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【発明の名称】 内ネジ式仕切弁
【発明者】 【氏名】金田 一司

【要約】 【課題】土被りが薄い埋設管にも適用することができる内ネジ式仕切弁を提供する。

【解決手段】内ネジ式仕切弁における弁体15の雌ネジ部材18を、弁体弁座部19の最上部裏面部分に設けるとともに、弁体15が閉じ位置にあるときの雌ネジ部材18に弁棒14の下端を螺合させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弁座を有する本体部の上方に弁体収容部を連設し、該弁体収容部を貫通して設けた弁棒と弁体上部に設けた雌ネジ部とを螺合させ、弁棒を回転させることにより前記弁体を弁体収容部内と弁座部分とに上下動させて管路の開閉を行う内ネジ式仕切弁において、前記弁体の雌ネジ部を、弁体弁座部の最上部裏面部分に設けるとともに、弁体が閉じ位置にあるときの前記雌ネジ部に前記弁棒の下端が螺合するように形成したことを特徴とする内ネジ式仕切弁。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内ネジ式仕切弁に関し、特に、内ネジ式仕切弁における高さ寸法を低くするための構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種管路を開閉するための弁として広く用いられている内ネジ式仕切弁は、図2に示すように、本体部1に設けた弁座2の上方に弁体収容部3を連設し、弁体4を弁体収容部内と弁座部分とに移動させることによって管路5の開閉を行うように形成されている。このような内ネジ式仕切弁における弁体4の上下方向の移動は、弁体収容部3を貫通して設けた弁棒6と弁体4の上部に設けた雌ネジ部7とを螺合させ、弁棒6を回転させることにより行われている。
【0003】一方、従来の埋設管路は、その土被りが1200mmに設定されているため、仕切弁においても、土被り1200mmに対応した形状,寸法で製作されてきている。しかし、最近、施工コストの削減を図るために、埋設管路の土被りを600〜800mm程度にすることが計画されている。
【0004】ところが、前述のように、内ネジ式仕切弁においては、埋設管路に接続される本体部1の上方に弁体収容部3が連設しており、さらに、弁体収容部3の上方に弁棒6及び該弁棒6の先端に装着されるキャップ8が突出しているため、埋設管路の土被りが薄くなるのに対応させて高さ寸法を低くする必要が生じてくる。
【0005】そこで本発明は、従来の内ネジ式仕切弁の構造を大きく変えることなく、高さ寸法を低くすることができる内ネジ式仕切弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の内ネジ式仕切弁は、弁座を有する本体部の上方に弁体収容部を連設し、該弁体収容部を貫通して設けた弁棒と弁体上部に設けた雌ネジ部とを螺合させ、弁棒を回転させることにより前記弁体を弁体収容部内と弁座部分とに上下動させて管路の開閉を行う内ネジ式仕切弁において、前記弁体の雌ネジ部を、弁体弁座部の最上部裏面部分に設けるとともに、弁体が閉じ位置にあるときの前記雌ネジ部に前記弁棒の下端が螺合するように形成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の仕切弁の一形態例を示す一部断面図である。この内ネジ式仕切弁は、従来と同様に、本体部11の弁座12に対応する部分の上方に弁体収容部13を連設し、弁棒14の回転によって弁体15を弁体収容部内と弁座部分とに上下動させることにより、管路16の開閉を行うように形成されている。
【0008】弁体15は、その中央部に弁棒14を挿通するための通孔17を有しており、該通孔17の上端部に、弁棒14に螺合する雌ネジ部材18が設けられている。この雌ネジ部材18の位置は、弁体15における弁座12との当接部、即ち弁体弁座部19の最上部裏面部分であって、弁体15の上部に設けた横方向(図において紙面に垂直な方向)の溝内に挿入されて固定されている。一方の弁棒14は、図1に示すように、弁体15が閉じ位置にある状態において、弁棒14の下端が雌ネジ部材18に螺合するように形成されている。
【0009】言い換えれば、弁棒14は、該弁棒14が弁座12の内周の流路(管路16)内に突出しない範囲でできるだけ下方に位置させ、下端が弁座12の内周縁と面一か、僅かに上方に位置するように形成するとともに、前記雌ネジ部材18は、弁体15の閉じ位置において弁棒14の下端に螺合するように、その位置を設定している。
【0010】このように形成することにより、弁棒14と雌ネジ部材18との螺合位置を、弁棒14が管路16内に突出しない範囲で従来よりも下げることができるので、弁体15の最下端から最上部までの高さ寸法を小さくすることができる。したがって、全開状態の弁体15を収納するための弁体収容部13の高さ寸法も小さくすることができるので、内ネジ式仕切弁の全高を従来よりも低くすることができる。
【0011】したがって、開栓器が係合するキャップ20の位置を、従来より低くすることができるので、埋設管路の土被りが薄くなっても十分に対応することができる。また、弁棒14を流路内に突出させないようにしたので、流路抵抗となることがなく、管路内の清掃や点検も、従来と同様にして行うことができる。さらに、弁全体の小型化や軽量化も達成でき、製造コストの低減も図れる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内ネジ式仕切弁によれば、全高、特に、管路上面からの突出高さを小さくすることができるので、埋設管路の土被りが800mm程度になっても十分に対応することができる。
【出願人】 【識別番号】390014074
【氏名又は名称】前澤工業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)1月8日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
【公開番号】 特開平11−201298
【公開日】 平成11年(1999)7月27日
【出願番号】 特願平10−2345