| 【発明の名称】 |
継手付きバルブの構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 良三
【氏名】田尻 和美
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| 【要約】 |
【課題】弁箱に受口を一体に設けたバルブであって、流出入側に放散口用の分岐開口を設けたバルブにおいて、分岐開口を十分な開口断面を有するにも拘わらずバルブの全長を短くし、バルブ全体を小型化することを課題とする。
【解決手段】弁箱1に受口4を一体に設けたバルブ5において、受口4内面のシール面部4aより受口奥方側にかけて前記受口軸線に対し直交方向の軸線を有する分岐開口部14を設けてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁箱に受口を一体に設けたバルブにおいて、受口内面のシール面部より受口奥方側にかけて前記受口軸線に対し直交方向の軸線を有する分岐開口部を設けた継手付きバルブの構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、継手付きバルブの構造に関し、弁箱に管接続用の受口を一体に設けたバルブに放散口、取水口、消火栓などの分岐開口部を設けたバルブの改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、図5に示すように弁箱1の流入口2と流出口3に受口4、4を一体に設けたバルブ5において内部流体や残留空気を放出させるための放散口や取水口のための分岐開口部6、6を設ける場合がある。 【0003】この分岐開口部6、6の設ける位置はバルブと受口の機能に影響のない場所とし、かつ十分な開口断面積とする必要がある。このため従来では図5に示すように、弁箱1と受口4との間の直管部7、7に分岐開口部6、6を設けることが行なわれていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構造のバルブ5は直管部7、7の長さ分L2、L3だけバルブ5の全長Lが長くなりバルブ5が大型化する問題があった。 【0005】この発明は上記問題を解消し、分岐開口部の開口を十分な開口断面を有するにも拘わらずバルブの全長を短くし、バルブ全体を小型化することを目的としてなされたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の継手付きバルブの構造は、弁箱に受口を一体に設けたバルブにおいて、受口内面のシール面部より受口奥方側にかけて前記受口軸線に対し直交方向の軸線を有する分岐開口部を設けてなるものである。 【0007】この発明によれば、受口部分のシール面部より受口奥方に分岐開口を設けたため受口の機能を損なうことがなく分岐開口を設けることができ、しかも直管部が不要となるのでバルブの全長を短くすることができる。なお、上記において直交方向の軸線とは、分岐開口部の軸線が受口軸線に対し直交する場合の他、直交成分を有して交差する斜交する場合を含む。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の継手付きバルブの構造の実施の形態を示す要部破断側面図、図2は図1の平面図である。なお、図において従来例と同じ部材は、同一符号を付すことにより説明に代える。 【0009】図1において、8は挿口管を示し、受口4との間にシール用ゴム輪9を介挿し押し輪10と締結ボルト11で圧縮することによりシールされている。上記受口4の開口面からシール用ゴム輪9が介挿される面は受口奥方へ向けテーパ状のシール面部4aとされている。 【0010】このシール面部4aより受口奥方側にかけて径方向に膨らむ、受口4内面側から見て凹部13が形成され、この凹部13の上底面に受口4の軸線に対し直交方向の軸線を有する分岐開口部14が設けられている。 【0011】分岐管用開口14には例えば図示例のように放散口用の分岐管15、15が接続され開口端にバルブ16、16が設けられている。17、17は蓋板を示し、放散口を使用する場合はボルト17aを外して取外しバルブ16を開くことにより内部流体や滞留空気を放散する。17bはアイ環を示し、バルブ全体を吊り下げ支持する際のフック係止環として使用される。 【0012】上記において、受口4に形成される凹部13の形状は流入口2側と流出口3側で相違するが、これは流入口2側に圧力チェッキ弁18を設けたためであって、このような付属物が不要な場合は受口4奥方側の形状は流出口3側と同様な形状とされる。 【0013】図3は流出口3側の受口4の断面図を示し、受口4内面のシール面部4aより受口奥方側にかけて凹部13を形成し、その上底面に分岐開口部14を設けた状態を示している。 【0014】図4は流入口2側の受口4の断面図を示し、受口4内面のシール面部4aより受口奥方側にかけて凹部13を形成し、その上底面に分岐開口部14を設け、この開口部14を設けた凹部13が溝状となって軸方向に延長され、チェッキ弁用の開口18aを設けた状態を示している。1aは流入口側の弁箱を示し、流出口3側の受口に形成された弁箱1bと接合されて閉じた弁箱1を形成する構成とされている。 【0015】弁体19は図示例の場合は流通口19aと遮断板19bを平面視で直角位置関係に取り付けたボール弁19とされ、弁軸20の上端にハンドル部21が設けられている。 【0016】この発明の実施の形態において弁体の種類、形状は特に限定されず、図示例に限らずバタフライ弁やスライド弁などであっても良い。また、分岐開口部14をバルブの流入口2側と流出口3側の両側に設ける場合を示したが、流入口2側または流出口3側のいずれか一方に設けた構成としても良く、分岐開口部14の周方向位置も、図示例のように受口4の上面とする他、側面、底面等に設けても良い。 【0017】また、分岐開口部14の軸線が受口4の軸線に対し図示のように直交する場合の他、斜めに交差するように設けても良い。 【0018】 【発明の効果】以上説明したようにこの発明の継手付きバルブの構造は、バルブの流入口側、流出口側の両方またはいずれか一方に設けられる分岐開口部を、受口のシール機能を損なうことなくかつ、直管部に殆ど架かることなく設けることができるので、従来のように受口とバルブとの間の直管部が不要となり、その分、継手付きバルブの全長を短くでき、従来と同等の機能を有する継手付きバルブの小型化が図れる。また、分岐開口部は凹部の上底面に形成されるので開口に至る開口面積も大きく取れ、流量も十分にできるなどの効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開平11−304031 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−106815 |
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