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【発明の名称】 電磁比例圧力制御弁
【発明者】 【氏名】土屋 秀樹

【要約】 【課題】エアブリーダ等の特別な装備を必要としないで、弁内部の作動油に混入しているエアを自動的に排出し得る電磁比例圧力制御弁を提供する。

【解決手段】制御圧力Pcが導かれる圧力室4における受圧面積差によりスリーブ3に作用する力と、コイル20による電磁力により可動鉄心15が摺動してスリーブ3に及ぼす力とのバランスする位置にスリーブ3を摺動させ、このスリーブ3の摺動位置に応じて制御ポート3に導入される制御圧力Pcを制御するとともに、可動鉄心15の貫通孔15Aに形成したオリフィス18に作動油を流通させることにより可動鉄心15の摺動に減衰力を与え、弁の作動を安定化する電磁比例圧力制御弁において、スプール3に形成した貫通孔3C、3Dが制御ポート5から戻りポート7への流体通路を構成するようにし、貫通孔3Cと貫通孔15Aを連通させることで、オリフィス18を流通する作動流体が自動的に入れ替えられるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】高圧の供給圧が導入される供給ポートと、ドレーン側に通じる戻りポートと、制御ポートへの前記供給ポートの開口面積が拡大していく一方で前記制御ポートへの前記戻りポートの開口面積が縮小していく供給方向と、前記制御ポートへの前記供給ポートの開口面積が縮小していく一方で前記制御ポートへの前記戻りポートの開口面積を拡大していく戻り方向とに摺動可能なスプールと、コイルへの通電で発生した推力で摺動して前記スプールを前記供給方向に付勢する可動鉄心と、前記制御ポートの制御圧力にしたがって前記スプールを前記戻り方向に付勢する付勢手段と、前記可動鉄心の摺動に減衰力を付与するオリフィスと、このオリフィスを流通する作動流体が充填される流体室と、を備えた電磁比例圧力制御弁において、前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路と前記流体室とを連通させたことを特徴とする電磁比例圧力制御弁。
【請求項2】前記流体室は前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の電磁比例圧力制御弁。
【請求項3】前記流体室を前記スプールの一端付近に設けるとともに、前記戻りポートを前記スプールの他端付近に設け、前記スプールの軸上に貫通穴を形成し、前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路は、前記制御ポートから低圧ポートを通って前記スプールの一端側に達して流体室側に連通したのち前記貫通穴を通って前記スプールの他端側に達して前記戻りポートに通じる通路であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁比例圧力制御弁。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアクチュエータの圧力制御等に用いられる電磁比例圧力制御弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車や産業車両における圧力制御、特にアクチュエータの圧力制御には、例えば図2に示すような、制御圧力Pcを制御する電磁比例圧力制御弁が用いられる。
【0003】図示されるように、この電磁比例圧力制御弁では、ハウジング101に形成されたシリンダ102には、同軸上にスプール103が収容され、このスプール103は軸方向に摺動自在となっている。このスプール103の両端には、拡径されたランド部103A、103Bが備えられ、シリンダ102内周面に接している。これらのランド部103A、103Bの径は、後述のロッド111側(図2の右側)のランド部103Bの方が大きくなっており、後述するように、この径の違いに基づく受圧面積の差によってスプール103にロッド111方向に向かう力が作用するようになっている。なお、シリンダ102内径は、これらのランド部103A、103Bの径の大小に合わせて、段部102Aからランド部103A側が細くなっている。
【0004】シリンダ102内周面には、制御圧力Pcが通じる制御ポート105と、図示されないポンプからの供給圧力Psが導入される供給ポート106と、ドレーン側の戻り圧力Prが通じる戻りポート107が、それぞれ開口している。
【0005】これらのうち、制御ポート105は、ランド部103A、103Bの間に画成される圧力室104に連通する。
【0006】また、供給ポート106および戻りポート107は、スプール103の摺動位置に応じて、供給ポート106はランド部103Aにより、また戻りポート107はランド部103Bにより、圧力室104との間の開口面積が変化するようになっている。なお、スプール103両端の端室108、109は、連絡通路110で互いに連通するとともに、戻りポート107とも連通し、戻り圧力Prが導かれている。
【0007】スプール103のランド部103B側端部には、同軸的に配設されたロッド111の先端が当接する。このロッド111は、固定鉄心112の軸上に相対運動可能に貫通するとともに、基端部を可動鉄心113に同軸的に固定されている。
【0008】固定鉄心112は、ハウジング101の端室109側に取り付けられている。また、この固定鉄心112のハウジング101と反対側には、パイプ114を介してスリーブ115が同軸的に固定されている。可動鉄心113は、このスリーブ115の同軸上に、非磁性材料からなる摺動部材116を介して、摺動自在に収容されている。
【0009】可動鉄心113(スリーブ115)の外周側には、コイル117が配設され、このコイル117への通電により発生した電磁力により、可動鉄心113が軸方向に駆動される。このコイル117は、筒体118と一対のリング状ヨーク119、120からなるケース121に収容され、このケース121内に充填されたモールド樹脂122により固定されている。
【0010】また、この可動鉄心113の摺動に減衰力を付与するために、可動鉄心113が収容されるスリーブ115(摺動部材116)、固定鉄心112およびプラグ123により画成される空間には作動油が充填されるとともに、可動鉄心113の両端の端室124、125を連通する通孔126が、可動鉄心113の軸と平行に形成され、かつプラグ123側の端室125への通孔126の出口にはオリフィス127が設けられる。これにより、端室124、125間を流通する作動油の流れにはオリフィス127による抵抗が与えられ、可動鉄心113の摺動には減衰力が付与され、可動鉄心113の安定性が確保される。
【0011】このような構成により、コイル117に通電がなされると、可動鉄心113が軸方向に駆動され、ロッド111先端に押されたスプール103は、定常位置から、図の左方向に摺動する。すると、供給ポート106と圧力室104(制御ポート105)間の開口面積が大きくなり、供給圧Psが制御ポート105へと導かれ、制御圧Pcが上昇する。
【0012】ところで、スプール103には、ランド部103A、103Bの受圧面積の差ΔAに起因した力ΔA×(Pc−Pr)が、ロッド111の押圧力に対抗する方向に作用しているが、この力は制御圧Pcに比例して上昇する。したがって、制御圧Pcがロッド111の押圧力と釣り合うところまで上昇すると、スプール103はロッド111を押し返す方向に移動し、供給ポート106の開口面積は再び小さくなる一方で、戻りポート107の開口面積が大きくなるので、今度は戻りポート107から戻り圧力Prが導入される。このようにして、圧力室104内の制御圧Pcがコイル117による電磁力と釣り合うところで、スプール103は定常位置に戻り、制御圧力Pcは所望の圧力に安定するように制御される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような電磁比例圧力制御弁では、前述したとおり、オリフィス127により可動鉄心113の摺動に減衰力を与えているが、この減衰力は作動油にエアが混入しているときには、著しく低下してしまう。このため、この従来の電磁比例圧力制御弁では、プラグ123にエアブリーダ129を取り付け、可動鉄心113周囲に充填されている作動油からエアを強制的に排出させていた。
【0014】しかしながら、このように、エアブリーダ129を用いてエア排出するのでは余計な手間がかかるうえ、エアブリーダ129の分だけ、電磁比例圧力制御弁の全長が長くなってしまい、またコストもアップしてしまう。
【0015】本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、エアブリーダ等の特別な装備を必要としないで、弁内部の作動油に混入しているエアを自動的に排出し得る電磁比例圧力制御弁を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、高圧の供給圧が導入される供給ポートと、ドレーン側に通じる戻りポートと、制御ポートへの前記供給ポートの開口面積が拡大していく一方で前記制御ポートへの前記戻りポートの開口面積が縮小していく供給方向と、前記制御ポートへの前記供給ポートの開口面積が縮小していく一方で前記制御ポートへの前記戻りポートの開口面積を拡大していく戻り方向とに摺動可能なスプールと、コイルへの通電で発生した推力で摺動して前記スプールを前記供給方向に付勢する可動鉄心と、前記制御ポートの制御圧力にしたがって前記スプールを前記戻り方向に付勢する付勢手段と、前記可動鉄心の摺動に減衰力を付与するオリフィスと、このオリフィスを流通する作動流体が充填される流体室とを備えた電磁比例圧力制御弁において、前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路と前記流体室とを連通させた。
【0017】第2の発明では、前記流体室は前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路の一部を構成する。
【0018】第3の発明では、前記流体室を前記スプールの一端付近に設けるとともに、前記戻りポートを前記スプールの他端付近に設け、前記スプールの軸上に貫通穴を形成し、前記制御ポートから前記戻りポートへの流体通路は、前記制御ポートから低圧ポートを通って前記スプールの一端側に達して流体室側に連通したのち前記貫通穴を通って前記スプールの他端側に達して前記戻りポートに通じる通路である。
【0019】
【発明の作用および効果】本発明では、付勢手段は制御ポートに導かれた制御圧力にしたがってスプールを戻り方向に付勢する一方で、可動鉄心はコイルへの通電量にしたがってスプールを供給方向に付勢しており、スプールは、この付勢手段による力が可動鉄心からの力とちょうどバランスするように、制御圧力が導入される位置に保持されている。このように付勢手段からの力と可動鉄心からの力とがバランスしている状態から、コイルへの通電量を増加して可動鉄心からの力を増加させると、スプールは供給方向に摺動し、供給ポートとの間の開口面積が大きくなった制御ポートの制御圧力は、可動鉄心からの力とバランスするまで上昇し、その位置でスプールの摺動が止まる。また、コイルへの通電量を減少して可動鉄心からの力を減少させると、スプールは戻り方向に摺動し、戻りポートとの間の開口面積が大きくなった制御ポートの制御圧力は、可動鉄心からの力とバランスするまで下降し、その位置でスプールの摺動が止まる。このようにして制御ポートの圧力は、コイルへの通電量により制御される。
【0020】ところで、このような制御における可動鉄心の摺動には、オリフィスにより減衰力が付与され、弁の作動の安定性向上が図られているが、本発明では、このオリフィスを流通する作動流体が充填される流体室は、制御ポートから戻りポートに至る流体通路と連通しているので、制御圧力を減少させるとき、制御ポートから戻りポートに大量に作動流体が流れると、流体室に充填されていた流体は排出されて、制御ポートからの流体に入れ替わる。特に第2の発明では、流体室が流体通路の途上にあるので、流体室の作動油は完全に入れ替えられる。
【0021】したがって、オリフィスを流通する流体室内の作動流体は、常にエアが混入していない作動流体に自動的に維持され、オリフィスによる減衰力の発生が弱められてしまうことはない。また、流体室内の作動流体からエア抜きをするために、特にメンテナンスが必要となることはなく、また、エア抜き用の装備も必要なくなるので、電磁比例圧力制御弁の小型化および低コスト化を図ることが可能となる。
【0022】また、第3の発明では、スプールを挟んで反対側に流体室と反対側とが設けられており、流体通路は流体室側から戻りポート側に流体を導く必要があるが、スプールには軸上を貫通する貫通穴が形成されており、制御ポートから流体室側を通って戻りポートに抜ける流体通路は、制御ポートから低圧ポートを通り、貫通穴の流体室側端部から戻りポート側端部に抜ける通路として構成できる。したがって、バルブボディは流体通路を形成しなくてよい分だけ小さくすることができ、スプールを小さくしないで弁全体の小型化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】図1には、本発明の電磁比例圧力制御弁の全体構成を示す。
【0025】図示されるように、ハウジング1に形成されたシリンダ2の同軸上には、スプール3が軸方向に摺動自在に収容されている。このスプール3の両端には、シリンダ2内周面に摺接するランド部3A、3Bが備えられる。このうち、後述する可動鉄心15側(図の右側)にあるランド部3Bの径は、反対側のランド部3Aの径よりも大きくなっており、これに対応して、シリンダ2内径は、段部2Aからランド部3A側が細くなっている。なお、ハウジング1はブラケット19に位置決め固定されている。
【0026】ランド部3A、3Bの間には、圧力室4が画成される。シリンダ2内周面に開口した制御ポート5は、この圧力室4に常時連通し、制御圧力Pcが導入されている。電磁比例圧力制御弁は、この制御圧力Pcを制御する。
【0027】また、シリンダ2内周面には、供給ポート6が圧力室4と連通するように開口し、この供給ポート6には、図示されないポンプからの高圧の供給圧力Psが導入されている。この場合、供給ポート6と圧力室4(制御ポート5)との間の開口面積は、スプール103の摺動位置に応じてランド部3Aにより変えられるようになっている。すなわち、スプール3が定常位置から可動鉄心15に押されて端室8方向(図の左方向)に移動する(供給方向に移動する)と、圧力室4と供給ポート6との間の開口面積が拡大され、圧力室4(制御ポート5)に高圧が導入されるようになっている。
【0028】また、シリンダ2内周面には、ドレーン側の戻り圧力Prが導かれる戻りポート7が開口している。この戻りポート7は、スプール3基端部によりシリンダ2内に画成される端室8と常時連通する。
【0029】可動鉄心15と当接するスプール3先端の外周には、端室9が形成されている。この端室9には、スプール3の軸上を貫通する貫通孔3Cおよび分岐孔3Dを介して、端室8から戻り圧力Prが導入される。
【0030】さらに、この端室9は、シリンダ2内周面に圧力室4と連通するように開口する低圧ポート10と、連通孔11を介して連通する。この低圧ポート10と圧力室4(制御ポート5)との間の開口面積は、スプール3の移動によりランド部3Bによって変えられる。すなわち、制御圧力Pcが高まりスプール3が定常位置から可動鉄心15を押す方向(図の右方向)に移動する(戻り方向に移動する)と、圧力室4と低圧ポート10との間の開口面積が大きくなり、圧力室4(制御ポート5)の圧力がドレーン側に逃がされるようになっている。
【0031】ハウジング1の端部には、非磁性材料からなるパイプ12を介してスリーブ13が固定され、可動鉄心15は、このスリーブ13の同軸上に、摺動部材14を介して摺動自在に収容される。
【0032】この可動鉄心15には、軸上を貫通するように貫通孔15Aが形成され、スプール3に形成された貫通孔3Cと連通している。また、スリーブ13のスプール3と反対側の端部は、非磁性材料からなるプラグ16で閉鎖され、このプラグ16と可動鉄心15の間には、端室17が画成される。貫通孔15Aの、この端室17への開口部には、オリフィス18が設けられている。
【0033】可動鉄心15を駆動するコイル20は、スリーブ13の外周から、パイプ12およびハウジング1の外周にかけて配設される。コイル20は、筒体21と一対のリング状ヨーク22、23とからなるケース24内に収容され、このケース24内に充填されたモールド樹脂25により固定されている。
【0034】つぎに作用を説明する。
【0035】電磁比例圧力制御弁では、スプール3には、コイル20への通電により発生した電磁力が可動鉄心15を介して作用している一方で、ランド部3A、3Bの受圧面積の差ΔAに起因して、可動鉄心15側に向かう流体力ΔA×(Pc−Pr)が作用している。そして、スプール3は、この流体力が電磁力とちょうどバランスするように、圧力室4(制御ポート5)に制御圧力Pcが導入される位置に保持されている。
【0036】この状態から制御圧力Pcを上昇させるときには、コイル20への通電量を、目標圧力に相当する通電量にまで増大させ、これにより増大した電磁力により、可動鉄心15をスプール3側に移動させる。これにより、可動鉄心15に押されたスプール3は端室8方向に移動し、供給ポート6の圧力室4への開口面積が拡大するので、制御ポート5には供給ポート6から高圧の供給圧力Psが導入され、制御ポート5の制御圧力Pcは上昇していく。そして、流体力ΔA×(Pc−Pr)が電磁力とバランスするまで上昇したところで、すなわち、制御圧力Pcが目標圧力に達したところで、スプール3の摺動は停止して、制御圧力Pcは目標圧力に保持される。
【0037】一方、制御圧力Pcを下降させるときには、コイル20への通電量を少なくし、スプール3をランド部3A、3Bの受圧面積差に基づく流体力ΔA×(Pc−Pr)によって可動鉄心15側に移動させ、低圧ポート10と圧力室4との開口面積を拡大する。すると、作動油は、制御ポート5から、圧力室4、低圧ポート10、連通孔11、端室9、貫通孔3C、端室8を順次通って、戻りポート7へと大量に流れ込む。これにより制御ポート5の圧力Pcは減少し、スプール3は流体力と電磁力がバランスするところで止まる。
【0038】ところで、このような圧力制御において、可動鉄心15が摺動するとき、拡大縮小する端室17には貫通孔15Aを介して作動油が流出および流入するが、この流れにはオリフィス18において抵抗が発生する。これにより、可動鉄心15の摺動には減衰力が与えられ、可動鉄心15の動きの安定化が図られている。
【0039】この場合、端室9は制御ポート5から戻りポート7への作動油の流れの中に配置されており、端室9内の作動油は制御圧力Pcを下降させる制御を行うごとに入れ替えられる。すなわち、制御ポート5の作動油は制御圧力Pcの上昇時に供給ポート5から大量に供給されたものであり、端室9内の作動油は、制御圧力Pcの下降時に戻りポート7へと排出され、制御ポート5からの作動油と入れ替わる。したがって、端室9内から貫通孔15A、端室17にかけての作動油にエアが混入したとしても、制御圧力Pcを下降させるたびに、このエアが混入した作動油は、端室9から戻りポート7側に自動的に排出される。
【0040】このように、本発明によれば、可動鉄心15の周囲の作動油から自動的にエアを排出することができ、作動油に混入したエアが原因で、オリフィス18により発生する可動鉄心15の摺動に対する減衰力が弱まってしまうことはないので、作動油からのエア排出作業を特に行う必要がなくなる。また、このようなエア排出のためにエアブリーダを備える必要もなくなるので、電磁比例圧力制御弁を小型化することができる。
【0041】また、制御ポート5から戻りポート7に至る流体通路は、スプール3を貫通しする貫通穴3cにより構成されているので、流体通路を形成しなくてよい分だけハウジング(バルブボディ)1を小さくすることができ、弁の小型化を図ることができる。また、この場合、スプール3の径が小さくなる訳ではないので、弁を小型化したとしても、流体力ΔA×(Pc−Pr)を得るための受圧面積差ΔAを十分に確保することができる。
【出願人】 【識別番号】000000929
【氏名又は名称】カヤバ工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)10月27日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
【公開番号】 特開平11−132353
【公開日】 平成11年(1999)5月21日
【出願番号】 特願平9−293833