| 【発明の名称】 |
切換弁組立体 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮 添 真 司
【氏名】金 子 隆 司 郎
【氏名】佐 藤 秀 治
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| 【要約】 |
【課題】複数個のパイロット式切換弁に供給するパイロット流体を、一括して内部パイロット式と外部パイロット式に切り換える切換弁組立体を提供する。
【解決手段】複数個連設したマニホールドベース2の連設方向一端に給排気ブロック4aを取付け、これらの部材に設けた、圧力流体の供給流路6、排出流路7、パイロット供給流路8及びパイロット排出流路9を、給排気ブロック4aの切換部材取付部5に開口させる。取付部5に第1の切換部材31を取付けると、該切換部材に設けた供給連通路34によって供給流路6とパイロット供給流路8が連通するので、切換弁3のパイロット流体が一括して内部パイロット式となり、第2の切換部材32を取付けると、パイロット供給流路8が該切換部材に設けたパイロット供給口36に連通するので、パイロット流体が一括して外部パイロット式となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数個連設したマニホールドブロックと、上記マニホールドブロックの少なくとも連設方向の一部に取付けた給排気ブロックと、上記マニホールドブロック上にそれぞれ設置したパイロット式切換弁とを備え、上記給排気ブロックから、マニホールドブロックを通して、パイロット式切換弁に一括して主流体とパイロット流体とを給排する切換弁組立体であって、上記給排気ブロックに、マニホールドブロックの供給流路及び排出流路と連通する流路と、パイロット供給流路及びパイロット排出流路と連通する流路とを開口させて、それらの開口部分に上記パイロット式切換弁に給排するパイロット流体を内部パイロット流体とする第1の切換部材と、該パイロット流体を外部パイロット流体とする第2の切換部材のいずれかを選択的に取付ける取付部を形成した、ことを特徴とする切換弁組立体。 【請求項2】マニホールドブロックが、連設方向に貫通して給排気ブロックに開口する、圧力流体の供給流路及び排出流路、並びにパイロット供給流路及びパイロット排出流路を備え、第1の切換部材が、上記供給流路とパイロット供給流路を連通させる供給連通路、及びパイロット排出流路と排出流路を連通させる排出連通路を備え、第2の切換部材が、パイロット供給流路とパイロット排出流路に個別に連通するパイロット供給口とパイロット排出口とを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載した切換弁組立体。 【請求項3】パイロット式切換弁が、マニホールドブロックのパイロット供給流路をパイロット弁の入口ポートに連通させるパイロット入力通路と、パイロット弁の排出ポートをマニホールドブロックのパイロット排出流路に連通させるパイロット排出通路とを備えている、ことを特徴とする請求項2に記載した切換弁組立体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マニホールドブロックによって所望の数連設したパイロット式切換弁に供給するパイロット流体を、一括して内部パイロット式と外部パイロット式とに切り換えることができる切換弁組立体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】手動の切換機構を有し、この切換機構の操作によってパイロット流体を内部パイロット式と外部パイロット式とに切り換えるパイロット式切換弁は、例えば実開昭64−17078号公報によって既に知られている。しかしながら、上記既提案のパイロット式切換弁は、マニホールドブロックに複数個連設した場合は、個々のパイロット式切換弁に設けた切換機構によって、複数個の切換弁を個別に内部パイロット式と外部パイロット式とに切り換えなければならないので、内部式パイロット流体と外部式パイロット流体との切換操作が面倒である。また、各パイロット式切換弁にそれぞれ手動切換機構を設けるために、パイロット式切換弁が高価になる。一方、マニホールドブロックに連設した複数個のパイロット式切換弁に一括して内部式または外部式パイロット流体を給排可能にするにしても、それらの切り換えを可能にするための特別の機構を設けると、一旦内部式または外部式のいずれかに設定した後に、現実的なパイロット切換弁の使用に際して切り換えることは通常行わないので、内部式と外部式とに切り換える切換機構を設けるのは不経済である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、マニホールドブロックによって所望の数連設したパイロット式切換弁に供給するパイロット流体を、一括して内部パイロット式と外部パイロット式とに切り換えることができる切換弁組立体を提供することにある。本発明の他の課題は、内部式または外部式パイロット流体を給排可能にする切換機構を設けることなく、部品の選択により内部式または外部式のいずれかに設定可能にした切換弁組立体を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の切換弁組立体は、複数個連設したマニホールドブロックと、上記マニホールドブロックの少なくとも連設方向の一部に取付けた給排気ブロックと、上記マニホールドブロック上にそれぞれ設置したパイロット式切換弁とを備え、上記給排気ブロックから、マニホールドブロックを通して、パイロット式切換弁に一括して主流体とパイロット流体とを給排する切換弁組立体であって、上記給排気ブロックに、マニホールドブロックの供給流路及び排出流路と連通する流路と、パイロット供給流路及びパイロット排出流路と連通する流路とを開口させて、それらの開口部分に上記パイロット式切換弁に給排するパイロット流体を内部パイロット流体とする第1の切換部材と、該パイロット流体を外部パイロット流体とする第2の切換部材のいずれかを選択的に取付ける取付部を形成したことを特徴としている。 【0005】また、上記切換弁組立体におけるマニホールドブロックは、連設方向に貫通して給排気ブロックに開口する、圧力流体の供給流路及び排出流路、並びにパイロット供給流路及びパイロット排出流路を備え、第1の切換部材が、上記供給流路とパイロット供給流路を連通させる供給連通路、及びパイロット排出流路と排出流路を連通させる排出連通路を備え、第2の切換部材が、パイロット供給流路とパイロット排出流路に個別に連通するパイロット供給口とパイロット排出口とを備えることに特徴がある。 【0006】さらに、上記切換弁組立体におけるパイロット式切換弁が、マニホールドブロックのパイロット供給流路をパイロット弁の入口ポートに連通させるパイロット入力通路と、パイロット弁の排出ポートをマニホールドブロックのパイロット排出流路に連通させるパイロット排出通路とを備えることに特徴がある。 【0007】 【作用及び効果】給排気ブロックに第1の切換部材を取付けると、マニホールドブロックに設置した複数個のパイロット式切換弁を一括して内部パイロット式とすることができ、第2の切換部材を取付けると、これらのパイロット式切換弁を一括して外部パイロット式とすることができる。 【0008】具体的には、給排気ブロックに第1の切換部材を取付けると、この切換部材に設けた供給連通路が、マニホールドブロックと給排気ブロックとに設けた供給流路とパイロット供給流路に通じる流路を連通させ、排出連通路がパイロット排出流路と排出流路に通じる流路を連通させるので、パイロット供給流路から各パイロット式切換弁に供給されるパイロット流体が一括して供給流路を流れる主流体(内部パイロット流体)となり、これらのパイロット式切換弁から排出されるパイロット流体は、パイロット排出流路と排出流路を通って給排気ブロックから一括して外部に排出される。 【0009】また、給排気ブロックに第2の切換部材を取付けると、パイロット供給流路とパイロット排出流路が、第2の切換部材に設けたパイロット供給口とパイロット排出口にそれぞれ連通するので、パイロット供給流路から各パイロット式切換弁に供給されるパイロット流体が一括してパイロット供給口から供給される外部パイロット流体となり、これらのパイロット式切換弁から排出されるパイロット流体は、パイロット排出流路を通って第2の切換部材のパイロット排出口から一括して外部に排出される。 【0010】本発明によれば、給排気ブロックに、第1の切換部材または第2の切換部材のいずれか一方を選択的に取付けることによって、複数個のパイロット式切換弁に供給するパイロット流体を、一括して内部パイロット式または外部パイロット式とすることができるので、個々のパイロット式切換弁に設けたパイロット流体の切換機構によって切換弁毎に切り換える場合に比べて、パイロット流体の切換操作が極めて簡単である。また、個々のパイロット式切換弁にパイロット流体の切換機構を設ける必要がないので、切換弁を安価なものとすることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】図は本発明の実施例を示し、この切換弁組立体1は、所望の数(図示の例は5個)連設したマニホールドブロック2と、これらのマニホールド2に設置したパイロット式切換弁3と、マニホールドブロック2の連設方向両端に取付けた第1、第2の給排気ブロック4a,4bとを備えている。 【0012】図4に詳細を示す上記マニホールドブロック2は、連設方向に貫通する圧力流体の供給流路6及び排出流路7、並びにパイロット供給流路8及びパイロット排出流路9を備え、排出流路7以外の流路はマニホールドブロック2の切換弁設置面に個別に開口し、排出流路7は切換弁設置面の2箇所に開口している。また、マニホールドブロック2は、切換弁設置面とマニホールドブロック2の前面とに開口する第1、第2の出力流路10a,10bを備え、これらの出力流路の前面側の開口に、いわゆるワンタッチ管継手11が取付けられている。このワンタッチ管継手11は、図示を省略しているチューブを挿入するしたときにそのチューブを係止し、リリースブッシュ11aを押し込むと、チューブの係止が解除されて抜き取ることができるものである。 【0013】図4に詳細を示す上記パイロット式切換弁3は、主弁13とソレノイド駆動の第1、第2のパイロット弁14a,14bとを備えている。上記主弁13の弁ボディ15は、圧力流体(主流体)の供給ポートP、第1、第2の出力ポートAとB、及び第1、第2の排出ポートEAとEB、並びにパイロット供給ポートX及びパイロット排出ポートPEを備え、これらのポートは、切換弁3をマニホールドブロック2の切換弁設置面に取付けると、それぞれマニホールドブロック2の対応する流路の開口に気密に連通するように開設している。 【0014】上記弁ボディ15は、供給ポートP、出力ポートA,B及び排出ポートEA,EBが開口する弁孔16を備え、弁孔16に、出力ポートAとBを供給ポートPと排出ポートEAまたはEBとに切り換えて連通させる弁体17が、気密に摺動可能に挿入されている。また、上記主弁13は、弁孔16の軸方向両側に第1、第2のピストン室18a,18bを備え、これらのピストン室に、同径の第1、第2のピストン19a,19bが、気密に摺動可能に挿入されている。 【0015】上記第1、第2のパイロット弁14a,14bは、それぞれパイロット入口ポートp、パイロット出口ポートa及びパイロット排出ポートrを備え、ソレノイドの励磁とその解除とによって、パイロット出口ポートaをパイロット入口ポートpとパイロット排出ポートrとに切り換えて連通させる、周知の3ポート電磁弁として構成されている。そして、上記パイロット弁14a,14bのパイロット入口ポートpは、パイロット弁ボディ20に形成した共通のパイロット入力路21に連通し、パイロット排出ポートrは同じく共通のパイロット排出路22に連通している。 【0016】上記パイロット入力路21は、パイロット入力通路23によってパイロット供給ポートXに連通し、パイロット排出路22は、パイロット排出通路24によってパイロット排出ポートPEに連通している。また、パイロット弁14aの出力ポートaは、第1のパイロット出力通路25aによって第1のピストン室18aに連通し、パイロット弁14bの出力ポートaは、第2のパイロット出力通路25bによって第2のピストン室18bに連通している。 【0017】上記パイロット式切換弁3は、第1のパイロット弁14aのソレノイドを励磁すると、第1のピストン室18aに供給されるパイロット流体によって、第1のピストン19aと弁体17とが第2のピストン19bを押圧しながら図において右動するので、出力ポートAと供給ポートP、及び出力ポートBと排出ポートEBが連通する。したがって、マニホールドブロック2の第1の出力流路10aから圧力流体が出力される。また、第1のパイロット弁14aのソレノイドの励磁を解除して第2のパイロット弁14bのソレノイドを励磁すると、第2のピストン室18bに供給されるパイロット流体によって、第2のピストン19bと弁体17とが第1のピストン19aを押圧しながら図において左動するので、出力ポートBと供給ポートP、及び出力ポートAと排出ポートEAが連通する。したがって、マニホールドブロック2の第2の出力流路10bから圧力流体が出力される。 【0018】なお、図示のパイロット式切換弁3は5ポート弁であるが、本発明の切換弁は5ポート弁に限定されるものではなく、3ポート弁または4ポート弁とすることができる。また、本発明の切換弁は、2個のパイロット弁14a,14bを有するダブルソレノイド形に限定されるものではなく、1個のパイロット弁によって主弁の弁体を駆動するシングルソレノイド形の切換弁とすることができる。 【0019】図3に示すように、上記給排気ブロック4aにおいて、前記マニホールドブロック2の供給流路6及び排出流路7と連通する流路である供給流路6及び排出流路7と、同パイロット供給流路8及びパイロット排出流路9は、第1、第2の切換部材31と32とを選択的に取付ける取付部5に、流路6a〜9aによりそれぞれ相互に近接して開口している。また、上記供給流路6と排出流路7は、その前面に開設した主流体供給口28と主流体排出口29とにそれぞれ連通し、これらの開口にそれぞれワンタッチ管継手30が取付けられている。また、給排気ブロック4bにおける上記流路6ないし9は、それぞれマニホールドブロック2との連設方向に貫通し、その開口は蓋27または蓋を兼ねた端子箱43によって気密に閉鎖されている。なお、切換弁組立体1の設置態様によっては、図示したように複数の給排気ブロック、すなわち、第1の給排気ブロック4a及び第2の給排気ブロック4bを設けることができるが、単一の給排気ブロックのみとすることもできる。 【0020】上記第1の給排気ブロック4aの取付部5には、第1の切換部材31と第2の切換部材32とが選択的に取付けられる。プレート状をなす第1の切換部材31は、取付部5側が開口する溝によって形成された供給連通路34と、排出連通路35とを備えている(図3参照)。そして、取付部5に第1の切換部材31を取付けると、供給連通路34が相互に近接する位置に開口させた供給流路6とパイロット供給流路8に通じる流路6a,8aを、排出連通路35が相互に近接する位置に開口させた排出流路7とパイロット排出流路9に通じる流路7a,9aをそれぞれ連通させる。 【0021】一方、ブロック状をなす第2の切換部材32(図5及び図6参照)は、パイロット供給流路8とパイロット排出流路9に通じる流路8a,9aの取付部5における開口を、該切換部材の前面に開口するパイロット供給口36とパイロット排出口37に連通させる外部パイロット供給通路38と外部パイロット排出通路39を備え、パイロット供給口36とパイロット排出口37にそれぞれワンタッチ管継手40が取付けられている。また、切換部材32は流路6a及び流路7aを閉鎖している。 【0022】図中の符号41は、第1の給排気ブロック4aの取付部5に設けた、第1、第2の切換部材31,32を取付けるための取付ナット、符号42は給排気ブロック4aと4bに形成した切換弁組立体1を取付けるための取付孔、符号43は複数個のパイロット式切換弁3のソレノイドに一括して給電するための端子箱である。 【0023】上記実施例は、所望の数のマニホールドブロック2と給排気ブロック4a,4bを、図示を省略している適宜の手段によって連設するとともに、各マニホールドブロック2にそれぞれパイロット式切換弁3を取付けると、これらのパイロット式切換弁3の複数のポートが、それぞれマニホールドブロック2の対応する流路の開口に気密に連通する。また、マニホールドブロック2及び給排気ブロック4a,4bに形成した、圧力流体(主流体)の供給流路6、排出流路7、パイロット供給流路8及びパイロット排出流路9がそれぞれ連通する。したがって、給排気ブロック4aに設けた主流体供給口28と主流体排出口29を通して、マニホールドブロック2に設置したパイロット式切換弁3に一括して圧力流体(主流体)を給排することができる。 【0024】図1ないし図3に示すように、取付ねじ44(図2参照)の取付ナット41への螺入によって、給排気ブロック4aの取付部5に第1の切換部材31を取付けると、供給連通路34によって供給流路6とパイロット供給流路8が、排出連通路35によってパイロット排出流路9と排出流路7がそれぞれ連通するので、パイロット供給流路8とパイロット排出流路9によって、供給流路6を流れる主流体を内部パイロット流体として、複数個のパイロット式切換弁3に一括して給排することができる。 【0025】また、図5及び図6に示すように、給排気ブロック4aの取付部5に第2の切換部材32を取付けると、パイロット供給口36がパイロット供給流路8に、パイロット排出口37がパイロット排出流路9にそれぞれ連通するので、パイロット供給流路8とパイロット排出流路9によって、複数個のパイロット式切換弁3に一括して外部パイロット流体が供給することができる。したがって、給排気ブロック4aにおける切換部材の取付部5に、第1の切換部材31または第2の切換部材32を選択的に取付けることによって、パイロット式切換弁3に供給するパイロット流体を、内部パイロット式または外部パイロット式にすることができる。給排気ブロック4bについても同様である。 【0026】上記実施例は、給排気ブロック4aへの第1、第2の切換部材31と32の選択的取付けによって、複数個連設したパイロット式切換弁3を、一括して内部パイロット式と外部パイロット式とにすることができるので、個々のパイロット式切換弁3毎に、内部パイロット式と外部パイロット式とに切り換える場合に比べて、切換操作が極めて簡単である。また、第1、第2の切換部材31と32は、給排気ブロック4aの取付部5に取付けるだけの小さい部品であるから、個々のパイロット式切換弁3に切換機構を設ける必要がないことと相まって、パイロット流体を内部式と外部式とに切り換えることができる切換弁組立体を安価なものとすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000102511 【氏名又は名称】エスエムシー株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】林 宏 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−141712 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−323752 |
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