| 【発明の名称】 |
逆止機能付定流量弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】安部 元
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| 【要約】 |
【課題】逆止弁と定流量弁とを一体化した逆止機能付定流量弁を提供する。
【解決手段】流体入口2と流量調節口3を備えた弁本体4と、この弁本体4の上部に流体圧力伝達部5を形成する蓋部材6およびダイヤフラム7と、前記流体入口2と前記流体圧力伝達部5とを連通する圧力伝達口15と、さらに流体出口8と逆止弁座9を備えた出口部材10とからなり、前記ダイヤフラム7の作動に連動して前記流量調節口3に出没自在な弁体11を設けるとともに、この弁体11を保持する連結部材12を介して前記逆止弁座9に当接,離脱自在な逆止弁体13を設けたことを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 流体入口2と流量調節口3を備えた弁本体4と、この弁本体4の上部に流体圧力伝達部5を形成する蓋部材6およびダイヤフラム7と、前記流体入口2と前記流体圧力伝達部5とを連通する圧力伝達口15と、さらに流体出口8と逆止弁座9を備えた出口部材10とからなり、前記ダイヤフラム7の作動に連動して前記流量調節口3に出没自在な弁体11を設けるとともに、この弁体11を保持する連結部材12を介して前記逆止弁座9に当接,離脱自在な逆止弁体13を設けたことを特徴とする逆止機能付定流量弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、逆止弁の機能を兼ね備えた定流量弁に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通常、原水中の溶存気体を除去する手段としては、中空糸状気体分離膜を用いた脱気装置が、装置のコンパクトさ、取扱いの簡便さから多用されている。この種の装置は、図4に示すように、原水供給源41に接続した給水ライン42中に中空糸状気体分離膜等の気体分離膜を収納してなる気体分離膜モジュール43を接続し、この気体分離膜モジュール43内に原水を通水し、この通水過程において前記気体分離膜モジュール43内を真空引きして、原水中の溶存気体を分離除去する構成となっている。前記気体分離膜モジュール43に供給する原水の流量は、所定脱気度の脱気水を得るため予め設定した所定流量を供給する定流量弁44を前記給水ライン42に設けている。また、この給水ライン42には、原水の逆流を防止するための逆止弁45が設けられてる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記脱気装置において、逆止弁と定流量弁とを一体化することにより、コストを低減することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、流体入口と流量調節口を備えた弁本体と、この弁本体の上部に流体圧力伝達部を形成する蓋部材およびダイヤフラムと、前記流体入口と前記流体圧力伝達部とを連通する圧力伝達口と、さらに流体出口と逆止弁座を備えた出口部材とからなり、前記ダイヤフラムの作動に連動して前記流量調節口に出没自在な弁体を設けるとともに、この弁体を保持する連結部材を介して前記逆止弁座に当接,離脱自在な逆止弁体を設けたことを特徴としている。 【0005】 【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態について説明すると、この発明の逆止機能付定流量弁は、流体入口と流量調節口を備えた弁本体と、この弁本体の上部に流体圧力伝達部を形成する蓋部材およびダイヤフラムと、前記流体入口と前記流体圧力伝達部とを連通する圧力伝達口と、さらに流体出口と逆止弁座を備えた出口部材とからなり、前記ダイヤフラムの作動に連動して前記流量調節口に出没自在な弁体を設けるとともに、この弁体を保持する連結部材を介して前記逆止弁座に当接,離脱自在な逆止弁体を設けた構成となっている。 【0006】前記逆止機能付定流量弁の具体的構成について説明すると、前記弁本体は、略筒状に形成したケーシングの外周面に直交する円筒状の流体入口を設けるとともに、このケーシング内に前記流体入口から分岐した圧力伝達口と前記流量調節口および軸孔を形成した隔壁を設け、この隔壁と前記ケーシングの内周壁との間に流路を形成し、さらに前記隔壁の上部に前記ダイヤフラムを装着する装着部を形成した構成となっている。また、前記蓋部材は、略椀状に形成してあって、前記ケーシングの上部端面を封着し、椀状の内部に前記流体圧力伝達部が形成される。さらに、前記出口部材は、円板を備えた円筒状に形成してあって、前記円板の中心部に前記流体出口を開口し、この流体出口の背面側に前記逆止弁座が形成してある。そして、この出口部材の円板側を前記ケーシングの下部端面に固定する。 【0007】前記弁体は、前記流量調節口側を小径とする円錐台状に形成してあって、この円錐台状の先端部に連結部材としてのニードル軸を接合し、このニードル軸の先端部に前記逆止弁体が装着される。また、この弁体の上部に前記ダイヤフラムの中心部を適宜の手段で装着する。そして、この逆止機能付定流量弁の組立は、前記連結部材を前記軸孔に挿入し(この時点では前記逆止弁体は装着していない。)、前記弁体の円錐台状先端部を前記流量調節口内に位置させるとともに、前記隔壁の上部に形成した装着部に前記ダイヤフラムを適宜の手段で固定する。このとき、前記流量調節口と前記弁体の円錐台状先端部は、所定の隙間を確保した状態となっている。つぎに、前記弁本体のケーシング下部端面に前記出口部材の円板側を適宜の手段で固着し、しかるのち前記連結部材の先端部に前記逆止弁体が前記逆止弁座に当接するように接合する。そして、前記ケーシングの上部端面に前記蓋部材の下部端面を適宜の手段で固定し、逆止機能付定流量弁の組立が完了する。 【0008】前記構成の逆止機能付定流量弁によれば、流体入口から流入した原水は、圧力伝達口から流体圧力伝達部へ流入する原水と、流量調節口を介して流体出口側へ流入する原水とに分流し、前記流体圧力伝達部内が満杯になると、原水は前記流量調節口へ流入する。そして、ダイヤフラムが、前記流体圧力伝達部内の流体圧力に基づいて下方へ向って湾曲する。この湾曲によって弁体の円錐台状先端部も降下し、前記流量調節口との隙間(流出路)が調節されるとともに、逆止弁体が逆止弁座から離脱し流体出口が開放される。したがって、前記隙間で原水の流量が調節(一定流量)され、原水は流路を介して前記流体出口から負荷側へ流出する。また、前記流体入口からの原水の供給が停止すると、前記ダイヤフラムは弾力によって復元し、前記逆止弁体は前記逆止弁座に当接し、前記流体出口を封鎖する。この結果、負荷側から原水が逆流しても前記流体入口側への流出を阻止することができる。 【0009】 【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明を実施した逆止機能付定流量弁の構成を概略的に示す断面説明図であり、そして図2は、図1の左側面図であり、さらに図3は、図1の原水供給時の作動状態を示す断面説明図である。 【0010】図1および図2において、この発明の逆止機能付定流量弁1は、流体入口2と流量調節口3を備えた弁本体4と、この弁本体4の上部に流体圧力伝達部5を形成する蓋部材6およびダイヤフラム7と、前記流体入口2と前記流体圧力伝達部5とを連通する圧力伝達口15と、さらに流体出口8と逆止弁座9を備えた出口部材10とからなり、前記ダイヤフラム7の作動に連動して前記流量調節口3に出没自在な弁体11を設けるとともに、この弁体11を保持する連結部材12を介して前記逆止弁座9に当接,離脱自在な逆止弁体13を設けた構成となっている。 【0011】前記弁本体4は、図1および図2に示すように、たとえば合成樹脂を略筒状に形成したケーシング14の外周面に直交する円筒状の前記流体入口2を設けるとともに、このケーシング14内に、前記流体入口2から分岐した圧力伝達口15と前記流量調節口3および軸孔16を形成した隔壁17とを一体成形し、この隔壁17と前記ケーシング14の内周壁との間に流路18を形成し、さらに前記隔壁17の上部に前記ダイヤフラム7を装着する装着部(符号省略)を形成した構成となっている。また、前記蓋部材6は、図1および図2に示すように、たとえば合成樹脂を略椀状に形成し、前記ケーシング14の上部端面に適宜の手段(たとえば、ねじ止め)で固定し、前記椀状の内部に前記流体圧力伝達部5が形成される。さらに、前記出口部材10は、図1および図2に示すように、たとえば合成樹脂を円板を備えた円筒状に形成してあって、この円板の中心部に前記流体出口8を開口し、この流体出口8の背面側に前記逆止弁座9が形成してある。そして、この出口部材10の円板側を前記ケーシング14の下部端面に適宜の手段(たとえば、ねじ止め)で固定する。 【0012】前記弁体11は、図1および図2に示すように、前記流量調節口3側を小径とする円錐台状に形成してあって、この円錐台状の先端部に連結部材12としてのニードル軸を接合し、このニードル軸の先端部に前記逆止弁体13が装着される。また、この弁体11の上部には前記ダイヤフラム7の中心部を適宜の手段(たとえば、ねじ止め)で装着する。前記ダイヤフラム7は、図1および図2に示すように、可撓性のある薄い板を略皿状に成形し、前記隔壁17の上部端面にリング状の固定部材19を介して装着される。また、前記逆止弁体13は、図1および図2に示すように、たとえば合成ゴム等で成形してあって、前記流体出口8の開口部よりも大きな外径を有し、外周部に突起20が形成してある。そして、前記突起20が前記逆止弁座9に当接するように、前記連結部材12の先端部に前記逆止弁体13の中心部を適宜の手段で接合する。 【0013】つぎに、この発明の逆止機能付定流量弁1の組立手順について説明する。まず、前記連結部材12を前記軸孔16に挿入し(この時点では前記逆止弁体13は装着していない。)、前記弁体11の円錐台状先端部を前記流量調節口3内に位置させるとともに、前記隔壁17の上部端面に前記ダイヤフラム7を前記固定部材19を介して固定する。このとき、前記流量調節口3と前記弁体11の円錐台状先端部は所定の隙間(流出路)を確保した状態となっている。つぎに、前記ケーシング14の下部端面に前記出口部材10の円板側を適宜の手段で固定する。そして、前記連結部材12の先端部に前記逆止弁体13が前記逆止弁座9に当接するように接合する。つづいて、前記ケーシング14の上部端面に前記蓋部材6の下部端面を固定する。この蓋部材6を固定することにより、前記ダイヤフラム7と前記蓋部材6の内側との空間部に流体圧力伝達部5が形成される。以上の手順により逆止機能付定流量弁1の組立が完了する。 【0014】前記構成の逆止機能付定流量弁1は、図3の作動図に示すように、流体入口2から流入した原水は、圧力伝達口15から流体圧力伝達部5へ流入する原水と、流量調節口3を介して流体出口8側へ流入する原水とに分流し、前記流体圧力伝達部5内が満杯になると、原水は前記流量調節口3へ流入する。そして、ダイヤフラム7が、前記流体圧力伝達部5内の流体圧力に基づいて下方へ向って湾曲する。この湾曲によって弁体11も降下し、この弁体11の円錐台状先端部と前記流量調節口3との隙間(流出路)が調節されるとともに、逆止弁体13が逆止弁座9から離脱し、前記流体出口8が開放される。したがって、前記隙間で流量が調節(一定流量)された原水は、流路18を介して前記流体出口8から負荷側へ流出する。また、前記流体入口2からの原水の供給が停止すると、前記ダイヤフラム7は、弾力によって復元する。前記ダイヤフラム7の復元に伴って、前記逆止弁体13は前記逆止弁座9に当接し、前記流体出口8の開口部を封鎖する。この結果、負荷側から原水が逆流しても前記流体入口2側への流出を阻止することができる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、流体入口と流量調節口を備えた弁本体と、この弁本体の上部に流体圧力伝達部を形成する蓋部材およびダイヤフラムと、前記流体入口と前記流体圧力伝達部とを連通する圧力伝達口と、さらに流体出口と逆止弁座を備えた出口部材とからなり、前記ダイヤフラムの作動に連動して前記流量調節口に出没自在な弁体を設けるとともに、この弁体を保持する連結部材を介して前記逆止弁座に当接,離脱自在な逆止弁体を設けた構成の逆止機能付定流量弁であるので、構造が簡単でコストも安く、従来の逆止弁と定流量弁の二つの弁コストに比較し、コストを大幅に低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000175272 【氏名又は名称】三浦工業株式会社 【識別番号】391010219 【氏名又は名称】株式会社三浦研究所
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月19日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−201317 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−21474 |
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