| 【発明の名称】 |
ボールバルブのシール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】米田 豊彦
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、ボールバルブのシール構造に関する。
【解決手段】この発明は、ボール圧接部とリテーナとを一体に形成した環状シール体をボールバルブとバルブケースとの間に介設したことを特徴とするボールバルブのシール構造を提供せんとするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ボール圧接部とリテーナとを一体に形成した環状シール体(M) をボールバルブ(5) とバルブケース(C) との間に介設したことを特徴とするボールバルブ(5) のシール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ボールバルブのシール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ボールバルブのシール構造は、ボールバルブの摺動面とバルブケースのボール保持部の間に環状シールを介設しており、環状シールはケース内側に取付けたリテーナによってケース側に保持されている。 【0003】すなわち、ボールとケースとの間のシール部材は、リテーナと環状シールとの組合わせにより構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、流路を急激に閉塞したり、急激なる水圧の変化が生起すると水圧がリテーナと環状シールとの間隙に侵入して環状シールを剥離したり、リテーナの背面に水圧がかかってリテーナが飛出す等の不測の事態が生起するおそれがあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、ボール圧接部とリテーナとを一体に形成した環状シール体をボールバルブとケースとの間に介設したことを特徴とするボールバルブのシール構造を提供せんとするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】この発明では、環状シール体をボール圧接部とリテーナとの一体構成とし、その内部に環状鉄芯を埋設しているので、水圧が環状シール体の背面にかかっても、剥離したり、飛出すことがなく、特に、ケースとボールバルブとの間に介設したシールが、ボール圧接部と一体構成のリテーナであるので、ケース内側の環状シールの保持部に可及的に一致する形状に構成すれば、背圧がかかりにくく、剥離現象を防止することができる。 【0007】 【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、図1は本発明のシール構造を有するボールバルブAを示すものであり、バルブケースCは、円筒状の流入ケース1と、流出ケース2との間に本体ケース3を介設して構成しており、本体ケース3には、垂直に配設されたバルブ軸4の下端にボールバルブ5が収納連設されている。 【0008】ボールバルブ5は、本体ケース3中に収納され、流入ケース1と流出ケース2の開口端面で出入口側より圧接されて保持されている。 【0009】すなわち、流入ケース1と流出ケース2の開口部に設けたフランジ1′,2′端面と、本体ケース3の両側端面との間には、環状シール体Mが介設されるだけの凹部6が形成され、同凹部6中に環状シール体Mが挾持固定されている。 【0010】環状シール体Mは、図2、図3、図4に示すように、弾性素材の環状体中に環状鉄芯7を埋設しており、環状体の内周面、すなわち、ボールバルブ5のと圧接面はやや弯曲したボール圧接部M-1 を形成し、その後部で環状シール体Mの大部分をリテーナM-2 で構成しており、従って、環状シール体Mはボール圧接部M-1とリテーナM-2 とより一体に形成されていることになる。 【0011】この環状シール体Mの形状は、従来のリテーナの形状と環状シールの形状とを一体に構成したものであり、しかも、この環状シール体Mの外形の形状に対応して、凹部6も同一形状に形成されている。 【0012】図3に示すのは、環状シール体Mの断面全体図であり、リテーナ部分も一体に形成されたシール体であることがわかる。 【0013】図4は、その一部の拡大図であり、ボールバルブ5との圧接側と反対側は、周面に一部低い段差8を形成しており、かかる段差8に対応すべく凹部6は、流入ケース1と流出ケース2のフランジ1′,2′端面に形成されている。 【0014】9,10はボールバルブ5の流入口及び流出口を示す。 【0015】なお、上記した実施例では、環状シール体Mが、ボールバルブ5の流入側及び流出側の両側に配設されているが、ボールバルブ5の流出側、すなわち、水流圧がボールバルブ5を介して直接にかかる側にのみ環状シール体Mを配設する場合もある。 【0016】11は、ボールバルブ5を回転操作するためのハンドルを示す。 【0017】12は、本体ケース3と、流入ケース1又は流出ケース2との間のシール部材を示す。 【0018】なお、必要により、ボール圧接部M-1 の外表面を、テフロンコーティングし、耐摩耗性の向上、滑動性の向上をはかることもできる。 【0019】 【発明の効果】この発明によれば、ボールバルブとバルブケースの内側との間に介設する環状シール体を、ボール圧接部とリテーナとの一体構成としたので、従来の環状シールとリテーナとの別体構成に比し、水圧がかかる間隙が少く、しかもバルブケース内側で確実に保持されるので、背圧により飛び出すおそれもなく、シール機能を充分に果しうる効果があり、更には、従来の二部材が一部材となるので、構造もシンプルとなり、組立作業も簡便となる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000240673 【氏名又は名称】ヨネ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−141699 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月25日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−306831 |
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