺動自在に設け、底板部上方に第1支軸を設けると共に、底板部に直立した前板部に第2支軸を第1支軸の真横平行に設け、第1支軸と前板部間の距離を底板部と第1支軸間の距離より長くして、且つ前板部が調節棒を開弁位置へ押し下げる長さに設定し、第1支軸を回転中心とする第2支軸の円弧軌道を槓杆が第2支軸を支点とする位置から調節棒の突出端部を通り本体頂部上の第1支軸の垂下位置に渡って設け、又第2支軸を回転中心とする第1支軸の円弧軌道を槓杆が第1支軸を支点とする位置から底板部が調節棒を押圧可能な範囲に渡って設けたことを特徴とする逃し弁の梃子装置。 【請求項2】 槓杆を設けた支持金具に、C型止め輪から成る装着部を設け、該装着部を本体頂部の外周に刻設した溝部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の逃し弁の梃子装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、温水用熱交換器の温水側又は給水側に設ける温水機器用の逃し弁の梃子装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、図14、15に示す様に、この種の逃し弁aは、弁体bのリフトを調節するために、弁棒c上方に配置した調節棒dを、逃し弁aの本体頂部eに出没自在に突設し、該頂部eに設けた梃子装置fの槓杆gで調節棒dを押圧することで、弁棒cを介して弁体bを強制的に開弁する構造が採用されている。そして、頂部eにおける梃子装置fの取付け構造にあっては、頂部e下方に周設した鍔部hと、調節棒dの支持ナットi間に、梃子装置fの支持金具jにおけるリング状基部kを頂部eに対し回転自在に介在し、又リング状基部kの直径方向に上方突設した一対の立壁l、l1と、槓杆gの左右に設けた側壁m、m1に略C型の線細工バネnの端部を差し通して、槓杆gを回動自在に設けていた。そして、この梃子装置fは、槓杆gを回動して倒立させることにより、槓杆gの前端部によって調節棒dを押し下げて弁体bを強制開弁し、槓杆gはかかる倒立状態を保持することで開弁状態を維持する様に成している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に温水機器用の逃し弁aは、梃子装置fで逃し弁aが正常に作動するか否か、即ち弁体bが逃し弁aの1次側と2次側を連通する様に開弁するか否かを定期的に確認する必要があり、上記構造の梃子装置fにおいて作動確認する場合、上記と同様に槓杆gを倒立させていたため、この確認操作の後に槓杆gを通常姿勢に復帰させることを忘れると開弁状態のまま放置され、逃し弁aとして機能しない課題を有していた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑み、弁棒を介して弁体に連繋すると共に、バネにて本体頂部に出没自在に設けた調節棒を、押圧及び押圧解除することで弁体を開閉操作する槓杆を設けた逃し弁の梃子装置において、槓杆を断面略L字状に形成すると共に、該槓杆の底板部を調節棒の上方に配置して前後に揺動自在に設け、底板部上方に第1支軸を設けると共に、底板部に直立した前板部に第2支軸を第1支軸の真横平行に設け、第1支軸と前板部間の距離を底板部と第1支軸間の距離より長くして、且つ前板部が調節棒を開弁位置へ押し下げる長さに設定し、第1支軸を回転中心とする第2支軸の円弧軌道を槓杆が第2支軸を支点とする位置から調節棒の突出端部を通り本体頂部上の第1支軸の垂下位置に渡って設け、又第2支軸を回転中心とする第1支軸の円弧軌道を槓杆が第1支軸を支点とする位置から底板部が調節棒を押圧可能な範囲に渡って設けることにより、槓杆を前方又は後方揺動することで槓杆に対する操作力を解除した時に調節棒の押し下げ状態を保持するか、又は槓杆を通常姿勢に復帰させる様にして、槓杆の揺動操作を前方か後方かに切り換えることによって、従来同様に弁体の強制開弁する場合と、弁体の作動確認する場合との操作を区別し、作動確認に際しては、槓杆を手放せば調節棒を上方付勢しているバネで自動的に復帰させて、開弁状態のまま放置しない様にする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。1は入口2と出口3の流路を直角に形成した温水機器用逃し弁の本体であり、該本体1は入口2を設けた弁箱4上に、流路を1次(入口2)側流路5と2次(出口3)側流路6に区割するダイヤフラム7を介して、出口3を設けたバネ箱8を接合し、該バネ箱8上に2次側流路6と区画形成された円筒形状の調節室9を立設している。 【0006】又、ダイヤフラム7は、中央に開口部10を形成し、該開口部10に筒状の弁口ガイド11を挿嵌し、該弁口ガイド11の中空部を弁口12と成すと共に、弁口ガイド11の1次側開口端部を弁座13と成している。又、弁口ガイド11は、ダイヤフラム7の1次側表面(下面)に接合する円盤状のダイヤフラム押さえ14を弁座13より段差を設けて周設している。 【0007】又、上記ダイヤフラム押さえ14に対応して、ダイヤフラム7の2次側表面(上面)にも、円盤状のダイヤフラム押さえ15を接合しており、このダイヤフラム押さえ15は、ダイヤフラム7の開口部10に対応した開口部16を中央に設けている。又、ダイヤフラム押さえ15の非接合面(上面)における開口部16周囲に環状の凹部17を形成している。そして、弁口ガイド11の2次側開口端部13aを凹部17上に掛止する様に外方へ折曲してかしめ、かかる折曲部13aにより、ダイヤフラム押さえ14、15間にダイヤフラム7を挟持している。又、ダイヤフラム7下面のダイヤフラム押さえ14は、その外周側を弁箱4上部に設けた受承面18上に載置している。 【0008】又、ダイヤフラム押さえ15の上面には、弁棒ガイド19を固定しており、該弁棒ガイド19は、所定口径の円筒状の外輪部20中央に、これより長い円筒状のガイド部21を配置し、該ガイド部21の外壁より放射状に突出した複数の支持片22、22a…を外輪部20の内壁に架設し、外輪部20、ガイド部21及び支持片22、22a…で区画された中空部を、上下に貫通した流通路23、23a…と成している。24は上記外輪部20の外壁下部に外方突設した円盤状の固定部であり、該固体部24を上記凹部17上に固定し、弁棒ガイド19をダイヤフラム押さえ15に一体的に固定している。 【0009】25は弁座13に着離自在に設けた弁体であり、該弁体25の中央に2次側へ突出する弁棒26を立設し、該弁棒26を弁棒ガイド19のガイド部21に摺動自在に挿通している。弁棒26は先端に鍔状のバネ受け27を設け、該バネ受け27に対向する上記ガイド部21の上端面を別途バネ受け28と成し、両バネ受け27、28間にリフトバネ29を圧縮介装し、弁体25を閉弁する様に付勢している。又、2次側のダイヤフラム押さえ15と、2次側流路6(バネ箱8内)の上面部間に調節バネ30を圧縮介装し、ダイヤフラム7を1次側流路5側へ押圧する様に付勢している。 【0010】調節室9は、上部を開口形成し、内方底部31の中心に2次側流路6に連通して、且つ弁棒26上に対応した貫通孔32を設けている。33は弁棒26に連繋して弁体25を強制開弁させる調節棒であり、該調節棒33は、調節室9より長く、貫通孔32に摺動自在に挿通して、その下端を弁棒26上に離隔配置している。又、調節棒33は、その中央部の上下に鍔片34、34aを設け、下方の鍔片34aをバネ受けと成し、該バネ受け34aと調節室9の内方底部31間に戻しバネ35を圧縮介装している。そして、調節室9の上方開口部に、調節棒33を摺動自在に貫通突出する螺子蓋36を螺入し、該螺子蓋36の下部で調節棒33の上方の鍔片34を押圧して、戻しバネ35の弾性を調節し、調節棒33を調節室9(螺子蓋36)上より出没自在に突設している。 【0011】37は本体頂部(調節室9)に突出している調節棒33を押圧及び押圧解除することで弁体25を開閉操作する梃子装置であり、該梃子装置37は本体頂部9に取付けた支持金具38と、支持金具38に第1、第2支軸39、40で以て前後に揺動自在に設けた槓杆41とから成る。 【0012】支持金具38は、バネ鋼材など塑性変形しない程度の弾性を有する材質により一体形成され、本体頂部9に外嵌装着されるC型止め輪から成る装着部42と、該装着部42の左右端部に装着部42の直径幅を以て対向立設した一対の矩形状の軸受板43、43aとから成る。44、44aは装着部42の開口端部であり、該開口端部44、44aは軸受板43、43a間で左右対称位置に設けている。又、軸受板43、43aには、槓杆41の第1、第2支軸39、40夫々の円弧軌道45、45a、46、46aを貫設しており、第1支軸39及び第2支軸40の円弧軌道45、45a、46、46aの夫々は、第2支軸40及び第1支軸39を回転中心として同一半径Rで交わった円周S、S1上に設け、第1支軸39及び第2支軸40の円弧軌道45、45a、46、46aの各始端47、47a、48、48aを同一水平線上で第1支軸39及び第2支軸40の回転中心位置47、47a、48、48aに配している。 【0013】そして、支持金具38を本体頂部9に取付けた状態で、第1支軸39の円弧軌道45、45aの始端47、47aを調節棒33の上方垂直線上に配置すると共に、第1支軸39を回転中心とする第2支軸40の円弧軌道46、46aをその始端48、48aから左回りに調節棒33の突出端部を通る様に円周Sの略4分の1相当分設け、かかる円弧軌道46、46aの終端50、50aを第1支軸39の鉛直位置に配している。又、第2支軸40を回転中心とする第1支軸39の円弧軌道45、45aをその始端47、47aから右回りに所定長さ分設け、かかる円弧軌道45、45aの終端49、49aを第2支軸40の円弧軌道46、46aに交差しない様に成している。 【0014】槓杆41は、金属帯板を断面略L字状に形成して、底板部51とこれの前端部に直立に設けた前板部52とから成り、底板部51は、その前方部位から前板部52の基端部(底板部51の前端部)に渡って下方へ湾出形成し、かかる部位を湾出部51aと成している。又、底板部51中央の左右端に横長板状の軸支持片53、53aを立設し、該軸支持片53、53aは一端が上記底板部51の湾出部51a上方へ突出し、その突出端部に軸穴54、54aを貫設し、該軸穴54、54aに貫通した第1支軸39を軸支持片53、53aに架設し、又上記前板部52の左右端部において、第1支軸39の真横平行に第2支軸40を突設している。尚、底板部51の後方は槓杆41の柄55と成している。 【0015】そして、槓杆41の第1支軸39及び第2支軸40の夫々を、支持金具38の軸受板43、43aに貫設した円弧軌道45、45a、46、46aに移動自在に装着し、一方本体頂部9の上部外周に装着部42の肉厚より間隔大に刻設した溝部56に、支持金具38の装着部42を本体頂部9に対し回転自在に取付けて梃子装置37を構成している。かかる状態にあっては、槓杆41はその底板部51の湾出部51aを調節棒33の上方に配置し、第1支軸39を以て前方揺動自在に、第2支軸40を以て後方へ揺動自在に成している。 【0016】ここに、槓杆41における第1支軸39と槓杆41の前板部52間の距離Xは、槓杆41の底板部51と第1支軸39間の距離Yより長くして、且つ前板部52が調節棒33を開弁位置へ押し下げる長さLに設定しており、第1、第2支軸39、40をこれらの円弧軌道45、45a、46、46aにおける始端47、47a、48、48aに配置した槓杆41の通常姿勢から、前方揺動の支点位置(円弧軌道45、45aの始端)47、47aに存する第1支軸39を支点として、槓杆41を前方揺動することで、前板部52に設けた第2支軸40を円弧軌道46、46aに沿ってその始端48、48aから終端50、50aまで移動させ、第2支軸40が円弧軌道46、46aの終端50、50aに到達した状態で前板部52は本体頂部9から突出している調節棒33を下方垂直に押圧し、支点位置47、47aで支持されている第1支軸39が前板部52との上記距離X(L)を保持していることにより、調節棒33の押圧による弁体25の強制開弁状態を維持する様に成している。 【0017】又、第2支軸40を回転中心とする第1支軸39の円弧軌道45、45aは、上記の通り、その始端47、47aから右回りに所定長さ分、即ち槓杆41が第2支軸40の回転中心位置47、47a(槓杆41が第1支軸39を支点とする位置)から底板部51が調節棒33を押圧可能な範囲に渡って設けているので、調節棒33上に配置して成る槓杆41の通常姿勢から、後方揺動の支点位置48、48aに存する第2支軸40を支点として、第1支軸39を円弧軌道45、45aに沿ってその始端47、47aから右回りに移動する様に槓杆41を後方揺動することで、底板部51の湾曲部51aがその下部の調節棒33を押し下げ、又槓杆41への押し下げ力を解除すると、戻しバネ35の弾性力により調節棒33及び槓杆41は通常姿勢に復帰する様に成している。 【0018】次に本発明に係る逃し弁の梃子装置の作用について説明する。本体1において、1次側流路5の圧力が2次側流路6より上がると、調節バネ30の弾性力に抗してダイヤフラム7を2次側流路6の方へ押圧する。ダイヤフラム7と共に弁棒26も移動し、その先端が調節棒33の下端に接触することで、リフトバネ29の弾性力に抗して弁棒26を押し戻し、これにより弁体25が開弁し、1次側流路5から2次側流路6へ流体が流動し、1次側流路5の圧力が下がると、弁体25が閉弁する。 【0019】そして、弁体25を強制開弁する時は、図11に示す通常姿勢の槓杆41を支点位置47、47aに存する第1支軸39を支点として、槓杆41の柄55を引き起こす様に上方へ回動して前方揺動することで、槓杆41の前板部52に設けた第2支軸40を円弧軌道46、46aに沿ってその始端48、48aから第1支軸39の下方垂直位置の終端50、50aまで移動させ、図12の様に槓杆41の前板部52を90度転回させる。この転回中において、槓杆41の前板部52は、円弧軌道46、46aの途中に存する調節棒33の突出端部を下方へ押圧し、第2支軸40が円弧軌道46、46aの終端50、50aに到達したところで、調節棒33を下方垂直に押圧する。 【0020】かかる状態において、槓杆41の底板部51と第1支軸39間の距離Yより長く、且つ槓杆41の前板部52が調節棒33を開弁位置へ押し下げる長さLに設定された第1支軸39と前板部52間の距離Xが、調節棒33の延長線上にある支点位置47、47aで第1支軸39を支持する軸受板43、43aによって保持されているため、図12の如く槓杆41の前板部52がその下部の調節棒33を開弁位置へ押し下げた状態、即ち弁体25の開弁状態を維持している。 【0021】又、弁体25の作動確認時には、槓杆41を後方揺動、即ち槓杆41の柄55を押し下げる様に下方へ揺動することで、槓杆41は支点位置48、48aに存する第2支軸40を支点として、円弧軌道45、45a上を第1支軸39がその始端47、47aから右回りに移動し、図13の様に槓杆41における底板部51の湾曲部51aがその下部に存する調節棒33を押し下げ、又槓杆41への押し下げ力を解除すると、戻しバネ35の弾性力により、槓杆41及び調節棒33は図11に示す通常姿勢に復帰する。 【0022】 【発明の効果】要するに本発明は、弁棒26を介して弁体25に連繋すると共に、バネ35にて本体頂部9に出没自在に設けた調節棒33を、押圧及び押圧解除することで弁体25を開閉操作する槓杆41を設けた逃し弁の梃子装置37において、槓杆41を断面略L字状に形成すると共に、該槓杆41の底板部51を調節棒33の上方に配置して前後に揺動自在に設け、底板部51上方に第1支軸39を設けると共に、底板部51に直立した前板部52に第2支軸40を第1支軸39の真横平行に設け、第1支軸39と前板部52間の距離Xを底板部51と第1支軸39間の距離Yより長くして、且つ前板部52が調節棒33を開弁位置へ押し下げる長さLに設定し、第1支軸39を回転中心とする第2支軸40の円弧軌道46、46aを槓杆41が第2支軸40を支点とする位置48、48aから調節棒33の突出端部を通り本体頂部9上の第1支軸39の垂下位置に渡って設けたので、強制開弁時において、支点位置47、47aで第1支軸39を支点として槓杆41を前方揺動することにより、槓杆41の前板部52に設けた第2支軸40を円弧軌道46、46aに沿ってその始端(槓杆41が第2支軸40を支点とする位置)48、48aから第1支軸39の垂直下位置の終端50、50aまで移動させ、この移動中に槓杆41の前板部52が円弧軌道46、46aの途中に存する調節棒33の突出端部を下方へ押圧し、第2支軸40が円弧軌道46、46aの終端50、50aに到達したところで、調節棒33の延長線上の前方揺動の支点位置47、47aに支持された第1支軸39から上記距離X(L)を有した鉛直方向に前板部52を配置させることにより、バネ35の弾性力に抗して調節棒33を下方垂直に押圧保持でき、弁体25の開弁状態を維持できる。 【0023】又、第2支軸40を回転中心とする第1支軸39の円弧軌道45、45aを槓杆41が第1支軸39を支点とする位置47、47aから底板部51が調節棒33を押圧可能な範囲に渡って設けたので、弁体25の作動確認時において、支点位置48、48aで第2支軸40を支点として槓杆41を後方揺動することにより、円弧軌道45、45aに沿って移動する槓杆41の底板部51がその下部に存する調節棒33を押し下げ、これにより戻しバネ35の弾性力が調節棒33に作用していることを槓杆41から伝わる手応えで弁体25が正常に働いているかを確認でき、その後槓杆41を手放せば、戻しバネ35の弾性力により、槓杆41及び調節棒33を通常姿勢に復帰させられ、従来の様な開弁状態のまま放置されるといった不具合を解消できる。 【0024】よって、本発明によれば、槓杆41を前方又は後方揺動することで、槓杆41に対する操作力を解除した時に調節棒33の押し下げ状態を保持するか、又は通常姿勢に復帰させる様にして、槓杆41の揺動操作を前方か後方かに切り換えることによって、弁体25の強制開弁する場合と弁体25の作動確認する場合との操作を区別し、特に弁体25の作動確認時における開弁状態のままでの放置による不具合を解消できる。 【0025】又、槓杆41を設けた支持金具38に、C型止め輪から成る装着部42を設け、該装着部42を本体頂部9の外周に刻設した溝部56に取付けたので、C型止め輪用の専用治具を用いて装着部42を開き、溝部56に嵌め込むだけの簡単な作業で梃子装置37を取付けできる。又、梃子装置37は、支持金具38と槓杆41の2物品で、従来品に比較して部品点数が極めて少なく、両物品の組み付け、及び本体1への取付け工程が減り、作業効率が良い。又、梃子装置37は、従来の様に支持ナットhによる取付けではないため、本体頂部9への雄螺子の刻設を不要とし、製造コストを低減でき、しかも逃し弁aの据え付け場所によっては、振動等の外的要因により、支持ナットiが弛んで外れ、逃し弁aが機能しない恐れがあるといった欠点をも解消できる等その実用的効果甚だ大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591059515 【氏名又は名称】株式会社ヨシタケ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西山 聞一
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| 【公開番号】 |
特開平11−304039 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−131465 |
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