| 【発明の名称】 |
消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止方法およびその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】キム セウング−ヒユン
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| 【要約】 |
【課題】気密リングの毀損、位置離脱を防ぎ、使用後も気密リングを取り替える必要性をなくし、元資材を節減でき、しかも、次回の使用のための復旧作業を簡単に済ませることができる、消防設備のセレクション弁用気密リング毀損防止方法およびその装置を提供する。
【解決手段】消防設備のセレクション弁の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体2の挿入部の外周面の上端には、プランジャ本体の挿入部の外周面に沿って逆流誘導凹溝部53が形成されているとともに、結合体5の挿入部には、これと連通する排出孔63が結合体5の挿入部の外周面に沿って多数個穿設され、結合体5の中央下部には、湾曲凹部64が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セレクション弁の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体の下部に気密リングが嵌められ、前記プランジャ本体の上面が、前記セレクション弁の外側上部で弾圧支持されるストッパにより支持されて、前記セレクション弁の内部通路を開閉するように構成され、前記プランジャ本体の下部面に挿入部が、中央に結合部がそれぞれ形成されるとともに、前記プランジャ本体の下部に結合される結合体の外周面に挿入部が、中央に結合部がそれぞれ形成され、T状に構成された前記気密リングが前記プランジャ本体の挿入部と前記結合体の挿入部との間に挿入されるとともに、前記プランジャ本体および前記結合体のそれぞれの結合部を介して前記プランジャ本体と前記結合体とが結合されるようにした消防設備において、前記プランジャ本体の挿入部の外周面の上端に、前記プランジャ本体の挿入部の外周面に沿って逆流誘導凹溝部を形成するとともに、前記結合体の挿入部と連通する排出孔を前記結合体の挿入部の外周面に沿って多数個穿設し、前記結合体の中央下部に湾曲凹部を形成しておき、前記湾曲凹部で消火用圧縮ガスの流れを逆流させて流れの勢いを弱めながら消火用圧縮ガスを外部に排出するようにし、外部へ排出される方向へ向かう消火用圧縮ガスのうち消火用前記結合体の挿入部に引き込まれた消火用圧縮ガスを前記排出孔に沿って外部に排出するようにし、外部に排出された消火用圧縮ガスを前記逆流誘導凹溝部で逆流させて前記気密リングに到達させるようにしたことを特徴とするセレクション弁用気密リングの毀損防止方法。 【請求項2】 セレクション弁1の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体2の下部に気密リング3が嵌められ、プランジャ本体2の上面がセレクション弁1の外側上部で弾圧支持されるストッパ4により支持されて、セレクション弁1の内部通路を開閉するように構成され、プランジャ本体2の下部面に挿入部51が、中央に結合ネジ部52がそれぞれ形成されるとともに、プランジャ本体2の下部に結合される結合体5の外周面に挿入部61が、中央に結合ネジ部62がそれぞれ形成され、T状に構成された気密リング3がプランジャ本体2の挿入部51と結合体5の挿入部61との間に挿入されるとともに、プランジャ本体2と結合体5とが結合されるようにした消防設備において、プランジャ本体2の挿入部51の外周面の上端に、プランジャ本体2の挿入部51の外周面に沿って逆流誘導凹溝部53を形成するとともに、結合体5の挿入部61に、これと連通する排出孔63を結合体5の挿入部61の外周面に沿って多数個穿設し、結合体5の中央下部に湾曲凹部64を形成したことを特徴とする消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止装置。 【請求項3】 結合体5の中央に形成された湾曲凹部64には、その内周縁内部の末端部分に急な傾斜角度を有するように傾斜部64’を形成したことを特徴とする請求項2に記載の消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、消防設備のセレクション弁用気密リング毀損防止方法およびその装置に関するもので、より詳しくは、消防設備の排出管路に設けられたセレクション弁の内部に設けられたプランジャとセレクション弁との間の気密のために用いられる気密リングの毀損を防ぐための消防設備のセレクション弁用気密リング毀損防止方法およびその装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】産業の発達に伴い、住居および事務用の建物は段々と高層化、高度化される傾向にある。このような趨勢に応じて、建物管理に伴う各分野においては、建物管理の自動化が続々となされている。建物管理を自動化した施設の代表例としては、火災発生の予防施設および鎮火施設がある。上記のような火災予防および鎮火施設には、通常、建物の各層に例えば火災感知手段とスプリンクラーなどの鎮火手段が多数個分布されるとともに、これを制御する制御装置が地下1階又は2階に設けられており、管理者がこれらを常時点検しうるような構成となっている。このような火災予防および鎮火施設では、建物の各階に設けられている火災感知器が煙又は熱を感知して、地下に配設された制御装置に火災発生信号を送るようになっている。このようにして制御システムに火災感知信号が入力されると、建物の各階に音信号、即ち警報信号を鳴らすことにより、入居者および使用者たちを待避させてから数秒後、鎮火用ガスおよび鎮火水を、建物の各階に予め設けられているスプリンクラーに供給し、噴出させて火災を早期に鎮火させることができるようになっている。 【0003】この場合、鎮火用ガスは上記制御システムの作動信号により、次のようなシステムの作動過程を経て供給される。まず、電気的信号によりソレノイドを作動させて、セレクション弁の開放用圧縮ガスの流通路を開ける。これにより、上記開放用圧縮ガスが誘導ホースに沿って上記流通路に供給される。供給された開放用圧縮ガスは、セレクション弁の上部に設けられたアクチュエータを作動させて、バネで弾圧保持されたまま横設された、作動棒の末端外側にピンで結合された作動片を押して、上記作動棒を一方向に回転させる。開放用圧縮ガスにより作動棒が一方向に所定量回転させられると、上記作動棒の中間部に形成された空間部下部面に支持されていたストッパの末端がその空間部に位置し、弾圧保持されていたストッパがその保持を解除されてバネの弾性力により上部に回転すると共にセレクション弁の内部に位置するプランジャが作動可能状態になる。このようにストッパを解除することにより、セレクション弁の本体内に設けられたプランジャを作動可能状態にした後、開放用圧縮ガスはアクチュエータの一方の側の排出口およびその誘導ホースに沿って流れて、消火用ガス容器の上部に設けられたアクチュエータを作動させて、消火用ガスの通路を開放させる。開放用圧縮ガスはその後回収されて再使用されるか、無害ガスの場合は大気に放出される。上記開放用圧縮ガスによって消火用ガスの通路が開放されると、上記消火用ガスが管路に沿って流れて、セレクション弁の下部に到達し、そのガス圧によって固定解除状態のプランジャを上部に押し上げながら上記セレクション弁の本体内部を開放させる。そして上記消火用ガスは、上記セレクション弁の本体内部の一方の側と連通するガス流通路に沿って流れる。このようにしてガス流通路から流れた消火用ガスを火災発生地である建物の各当該層のスプリンクラーに供給して噴射、噴出することで、火災の鎮火作業を遂行することができる。 【0004】しかしながら、上記セレクション弁の内部に設けられたプランジャは消火用ガスの噴出圧力、すなわちガス圧により押し上げられながらその内部にガス流通路を形成するように構成されているので、上記プランジャが消火用ガスの噴出圧力により急上昇しながらプランジャの下部側面に嵌められている気密リング(Oリング)が上記セレクション弁の内面と当接した状態で押し上げられて、その接触面がひっくり返るような形態に変形させられながら上記プランジャの下部側面から離脱、分離させられてしまうという問題があった。このように上記プランジャの下部側面から離脱した気密リングは、そのままセレクション弁の内部に残存するため、消火作業を行った後の復旧過程において、離脱した気密リングを発見できずにセレクション弁を再使用するような場合、残存する離脱した気密リングが、ガスの管路を部分的に閉鎖したり、気密リングの離脱箇所を通じてガスが漏れる虞れがあるなど、事故を引き起こす要因となっている。このような事故を誘発する危険性を取り除くために、火災後の復旧作業の際、既に使用されたセレクション弁を廃棄して、新しい製品に取り替えて装着していたが、これでは簡単な部品である気密リングの構造的欠点によるプランジャからの離脱を防ぐために、高価のセレクション弁自体を交換しなければならず、非常に不経済的になるとともにセレクション弁の使用寿命を短縮させてしまうことになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、このような従来の問題点を解決するために、本件出願人は、先の出願において、図7および図8に示すような発明を提案している。 【0006】本発明は、セレクション弁1の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体2の下部に気密リング3が嵌められ、プランジャ本体2の上面が、セレクション弁1の外側上部で弾圧支持されるストッパ4により支持されて、セレクション弁1の内部通路を開閉するようにした消防設備に構成されている。 【0007】プランジャ本体2の下方には、図8に示すようにプランジャ本体2と分離した別部材として構成されていて、プランジャ本体2に結合される結合体5が設けられている。結合体5の上部面には、離脱できないように形成された気密リング3が挿入支持され、プランジャ本体2と結合体5は相互にネジで結合されている。より具体的には、プランジャ本体2の下部面には丸縁21が突出するような形態でプランジャ本体2と一体に形成されている。他方、結合体5の上部面には丸縁41が突出するような形態で結合体5と一体に形成されている。 【0008】気密リング3は、上部掛け片31がプランジャ2本体の下部面に形成された丸縁21の内面に嵌められるとともに、その中間部の突出面33がプランジャ2本体の下部に形成された丸縁21と結合体5の外周に突出形成された丸縁41との間に露出されるように設けられている。また気密リング3は、下部掛け片32が結合体5の上面に突出形成された丸縁41の内面に嵌められている。プランジャ本体2の中央部にはネジ孔22が形成されている。他方、結合体5の上部にはネジ孔22と螺合可能なネジ部が形成されている。そして、プランジャ本体2と結合部5とは、ネジ孔22と結合体5の上部に形成されたネジ部とが螺合されることによって結合されている。 【0009】このような構成をした本件出願人の先の出願の発明によれば、セレクション弁の内部に装着されたプランジャの気密リングの結合構造を改善して上記気密リングがプランジャから離脱、分離しないようにしたので、気密リングの使用寿命を長く維持させ、かつ経済性、すなわち復旧作業に所要される費用と時間を節減することができる。しかし、一般に、消火用ガスのガス圧によってプランジャ2をセレクション弁1内に装着する際、気密リング3がセレクション弁1の内側面との間で変形し、気密リング3と突出丸縁41との間に空間が発生してしまう。 【0010】このため、本出願人による先の出願の発明においても、プランジャ2がセレクション弁1により上昇させられる際、気密リング3と突出丸縁41との間の空間内部に消火用ガスが引き込まれてしまう。また、消火用ガスのガス圧により作動可能状態にあるプランジャ2を上部に押し上げる際、高圧を維持している消火用ガスがプランジャ2とセレクション弁1との間から噴出するとき発生するガスの瞬間的噴出力により気密リング3の一部が装着位置から落ちたり、相対的に負圧力が形成されている外部に向けて気密リング3が装着位置から離脱させられたりしてしまう。またその場合、気密リング3と突出した丸縁41との間に形成された空間に、消火用ガスが充満してしまい気密リング3を元の位置に復帰させることができなくなる、という問題点があった。 【0011】そこで、本発明は、気密リングの毀損、位置離脱を防ぎ、使用後も気密リングを取り替える必要性をなくし、元資材を節減でき、しかも、次回の使用のための復旧作業を簡単に済ませることができる、消防設備のセレクション弁用気密リング毀損防止方法およびその装置の提供を課題とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明による消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止方法は、セクション弁の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体の下部に気密リングが嵌められ、前記プランジャ本体の上面が、前記セレクション弁の外側上部で弾圧支持されるストッパにより保持されて、前記セレクション弁の内部通路を開閉するように構成されていて、前記プランジャ本体の下部面に挿入部が、中央に結合部がそれぞれ形成されているとともに、前記プランジャ本体の下部に結合される結合体の外周面に挿入部が、中央に結合部がそれぞれ形成され、T状に構成された前記気密リングが前記プランジャ本体の挿入部と前記結合体の挿入部との間に挿入されるとともに、前記プランジャ本体および前記結合体のそれぞれの結合部を介して前記プランジャ本体と前記結合体とが結合されるようにした消防設備において、前記プランジャ本体の挿入部の外周面の上端には、前記プランジャ本体の挿入部の外周面に沿って逆流誘導凹溝部を形成するとともに、前記結合体の挿入部と連通する排出孔を前記結合体の挿入部の外周面に沿って多数個穿設し、前記結合体の中央下部には湾曲凹部を形成しておき、前記プランジャの上部を支持固定しているストッパが解除され、前記プランジャが消火用ガスにより上昇してセレクション弁の内部に消火用圧縮ガスの流通路を形成する際、前記結合体の挿入部の湾曲凹部で消火用圧縮ガスの流れを逆流させて流れの勢いを弱めながら消火用圧縮ガスを外部に排出するようにし、前記結合体の挿入部に引き込まれた前記圧縮ガスを前記排出孔に沿って外部に排出するようにして前記気密リングが前記圧縮ガスにより位置離脱しないようにすると同時に、外部に放出された前記圧縮ガスを前記逆流誘導凹溝部で逆流させて前記気密リングに到達するようにしたことを特徴とする。 【0013】また本発明による消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止装置は、セレクション弁1の内部に昇降自在に設けられるプランジャ本体2の下部に気密リング3が嵌められ、プランジャ本体2の上面がセレクション弁1の外側上部で弾圧支持するストッパ4により支持されて、セレクション弁1の内部通路を開閉するように構成され、プランジャ本体2の下部面に挿入部51が、中央に結合ネジ部52がそれぞれ形成されるとともに、プランジャ本体2の下部に結合される結合体5の外周面に挿入部61が、中央に結合ネジ部62がそれぞれ形成され、T状に構成された気密リング3がプランジャ本体2の挿入部51と結合体5の挿入部61との間に挿入されるとともに、プランジャ本体2と結合体5とが結合されるようにした消防設備において、プランジャ本体2の挿入部51の外周面の上端に、プランジャ本体2の挿入部51の外周面に沿って逆流誘導凹溝部53を形成するとともに、結合体5の挿入部61に、これと連通する排出孔63を結合体5の挿入部61の外周面に沿って多数個穿設し、結合体5の中央下部に、湾曲凹部64を形成したことを特徴とする。 【0014】また、本発明は、好ましくは、結合体5の中央に形成された湾曲凹部64には、その内周縁内部の末端部分に急な傾斜角度を有するように傾斜部64’を形成したことを特徴とする。 【0015】 【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図1ないし図6に基づき具体的に説明する。なお、本発明の実施形態において、本願出願人の先の出願の発明と構成を同じくする箇所については、図中の記載を一部省略し、図7および図8を用いて説明することとする。図1は本発明の消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止方法に用いられる装置の一実施形態を示すセレクション弁に使用されるプランジャの結合状態を示す要部断面図である。図2は本実施形態の気密リング結合体を示す参考斜視図である。図3は本実施形態の気密リング結合体の変形例を示す断面図である。図4は本実施形態のセレクション弁の閉じ状態を示す要部断面図である。図5は本実施形態のセレクション弁の開放作動状態を示す要部断面図である。図6は本実施形態のセレクション弁の開放状態を示す要部断面図である。本実施形態の消防設備は、図7に示すようにプランジャ本体2がセレクション弁1の内部通路を通ってセレクション弁1を開閉するようにした構成となっている。プランジャ本体2は、セレクション弁1の内部に、昇降自在に設けられている。プランジャ本体2の下部には、気密リング3が嵌められている。プランジャ本体2の上面は、セレクション弁1の外側上部で弾圧支持されるストッパ4により支持されている。 【0016】プランジャ本体2の下部面には、図1に示すように挿入部51が、中央には結合ネジ部52がそれぞれ形成されており、プランジャ本体2は、その下部で結合体5と結合するようになっている。結合体5の外周面には挿入部61が、中央には結合ネジ部52がそれぞれ形成されている。気密リング3はT状に構成されている。また気密リング3は、プランジャ本体2の挿入部51と結合体5の挿入部61との間に挿入されている。そして、プランジャ本体2と結合体5とは、気密リング3が嵌め入れられた状態で結合ネジ部52、62を介して連結具70で結合されている。またプランジャ本体2の挿入部51の外周面上端には、その外周面に沿って逆流誘導凹溝部53が形成されている。結合体5の挿入部61には、図1および図2に示すように挿入部61と連通する排出孔63が挿入部61の外周面に沿って多数個穿設されている。また結合体5の中央下部には図1に示すように湾曲凹部64が形成されている。 【0017】またセレクション弁1の上部には、アクチュエータ(図示省略)が設けられている。またセレクション弁1の下部には、図7に示すようにその内面に嵌められたプランジャ本体2を支持する図1に示すような組立体11が設けられている。 【0018】そして、本実施形態のプランジャ本体2は既存の組み立て方法にしたがってセレクション弁1の本体内部にプランジャ本体2の下部が嵌め入れられて、その下部を組立体11により支持固定されている。この場合、気密リング3は組立体11の内周面に密着しながら本体セレクション弁1の本体内部に挿入されるので、気密リング3には図4に示すように挿入される方向とは反対方向に撓められた変形が生じる。 【0019】このような構成の本実施形態の消防設備のセレクション弁用気密リングの毀損防止装置を備えた消防設備の作動について説明する。火災が発生すると、これを感知器が感知して火災感知信号を受ける制御システム(図示せず)は警報音を鳴らしてから数秒後、開放用圧縮ガスが、ソレノイドの作動により開放されたセレクション弁1の上部に設けられたアクチュエータ(図示省略)を作動させる。 【0020】アクチュエータの作動によりプランジャ本体2の上部を支持しているストッパ4が固定状態を解除され、プランジャ本体2はストッパ4による支持を解除される。 【0021】このような状態で消火用ガスの容器の栓を開放すると消火用高圧ガスが図7に示すメイン管路80に沿って流れて、セレクション弁1の下部で支持を解除されたプランジャ本体2を押し上げる(図5)。これにより、セレクション弁1の内部で消火用高圧ガスの流通路が開放される(図6)。 【0022】このようにして消火用高圧ガスの流通路が開放されると、その管路80に沿って流れた消火用高圧ガスが建物の各当該火災発生地に既に設けられているスプリンクラーを介して噴出されて、火災の鎮火作業をすることができる。 【0023】この場合、消火用高圧ガスは、上述のように消火用高圧ガスによりプランジャ本体2を押し上げてセレクション弁1の内部で消火用高圧ガスの流通路を開放する際、プランジャ本体2と組立体11との間に形成される微細な空間から排出される。 【0024】このとき、消火用高圧ガスはそれ自体が高圧の状態を維持しており、しかもプランジャ本体2が上昇しながらガスの流通路を開通させる瞬間には、そのガスが流通路に排出される空間は微細化しているので、消火用高圧ガスは相当の速度で排出される。 【0025】このため、従来の消火装置を用いた場合には、上述のような消火用高圧ガスの瞬間的噴出力により、気密リング3の一部が落ち、相対的に圧力が低く、負圧力となっている外部への位置離脱が生じて、上述のように気密リング3の変形により結合体5の挿入部61に所定量の空間が形成されてその空間に圧縮ガスが充満してしまうので、気密リング3を元の位置に復帰させることができないという、問題点が生じる。 【0026】その点本実施形態では、結合体5の中央下部に湾曲凹部64を形成したので、消火用圧縮ガスは、外部に直ちに排出されることはなく、一旦、結合体5の湾曲凹部64に衝突して逆流を誘導されて流れの勢いを弱められながら排出される(図5)。 【0027】また本実施形態では、結合体5の挿入部61にはこれと連通する排出孔63をその外周面に沿って多数個穿設したので、上述のような気密リング3の変形により結合体5の挿入部61の所定空間に充満する上記消火用圧縮ガスは、引き込まれると同時に排出孔63に沿って外部に排出されるので、気密リング3はこのような消火用圧縮ガスにより位置離脱を起こさないようになる。 【0028】しかも本実施形態では、プランジャ本体2の挿入部51の外周面上端にその外周面に沿って逆流誘導凹溝部53を形成したので、一端外部に放出された消火用圧縮ガスは、プランジャ本体2の逆流誘導凹溝部53で逆流させられて気密リング3の上端に到達して、消火用圧縮ガスが排出される際、気密リング3が消火用圧縮ガスの排出力がおよぶ方向に移動しようとする力を抑えるので、気密リング3は元の位置から離脱されないようになる(図6)。 【0029】すなわち、本実施形態では、排出される圧縮ガスの流れを強制的に誘導するようにしたことにより、ガスの排出方向へ向かう流れの勢いを弱めて気密リングの離脱を防ぐことができる。 【0030】なお、本実施形態の結合体5に形成した湾曲凹部64は、図1に示すような形態に限定されるものではない。例えば、図3に示すように結合体5の中央下部に形成された湾曲凹部64を必要に応じて内周縁内部の末端に急な傾斜を有する傾斜湾曲部64’を形成して消火用圧縮ガスの排出の際、逆流の角度をもっと大きくして外部へ排出される流れの勢いをより一層低減させるようにしてもよい。 【0031】 【発明の効果】以上、本発明によれば、気密リングの毀損、位置離脱を防ぎ、使用後も気密リングを取り替える必要性がなく、元資材を節減でき、しかも、次回の使用のための復旧作業を簡単に済ませることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597102945 【氏名又は名称】コリア、ハロン、インダストリー、カンパニー、リミテツド 【氏名又は名称原語表記】KOREA HALON INDUSTRY CO., LTD. 【住所又は居所原語表記】448−188,Hakeun−Ri,Yangchon−Myun,Kimpo−Kun, Kyongki−Do,Korea
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】篠原 泰司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−304011 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−162276 |
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